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映画『デスプルーフinグラインドハウス』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『デスプルーフinグラインドハウス』です。
映画『デスプルーフinグラインドハウス』はクエンティン・タランティーノ監督作品で、とっても最高のB級映画となっています。
最高の映画なのですがB級なのです。
これはタランティーノがあえてB級にこだわっているということだと思います。
本当に最高のB級映画で、ハラハラドキドキもさせてくれるのに最後は思わず笑ってしまう終わり方で締めくくってくれます。
僕は声を出して笑ってしまいました(笑)
タランティーノのB級映画のこだわりが細部にわたって現れていて、フィルムの傷や演出などもタランティーノが昔見ていたB級映画の影響からきているそうです。
元々2本立てで映画館で上映された作品が一本になったのが、『デスプルーフinグラインドハウス』です。
それでは『デスプルーフinグラインドハウス』の映画紹介です。
映画『デスプルーフinグラインドハウス』は2007年にの日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は113分。
監督はクエンティン・タランティーノ監督。
『レザボアドッグス』『パルプフィクション』『キルビル』『ワンスアポンアタイムインハリウッド』などたくさんの話題作を監督していて、ファンを多く持つ映画監督です。
キャストは
スタントマン・マイク・マッケイ…カート・ラッセル
《テキサス州オースティン》
アーリーン(バタフライ)…ヴァネッサ・フェルリト
ジャングル・ジュリアルカイ…シドニー・ターミア・ポワチエ
シャナバナナ…ジョーダン・ラット
パム…ローズ・マッゴーワン
ウォーレン…クエンティン・タランティーノ
ラナフランク…モニカ・スタッグス
マーシー…マーシー・ハリエル
ドヴ…イーライロス
エバ…ウラベルグリッド
ネイト…オマードゥーム
オマー…マイケル・バコール
パンキーブルーザー…マルタメンドーサ
ティム…ティム・マーフィー
ヴィーナスエンヴィー…メリッサ・アーカロ
アール・マクグロウ…マイケル・パークス
エドガー・マクグロウ…ジェームズ・パークス
ダコタ・マクグロウ・ブロック…マーリー・シェルトン
《テネシー州レバノン》
アバナシー…オザリオ・ドーソン
ゾーイベル…ゾーイベル(本人役)
キム…トレイシー・トムズ
リー…メアリー・エリザベスウィンステッド
ジャスパー…ジョナサン・ローラン
コンビニ店員…ニッキー・カット
ほか。
映画『デスプルーinグラインドハウス』ネタバレ・あらすじ
テキサス州オースティンで人気DJのジャングルジュリアルカイ(シドニーターミアポワチエ)とアーリーン(ヴァネッサフェルリト)、そしてシャナバナナ(ジョーダンラット)の3人は車でドライブに出かけます。
軽口を交えながらも3人はおしゃべりしながらドライブを楽しみ、DJのジュリアの看板が目に入るたびに雄たけびを上げて盛り上がっていました。
しかしそんな3人の乗る車を追跡している車が1台いました。
店に入りドリンクを飲みながらくつろいでいると、友人のマーシー(マーシーーハリエル)がやってきて、アーリーンのことをバタフライと呼んできます。
アーリーンは何のことだかわからず困惑しています。
ジュリアが自分のラジオ番組でバタフライという女性が現れるので、お酒を一杯おごればダンスを披露してくれるということを勝手に喋ったのでした。
そしてアーリーンの特徴もしっかり喋ったとのことでした。マーシーが実演しながら事の経緯をアーリーンに説明しました。
3人はさらに場所を変えてテキサスチリパーラーというバーに場所を変えて飲み直します。この後は女性だけで湖にも行く予定を立てていました。
店主のウォーレン(クエンティンタランティーノ)にお酒を出してもらいながら、3人は他の友人たちも交えて盛り上がりました。
アーリーンが外でたばこを吸っていると、1度見かけたボンネットにドクロのペイントがしてある車が駐車場にあることに気が付きます。
アーリーンは胸騒ぎを覚えますが、そこへアーリーンと今関係を持ちたいという男性が声をかけてきて、仕方なく車で関係を持ちます。
ドクロマークの車に乗っていた男はバーに入りカウンターでお酒を飲み食事をします。スタントマンマイクマッケイ(カートラッセル)という男でした。
カウンターには金髪のパム(ローズマッゴーワン)が座ってお酒を飲んでいました。アーリーンたちと知り合いです。
パムは今夜誰か送ってくれる人はいないかと声に出していました。スタントマンマイクは自分が店を出る時でいいなら送ってやるとパムに言い、会話が始まりました。
今度はジュリアが外にいるとスタントマンマイクが話しかけてきました。スタントマンマイクは店内に戻ると自分がかかわった映画の話をするのですが、誰も知らない映画ばかりで完全に場は白けてしまいます。
スタントマンマイクはアーリーンにお酒をおごりトークでアーリーンを楽しませます。アーリーンはジュークボックスでかかった音楽に合わせてスタントマンマイクに絡みながらダンスを披露しました。
一斉にバーを出てそれぞれの車に乗り込みます。アーリーンたちは自分たちの車に、パムは送ってもらう約束をしているのでスタントマンマイクの車に乗り込みます。
耐死仕様『デスプルーフ』です。
パムが助手席に乗り込みとガラス張りの壁によって運転席との間が遮られます。
パムは家の方向を説明しようとしまうが、スタントマンマイクは聞く耳を持たない状態になっていて、スピードを信じられないぐらい出して乱暴な運転を続けます。
パムは車の大きい揺れによって顔面をあらゆるところに強打していました。
スタントマンマイクはこの車は耐死仕様だが、それは運転席に座っている場合だけだと言い、猛スピードから突然急ブレーキを踏みました。
パムは顔面を強打しそのまま絶命してしまいました。
スタントマンマイクはアーリーンたち3人の乗った車を追いかけます。3人プラス、バーであった女性も乗っています。
アーリーンたちは音楽をかけて上機嫌でドライブしていました。スタントマンマイクは一度追い抜いて、走行方向を変えて、アーリーンたちの車に向かって猛スピードで突っ込んできます。
アーリーンたちはスタントマンマイクがライトを消しているため気が付きません。
車は正面衝突をし、アーリーンたちは全員即死しました。スタントマンマイクは怪我を負い病院に運ばれますが、デスプルーフのおかげでケガだけで済みました。
警察は事故ということで片づけますが、警官のアールマクグロウ(マイケルパークス)たちは性癖あないかと疑っていました。
しかし証拠はないので、調べるにしても非番の時にやるしかないだろうと諦めていました。
14か月後。
テネシー州レバノンでは、女優のリー(メアリーエリザベスウィンステッド)、メイクのアバナシー(オザリオドーソン)、スタントウーマンのキム(トレイシートムズ)の3人が車で出かけようとコンビニの駐車場にいました。
3人はスタントマンマイクに狙いを定められてしまいます。
3人は車を走らせてアメリカに遊びに来たスタントウーマンのゾーイベル(ゾーイベル)をピックアップし、おしゃべりをして盛り上がります。
カーアクション好きのゾーイは440エンジンのダッチチャレンジカーに乗りたいと話します。
ゾーイはこの車を扱っている場所を事前に調べていて、4人は田舎の農場にやってきました。
試乗をしたいと車を売りに出している持ち主にお願いし、さらにゾーイたちは持ち主を乗せないで試乗ができないかと考えます。
全員で試乗して持ち主を乗せないというのは盗難の危険性を考えて持ち主が了承するはずがありません。
そこでアバナシーとリーに残って持ち主の農夫の相手をしてもらおうと試みますが、アバナシーは一緒に乗っていきたいと譲らず、結局リーだけを残して3人で試乗に出かけることにしました。
リーは状況をあまり把握していなくて3人にハメられた形になっています。
車で出かけた3人ははしゃいでハイテンションでドライブを楽しみます。ゾーイがベルトを使ってボンネットに張り付く形で走行し、3人は大いに盛り上がります。
そこへスタントマンマイクがデスプルーフで追いかけてきました。執拗に車体とぶつけてきます。ゾーイは衝撃で何度もボンネットから落ちそうになりながらも必死に耐えます。
キムとアバナシーもなぜいきなり襲ってくるのか意味が分かりません。2台はカーチェイスを繰り返しながらデッドヒートを続けます。
運転しているキムもスタントウーマンなのでそう簡単には負けません。結局スタントマンマイクのデスプルーフがスピンして動けなくなります。
スタントマンマイクは大笑いしながら車から出てきて、3人に向かって楽しかったと言ってきます。
しかしキムは拳銃を持っていてスタントマンマイクに向かって発砲、スタントマンマイクの左腕を撃ち抜きます。慌てたスタントマンマイクはデスプルーフに乗り込み一目散に逃げていきました。
ゾーイの無事を確認した3人はこのままでは終われないとスタントマンマイクを追いかけます。
停車して傷の治療をしていたスタントマンマイクに追いつくと、ゾーイが鉄パイプで車外からスタントマンマイクを殴りつけます。
慌てて逃げるデスプルーフを追いかける3人。今度は3人が追いかけながら車体をぶつけまくって攻撃しました。
最終的に側道から現れてデスプルーフを横転させた3人は、スタントマンマイクをデスプルーフから引きずり出し、これでもかというぐらい順番にスタントマンマイクを殴打していきました。
ゾーイの綺麗な回し蹴りも炸裂しました。
スタントマンマイクがノックアウトされたのと同時に画面に出てきたのは…?
ラストは本編をご覧ください。
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映画『デスプルーinグラインドハウス』感想・評価
映画『デスプルーフ㏌グラインドハウス』は本当に面白くて絶対に見て欲しい映画です。
思いっきりB級映画のつくりではあるのです、僕は特にB級映画好きではありません。
そんな僕が十分すぎるほどに楽しめた映画だったので、きっとB級映画に興味がない人も楽しんでいただけると思います。
タランティーノ作品は登場人物たちの何気ない会話の内容が面白いのも特徴ですが、この『デスプルーフ㏌グラインドハウス』でもその特徴が出ていて楽しませてくれます。
というかおしゃべりをしているだけの時間が結構あるので、そこが退屈だとちょっと問題なのですが、まったく退屈ではないのでご安心ください。
タランティーノの出演ももちろんあって、これも楽しめる部分になっています。
ちょっと目を背けたくなるようなシーンもあるのですが、いい意味で、間違いなく意図的にそこの部分もB級っぽく作っていて、こだわりと愛とリスペクトが本当に感じられる映画になっています。
しかし、後半のレバノンのカーチェイスに関しては、キムがブレー踏んで車を停めればいいじゃないかと何度も思って観ていました。そこがまた味があるのですけどね。
おすすめ映画です。ぜひ。
本当に面白いし、ラストシーンは必見です。
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