クリックできる目次
映画『望み』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『望み』です。
映画『望み』は雫井脩介のベストセラー同名小説を映像化した作品で、堤真一・石田ゆり子・岡田健史・清原果耶・松田翔太ら豪華キャストが顔を揃えています。
重厚なテイストで観る者の心を打つ作品になっています。
映画『望み』は実話なのか?と話題になっているようですが、映画『望み』は実話ではありません。
それではさっそく映画『望み』の映画紹介です。
映画『望み』は2020年に製作された日本映画です。
監督は堤幸彦監督。
『明日の記憶』『人魚の眠る家』『イニシエーション・ラブ』などを監督しています。
原作は雫井脩介の同名小説。
【キャスト】
石川一登…堤真一
石川貴代美…石田ゆり子
石川規士…岡田健史
石川雅…清原果耶
寺沼…加藤雅也
織田…市毛良枝
内藤重彦…松田翔太
高山毅…竜雷太
ほか。
映画『望み』ネタバレ・あらすじ
石川一登(堤真一)は一級建築士で自分で会社を経営しています。
事務所でお客に家の説明をした後、事務所の隣に建っている自分の家に案内します。
自分が設計した家の見本材料として見せるためでした。
家の中には出版の仕事をフリーランスで行っている妻の貴代美(石田ゆり子)が仕事をしていましたが、中断してお客を迎え入れました。
一登はお客にリビングを見せた後に2階に上がり、2人の子供の部屋を案内しました。
息子の規士(岡田健史)はドアを開けられて不機嫌そうにしていました。
規士とは反対に妹の雅(清原果耶)は、受験勉強を中断して愛想よくお客に対応します。
規士はサッカー部で活躍する選手でしたが、ヒザを怪我したことで部活を辞め様子が変わってきていました。
その夜にリビングで一登は規士に「何もしなければ、何もできない大人になる」と話しますが、規士はご飯を食べるのをやめて部屋に戻っていってしまいました。
サッカー部を辞めた規士は夜遅くに帰ってくるようになり、朝になっても帰ってこない日が出てきていました。
貴代美は規士の部屋の掃除をしている時に、小刀の空き箱を発見します。
貴代美は一登に相談し、一登は机の引き出しから小刀の本体を発見します。
帰宅した規士に対して小刀の使い道を聞く一登。
規士は引き出しを勝手に開けたことに怒り、結果的に一登が小刀を預かることにします。
一登は事務所にある道具箱の中に小刀を入れてしまいました。
貴代美は規士の頬にアザができていることも気になっていました。
そのまま数日が経過した夜、規士が次の日の昼になっても帰宅しないことを心配した貴代美は電話をしますが電源が切れている状態で、LINEをしてもなかなか返事が来ず、やっと来たLINEには「まだ帰れないけど心配しないで」と書かれていました。
一登と貴代美と雅でデリバリーでピザをとって食べていると、パトカーのサイレンが鳴り響き一登と貴代美は顔を見合わせます。
その夜、貴代美の母親から電話があり、テレビのニュースをつけた一登と貴代美は10代の男性と思われる遺体が見つかったニュースを目にしました。
動揺する貴代美を落ち着け、一登は警察に電話をしました。
翌日、警察が家にやってきました。
亡くなった10代の少年は、規士の友達だった可能性が高いとのことでした。
刑事の寺沼(加藤雅也)は規士の携帯電話の機種の種類や連絡先などを聞いてきました。
貴代美は規士が加害者と疑われていることに腹を立てますが、一登は刑事のアドバイスを受けて警察に規士の行方不明届けを提出しました。
雅は受験を控えているため塾に行かねばならず、一登が送ります。
家で1人でいた貴代美のもとに、1人の男性がインターホンを押しました。
男性は週刊誌の記者でジャーナリストの内藤重彦(松田翔太)でした。
貴代美は相手にしないでドアを閉めようとしますが、内藤は僕しか知らない情報があると言い、起きている事件の内情を教えてくれました。
貴代美は内藤と連絡を取り合うようになります。
一登は胸騒ぎをしながらも自分が設計した家の建築現場に顔を出します。
一登が仕事で世話になっている高山(竜雷太)は、10代の少年が亡くなった事件の話をしてきて、被害者が自分が仕事で世話になっている左官職人の花形さんの孫であることを話しました。
一登は自分の息子が関わっていることは言えず、ただ話を合わせていました。
規士の件で心配している家族のもとに、新たな事件が起こります。
石川家の前に情報を聞きつけたマスコミが押し寄せてきたのです。
マスコミに対応せず家の中に入った一登は、力の抜けた様子で佇んでいる貴代美を見つけます。
貴代美が週刊誌の記者と話したことを一登に話すと、一登は貴代美の軽率な行動を怒りました。
しかし、貴代美は何も情報を教えてくれない警察に不満を持っていることを口にしました。
無理もありませんが貴代美は明らかに様子がおかしくなっていました。
石川家の電話が鳴ります。
隣人からのマスコミに対する苦情でした。
仕方なく一登はマスコミの前に姿を現し、現在は何もわからない状態なので話すことがないと伝えました。
一登がマスコミに対応している時に、規士の同級生と思われる女子高生が一登と目が合うと会釈をしました。
一登はこの女子校生と公園で話をすることにします。
女子高生は部活中に規士が怪我をするところを目撃していて、規士のことをよく思っていない先輩がわざと怪我をさせたことを話します。
怪我をさせた先輩は自慢げに他の部員に、規士を怪我させたことを話していて、その女子高生は話している現場も目撃していました。
女子高生は、規士に怪我をさせた先輩が帰り道に襲われ、足を骨折したことも話し、一登の顔色が変わると「石川君は絶対にそんなことはしない」と規士が絡んでいないことを強く訴えました。
マスコミに対応したために規士が事件に絡んでいることが公にバレてしまいます。
雅はネットで好き放題書かれていることを両親に話し、すでに亡くなっているだろうという書き込みを見た貴代美は平常心を保てるかギリギリのところにいました。
マスコミのせいで石川家は嫌がらせを受けるようになってしまいます。
自宅の壁には心ない落書きがかかれ、一登の車にもスプレーで落書きがされていました。
さらに自宅の前には生卵が投げつけられ散乱しています。
規士はまるでこの事件の加害者のように取り扱われるようになっていました。
雅は塾で同年代の子たちと一緒に過ごしているので、嫌でもこの事件の話題が耳に入ってきてしまいます。
雅は自分の将来に不安を覚えるようになっていました。
マスコミが家の前で待ち構えている中、雅は塾に行くために一登と一緒に車に乗り込みます。
後部座席に座っている雅は「犯罪者の家族の将来がどんな風になるのか」について聞いたことを話し、母親の前では言えないけど兄の規士が加害者じゃない方がいいと話しました。
一登は「雅は雅だ」と言って元気づけました。
そんな中、事件を知った貴代美の母親(市毛良枝)が家にやってきました。
貴代美は母親の手料理を食べて、思わず泣き出しを嗚咽を漏らし始めます。
母親は貴代美の肩を優しく抱きました。
一登が高山のいる建築現場に顔を出すと、高山に離れた場所に連れて行かれます。
高山はニュースを見て一登の息子が事件に関係していることを知り、しかも加害者であることを決めつけている感じで、これからは一緒に仕事ができなくなると話しました。
一登は息子はやっていないと言い張りますが、高山に話を聞く様子はありませんでした。
一登は建築士としての仕事を失うことを危惧し始めますが、悪い想像は現実となり事務所には電話や嫌がらせのメールが殺到するようになってしまいます。
自宅に戻った一登は貴代美の母親が来ていることに驚きながらも挨拶し、規士を加害者のように話している母親を見て、貴代美を別の部屋に呼び出し「どうして加害者だと決めつけてるんだ」と話します。
貴代美は感情的になり、被害者で亡くなっているより加害者である方がいいに決まっていると一登に話しました。
貴代美はこれまで通りの人生が送れなくなっても、全てを失ったとしても、規士が生きていてくれることの方が重要だと一登に言いました。
塾から帰ってきた雅が、第一志望である私立の学校には犯罪者の妹だと入れないと友達に言われたと両親に相談します。
一登は「そんなことはない。雅は雅の行きたい学校を受ければいい」と話しますが、貴代美は「どんなことになってもいいように覚悟をしておきなさい」と雅に伝えました。
志望校に受かるために一生懸命に努力してきた雅は納得がいかず、どうして兄のために自分が我慢しなくてはいけないのか、お母さんはいつも兄の味方じゃないかと貴代美に言葉をぶつけました。
貴代美も感情的になって言い返したため、一登が間に入りましたが雅は自分の部屋に籠もってしまいます。
心配になった一登は雅の部屋に行きます。
雅はお守りを握りしめながら机に突っ伏して泣いています。
お守りに気づいた一登に対して雅は「お兄ちゃんがくれたの。雅なら受かると思うって」と言いました。それを聞いた一登は「優しいヤツだな」とつぶやきました。
内藤から電話が入り、貴代美は事件の新たな情報を知ります。
内藤は警察が貴代美に教えていない情報を教える代わりに、規士が加害者であろうと被害者であろうと結果が出たら、独占インタビューをさせてくれと条件を出します。
どうしても新しい情報が欲しい貴代美はこの条件を飲みました。
主犯と思われるS山という少年は高校中退していて、遺体が入っていた車はS山が先輩から借りたものであることが分かっていました。
逃走している1人の少年と、被害者となっている可能性の高い少年の背格好などが似ているため、警察も発表に対して慎重になっていると内藤は貴代美に話しました。
規士が被害者として亡くなっているよりも加害者として生きている方がいいと望んでいる貴代美は、規士が捕まった場合に差し入れはできるのかを内藤に質問しました。
さらに貴代美はもし逮捕された場合はどれぐらい刑務所に入るのかも質問します。
内藤はこのケースだと10年から15年は入ることになるだろうと話し、差し入れについても質問に答えました。
石川家にスプレーで落書きをするいたずらは、どんどんエスカレートしていました。
一登はスプレーで書かれた落書きを消すために事務所に戻り、消すための道具を探します。
道具箱が目に入り規士から取り上げた小刀があるかどうかを確認しますが、入れておいたはずの小刀がなくなっていました。
従業員に電話をして小刀の行方を聞くと、「規士が持って行った」という返事が帰ってきました。
規士が加害者でないことを信じていた一登でしたが、小刀を規士が持ち出していたことを知り加害者である可能性を考えるようにならざるを得ませんでした。
主犯格の少年1人が捕まったニュースが流れ、一登と貴代美と雅はテレビのニュースに見入っていました。
すると突然貴代美はスーパーに買い出しに行くと言い出し、驚く雅に対し「差し入れを持って行きたいから」と言葉を返しました。
スーパーで買い物を終えた貴代美は規士と同じ学校に通う女子高生たちに話しかけられます。
女子高生たちは「石川君があんなこと絶対にするわけがないから、今から警察にそれを言いに行こうと思って」と貴代美に話しました。
貴代美は被害者になっているよりも加害者であって生きていることを望んでいるため、何も言えず「ありがとう」と言葉を残しその場を去りました。
自転車に乗ろうとした貴代美は規士のことを思い、涙をこらえることができず泣き出してしまいました。
遺体として見つかった少年の通夜が行われることを、テレビのニュースが報道しています。
学校に行った雅がすぐに帰宅してきました。
雅はこの事件のせいで学校に行きづらくなってしまっていたのです。
一登は心配して雅の部屋に入ろうとしますが、雅は一登が部屋に入ることを拒みました。
一登は何気なく規士の部屋に入り、部屋に置きっぱなしになっていたリュックの中身を探りますが何も見つかりません。
机の上にリハビリに関する教科書が置いてあり、一登はパラパラと中を覗きました。
リハビリの本の中にはメモが挟まれていて、メモには一登が規士に話した「何もしなければ何もできない大人になる」という言葉が書かれていました。
そのメモを見た一登は規士の部屋の引き出しを開けて何かを探します。
引き出しの中に入っていた箱を開けると、そこには小刀が入っていました。
規士は小刀を部屋に置いて行っていたのでした。
規士が小刀を部屋に置いて家を出て行ったことを知り、その場で嗚咽を漏らします。
リビングに降りた一登は喪服に着替え出かけようとします。
貴代美が行き先を訪ねると、亡くなった少年の通夜に出席してくると告げました。
そして規士の机の引き出しに小刀があったことを話し、「あいつはやってない」と強く言葉をかけました。
通夜にやってきた一登でしたが、受付を通過したところですぐに止められて帰るように促されます。
通夜の会場から亡くなった少年の祖父にあたる左官工の花形と高山が出てきて、一登を責め立てます。
まだ真実がわかっていないのに規士は、加害者のようにみんなから思われていました。
帰らない一登を高山が殴りつけます。
一登は葬儀場の外に集まったマスコミに囲まれながら、「規士はやってない」と呻くような声で訴えていました。
一登の携帯電話が鳴り、電話に応対した一登は慌てて走り出します。
貴代美に警察から連絡が入ります。
貴代美と一登は別々にある場所へとたどり着きました。
そこは遺体が保管されている警察の施設でした。
警察に促され遺体の確認をする一登と貴代美。
遺体は規士でした…。
貴代美は規士の遺体に泣きながら呼びかけ、一登は手で口を押さえてこられようとしますが、こらえきれずに嗚咽を漏らし出しました。
犯人たちが捕まり事件の真相が明らかになりました。
規士に怪我を負わせた先輩を規士の知らないところで襲ったのは、規士の友人だった遺体となった少年と、少年AとBでした。
亡くなった少年は規士が怪我をさせられたことに憤りを感じていましたが、AとBは脅して金を巻き上げられればいいぐらいに思っていました。
しかし反省の色を見せない先輩の態度に規士の友達が激怒して、バットを振り回して先輩の足を折ってしまったのでした。
そして今度は足を折られた先輩がさらに悪い不良グループに泣きつき、AとBは慰謝料として50万円を請求されてしまいます。
AとBは足を折った規士の友達に50万円を用意するように言い、困った友達が規士に相談したのでした。
正義感の強い規士は「そんな金は払う必要がない」と言って、AとBに話をつけに行きますが、受け入れてもらえず逆に殴られてしまい、頬にアザを作ってしまいました。
しかし、その後も規士は金を払う必要がないと考えて再びAとBと話し合いの場を設けます。
話がこじれてしまい先輩の足を折った規士の友達がナイフを出してAとBに反抗したため、2対2の喧嘩が始まってしまいます。
規士も何か武器を持っていると思った相手は、やらなければ自分がやられると思い、鉄パイプのようなもので規士を殴打して命を奪いました。
規士は日曜日の明け方にはすでに帰らぬ人になっていました。
貴代美にはその後に規士からLINEが届いていましたが、そのLINEは捜査を確認させるために犯人たちが送ったものだと刑事の寺沼は話しました。
寺沼は自分がずっと担当してきた少年犯罪の話をし、責任感があってしっかりしている子供に限って自分で問題を解決しようとするケースが多いと一登と貴代美に話します。
少年犯罪を扱っていて心が痛むのは、子供の思いを知った時です、と話しました。
規士の葬儀が行われます。
加害者扱いされていた規士でしたが、今は友達のために体を張ったことを誰もが知っています。
雅は葬儀の最前列で泣きはらしています。
高山と花形が現れ、花形は自分の孫のために申し訳ないと一登に謝り、規士が加害者であると決めつけて一登のことを殴りつけた高山は土下座をしながら、ただただ一登に謝っていました。
一登は2人に対して、頭を上げてくださいと恐縮していたのでした。
雅は見事に志望校に合格します。
石川家は前を向いているように見えました。
すると貴代美の携帯電話が鳴ります。
相手は週刊誌の記者である内藤でした。
内藤は貴代美に対して、事件が解決したらインタビューをさせて欲しいと条件を出していたので、貴代美はそのことだと思い電話に出ます。
しかし、内藤はもうインタビューをする必要がなくなったと貴代美に告げました。
どうして内藤は貴代美にインタビューをする必要がなくなったのか…?
内藤の言葉に貴代美が返した言葉とは…?
結末は本編をご覧ください。
|
映画『望み』感想・評価
映画『望み』ですが、恥ずかしながらこの映画の存在を全く知らず、Amazonプライムビデオで「なんかいい映画ないかなぁ」と探している時に、偶然見つけて鑑賞しました。
映画『望み』の率直な感想ですが、とってもいい映画でした。
普通に感動しましたし、心打たれるシーンもいくつもありました。
ストーリーが脚本もとても素晴らしいのですが、俳優陣の演技が素晴らしかったのも、素敵な作品になっている大きな要因だと思います。
ストーリー自体は非常に考えさせられる内容で、自分がもし親で同じような立場に置かれたらどう考えるかなと思わずにはいられませんでした。
堤真一さんは相変わらず素敵な演技を見せてくれていて、あまりにナチュラルな演技にプラスして、感極まるシーンではキャリアの豊富さを感じさせてくれる圧巻の芝居を見せてくれています。
石田ゆり子さんは何より相変わらずお綺麗でした。演技もとてもリアリティのある演技で、子供のことになると身勝手になってしまう母親をとてもリアルに演じられていました。
少しずつ平静を保てなくなって行く様子の演技も、とてもクオリティの高いものだと感じました。
岡田健史さんは決して多くはない出番の中でしっかり爪痕を残していて、俳優としてのポテンシャルの高さを見せつけています。
表情だけでもしっかり感情を伝えることができる俳優で、若手俳優の中でも間違いなく演技派の部類に入るでしょう。
正義感の強い不器用な役どころを魅力的に演じていました。
岡田健史(水上恒司)さんのおすすめ紹介動画はこちら。
清原果耶さんも素晴らしかったです。
まず見た目がすごいイノセントな感じがするのが魅力ですよね。感情的になるシーンも多く、序盤はどこか物事を俯瞰的に見られるような少し大人びた性格の少女を演じているだけに、感情的になった時の振れ幅が大きく観る者の心を打ちます。
すでに評価も高く仕事のオファーもたくさんある女優さんだと思いますが、将来的にすごい女優さんになるのではないかと個人的には思っています。
他のキャストの皆さんも魅力的で、間違いなく作品の底上げしてくれていると思います。
監督が堤幸彦監督だったのですが、堤監督は昔は少し奇をてらった演出が多かったイメージですが、こういった正面からの演出も長けていて、やはりすごい才能に溢れた監督だなという印象です。
映画『望み』は多分そこまで有名な映画ではないと思います。
鑑賞したことがないという人も多いと思いますので、まだ観たことがないという人は是非一度鑑賞してみてください。
映画『望み』
愛する息子は殺人犯か、被害者か、それともー。
堤真一出演映画はこちらもおすすめ。
映画『容疑者Xの献身』ネタバレあらすじ感想
続きを見る