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映画『恋愛小説家』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『恋愛小説家』です。
この作品僕大好きなのです。
ジャック・ニコルソンって『シャイニング』とか『ウルフ』とか『ディパーテッド』とか『アバウト・シュミット』とか他にも多数の映画でもうとにかくいろんな役柄で様々な顔を見せてくれている俳優なわけですが、個人的にはこの『恋愛小説家』のジャック・ニコルソンはかなり上位でして。
この映画でジャック・ニコルソンが演じているメルヴィンというキャラクターの愛らしさと言ったらもう最高なんです。
それでは『恋愛小説家』の映画紹介です。
映画『恋愛小説家』は1998年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は139分。
ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントは共にアカデミー主演男優賞と主演女優賞を受賞しています。
またゴールデングローブ賞の主演男優賞と主演女優賞も受賞しています。
やばいですよね(笑)歴史的快挙な気がします(笑)
監督はジェームズ・L・ブルックス監督。
キャストは
メルヴィン…ジャック・ニコルソン
キャロル…ヘレン・ハント
サイモン…グレッグ・キニア
フランク…キューバ・グッティング・ジュニア
ヴィンセント…スキート・ウールリッチ
ビヴァリー…シャーリー・ナイト
スペンサー…ジェシー・ジェームズ
ジャッキー…イヤードリー・スミス
ベッツ…ハロルド・ライミス
グリーン…ローレンス・カスダン
他。
映画『恋愛小説家』ネタバレ・あらすじ
恋愛小説家のメルヴィン(ジャック・ニコルソン)は豪華なアパートに一人暮らし。
メルヴィンは極度の潔癖症で、また性格もはっきり言ってひねくれており、同じアパートに住む住人たちにも容赦なく厳しい言葉を浴びせる事でも有名です。
メルヴィンの隣には画家のサイモン(グレッグ・キニア)が住んでいましたが、サイモンがゲイでまた犬を飼っていることから、メルヴィンはサイモンを嫌い非難していました。
メルヴィンは自宅から近い決まったレストランで食事を摂ることが習慣となっていましたが、このレストランでもメルヴィンはわがままと潔癖症ぶりを発揮し、勝手に自分の座る場所を決めていたり、不衛生だからと言い放ち毎回自分でナイフとフォークを持参していました。
そんな歯に衣を着せない物言いのメルヴィンをウェイトレスたちは敬遠していました。
レストランにはキャロル(ヘレン・ハント)という女性がウェイトレスとして働いていました。
メルヴィンはなぜかこのキャロルには毒舌ぶりを発揮しないので、キャロルがメルヴィンの担当をするというのが自然の流れとなっていました。メルヴィンもなぜかキャロルの言うことは聞くのでした。
キャロルには喘息を持っているスペンサー(ジェシー・ジェームズ)という息子がいました。シングルマザーとして働きながら子育てをしていました。
ある日、メルヴィンの隣に住んでいる画家のサイモンの家で事件が起きます。
モデルとして家に招き入れていた若い男が、不良仲間と共に金目の物を盗みサイモンに大けがを負わせたのです。
サイモンの愛犬の世話を半ば強引にメルヴィンは押し付けられます。
犬を飼うなんてこれまで考えたこともなかったメルヴィンなので、最初は可愛がる気など毛頭なかったのですが、意外と賢いサイモンの愛犬にすぐにメロメロになってしまいます。またサイモンの愛犬もメルヴィンに懐きます。
サイモンが退院し、愛犬を返すことになったメルヴィンは、心にぽっかり穴が開く感覚を味わいます。
そしていつものレストランに食事にいくメルヴィンでしたが、その日はキャロルがいません。キャロルがいないとメルヴィンの世話をできるウェイトレスはいません。
メルヴィンは怒ってしまいますが、店側もメルヴィンのわがままにつき合うつもりはなくメルヴィンをお店から追い出します。
レストランに戻ってくれるように頼もうとキャロルの自宅まで押しかけるメルヴィンでしたが、その時始めてスペンサーの息子の喘息などの事実を知ります。
メルヴィンは自分の知っている医者をキャロルの家に行かせ、スペンサーを診療させて病気を治させようとします。
そしてその費用は全額メルヴィンが負担することにしますが、その事実を医者から聞いたキャロルは驚き困惑します。
キャロルはメルヴィンの好意に素直に甘えられず、またメルヴィンの気持ちにも自分が答えられないことをメルヴィンに告げます。
メルヴィン自身も素直になれず悪態をつく癖が出がちで自業自得な部分はありましたが、それでもキャロルの拒絶に傷つきます。
そしてアパートの隣に住む画家のサイモンですが、退院はしたものの個展も失敗してしまい、入院費を支払う事ができす、破産状態となりこのままではアパートを出なくてはならないといけなくなってしまいました。
サイモンはお金の援助を両親から受けるために、離れた両親の元を訪れることを決意しました。メルヴィンはこの旅につき合うことになり、キャロルも誘い三人で向かう事となりました。
すぐにサイモンとキャロルは打ち解けて仲良くなります。そしてこの三人での旅がそれぞれの人生を大きく変える旅となるのでした。
メルヴィンとキャロルの恋の行方は…?
サイモンは画家として奮起することができるのか…?
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映画『恋愛小説家』感想・評価
ジャック・ニコルソンが本当に毒舌で思いやりの欠片もないメルヴィンというキャラクターを演じているのですが、ただただ不器用な男ということと、どこか可愛い部分をジャック・ニコルソンが見事に表現していて、まったくもって憎めないキャラクターに仕上がっています。
その表現なくしてこの映画は成り立っていないでしょう。ゴールデングローブ賞とアカデミー賞を受賞していることも納得の演技を見せてくれています。
恋愛小説家として成功しているのに恋愛に、そして人付き合いに不器用という事もまた魅力を倍増してくれています。
ヘレン・ハントも文句なう素晴らしく、この映画観て好きになった女優さんです。
ダイアン・キートンやメリル・ストリープと並ぶ大女優だと個人的には思っています。偏屈男のジャック・ニコルソンをしどろもどろにさせるキャラクターを説得力充分に演じてくれています。
グレッグ・キニアももちろん素晴らしいのですが、キュー・バグッティング・ジュニアも素晴らしくて。
出番的には決して多くないのですが、少ない出番の中でユーモアさを感じさせてくれていて、さすがといった印象を残してくれます。
そしてこの映画、伏線と言ったら大げさかもしれませんが、メルヴィンがキャロルやサイモンと触れ合い、人間的に成長していく中でちゃんとその成長が表現されているシーンも描かれていますので、そういったところにも注目して観て頂けるとジャック・ニコルソン演じるメルヴィンの可愛さとうか愛くるしさがより伝わるのではと思います。
『恋愛適齢期』というジャック・ニコルソン主演の映画があるので、お間違いなく。
心あったまる、恋愛したくなる映画です。胸を張ってお薦めできる映画です。
映画『恋愛小説家』
これが恋というものか。初めて愛したのは一匹の犬とウェイトレス。人生って、素晴らしい。
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