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映画『明日の記憶』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『明日の記憶』です。
映画『明日の記憶』は公開当時に映画館で観て号泣し、観るのが辛いのですがDVDでも観て何度も泣いてしまっている映画です。
若年性アルツハイマーになってしまった主人公の物語です。
それでは『明日の記憶』の映画紹介です。
映画『明日の記憶』は2006年に公開された日本映画です。
原作は荻原浩の小説『明日の記憶』。
監督は堤幸彦監督。
上映時間は122分。
キャストは
佐伯雅行…渡辺謙
佐伯枝実子…樋口可南子
伊藤梨恵…吹石一恵
伊藤直也…坂口憲二
園田…田辺誠一
安藤…袴田吉彦
生野…水川あさみ
河村…香川照之
吉田…及川光博
木崎…木梨憲武
浜野…渡辺えり
菅原…大滝秀治
馬場…MCU
長谷川…遠藤憲一
柿崎…松村邦洋
他。
映画『明日の記憶』ネタバレ・あらすじ
佐伯雅行(渡辺謙)は会社の営業部の部長として活躍していました。取引先や部下からの信頼も厚く、バリバリと仕事をこなしていました。
しかし雅行は少しずつ物忘れが多くなってきます。行きなれた取引先の会社の場所も途中で忘れてしまう事もあり、心配した妻の枝実子(樋口可南子)は病院に行くことを勧めます。
病院で雅行を診察したのは吉田(及川光博)という若い医師で、吉田は雅行に子供がやるような記憶のテストを行います。バカにするなと憤慨した雅行でしたが、記憶テストにはことごとく答える事が出来ません。
自分の状況に苛立ち呆然とする雅行。吉田が診断した結果、雅行はアルツハイマーを発症していました。
現実を受け入れられない雅行は病院の屋上に駆け上がり、この病気は治ることはないんだろと吉田に問います。止めることも治す事もできないなら、あんたはゆっくり死んでいくんだって言ってくれよ!と感情を露にします。
そんな雅行に対し、吉田は自分の父親も同じ病気であることを打ち明けます。生きることを説得し、雅行の感情はおさまり、妻・枝実子と暮らし続けます。
バリバリ働いていた会社ではアルツハイマーであることが発覚し、退職を勧められます。
しかし雅行には結婚を控えた娘がいて、娘の結婚式までは会社に残りたいと懇願し、会社には残れましたが、部署異動となり雅行は左遷されてしまいます。
娘の結婚式が無事終わり、会社を去ることになった雅行。取引先の河村(香川照之)にも病気のことを励まされ、近い部下たちも雅行を見送ってくれました。
雅行は仕事一筋だった生活から一変し、自宅でほとんどを過ごすことになりました。妻の枝実子はこれから先のことを視野に入れ働きに出ました。
雅行のアルツハイマーは少しずつ進行していて、何度も家の中で掃除機をかけたり、水槽の金魚に繰り返し餌をあげてしまったり、枝実子が準備したご飯を一人で食べようとするものの、レンジに入れたまま忘れてしまいただ一人でリビングに座っているだけといった時もありました。
孤独を感じ現実を受け入れられない雅行はある時、枝実子に手を上げてしまいます。その自分の行為に愕然とする雅行。
しかし枝実子は病気が悪いだけであなたが悪いんじゃないと雅行を優しく包みます。
雅行はある時、若い頃に枝実子と行った陶芸教室の小屋に行きます。
そこで雅行はかつての陶芸の先生である菅原(大滝秀治)から『生きてりゃいいんだ!生きてりゃ!』という言葉を聞き、気持ちが少し楽になります。
そのまま小屋で一晩を過ごした雅行は一人で帰り道を歩きます。
そこへ心配して探しに来ていた妻・枝実子と会いますが…。
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映画『明日の記憶』感想・評価
映画『明日の記憶』、書いてて泣いてしまいました。話もそうなのですが映画の映像も蘇ってきてしまって。それぐらい僕は泣いてしまう映画です。
でもいつか自分であったり自分に近い人に起こることは全然ある病気なので、いろいろと考えて本当に胸が痛くなります。
渡辺謙さんはこの映画でエグゼクティブプロデューサーも務めていて、この映画に懸ける思いは並々ならぬものがあったようです。
ご自身も白血病を患っていましたし、演技でもその重みがこれでもかと胸を打ちます。上手い俳優じゃなければここまでの感動はなかったと思います。
また周りのキャストの皆さんも素晴らしくて、樋口可南子さんは献身的に夫を支える役を弱さを見せつつも常に包み込むオーラを出していて、包容力を感じさせてくれる演技で魅せてくれます。
香川照之さんも出番こそ多くはないもののすごく印象に残る芝居を見せてくれます。
ちなみに最近の香川照之さんの感じではなくて、この映画ではすごく普通に演じられています(笑)雅行の病気のことを聞いて電話で励ますシーンとか、最後に『また一緒にキャバクラ行こう!』って言うんですけど、それがまたジーンとくるんです。
大滝秀治さんはもう半端じゃないです!それしか言えないです。パワーというか圧がすごくて、やはりすごい俳優だなぁと思わされます。
本当に語り継がれるべき日本映画だと思います。
絶対に観て欲しい映画です。
映画『明日の記憶』
いま、妻に『ありがとう』の言葉を。
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