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映画『無限の住人』ネタバレあらすじ感想

映画無限の住人ネタバレあらすじキャスト評価

映画『無限の住人』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『無限の住人』です。

『無限の住人』は木村拓哉さん主演ということで公開当時もかなり話題になっていたこの映画、描写はなかなかに三池崇史監督らしさ満載な感じで目を背けてしまいたくなるシーンもあるのですが、観ていて痛快で魅入ってしまう作品となっています。

木村拓哉さんはじめ出演者が豪華ですので、そこも見どころとなっています。

主演の木村拓哉さんも新境地と言っていいのではというぐらい、新しい役者・木村拓哉を見せてくれています。

それでは『無限の住人』の映画紹介です。

映画『無限の住人』は2017年に公開された日本映画です。

上映時間は141分。

原作は月刊アフタヌーンで連載されていた沙村広明の『無限の住人』。

テレビアニメ化され、舞台化され、初の実写映画化が今回の作品となっています。

監督は三池崇史監督

『漂流街』『着信アリ』『ゼブラーマン』『46億年の恋』『龍が如く 劇場版』『クローズZERO』『ヤッターマン』『十三人の刺客』『愛と誠』『悪の教典』『藁の楯』『テラフォーマーズ』『土竜の唄 香港狂騒曲』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章』などなど、話題作も非常に多く世界でも名が知られている映画監督です。

キャストは

万次…木村拓哉

浅野凜/町…杉咲花

天津影久…福士蒼汰

尸良…市原隼人

乙橋槇絵…戸田恵梨香

百琳…栗山千明

凶戴斗…満島真之介

司戸菱安…金子賢

八百比丘尼…山本陽子

黒衣鯖人…北村一輝

阿葉山宗介…石橋蓮司

浅野虎巌…勝村政信

浅野虎秀…菅田俊

天津三郎…音尾琢真

閑馬永空…市川海老蔵

吐鉤群…田中泯

伊羽研水…山崎努

ほか。すごい豪華キャスト…。

映画『無限の住人』ネタバレ・あらすじ

万次(木村拓哉)の前に現れる一人の老婆。万次が老婆と言葉を交わしている隙に万次は妹の町(杉咲花)を見失ってしまいます。

町を探しに行った万次の前に現れたのは、見るからに屈強そうな男たちの集団で、町はその集団に捕らえられていました。

集団の取り仕切っている司戸(金子賢)に町を解放するように話す万次でしたが、万次は懸賞金が懸けられている男で、司戸たちは万次の命を取り多額の懸賞金を頂こうと目論みます。

簡単に町を解放したかのように見えましたが、町が万次の元に戻ろうとした際に町は男たちに斬り捨てられてしまいます。

怒りに満ちた万次と懸賞金を求める男たちとの戦いが始まります。

まさに多勢に無勢という形でしたが、万次はこの集団に勝利を収めます。

しかし万次も深い傷を負ってしまい、妹の町の元へ向かおうとしますが力尽きてしまいます。力尽きる寸前の万次の前に再び老婆が姿を現します。

そして老婆は万次の身体に血仙蟲を入れました。すると万次は命を落とすことなく復活しました。万次は不死身の身体を手に入れたのです。

そんな万次の元に用心棒になって欲しいという少女が現れます。

名は凜(杉咲花)といい、元々は剣術の道場の一人娘で県の稽古に励んでいたものの、天津影久(福士蒼汰)を中心とした集団に道場破りに遭い、父親を殺されてしまいました。

そんな凜の前に謎の老婆が現れ、不死身の男を探して用心棒にして復讐をするように言葉をかけます。母親も奪われた凜は復讐を果たすことを誓います。

凜の用心棒になって欲しいという頼みを最初は鼻で笑って取り合わなかった万次ですが、結局凜の用心棒になることを決めます。凜の姿は亡くした妹・町にそっくりでした。

天津への復讐を果たすべく万次と凜の旅が始まります。

万次と凛はすぐに凛の復讐の相手である天津と会う事になります。

大勢の部下を引き連れている天津たちに対して万次が深手を負いますが、いくら傷をつけられても万次の体はすぐに復活しました。

不死身の体を持っている万次でしたが、同じように不死身の体を持った閑馬永空(市川海老蔵)と出会います。

万次と同じ不老不死の体を持っている閑馬は万次をどうやったら絶命させられるかも知っています。

万次はここで一つの思いが頭をよぎります。閑馬に殺してもらうことも悪くないと考えたのでした。

万次にとって自分を殺すことのできる人間は貴重でした。しかし今は凛の存在があります。万次は考え直し凛のために生きることを選択しました。

天津の一団が万次が成敗したよりも多くの被害が出ているという話を万次は耳にします。

どうやらそれは尸良(市原隼人)という男の影響のようでした。尸良と顔を合わせた万次は尸良が特に自分たちの敵ではないと判断します。

しかし尸良は狂気じみた男で人を殺めることに喜びを感じていてそのために天津たちを襲っていました。

凜はそんな尸良と行動を共にする気には到底なれず、万次と凛は尸良と別れて先へ進みました。

道中で万次と凛の絆は自然と深まっていきました。

凜は万次を大切に思う気持ちが強くなり、自分の復讐に付き合わせ万次を傷つけたくないと思い始めます。

そして凜はそんな思いから行動に出ます。万次を置いて一人で天津の元へと向かったのです。

凜が自分を置いて天津の元へ向かったと気付いた万次は急いで凜を追いかけます。万次にとっても凜は大切な存在になっていました。

天津は裏切りに遭い満身創痍になっていました。

天津は仲間を皆殺しにされ自分も傷を負いさらに追手たちに追われていました。

そんな時に凛と出会います。天津を追ってきている敵もいる中で、天津と凛も対峙することになります。そしてそこへ凜を追いかけてきていた万次が現れたのでした。

万次が駆け付けた時には凜も多勢の敵に狙われていて、万次は天津との勝負を後回しにして大勢の敵を天津と共に駆逐していきます。

そして全員を成敗することに成功しますが、その時には天津と万次は2人も傷だらけでボロボロの状態になっていました。

そんな状態の中で万次と天津は闘いを開始します。激しい戦いの末天津がガクッと膝から崩れ落ちました。

万次は凜が復讐を果たせるように刀を凜に渡します。しかし凜は天津にとどめを刺すことができませんでした。

天津は立ち上がりゆっくりと万次と凛に背を向けて歩き出します。

凜は意を決して天津に向かって走り出します。

天津は振り返り斬りに来た凜に刀を振り下ろしました。

しかし天津の刀は万次が体を張って受け止めます。

凜は復讐を果たすことができるのか…?

万次の運命は…?

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映画『無限の住人』感想・評価

原作の漫画は読んだことがないのですが、設定の発想やストーリーが非常に楽しめるなと思いました。

原作を読んでいる方々はイメージなども結構あると思うのですが、僕は画すら見たことがないのでまっさらな状態でこの映画『無限の住人』を楽しませて頂きました。

なので原作のイメージや世界観との違いがあったのかは正直わかりません。原作漫画を知らないせいか、漫画が元になっているという事をまったく意識せずに映画を楽しめました。

僕はまったくと言っていいほど漫画を読まないので、マンガ原作の大体の映画はこういった感じで楽しめます。いいか悪いかは時と場合によるかもしれませんが。

映画『無限の住人』ですが、はっきり言って万人にウケる映画ではないかといった感想です。

三池崇史監督の映画は正直その傾向が強いので珍しい事ではないのですが…やはり結構エグイ描写も入ってきますし。リアルな描写ということなのですが。

映画を観ている最中、同じく三池崇史監督の映画『十三人の刺客』を思い出してしまいました。時代物ということでなんだか頭をよぎってしまったのです。

ただ僕はこの『無限の住人』しっかり楽しませて頂きました。

個人的に木村拓哉さんが好きということも大きいのかもしれませんが、十分楽しませて頂きました。

今回の万次のうようなキャラクターを演じている木村拓哉さんはなかなかお目にかかれていなかったので、新鮮でしたし魅力的でした。やはり目がいいですよね、木村拓哉さん。

目で多くを語れる俳優と言いますか、深い目をしているなぁと感じました。

前々から思っていましたが今回の『無限の住人』の万次役でもかなり感じました。

特にラストシーンの、まさにラストカットの木村拓哉さんの目の芝居は鳥肌物でした。

ああいう演技が絵になるからやはり選ばれし者なんだよなぁと思ってしまいました。

そして他の出演者の方々も素晴らしくて、皆さん見事に印象を残すお芝居をされていました。

金子賢さんに関しては僕は久しぶりに演じている姿を見たので最初誰だかわからなかったのですが、喋り方で『あれ?この喋り方って誰だっけ??』と気になってしまい、一人で考えた末に『あ~!そうだ!この喋り方は金子賢さんだ!』と思い出してスッキリしていました。

特殊メイクに近いメイクをされていたのでビジュアルだとわからなかったのです。

でも喋り方ですぐに『あれ?誰だっけこの喋り方?』と思ったので、これまで意識したことなかったですけど金子賢さんの喋り方って特徴的なんだなと初めて知りました。

市原隼人さんも特に印象に残っています。

役作りのためにハイエナの動画を見たとダウンタウンなうでお話されていましたが、確かにすごく良かったです。

余談ですが市原隼人さんって絶対いい人だと思うんです。

優しさが滲み出ている感じがするんです。個人的に感じる印象ですが。

戸田恵梨香さんは最初戸田恵梨香さんってわからなかったぐらい、いつもと違う雰囲気で出演されていました。

ただ綺麗な人だなぁとはやっぱり最初から思っていましたが。

三池崇史監督らしさも楽しめる、木村拓哉さんの新たな面も楽しめる映画です。

映画『無限の住人』

不死身って、死ぬほどめんどくせぇ。

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