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映画『陰陽師』ネタバレあらすじ感想

映画陰陽師ネタバレあらすじキャスト評価

映画『陰陽師』作品情報

今回の絶対おすすめ映画シリーズは『陰陽師』です。

映画『陰陽師』は狂言師・野村萬斎が陰陽師・安倍晴明を演じた映画です。

その佇まいや醸し出す雰囲気が個人的に恐ろしいほどハマっていると感じている映画で、野村萬斎さんが安倍晴明を演じているところを観たくて何度も観た映画です。

それでは『陰陽師』の映画紹介です。

映画『陰陽師』は2001年に公開された日本映画です。

上映時間は116分。

原作は夢枕獏

監督は滝田洋二郎監督

『コミック雑誌なんかいらない!』『病院へ行こう』『僕らはみんな生きている』『お受験』『秘密』『壬生義士伝』『おくりびと』など話題作・ヒット作をたくさん手掛けている名監督です。

キャストは

安倍晴明…野村萬斎

源博雅…伊藤英明

道尊…真田広之

蜜虫…今井絵理子

祐姫…夏川結衣

爪の女…宝生舞

早良親王…萩原聖人

藤原元方…柄本明

帝…岸部一徳

藤原師輔…矢島健一

桓武天皇の陰陽頭…石丸謙二郎

桓武天皇…木下ほうか

青音…小泉今日子

ナレーション…津嘉山正種

ほか。

映画『陰陽師』ネタバレ・あらすじ

桓武天皇(木下ほうか)の時代、都は長岡京にて開かれていましたが、早良親王(萩原聖人)の怨念によると噂される度重なる祟りの影響で、わずか10年で都は平安京へと移されました。

早良親王の怒りを行いなんとか鎮めようと人々は儀式を行いました。

それから150年の歳月が流れました。

宮廷の陰陽師を取り仕切る陰陽頭の道尊(真田広之)は帝(岸部一徳)に対し、観測した星から得たとして『都の守り人が現れる』ことを進言しました。

左大臣の藤原師輔(矢島健一)は帝と自分の娘である任子の間に生まれてくる子供の事を言っているのだと思いました。

しかしその場にいた右大臣の藤原元方(柄本明)は固い表情を崩していませんでした。

藤原元方は勢力を強めていく藤原師輔に激しい嫉妬心を抱いていました。

陰陽師の安倍晴明(野村萬斎)はこの議会に出席していませんでした。

しかしその後姿を現したために出席していた他の陰陽師たちになぜ来なかったのかと責められます。

しかし本人は飄々と反省に色もなく、綾子様に呼ばれたから来ただけだと答えます。

そこに居合わせた上役の人間たちが安倍晴明の力を見てみたいと言い出し、飛んでいた蝶を手を触れずに殺めてみよと提案します。

そこに居合わせた源博雅(伊藤英明)は蝶が不憫だからやめてくれと頼みますが、他の陰陽師たちも好奇の眼差しを向けていて、晴明は仕方なく葉っぱを使って飛んでいる蝶を真っ二つにしました。

博雅は蝶を憐れんでいました。

しかし後日、博雅が晴明(野村萬斎)の屋敷を訪れると、その時に殺めた蝶は晴明の力によって式神として人間の形となり蜜虫(今井絵理子)として元気な姿を見せます。心優しい博雅は心から喜びます。

出世争いなどで嫉妬や憎しみが渦巻く宮廷において争いを好まず心優しく正義感の強い博雅という人間は珍しく、晴明は博雅を気に入り、博雅もまた世間の事に関心のない安倍晴明という陰陽師に惹かれ、二人は友情を育んでいきます。

しかし宮廷では道尊が企てを図っていました。

嫉妬心と憎しみに支配された藤原元方を利用し、都を滅ぼそうとしますが晴明と巫女の青音(小泉今日子)がこれを阻止しします。

青音は150年前に桓武天皇の命令で儀式の際に人魚の肉を食べ、それ以来不老不死となり生きながらえている巫女でした。青音は150年間都を護ってきていました。

失敗した道尊は今度は元方の娘である祐姫(夏川結衣)を使って帝と敦平親王の殺害を企てますが、博雅と晴明の策によって祐姫は晴明たちへの元へとやってきますが、そこで博雅は祐姫が自分が想いを寄せていた女性であることを初めて知ります。

博雅と会い正気を取り戻した祐姫でしたが道尊の術により祐姫は鬼に変えられてしまいます。

祐姫は自分の嫉妬心を見抜かれたことを恥じて自害してしまいます。

そして後を追うように父親の元方も自害し命を絶ってしまいました。

しかし元方は道尊の所業を書状にしたためていました。

道尊の次なる手はなんと早良親王を蘇らせ、悪霊を使って都を滅ぼそうとします。

博雅は道尊によって命を奪われてしまいます。

晴明は唯一の友人の死を悲しみますが青音が自分の命を使って博雅を蘇らせるようにと晴明に進言します。

晴明は青音の命を使い博雅を生き返らせることに成功します。

博雅の中には青音が生きていてかつて愛し合っていた青音と早良新王は魂で繋がり、早良親王は成仏していきます。

都の行方は道尊と晴明との一騎打ちに委ねられました。

果たして勝負の行方は…?

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映画『陰陽師』感想・評価

もうかなり前の映画なんですね。時が経つのは早いものです。しかしこの映画、時が経っても十分楽しめる映画です。

安倍晴明を描いた映画なわけですが、なんだか僕はロマンを感じるというか陰陽師の安倍晴明という実在した人間に謎めいている部分も含めて魅力をかなり感じてしまうのです。

この時は見事にハマってしまい夢枕獏さんの原作も読み漁ったしお守りとかも持っていました。

そして何より安倍晴明を演じた野村萬斎さんが本当に魅力的で…。

他のどんな役者も野村萬斎さん以上には演じられないと思うほど僕的にはしっくりきているのです。

道尊とのシーンで結界を張っているシーンなんて野村萬斎さんだからこそチープにならなかったと心から思います。

伊藤英明さんさはこの頃演技が未熟な感じは否めませんが、役柄的には合っていたのではないでしょうか。

野村萬斎さんを観るだけでも価値のある映画です。

映画自体ももちろん面白いです。おすすめ映画です。ぜひ。

映画『陰陽師』

闇に交われ、光を解き放て。

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