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映画『ナイトクローラー』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『ナイトクローラー』です。
『ナイトクローラー』はジェイク・ギレンホール主演映画です。
ジェイクジレンホールの演技力の高さがこれでもかと伝わる映画で、人間が狂気に蝕まれていく様子をあまりにリアルに演じてくれています。
ストーリーも非常に面白いのですが、ジェイクジレンホールの演技だけでも観る価値が十分過ぎるほどにある映画です。
ちなみに『ナイトクローラー』は実話ではありません。
それでは『ナイトクローラー』の映画紹介です。
映画『ナイトクローラー』は2015年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は118分。
監督はダン・ギルロイ
キャストは
ルイス・ブルーム…ジェイク・ジレンホール
ニーナ・ロミナ…レネ・ルッソ
リック…リズ・アーメッド
ジョー・ロダー…ビル・パクストン
リンダ…アン・キューザック
ジャッキー…キャスリーン・ヨーク
他。
映画『ナイトクローラー』ネタバレ・あらすじ
ルイス(ジェイク・ジレンホール)は学歴もなくコネなどもまったくなくまともな仕事につかずにその日暮らしをしている青年。
ルイスはある時自動車事故の現場に遭遇します。その時にナイトクローラーと呼ばれる、刺激のある映像を撮影しマスコミに売る仕事があることを知ります。いわゆるパパラッチと言われる存在です。
ナイトクローラーという仕事に惹かれたルイスは早速盗んできた自転車と引き換えにビデオカメラを入手し、 事故現場に早急に向かえるように警察無線受信機も購入します。
早速事件は起こり、ルイスは強盗事件の現場を撮影し映像をテレビ局に売りに行きます。
ニュース番組のプロデューサー・二ーナ(レネ・ルッソ)はルイスから映像を買い、これからも事件現場を撮影をするようにルイスを促し、取り上げられやすい題材は富裕層の白人が被害者になる映像だと話します。
ルイスはアシスタントの必要性を感じ、リックという青年を雇います。より刺激の強い映像を撮りたいルイスは勝手に他人の住居に侵入したり、現場の遺体を動かすなどの犯罪行為も犯すようになっていきます。
エスカレートしたルイスの行動はルイスにお金という報酬を与えます。ルイスは機材者やより高価な撮影機器を購入します。他のパパラッチから手を組んで大儲けしようと誘いを受けますがルイスはこの誘いを断ります。ルイスはそのパパラッチの車に細工をしてしまいます。細工をされた車は事故を起こしそのパパラッチは重傷を負います。ルイスはその事故現場を撮影しニーナにその映像を売りに行きます。異常性を増していくルイスの精神は蝕まれはじめていました。
ある夜、ルイスは高級住宅地で起きた殺人事件の現場に到着します。警察よりもはやく到着したルイスの前には、今まさに逃亡している犯人もいました。
ルイスは車で逃走する犯人を撮影し、その後に事件のあった住宅に侵入し無残に殺された住人を撮影しました。
この映像はさすがにテレビ局でも放送するわけにはいかないと物議を醸します。さらにルイスは多額の金銭の要求とテレビ局内に自分の存在を知らしめることを映像を渡す条件としてニーナに提示します。ニーナはこの条件を飲みます。
さらにルイスは自身が撮った映像から犯人の居場所を突き止めリックと共に待ち伏せします。
ルイスは犯人の手がかりの映像を警察に隠していたのです。リックはこのルイスの行動を公にするとルイスを脅し金銭を要求します。
ルイスは警察に武装した容疑者がいると通報し、警察が到着し銃撃戦が始まるのを待ちます。ルイスはリックに外に出て撮影するように言います。
警察が到着し犯人が発砲し銃撃戦が始まります。犯人は車で逃走し、逃げる犯人と警察をルイスも車で追いながら撮影します。
犯人の車が横転し、ルイスはリックに死んだであろう犯人を撮影するように指示します。
しかし犯人は生きていて…。
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映画『ナイトクローラー』感想・評価
前評判からかなり高かったこの『ナイトクローラー』ですが、もう高くなっていたハードルなんて何のそのっていう感じで正直
最高に面白かったです!!
脚本・監督のダン・ギルロイの手腕も素晴らしく拍手喝采を送りたいです。
スリリングな展開に漂う不穏な空気。観ていて手に汗を握らされます。
そしてやはり特筆すべきは圧巻のジェイク・ジレンホールの演技です。
演技で恐怖心を与えられることってそんなにあることじゃありませんが、この映画のジェイク・ジレンホールはとにかく恐いです。
段々とおかしくなっていく様子、常識の領域がどんどん狭まっていき異常の領域がどんどん広がっていく様子を見事な演技で体現しています。
実際に体重も12キロ落としたそうですが、重要なのは何キロ減量してすごいとかの問題ではなく、精神的な部分なのです。
精神が蝕まれていっているから体重も落ちているんです。それをしっかりと納得させてくれる演技なのです。デニーロとかの減量や増量も同じことです。まぁでもジェイク・ジレンホールのくぼんだ目が実際かなり怖いのですが…。
人間誰しもこうなる可能性って秘めているんじゃないかとこの映画を観ていると怖くなってくる部分もあって。
倫理とか常識って本当に人それぞれの尺度だったりするわけで。でも人の不幸でお金を稼ぐというのはやはり良くないことです。でもこれもあくまで僕の考えなわけです。
しかし、『遠い空の向こうに』からジェイク・ジレンホールを観てきている身としては、本当にいろんな顔を見せてくれる素晴らしい俳優だと思います。大好きな俳優です。個人的にはレオと共演してほしいなぁ~。
ところで、僕は長い間『ジェイク・ギレンホール』の認識だったのですが、現在は結構『ジェイク・ジレンホール』って表記されているみたいですね。
昔からハリソン・フォードもハリスン・フォードって表記されたり、レオナルド・ディカプリオもレナード・ディカプリオって表記だったりこの辺りは英語に疎い人間にはわからない事情ですね。
まだこの映画を観てない人は絶対損はさせないので、是非観てみてほしいです。
この映画のジェイク・ジレンホールを目撃してください。
映画『ナイトクローラー』
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