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映画『シャッターアイランド』作品情報
今回のおすすめサスペンス映画は『シャッターアイランド』です。
映画『シャッターアイランド』はレオナルドディカプリオ主演・マーティンスコセッシ監督の映画です。
公開当時公開前からかなり話題になっていた映画で、結末を話さないようにという形で宣伝をされていた映画です。
そしてこの映画、観れば観るほど伏線に気が付くのですが、僕自身まだ理解しきれていないという思いを持っている映画です。ただ最高に面白いです。
それでは『シャッターアイランド』映画紹介です。
映画『シャッターアイランド』は2010年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は138分。
監督はマーティンスコセッシ監督。
『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『アビエイター』『ギャングオブニューヨーク』などを監督しています。
キャストは
テディ・ダニエルズ…レオナルド・ディカプリオ
チャック・オール…マーク・ラファロ
ジョン・コーリー医師…ジョン・キングスレー
ドロレス・シャナル…ミシェル・ウィリアムズ
レイチェル・ソランド…エミリー・モーティマー
ジェレミアナーリイング医師…マックス・フォンシドー
ジョージ・ノイス…ジャッキー・アールヘイリー
アンドリュー・リーディス…イライアス・コティーズ
エセル・バートン…パトリシア・クラークソン
警備隊長…テッド・レヴィン
マクフィアソン…ジョン・キャロルリンチ
ピーター・ブリーン…クリストファー・デナム
船長…マシュー・カウルズ
マリノ…ネリー・サイウット
ほか。
映画『シャッターアイランド』ネタバレ・あらすじ
1954年、アメリカ・ボストンの沖合にあるシャッターアイランドという孤島に精神病院があります。
精神病院の名前はアッシュクリフ病院です。シャッターアイランドに陸つなぎの島はなく、シャッターアイランドに行く手段はフェーリーのみです。
そのアッシュクリフ病院に収容されていた女性・レイチェルソランド(エミリーモーティマー)が忽然と姿を消しました。
レイチェルの行方を捜査すべく、連邦保安官のテディダニエルズ(レオナルドディカプリオ)とチャックオール(マークラファロ)がフェリーに乗ってシャッターアイランドへとやってきました。
シャッターアイランドに到着したテディとチャックを警備隊のマクフィアソン(ジョンキャロルリンチ)が迎えに来ました。シャッターアイランドは今にも嵐に襲われそうな雲行きでした。
マクフィアソンは車でテディとチャックをアッシュクリフ病院へと案内しました。
アッシュクリフ病院に近づくとテディが病院の周りの塀に有刺鉄線が張り巡らされていることに気付きます。
電流が通っているという予想を言いますが実際に有刺鉄線には電流が通っていました。かなり厳重な警備体制に2人は驚きます。
警備隊副隊長であるマクフィアソンはテディとチャックに協力はもちろんするが病院のルールが第一と話します。
精神病院は男性患者を収容しているA棟と女性患者を収容しているB棟に分かれていました。
そして少し離れた場所にC棟があり、C棟には凶暴な危険な患者が収容されているとのことでした。C棟には簡単に入ることができず許可証がなければ入ることは不可能でした。
テディとチャックは院長のジョンコーリー医師(ジョンキングスレー)を紹介されました。行方不明となっているレイチェルは3人の自分の子供を溺死させていました。
しかしレイチェルは子供たちは生きていると信じ込んでいて、この精神病院での暮らしも自分の家での暮らしと思いこんでいました。
そして昨夜の深夜からレイチェルが行方不明になっていることをテディとチャックはコーリー医師から聞きます。
レイチェルはこの精神病院に来てからも精神状態はずっと変わらず、空想の世界を自ら作り出し、精神病院のスタッフを牛乳や郵便の配達員として見ていました。
現実を見ていないという事でしたが、空想の世界にいることでレイチェルは平静を保っていられたのでした。
話を聞いたテディはレイチェルの部屋を見せてくれるようにコーリー医師に頼みました。
レイチェルの話を聞いたテディはレイチェルが自分から脱走したのではなく何かに巻き込まれているのではないかと考えました。
レイチェルの部屋にいったテディは部屋を調べます。靴は部屋に置いていったままになっていて、レイチェルは裸足でいなくなっていると推測しました。
コーリー医師は人間の思い込みの力の強さを話しました。
テディがレイチェルの部屋で紙の切れ端を見つけました。紙にはメモが残されていて『4の法則67番目は誰』と書かれていました。
筆跡はレイチェルの筆跡で間違いないという事でした。
テディはその後、レイチェルが脱走したとしても一番近い島までも泳いで辿り着くことは不可能だという事、そしてもしも泳いで渡ろうとして溺死した場合、遺体があがっているはずだということを聞きました。
島のあらゆる場所もすでに捜索を済ませているということでしたが、レイチェルの姿は見つかっていませんでした。
レイチェルの主治医はこのタイミングでシャッターアイランドからフェリーで去っていました。
休暇を取る予定で前々から決まっていたことだとテディは聞かされますが、レイチェルの失踪と関係しているのではと疑います。
シャッターアイランドは嵐に見舞われます。フェリーは運航中止となり、電話も繋がらなくなってしまいました。
テディはその夜コーリー医師からジェレミアナーリイング医師(マックスフォンシドー)を紹介されました。
ナーリイング医師がかけていた音楽がなんの曲であるかをテディはわかり、わかったことを自分自身でも驚いていました。
翌日も嵐の影響でフェリーは運航できない状態でした。テディとチャックはシャッターアイランドを捜索しました。
テディにはレイチェルの捜索以外にシャッターアイランドで密かに目的がありました。テディの妻・ドロレスシャナル(ミシェルウィリアムズ)はテディの留守の間に放火され命を落としていました。
その犯人はレディスという男で、このシャッターアイランドに収容されているはずでした。しかしレディスのシャッターアイランドでの足取りをテディはまったく掴めないでいました。
シャッターアイランドに収容されている患者たちに質問をする機会を許可されたテディとチャックは患者たちに個別に質問をぶつけますが、なぜかみんな同じ答えを繰り返すばかりでした。
テディはコーリー医師の指示通りに患者たちが話しているように感じ、陰謀を疑い始めます。
夫を殺害して収容されている女性と話している時に、チャックが席を立ちました。
その隙にその女性はテディの手帳を自分に引き寄せるとバレないようにメモを書きテディに手帳を戻しました。手帳には『逃げて』と書かれていました。
アッシュクリフ病院ではロボトミー手術という人体実験が行われているのではないか、という疑惑をテディは聞き込みの結果持ち始めます。
ロボトミー手術は凶暴性などを取り除ける代わりにその人間の人格や記憶を奪ってしまうというものでした。
嵐は収まらず、シャッターアイランドの人間たちは停電することを心配していました。停電が起きるとC棟の施錠がダウンしてしまい、C棟の患者たちが野放しになってしまうからでした。
テディはここであることに気付きます。
レイチェルの残した謎のメモの意味でした。『4の法則67番目は誰』の意味です。A棟とB棟には合わせると42人の患者合収容されています。
そしてC棟には24人の患者が収容されているのです。これを足すと66人です。
つまり67番目の患者がいるということを意味しているのではないかとテディは考え出したのでした。
シャッターアイランドは停電を起こしてしまいました。これにより施錠がダウンしC棟へ入るチャンスを得たテディはチャックと共にC棟hへと入り込みました。
たしかにC棟には凶暴な患者がいてテディは襲われてしまいますが、返り討ちにしました。テディはやりすぎてしまい他の職員からやりすぎだと窘められます。
そしてC棟の奥へ進んだテディはジョージノイス(ジャッキーアールヘイリー)という男性と出会います。
ジョージは4人を殺害して収監されていました。テディはジョージにレディスを知らないかと尋ねました。
しかしジョージはレディスはお前だとテディに対して告げます。さらにこれは仕組まれたゲームだと告げました。
テディはチャッターアイランドにある灯台に行こうとします。
しかし灯台は断崖絶壁にありチャックはテディを止めようとします。しかしテディは制止を振り切り灯台へと向かいます。テディは崖にある洞窟を発見します。
洞窟の中に入るとそこにはなんと行方不明になっていたレイチェルがいました。
レイチェルはコーリー医師から聞いていた話と全然違てっていて、自分には子供もいなくて独身であること、さらに自分は患者ではなく医師であるとテディに話しました。
レイチェルはシャッターアイランドで行われる人体実験に反対していたのです。世間に公表しようと考えていたレイチェルをコーリー医師が阻止しようとしたので、レイチェルは逃げ出したのだと言います。
さらにレイチェルは病院が良からぬことを企んでいて、食べ物や飲み物にもその影響が出ていると言い、テディに体調に変化はないかと質問しました。
テディはシャッターアイランドに来てからというもの突然くる頭痛に悩まされてました。そして頭痛に対して医師たちがくれる薬を服用していました。
テディは身の危険を感じコーリー医師にシャッターアイランドから出ていくと話しをしました。
一緒に来たチャックがいないことに気付くテディでしたが、コーリー医師はテディは元々一人でやってきたとテディに話します。
チャックの身に何か起こり病院側が隠ぺいを図っていると考え逃げようとしたテディに医師が何かの薬を注射しようとしたのでテディは逃げ出しました。
追いかけてくる警備をかわしながらテディは再び灯台へと向かいます。灯台へと辿り着いたテディは上へ上へと昇っていきました。
扉を開けるとその部屋にはコーリー医師がいました。
コーリー医師はテディに驚愕の事実を話しました。テディは実はC棟の患者だったのです。
67番目の患者、それはテディ自身だったのでした。そしてテディの本当の名前はアンドリューレディスだったのです。
テディは第二次世界大戦に出兵していて、精神をやられてしまっていたのでした。
戦場から帰ってきたテディの様子はおかしいままでテディはお酒に逃げるようになっていきます。そんなテディを見ていた妻のドロレスも精神を病んでしまい、ドロレスはテディとの子供であるサイモン・ヘンリー・レイチェルの3人を殺害してしまいました。
施設から脱走したレイチェルはここからテディが作り出していたのです。そして楽にしてほしいという妻のドロレスをテディは銃で殺害しました。
テディの精神状態はさらに悪化の一途を辿って行きました。
テディは自分が連邦捜査官であると信じて疑っていませんでしたが、病院の医師も他の患者たちもテディのことを患者としか見ていませんでした。
テディが取り調べをしても受け答えが同じなのはテディ自身の問題でした。
テディの悩まされていた片頭痛はこれまで飲み続けていた薬が切れた際に起こしていたのでした。
そしてテディが連邦保安官の相棒だと思っていたのは、テディの主治医のシーアン医師でした。
テディの想像の世界のレイチェルの主治医のシーアン医師はここから来ていたのでした。
テディの妄想はかなり根強いもので治療としてかなり手ごわかったため、コーリー医師とシーアン医師はテディの妄想を現実のものにしたら、正気に戻るきっかけを掴めるかもしれないと実験を行ったのでした。
そしてこれでもテディの精神の病が回復しないのであれば、ロボトミー手術に踏み切ろうと考えていたのでした。
すべてを知ったテディは激しく落胆しました。
しかし次の日、テディはシーアン医師に対し、島を出ようチャックと話しかけます。
シーアン医師はテディがまた妄想の世界に入ってしまったと思い、コーリー医師に合図を送りました。ロボトミー手術を行うことになります。
しかしテディはシーアン医師に驚きの言葉を投げかけました。
テディが放った言葉とは…?
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映画『シャッターアイランド』感想・評価
ラストは個人的にはかなり衝撃でした。どんでん返しに衝撃を受けた後にまさかこんな切ない展開が待っていりとは思いもよらず…。
サスペンス要素も十分過ぎるほどありますが、スコセッシとレオですからやはり人間ドラマも十分過ぎるほど描かれています。
気になる伏線がいくつもあるのですが、それが何を意味しているのかが未だにわからない部分があったりで、本当に奥の深い映画なのです。
繰り返し観ていると気が付く部分が多くそういうことかともなるのですが、これの意味は…と考えてしまったりするのです。
つまり何度観ても楽しめる映画となっています。
確か公開当時はシャッターアイランド新聞みたいなのも配られていて、劇場でも複数回観ました。
言わずもがなおすすめ映画です。ぜひ。
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すべての謎が解けるまで、この島を出ることはできない。
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