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映画『王様とボク』作品情報
今回の映画紹介は『王様とボク』です。
映画『王様とボク』はやまだないとによるマンガを実写化した映画です。
菅田将暉に松坂桃李、二階堂ふみ、松田美由紀とかなり豪華なキャストが顔をそろえています。
その割には正直あまり話題にならなかった映画の印象です。
僕自身劇場公開していた時はこの映画は知りませんでした。Amazonプライムビデオで見かけてキャストの豪華さにつられて鑑賞しました。
『王様とボク』はレビューがとんでもなく酷評ばかりです。
キャストに対する評価は決して低くないのですが、脚本に対する評価がかなり低かったです。
「いやいやそんなにつまらないことはないだろう」と鑑賞させて頂きました。
それでは『王様とボク』の映画紹介です。
映画『王様とボク』は2012年に公開された日本映画。
上映時間は83分。
原作はやまだないとによる同名マンガ「王様とボク」。
監督は前田哲監督。
『こんな夜更けにバナナかよ』『陽気なギャングが地球を回す』『ブタがいた教室』などを監督しています。
キャストは
モリオ…菅田将暉
ミキヒコ…松坂桃李
トモナリ…相葉裕樹
キエ…二階堂ふみ
ジュン…中河内雅貴
三井景子…松田美由紀
ほか。
映画『王様とボク』ネタバレ・あらすじ
18歳の誕生日を迎えたミキヒコ(松坂桃李)は幼馴染の友人トモナリ(相葉裕樹)とトモナリの母である景子(松田美由紀)、そして恋人のキエ(二階堂ふみ)らに誕生日パーティーを開いてもらい祝福されていました。
キエと2人での時間を過ごしたミキヒコは幼稚園の時に仲の良かった親友のモリオ(菅田将暉)のことを思い出します。
キエはモリオのことを知りたがりミキヒコにモリオのことを質問します。
モリオとミキヒコとトモナリは幼い頃3人でよく遊んでいました。
ある時公園で遊んでいる時にブランコからモリオが転落してしまいます。
モリオはそのまま落下して頭を強打し、昏睡状態となってしまい目が覚めないまま12年の月日が流れていました。
それからミキヒコとトモナリはモリオとはまったく会っていませんでした。
しかしミキヒコとトモナリの心の中にはモリオはずっといて、モリオを忘れたことはありませんでした。
病室のベッドで目を閉じていたモリオが目を覚まします。
モリオが12年もの昏睡状態から目覚めたことは、奇跡としてテレビのニュースで大々的に取り上げられます。
テレビを観ていたトモナリは驚き、ミキヒコは大学の授業中に携帯でこのニュースを知りました。
ミキヒコはすぐにキエと一緒にモリオが入院している病院を訪れました。
簡単に面会できると思っていたミキヒコでしたが、家族の許可がないと面会は許可できないと病院側から断られてしまいます。
モリオの家族の連絡先がわからないミキヒコは病院のロビーでキエとどうしたものかと思案していました。
なにやら看護師たちが慌ただしく動き出し誰かを探しているような様子を見せます。
ミキヒコとキエは病室の方へどさくさに紛れて入っていきます。キエが非常階段から声が聞こえると言ってミキヒコを呼び止めます。
ミキヒコとキエが階段を覗くと、うずくまったモリオが1人で泣いていました。
モリオは昏睡状態だったために体は18歳になっているのですが、6歳のまま時が止まっていました。
ミキヒコが声をかけるとモリオは「ミキちゃん?」と反応しました。しかし看護師たちが現れてモリオは連れていかれてしまいました。
モリオは病院を退院しますが、モリオの家族はバラバラになっていてモリオは頭語施設へと預けられました。
モリオは心は子供のままなので小学生3人と仲良くなります。
モリオは施設を抜け出しては小学生たちと公園などで遊んでいました。
ミキヒコはモリオを守ろうと心に決めます。
モリオを守る生活をするためにミキヒコは学校をやめて一緒に暮らそうと考えます。
キエは学校をやめることに反対しましたが、ミキヒコは大人になることは誰かを守ることだと思うんだとキエを説得しました。
ミキヒコは小学生3人と遊んでいるモリオを見つけました。
ミキヒコはモリオをバイクの後ろに乗せて走り、喫茶店で食事をして(モリオはパフェ)、ゲームセンターで遊んだりして、幼少期以来の時間を共有しました。
モリオは将来は日本の王様になりたいと夢を語っていました。
モリオが突然うずくまって泣き出してしまいます。モリオは母親に会いたいと言って泣いていました。
モリオはもう帰るといって施設へと帰って行きました。
トモナリはミキヒコとは対照的にモリオとは会わないようにしていました。
しかしトモナリにも思うところはあり、1人になり涙していました。
モリオは19歳の誕生日を迎えます。
施設ではモリオの誕生日パーティーが開かれていました。
ミキヒコはバイクに乗って施設へと向かっています。
しかし途中でバイクを転倒させてしまい、そのまま意識を失いミキヒコはモリオの夢を見ていました。
夢の中でミキヒコは小学生たちに大人なんだからあっちに行けと言われ、モリオも去っていってしまいます。
目を覚ましたミキヒコはキエからの電話に出ます。結局施設には行きませんでした。
モリオは施設を抜け出してどこかに行ってしまい…。
結末は本編をご覧ください。
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映画『王様とボク』感想・評価
映画『王様とボク』は冒頭にも書きましたがストーリーがかなり酷評されているのですが、「そんなにひどいことはないだろう」と思って鑑賞したのですが、確かにちょっとわからなかったです。
ちょっとというか…かなりわからなかったです。
漫画原作なんだろうなという演出も結構きつかったです。
コマをそのまま再現しようとしている感じのカットが気になってしまいました。
キャストの演技がいいから観れるという評価も見かけたのですが、そんなこともなかったような気がします(笑)
登場人物が魅力的には映らなかったので。
菅田将暉さんは心は6歳で実際は18歳の難役ですが、動きでの表現が多すぎてちょっと違う方向の表現になってしまっている印象でした。演出に従っただけだとは思いますが。
さすがと思わせるシーンももちろんあるのですが、菅田将暉さんがいい俳優だけにもったいなさは感じました。
二階堂ふみさんも松坂桃李さんも他の作品での方が全然輝いています。
二階堂ふみさんは特にリアリティが「王様とボク」では感じられませんでした。
好きな女優さんだけに残念です。というかやっぱり脚本がよくなくて役者ができることに限界があるのかもしれません。
日本映画はこういった作品が結構あるんですよね。
好きな人はきっと好きなテイストだと思うのですが、僕は正直苦手でした。
『ストロベリーショートケイクス』という映画を観た時と同じつまらなさの感覚を覚えました。
ただ映画というのは感じ方が人それぞれなので、1度観てみて判断して頂ければと思います。
感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。
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