クリックできる目次
映画『コンテイジョン』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『コンテイジョン』です。
映画『コンテイジョン』は感染症をテーマにしたサスペンススリラー映画です。
マットデイモン、ジュードロウ、ケイトウィンスレット、マリオンコティヤール、グィネスパルトローなど豪華キャストが出演し、監督はスティーブンソダーバーグ監督が務めています。
見応えのある傑作映画になっています。
それでは『コンテイジョン』の映画紹介です。
映画『コンテイジョン』は2011年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は105分。
監督はスティーブン・ソダーバーグ監督。
『オーデャンズシリーズ』『サイドエフェクト』『トラフィック』などを監督している名監督です。
キャストは
レオノーラ・オランテス…マリオン・コティヤール
ミッチ・エムホフ…マット・デイモン
エリス・チーヴァー…ローレンス・フィッシュバーン
アラン・クラムウィディ…ジュード・ロウ
ベス・エムホフ…グィネス・パルトロー
エリン・ミアーズ…ケイト・ウィンスレット
ライル・ハガティ…ブライアン・クランストン
アリー・ヘクストール…ジェニファー・イーリー
オーブリー・チーヴァー…サナ・レイサン
イアン・サッスマン…エリオット・グールド
ほか。
映画『コンテイジョン』ネタバレ・あらすじ
大企業に勤めるベスエムホフ(グィネスパルトロー)は香港へ出張に行っていました。
ベスは出張が終わるとまっすぐに夫のミッチエムホフ(マットデイモン)と子供たちのいる自宅に戻らずに、シカゴへと立ち寄ります。
シカゴにはベスの元恋人が住んでいました。
シカゴの空港に到着し、元恋人に電話をするベス。この時ベスは咳の症状を自覚していましたが、特に気には留めていませんでした。
ベスは元恋人に会うとベッドを共にします。
その後、何ごともなかったかのように夫と子供の待っているミネアポリスの自宅へと戻りました。
ベスはミッチと息子と会い、自宅での生活をはじめますが、突然痙攣しだしてキッチンの床に倒れ、口からは泡を吹きだしてしまいます。
息子が心配してキッチンにやってきますが、ミッチはベスの苦しんでいる姿を見せないように息子に自室に戻るように告げました。
ミッチはベスを病院へと搬送しました。
同じころ、香港では1人の青年が発熱と倦怠感に襲われて苦しんでいました。
しかし青年はそのまま電車などを乗り継いで自宅へと帰宅しようとしています。
またベスと香港で一緒だった日本人のサラリーマンが、日本に帰国してからバスに乗っている時に、ベスと同じような症状に見舞われそのままバスの中で倒れてしまいました。
さらにイギリスのロンドンでは、やはり同じ症状で1人の女性がホテルのベッドで昏睡状態に陥っていました。
ジョージア州アトランタでは医師のエリスチーヴァー(ローレンスフィッシュバーン)がCDCの施設職員から子供の病気についての相談に乗っていました。
サンフランシスコでも不審な死が立て続けに起こっていました。
1人が倒れた人間を動画で撮影しネットにあげて世間で話題になります。
フリージャーナリストのアランクラムウィディ(ジュードロウ)はこの動画を観て、感染症であることを確信し、雑誌クロニクルに持ち込みますが、この時点では相手にしてもらえませんでした。
アランはこの感染症は動画に出ているのが1件だけで、すでに猛威を振るっているはずだと考えていました。
ミッチは息子が学校で発熱したという連絡を受けます。
ミッチは息子をベビーシッターに預けてベスの容態を見に病院へと向かいました。
ベスは回復する兆しを見せないまま、病院でそのまま命を落としてしまいます。
しかも死因はわからない状態で、ミッチは医師から様々な死因の可能性だけを伝えられ、解剖をする必要があることを告げられました。
呆然としながら帰宅しているミッチの携帯電話が鳴ります。
息子を預けているベビーシッターからでした。
ミッチはすぐに救急車を呼ぶようにとベビーシッターに指示を出して急いで帰宅しますが、息子はすでに絶命してしまっていました。
スイスジュネーブの世界保健機関WHOのレオノーラオランテス博士(マリオンコティヤール)が、世界各地で起き始めている不審死の調査に乗り出します。
香港で死亡した青年の遺骨を運んでいた青年の妹も同じ症状を発症してしまいます。
香港はすべての住民への検査が必要だと考え、大規模な対応に追われます。
ベスが会っていた元恋人も同じ症状でシカゴで病院に搬送されました。
ベスは解剖され調べられます。ベスの解剖を行った解剖医は驚愕の事実を目の当たりにします。
ベスの脳がなにものかに攻撃されて壊滅状態になっていたのです。
CDCにアリーヘクストール(ジェニファーイーリー)とデヴィッドは、ベスの解剖によって得られた情報をサンフランシスコのイアンサッスマン博士(エリオットグールド)に報告しました。
ミッチはベスと接触していたこと、ベスと接触した息子が亡くなったことから、感染している恐れがあるとして隔離病棟に収容されます。
不在だった娘のジョリーがミッチの元に駆け付けました。
ガラス越しにミッチは自分は大丈夫だからとジョリーに心配しないように話しました。
感染症調査官のエリンミアーズ(ケイトウィンスレット)は、ミネソタ州に行き調査にあたっていました。
アランは今回のこの感染症に関して、CDCなどが隠ぺいを行っていると考えて、その事実を明るみに出そうと独自に動き出していました。
エリンはベスが働いていた企業に行き、ベスが接触した社員が他にも発症している事実を知りました。エリンは調査をさらに進めていきます。
一方ベスが香港から自宅に戻る前にシカゴに行っていたことを知ったミッチは、ベスの元恋人が感染している可能性があるのではないかと考えます。
エリンは調査を進めていましたが、自分自身も感染症にかかってしまい、そのまま命を落とすことになってしまいました。
調査を進めていくうちに、へクストール博士は感染症の原因がブタが持つウイルスとコウモリの持つウイルスが融合して変異した新型のウイルスであることを突き止めます。
ウイルスの培養を命がけで行い、ワクチン開発への第一歩をなんとかスタートしたのでした。
その頃オランテス博士は香港に渡り、ベスが香港でつけた足取りを追っていました。
しかしその最中にオランテス博士は現地の局員であるスンフェンに拉致されてある場所へと連れていかれてしまいます。
オランテス博士が連れていかれたのはスンフェンの故郷の村で、ワクチンができた時に優先的にワクチンをもらうために、スンフェンはオランテス博士を人質にとったのでした。
フリージャーナリストのアランはパニックを起こしている世界を相手に儲けることを会考えます。
彼のブログは感染症のことを書いていたことで大きな注目を浴びていましたが、アランはさらにレンギョウという薬草を飲めば感染症の治療に役立つ情報を動画で流します。
アランは自分自身が感染症と同じ症状があると言い、レンギョウを飲んで後の容体の経過をネットにアップしていました。
アランは感染症に感染などしていなくて、レンギョウが感染症に効果があるというのも完全な嘘でしたが、未知の感染症を前に世間は分別を失い、アランの情報を鵜呑みにしてしまいます。
感染症の勢いは止まらず世界中で感染者が続出していき、世界はパニックに陥っていました。ゴミ業者もすべてストップしているため、通りにはゴミがあふれかえっていました。
そんな中、調査の成果が出て、香港にいたベスが感染源であったことが分かります。
また世界を震撼させている感染症のウイルスが飛沫、接触によって感染することもわかりました。
ワクチンの開発に成功したヘクストール博士は治験を行い認可を待っている時間はないと考え、自らの身体を実験台にしてワクチンを試します。
ワクチンは見事に効果を示しました。
ワクチンが開発されたのは感染症が確認されてから135日後でした。
アランはワクチンの効果に疑問を持ちワクチンの量産の邪魔をしようとしますが、詐欺罪により逮捕されます。
しかしアランは富裕層と繋がって今回のたくらみを行っていて、その力によって釈放され、結果的に巨額の富を得ていました。
ワクチンは量産されていましたが、すべての人に一斉にワクチンを打つことはできません。
そこでCDCは抽選を行って誕生日ごとにワクチンを順番に打っていく形をとりました。
ワクチンを心待ちにしている人たちは大勢いましたが、ワクチンの開発と生産によって世界で広がっていた感染症は収束をしていっていました。
チーヴァー博士は地域は閉鎖になる直前に知り合いに情報を漏らして早期の移動を促したことをアランによって暴かれていて、公聴会を控えていました。
ワクチンが開発されてからチーヴァーは知り合いの子供などを優先に接種を行い、自分のことを後回しにしていました。
拉致されていたオランテス博士はスンフェンらの元にワクチンが届き解放されます。
しかし誘拐に屈してはいけないという考えの元、スンフェンの故郷の村に与えられたワクチンは偽物でした。
それを知ったオランテス博士はスンフェンにそのことを知らせるために空港から村へ引き返しました。
娘とともに生き残ることができたミッチは、ベスが残したデジタルカメラを見ていました。
デジタルカメラの中にはベスが香港で撮った写真が収められていました。
その中に、ベスが料理人と笑顔で握手をしている写真がありました。
時はさかのぼります。
ベスの務めている会社が木を切り倒して栽培しているバナナをとっています。
そこへコウモリが現れてバナナを食べます。
コウモリはそのまま豚舎に入っていき、コウモリが落としたバナナの破片を豚が食べました。
その豚が食用に香港のレストランに運ばれました。
料理人はその豚を調理し…
結末は本編をご覧ください。
|
映画『コンテイジョン』感想・評価
映画『コンテイジョン』は過去に1度観ていたのですが、コロナウイルスの影響下の中でもう1度鑑賞してみました。
やはりというか思った通りだったのは、過去に鑑賞した時よりもより心に残る映画になっているというか、すごく内容が入ってくる変化がありました。
例えば「飛沫感染」や「接触感染」という言葉にしても、初見の時よりも馴染みの深い言葉になっていて、そういった意味では映画として過去に観た時よりもグッと見やすい映画になっていました。
ただどうしても現在世界がウイルスに振り回されている状態で見ると、いろいろと現実世界と比べてしまい、実際にこういうことが現在起きているのかもしれないと考えてしまったりもして、より恐怖も増してしまいました。
ただ単に映画として純粋に観たとしても、とてもハラハラして楽しめて、人間の愛情などにも感動できる映画です。
出演者が豪華なので演技の面でも見応えはじゅうぶんですし、スティーブンソダーバーグ監督の演出でつまらないといったことはないので、演出も映画に引き込んでくれます。
映画『コンテイジョン』を過去に観たことがある人も、今観るとまた違った感じ方ができる可能性が高いです。
観たことない人も映画としてももちろんクオリティの高い作品なので、ぜひ1度観てみてほしいです。
感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。
映画『コンテイジョン』
『恐怖』はウイルスよりも早く感染する。
ジュード・ロウとスティーブン・ソダーバーグ監督の映画はこちらもおすすめ。
映画『サイドエフェクト』ネタバレあらすじ感想
続きを見る