広告 サスペンス・ホラー映画ネタバレあらすじ感想

映画『セル』ネタバレあらすじ感想

映画セルネタバレあらすじキャスト評価

映画『セル』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『セル』です。

映画『セル』はスティーブンキングの原作を、ジョンキューザック・サミュエルLジャクソン主演で映像化した映画となっています。

携帯電話をきっかけに暴徒と化した人類に、家族のために立ち向かう主人公の物語となっています。

エンディングが賛否両論な映画です。

それでは『セル』の映画紹介です。

映画『セル』は2017年に日本公開されたアメリカ映画。

上映時間は98分。

原作はスティーブン・キング

監督はトッド・ウィリアムズ監督

『パラノーマルアクティヴィティ2』などを監督しています。

キャストは

クレイ…ジョン・キューザック

トム…サミュエル・L・ジャクソン

アリス…イザベル・ファーマン

シャロン…クラーク・サルーロ

ジョニー…イーサン・アンドリューカスト

ジョーダン…オーウェン・ティーグ

チャールズ…ステイシー・キイチ

ラガディ…ジョシュア・マイケル

レイ…アンソニー・レイノルズ

デニス…エリン・エリザベス・バーンズ

ほか。

映画『セル』ネタバレ・あらすじ

アメリカのボストン。

たくさんの人がいる空港に1人の男性が降り立ちます。

彼はクレイ(ジョンキューザック)という男性で、コミック作家を生業にしています。

クレイには別居中の妻シャロン(クラークサルーロ)と息子のジョニー(イーサンアンドリューカスト)がいました。別居の理由はクレイの浮気が原因でした。

クレイは浮気相手とはすぐに別れたので現在は独り身です。

自分の行いを後悔していて自分の中でコミックの仕事で大きなお金を稼げたらシャロンとジョニーの元に行こうと考えていました。

クレイの連載中のマンガ『闇夜の旅人』が大人気となり映画化の話も持ち上がります。クレイは喜び勇んで空港からシャロンに携帯電話で電話をかけたのでした。

しかしシャロンの反応はお世辞にもいいものではありませんでした。

しかもクレイが電話で話している最中に突然電話が切れてしまいました。どうやらクレイの携帯電話の電池が切れたようでした。

クレイは仕方なく公衆電話でかけ直そうと公衆電話の場所に移動しました。

すると空港にいる人間たちに異常が起こり始めます。

携帯電話を使用していた人たちが突然狂ったように雄たけびを上げはじめ、さらに周囲の人間を突然襲い始めます。完全に狂っている様子です。

泡を吹きだす女性や狂暴化した空港のレストランのコックは包丁を持って暴れまわっています。

クレイと目が合いそのコックがクレイに襲い掛かってきます。クレイは間一髪でマンガの原稿の入っているカバンで受け止めて助かります。

空港の狂っている人たちの人数は明らかに増えていて大混乱です。警備員が駆け付けて発砲して鎮圧しようとしますが、人数が多すぎる上にどんどんと増えています。

助けを呼ぼうとしていた女性が携帯電話を使ったことで痙攣を起こしたのを目撃したクレイは応援を呼ぼうとした警備員に携帯電話を使わないように言いました。

クレイはなんとか逃げて空港から地下室へ走り込みます。地下鉄にはまだまともな狂っていない人間たちがいて、クレイは行動を共にすることにします。

車両にはまともな人間がそれなりにいました。

そこで車掌のトム(サミュエルLジャクソン)が乗客に話します。トムが言うにはこのままこの車両の中にいても、地下水が24時間以内にあふれ出すと話し、15メートルの避難出口に行こうと提案します。

しかしトムと一緒に行動を起こしたのはクレイとマイクという若者だけでした。

マイクはDJをやっているという話をクレイとトムにしました。

マイクの携帯電話が突然鳴りだします。クレイは絶対に出るなと言います。さらに出口付近に人影が見えてきて3人はその人影がまともな人間なのかどうかを話していました。

すると突然人が現れてツルハシを持った男にマイクが襲われて絶命してしまいます。

出口付近にいた人影たちも走ってやってきます。全員すでに狂っている状態でした。

なんとか逃げたクレイとトムは地上に出ます。しかし地上もすでに大パニックに陥っていました。

クレイはトムを連れて自分のアパートへとなんとか辿り着きました。

クレイは刑単電話で通話をすることが危険なので、携帯電話で家族にメールしたいのでトムに貸してくれないかと頼みました。

トムは携帯電話を貸しますが、クレイがメールを打って送信しても文字化けしてしまって送信はできませんでした。

トムはクレイに携帯電話を冷凍庫にいれておくように言いました。冷凍庫に入れておくとバッテリーが長持ちするからとのことでした。

クレイの部屋のドアが突然ノックされます。警戒するクレイとトムでしたが、ドアを開けると狂っていないまともな状態の上の階に住んでいる10代ぐらいの女性でした。

アリス(イザベルファーマン)というその女性はクレイとトムに「母親の命を奪ったの」と話しました。

アリスの服には血がついていて大きなショックを受けている様子でした。クレイは着替えを用意するので着替えるように言いました。

シャワーを浴びて着替えたアリスはクレイとトムに「移動するなら一緒に連れて行ってほしい」と頼みました。クレイもトムも「そのつもりだ」と答えました。

何が起きているのか依然としてわからないまま、3人は翌日移動に備えました。

朝になってアパートヵら人々が群れになって一斉に行動しているのを目撃しました。

まるで自分の意思がなく、誰かに操られているようです。時折小刻みに震えたり口を開けたりしていました。

せめて武器を持たなくてはとクレイはバット、トムはバール、アリスはゴルフクラブを持って移動を始めます。3人とも大きな荷物を持っています。

おかしくなった人間たちが輪になってぞろぞろと歩き続けています。異常な光景を見ながら引き返して違う道で進むことを考えていると、2人乗りをしたバイクがやってきました。

バイクはそのままその集団の脇を通過しようとしましたが、集団は一斉にバイクを襲いはじめました。

驚いている3人でしたが、この隙に通りを渡って集団に気付かれずにすみました。

田舎の住宅街にでた3人は「銃所持」と書かれている家を見つけます。これからの道中に銃が欲しいのでクレイがこの家を訪ねます。

家の住人はすでに銃を使って自ら絶命していました。クレイはこの家にある銃をいくつか取って外にでてきました。

庭にあるブランコで1人の子供が遊んでいました。アリスが見ているとアリスに気が付いた少年が襲い掛かってきます。

アリスはクレイから渡されていた銃で少年を撃ち抜きました。しかし今度はどこからともなく他の狂っている人間たちが現れて襲い掛かってきました。

3人は何人かだけを撃ちとにかく逃げました。

気が付くと3人を追いかけている人数はかなりの人数になっていました。3人は湖のほとりまで来ると、置いてあったボートの下に潜り込んで息を潜めました。

日が暮れようとしていました。

夕暮れに向かってまともではなくなった人間たちが一斉に声を出しています。声と言うよりかは電波音のような音です。

そして集団は一斉にある方向に向かって歩きだしました。3人のことを忘れたかのように去っていきました。

どうやら日没と共に行動をやめること、電波が関係しているということだけは間違いないようでした。

3人は夜に移動することにします。

移動中に学校の近くを通りかかります。3人はまだおかしくなっていないジョーダン(オーウェンティーグ)という少年と会います。

ジョーダンは校長先生と一緒で校長先生もまだ無事なままでした。

クレイとトムとアリスは校長先生とジョーダンに連れられて競技場に行き、そこで驚きの光景を見ます。

競技場には何千人規模のおかしくなった人間たちが横になって休息をとっていました。全員目を開いたままでギチギチになって横たわっています。

そして彼らは何をしても決して目覚めることはありませんでした。耳を澄ましてみると、彼らの口からは音楽が発せられています。

声でハミングしているような音ではなく、完全に機械の出す音楽の音でした。

校長先生は独自に研究をしていて、彼ら自身が携帯電話のような受発信機になっていること、また非常に統率のとれたアリのような習性を持っていて、身勝手な行動をする者は1人もいないということでした。自我がないということでしょう。

そして彼らはこの先もっと完全な形で繋がるだろうと校長先生は話しました。

携帯電話やパソコンで例えるなら、夜間はシャットダウンをしている状態だとジョーダンが教えてくれました。その間にアップデートも行われます。

夜間は安全という認識を持ったクレイ達でしたが、校長先生はこれからアップデートして夜間にシャットダウンしている時間が短くなる可能性もあると話しました。

校長先生は夜中にはまったく動かない特性を利用して、ガソリンをまいて一気に焼き払う考えをクレイ達に話しました。

この作戦を実行することにします。

クレイとトムが車で競技場の寝ているまともじゃない人間たちの上をガソリンを撒きながら走ります。人間を轢いているわけで、クレイは苦い表情を浮かべていました。

ガソリンをまき終わったクレイとトムが帰ってきます。

校長先生は火のついたテニスボールのついた矢を弓で放ちました。

ガソリンをまかれた寝ている人間たちに一斉に火がつきます。火がついてもほとんどの人間はそのまま寝ていましたが、中には熱さに雄たけびを上げながら走りまわる者もいました。

走り回って外に出てくる者はアリスとジョーダンが銃で撃って倒していきました。

しかしこの時にガソリンをまいた車に逃げていた者の火が引火してしまい、車が爆発を起こしてしまいます。

この爆発によって飛んできた部品に身体を貫かれ校長先生は絶命してしまいました。

ジョーダンは大きなショックを受けますが、クレイ達と共に移動を開始します。

夜間に移動するようにし、その分昼間は身を潜めて眠るようにします。すでに空き家になっている雑貨屋の倉庫のようなところで4人は眠りました。

クレイはそこで赤いフードを被った男の悪夢を見て目を覚まします。

するとジョーダンも同じ特徴の男の悪夢を見たと言い、アリスも続きます。トムもその特徴の男に線路に押される夢を見たと言います。

赤いパーカーを着ている男はクレイが書いているコミック『闇夜の旅人』の登場人物でした。

そのキャラクターが全員の夢に出てきたということでクレイは気持ち悪さを感じました。

トムがその漫画について訊ねますが、クレイはまだ連載中で結末はわからないと話しました。

夜になりニューハンプシャーを目指すために移動を開始します。ニューハンプシャーにはクレイの妻のシャロンと息子のジョニーがいるはずでした。

カシュワクという看板の出ている地域にやってきました。

お店があり入ってみるとまともな人間たちが店内にいました。男性2人と女性1人の3人でした。クレイ達はこの3人に歓迎されます。

カシュワクは地域の名前で、非法人地域ということでした。またどうやら今回電磁波の影響を受けていない人間たちの避難所的な役割を担っているということでした。

クレイたちは少し安心してそのお店で仮眠を取らせてもらうことにします。

みんなで仮眠を取っている時に1人の女性が目を覚まして入口の方へ向かいます。女性が入口付近で耳を澄ますと電波のノイズのような音が聞こえてきます。

クレイが目を覚まして様子を伺っています。

女性はいきなり雄たけびを上げはじめおかしくなってしまいました。店内にいた男たちもおかしくなってしまいました。

アリスが襲われて危険な目に遭いますがクレイとトムが奮闘しなんとか鎮圧することに成功しました。

しかし頭を殴られてしまったアリスは次第に意識を失ってきいき、そのまま帰らぬ人になってしまいました。クレイ達はアリスの遺体を土に埋めて、さらに先を急ぎました。

校長先生の言っていた通り、彼らの活動時間に変化が訪れていました。さらにこれまでは暴力的に襲ってきていたのに、耳元でノイズを聴かせるような攻撃に変わってきていました。

移動していると新たに1人の男性レイ(アンソニーレイノルズ)とデニス(エリンエリザベスバーンズ)という少女の2人組に出会いました。

まだまともなままでした。カシュワクを目指していることを告げるとカシュワクが携帯電話も使えるし、まともな人間をおびき寄せるために罠だとレイは言いました。

カシュワカは電波が入らないか安全なのではと思っていましたが、どうやら罠のようでした。

デニスの兄はすでにまともじゃない状態になってしまっていました。しかし群れから外れて現在は目隠しをされて縛られています。

群れが近づくと声を出すのでいい合図となりデニスは「カナリア」と呼んでいました。

デニスに連れられてクレイはそのカナリアに兄も元へ行きます。兄は突然クレイの息子ジョニーの声を出し始め「帰ってくる?」と聞いてきます。

クレイは思わず目隠しを取って顔を確かめます。もちろん顔はジョニーとは全然違う顔でクレイは思わず銃で頭を撃ってしまいました。

デニスは叫びますが、クレイは奴らは目で見た情報を共有する可能性があるから仕方なかったと説明しました。

クレイ、トム、ジョーダンはレイのアイスクリーム屋の車に同乗し移動を開始します。

レイの様子がおかしくなってきていました。レイは車を停めると山中へとい歩いていきます。手でクレイに一緒に来るよう合図します。

車から離れた場所でレイは耳鳴りがひどくなってきて支配されそうだから、俺はもうダメだろうとクレイに話しました。

レイはクレイに携帯電話を手渡し、「時が来たらかけろ。旅が終わる時に」と言いました。そしてレイはクレイに離れるように言い、爆破して自らの命を絶ちました。

クレイは車に戻り、運転を始めます。

クレイの妻のシャロンとジョニーの住んでいる家に到着し、クレイは中の様子を見に行きました。

慎重に様子を伺いますが、中には誰もいないようです。冷蔵庫のマグネットにクレイが気が付きます。

冷蔵庫には「パパ生きてる?ママはダメだった。僕はカシュワカに居るから迎えに来て。愛をこめて、ジョナサンより」とジョニーからのメッセージ残されていました。

さらに家の中を物色するクレイをまともじゃなくなったシャロンが襲ってきます。クレイは突然妻に襲われて動揺もしてしまいピンチに陥ります。

そこへとトムが現れておかしくなっているシャロンを撃ちクレイを助けました。

トムはクレイに伝えることがあってきたのでした。レイのアイスクリーム屋のトラックには町1つを爆破できる爆弾が積まれていて、そのことに気付いたトムはクレイに伝えに来たのでした。

クレイはレイがその爆弾で奴らを退治しようとしていたこと、そして渡された携帯電話はその爆弾の起爆装置だと気が付きました。

クレイは単独行動に出ることにします。トムにシャロンの車を使うように言い、ジョーダンとデニスはトムと行動を共にします。

クレイは無事に帰れたら後を追うから、気に目印を書いてくれとジョーダンに頼みました。

トムは家族のことをあきらめろとクレイを説得しましたがクレイは聞き入れず1人カシュワカに向かいました。

爆弾を乗せたアイスクリーム屋のトラックでクレイは奴らが大勢いる場所にやってきました。広大な敷地を恐ろしいほど人数で同じ方向に同じペースで行進を行っています。

意識なくただ歩いているだけのようでクレイがトラックで突っ切ってもトラックに当たりはするものの特に襲ってはきませんでした。

行進を行っている真ん中には電波塔がそびえたっていました。そしてそこには夢に出てくるクレイ自身が書いているコミックの登場人物である赤いパーカーの男がいました。

クレイは赤いパーカーの男をトラックで撥ね飛ばしました。さらにクレイは持っていた銃で弾丸を何発も撃ちこみました。

クレイは息子のジョニーを探しました。ジョニーは見つからずにクレイは絶望の中で爆弾を起爆させようと携帯電話を取り出します。しかしその時クレイの前にジョニーが現れました。

大勢の行進している連中が上を見て電波らしきものを出しています。

ジョニーも口を開けて音を出しています。クレイはジョニーを抱きしめて起爆装置を押し、大爆破を起こしました。

トムとジョーダンとデニスは旅を続けていました。

生存している証拠として木々にクレイに言われた目印をジョーダンは記していました。

クレイはジョニーを連れて移動していました。

しかしそれは幻想でした…

クレイの選んだ道は…?

結末は本編をご覧ください。

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映画『セル』感想・評価

映画『セル』ですが、はっきり言って酷評がネット上ではとても多い映画となっています。

ラストがいただけなかったかなぁとは正直感じます。

よく言えば観ている人に委ねるラストになっていると言えるのですが、ちょっと伏線の回収は行われなさ過ぎで、そのまま映画が終わってしまいます。

「あれ?終わり?」と思う人もいるかもしれないレベルです。

なぜクレイの描いているコミックの登場人物がみんなの夢に出てきて襲うのか、にも関わらずクレイ自身はすべにおいて不可解なままで連中の仲間になってしまいます。

爆破シーンがあるのですが、その後のシーンを考えると息子ジョニーといられるなら爆破せずにこの世界で生きようと思ってしまったのかなという僕の勝手な想像であらすじの最後の部分を書かせて頂きました。

サミュエルLジャクソンの良さも正直出てないですし、ジョンキューザックもとてもいい俳優だけにちょっと残念でした。

ではなぜ『セル』を勧めているかと言いますと、「こういう映画もあるんだなぁ」と思う映画を観ることって結構僕の中では大切なのです。

だからこそいい映画の良さもより伝わったりするんですよね。

何事も無駄なことなんてないのです。

ただ言うほどダメな映画では決してないですからね。

感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。

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