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映画『46億年の恋』ネタバレあらすじ感想

映画46億年の恋ネタバレあらすじキャスト評価

映画『46億年の恋』作品情報

今回の絶対おすすめ映画シリーズは『46億年の恋』です。

映画『46億年の恋』はなかなかに異色な映画だと思います。

万人に受ける映画ではないと思いますが、僕はキャスト的にもかなり好きな映画です。

映画ファンにとっては安藤政信さんと松田龍平さんの共演というのはかなり嬉しいのです。

それでは『46億年の恋』の映画紹介です。

映画『46億年の恋』は2006年に公開された日本映画です。

上映時間は84分。

原作は正木亜都の『少年Aえれじぃ』です。

監督は三池崇史監督。日本を代表する映画監督です。

キャストは

有吉淳…松田龍平

香月史郎…安藤政信

雪村…窪塚俊介

土屋…渋川清彦

警部補…遠藤憲一

高津…石橋凌

警部…石橋蓮司

ほか。

映画『46億年の恋』ネタバレ・あらすじ

刑務所内で首を絞めている男・有吉淳と絞められている男・香月史郎。

その状態を発見された有吉淳は「僕がやりました」と話します。

物語はそんなシーンからスタートします。

刑務所に同じ日に入所した2人の男がいました。一人は香月史郎(安藤政信)、もう一人は有吉淳(松田龍平)、罪状は2人とも人の命を奪った罪でした。

有吉淳は勤務していたゲイバーの客から暴行を受け逆上し罪を犯し、香月史郎は性格が非常に凶暴で数々の罪を今までも犯してきていました。

2人は身体検査の後に同じ房に収監されます。

その房は複数の囚人がすでに収監されていました。新入りとしてその房にはいった2人でしたが、香月史郎は収監早々に他の囚人たちと喧嘩騒ぎを起こし、まわりの囚人を完膚なきまでに打ちのめしてしまいます。

有吉淳は房の中に小さい穴を見つけ、その穴を覗きます。穴の先には巨大なロケットがありました。

2人は刑務所内での囚人が行なう作業に従事します。

有吉淳は洗濯係、香月史郎は農作業へとまわされました。有吉淳は洗濯係が作業を行う作業場で、巨大なピラミッドを発見しました。

共に洗濯係として作業を行う雪村(窪塚俊介)は有吉淳に向かって『てっぺんまでたどり着ければ天国に行けるらしい』と教えます。

有吉淳が他の囚人に絡まれている時、香月史郎は有吉淳を守りました。

有吉淳はそんな香月史郎に惹かれていきますが、香月史郎には他の人間の影がチラついていました。

香月史郎の命を奪ったのは誰なのか、捜査は続きます。『僕がやりました』と供述した有吉淳でしたが、この供述には矛盾が生じていました。

有吉淳は手で犯行を行っているところを発見されましたが、香月史郎の首には紐で縛られた痕があったのです。しかし有吉淳からは捜査しても凶器がの紐が出てこないのです。

そして捜査が進む中で、一人の男が犯人として浮上します。刑務所所長の高津(石橋凌)です。高津と香月史郎は実は過去に遺恨があったのです。

たしかに香月史郎は刑務所に入所してから、周囲が怯える凶暴な性格でありながらも高津の前だけでは怯えた様子を見せていたのです。

しかし高津は香月の事件への関与を否定します。

そして他の囚人たちにも捜査の手は及び、土屋(渋川清彦)という囚人が犯人として浮かび上がります。

土屋は雪村と関係を持っていて、雪村が香月史郎と関係を持っていることを疑っていました。そのことを雪村に問い詰めますが雪村はただ否定するだけです。

嫉妬に狂いそうになった土屋は香月史郎に対して暴力を振るいます。しかし土屋は自分が香月史郎に力で勝てるとはまったく思っていません。

嫉妬に苦しんでいた土屋は香月史郎に暴力を振るって返り討ちに遭う事を期待したのです。香月史郎が自分の命を奪ってくれることを期待したのです。

しかし土屋の狙い通りに事は運びませんでした。土屋が紐を使って香月史郎を襲っている時に、香月史郎は逃れようとするどころか、土屋の手をつかみ、自らの首を絞めていきました。

予想外の展開に土屋は動揺し、部屋から逃げ出します。

そこへ有吉淳が部屋に入ってきてすでに動かなくなった香月史郎を見つめ…。

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映画『46億年の恋』感想・評価

一般受けする映画かどうかと聞かれれば、NOと答えます。

誰もが見て面白いと思う映画では正直ないと思います。しかし好きな人は相当に好きな映画なのではないかと思います。

純愛と言えば純愛と言える映画だと思います。

三池崇史監督らしさも出ている映画なので、描写も爽やかではないところもあります。僕は久しぶりにこの映画を観返していて、『あれ?塚本晋也監督だっけ?』と思ってしまいましたので、僕のイメージではちょっと塚本晋也監督テイストも入っている映画です。

そして万が一ストーリー的にあまり楽しめなさそうと思う人がいらっしゃっても、安心してください。出演がとても魅力的ですから。

僕が昔から好きな俳優お2人が揃い踏みしているこの『46億年の恋』。

安藤政信さんと松田龍平さんの共演なんてとっても嬉しすぎるんです。

『昭和歌謡大全集』や『ギミーヘブン』など2人の共演作は好きな映画ばかりなのですが、この『46億年の恋』もとても好きです。ここまでガッツリ共演っていうのはこの映画がトップなんじゃないかと思います。

演技ももちろん魅力的で役者としても言う事ありませんが、特にこのお2人は本当に美しいですからね。観ているだけで酔いしれるというか、画になるってこういう事をいうのだろうなと痛感させられます。

そして石橋凌さんがマジ怖いです(笑)最近映画『マスカレードホテル』であんな役を観ていたのに!こんなに恐ろしい感じをバンバン出してくるなんて、本当にいい役者さんの証拠ですね。

窪塚洋介さんの実弟の窪塚俊介さんも出演していますが、僕けっこういい役者さんだと思っていたのですが、最近見ないですよね。僕がたまたま見ていないだけかしら。

たぶん観てない人も多いのではないかと思うこの映画。一度は観てみて欲しいなと思う映画なのです。ぜひ!

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