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真木よう子の演技力は?演技が下手すぎ?実は上手い?下手に見えるだけ?
今回は女優の真木よう子さんの演技は上手いのか?下手なのか?について解説していきます。
真木よう子さんは中学を卒業した後の1998年、仲代達矢さん主宰の『無名塾』に入塾します。
無名塾はレッスン料などがかからない俳優学校で、競争率が非常に高く、真木よう子さんは応募者数1000人の中からわずか5人の合格枠を勝ち取りました。
同期には俳優として活躍している滝藤賢一さんがいます。
無名塾は多くの有名俳優を輩出していて、役所広司さんや若村麻由美さんなども無名塾の出身です。
無名塾は『劇団の東大』と言われています。
真木よう子さんは仲代達矢さんに女優としての才能を高く評価されていましたが、無名塾の合宿中に真木よう子さんが他の人たちよりも早朝に起きて持久走や発声練習をしていたことを知らなかった仲代達也さんが、1人で集合場所にいる真木よう子さんを見かけてサボっていると勘違いし激怒(真木よう子さんはすでに持久走や発声練習を済ませていた)、真木よう子さんも納得がいかず仲代達也さんに対して激怒し、そのまま退所してしまいました。
その後は下積み時代を経て、テレビドラマや映画で活躍するようになり、映画『さよなら渓谷』で日本アカデミー最優秀主演女優賞、『そして父になる』で日本アカデミー最優秀助演女優賞をダブル受賞する海峡を成し遂げています。
経歴としては申し分ない実績を持っている女優の真木よう子さん。
しかしネットなどでは真木よう子さんの演技に対して、厳しい意見を見かけることも少なくありません。
今回はそんな真木よう子さんの演技力を、忖度なしで評価していきたいと思います。
真木よう子の演技力を評価|演技が下手すぎは間違った評価?
女優の真木よう子さんの演技が上手いか下手かについての率直な感想は、
『演技がヘタではないが、ヘタに見えてしまう』
です。
真木よう子さんは演技が下手な女優ではありません。
感情をしっかり動かしている女優という印象が強いですし、オーバーアクションをせずに喜怒哀楽を表現する演技にも長けています。
その証拠に真木よう子さんに合っている役を演じている時には、『演技が下手な女優』という印象をまったく受けません。
むしろ真木よう子さんは、演技が上手い女優と言っていいでしょう。
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真木よう子の演技が下手に見えるのは声が原因?
真木よう子さんの声は少し低音です。
たぶん音域がそんなに広い方ではないので、普通に喋っていても棒読みに聞こえがちな声質だと言えます。
そういった意味では声で損をしている女優とも言えるかもしれません。
ただ、真木よう子さんの演技が下手に見えてしまう理由は声だけではなく、ご本人の女優や演技に対する考え方も大きく影響していると思います。
無名塾に通っている最中に仲代達也さんに対して怒れるぐらいの人なので、非常に自分というものを持っている人だと想像できます。
真木よう子さんのそんな性格を考えると、「こういう風に演じておけば演技が上手く見える」という演技は絶対にしたくないと思っているのではないかと勝手に想像してしまいます。
別の言い方をするなら、「安パイな演技に逃げたくない」という感じでしょうか。
真木よう子さんほどのキャリアと実力がある女優さんなら、セリフに抑揚をつけて一般人が「この人演技うまい」と思うぐらいの演技は簡単にできてしまうはずです。
真木よう子さんは自分の信念を貫いて演技をしているという印象を、これまでの作品を見ていると勝手に感じています。
演技においてセリフをうまく喋るよりも、心が揺れ動いているのを表現できるかどうかの方が重要だと思います。
セリフの言い回しだけが上手くて心がまったく動いていない俳優や女優の演技は、すぐに飽きてしまって長くは見ていられないものです。
真木よう子さんが数々の賞を受賞していることを考えると、常に質の高い演技を映画やドラマで披露していることになります。
個人的には暗めの役をやった方が真木よう子さんの演技は、万人に上手く見えると思います。
間違いなく言えることは、テレビドラマより映画に向いている女優ということです。
重厚な芝居ができる女優さんですし、また得意でもあると思うので。
真木よう子さんは個性も演技力もある女優さんです。
個人的には映画に出演している真木よう子さんが好きなので、これからもたくさんの映画に出演して活躍して欲しいです。