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映画『空飛ぶタイヤ』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『空飛ぶタイヤ』です。
映画は『空飛ぶタイヤ』は半沢直樹の『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』や『下町ロケット』『花咲舞が黙ってない』などで知られる大人気作家・池井戸潤の小説を映像化した作品です。
もう当たり前と言った感じにストーリーは面白く、そしてとにかく豪華なキャストが集結しています。要するにとっても楽しめる映画です。
それでは『空飛ぶタイヤ』の映画紹介です。
映画『空飛ぶタイヤ』は2018年に公開された日本映画です。
上映時間は120分。
原作は池井戸潤の小説『空飛ぶタイヤ』です。
監督は元木克英監督。『超高速!参勤交代』『鴨川ホルモー』『ゲゲゲの鬼太郎』『釣りバカ日誌イレブン』などを監督している映画監督です。
出演は
赤松徳郎…長瀬智也
沢田悠太…ディーンフジオカ
井崎一亮…高橋一生
赤松史絵…深田恭子
高幡真治…寺脇康文
榎本優子…小池栄子
門田駿一…阿部顕嵐(ジャニーズJr.)
小牧重道…ムロツヨシ
杉本元…中村蒼
室井秀夫…和田聰宏
柏原博章…木下ほうか
柚木雅史…浅利陽介
柚月妙子…谷村美月
長岡隆光…近藤公園
小茂田鎮…渡辺大
北村信彦…矢野聖人
平本克幸…田口浩正
真鍋敏彰…矢島健一
益田順吉…木下隆行
嶋本義裕…木本武宏
野村征治…柄本明
相沢寛久…佐々木蔵之介
谷山耕次…六角精児
高嶋靖志…大倉孝二
濱中譲二…津田寛治
宮代直吉…笹野高史
狩野威…岸部一徳
ほか。
映画『空飛ぶタイヤ』ネタバレ・あらすじ
経営が難しくなっていた赤松運送の事務所では所長の赤松徳郎(長瀬智也)に対し、専務の宮代直吉(笹野高史)は従業員のリストラを迫っていました。
しかし赤松は『従業員とその家族は守らなければならない』と宮代の申し出を拒みました。
しかし経営不振の雰囲気は従業員にも蔓延していました。
赤松に直接『自分はリストラされるのか?』と質問する若い従業員もいるほどでした。
整備を外注するという噂があり、整備員たちは戦々恐々していたのです。
しかし赤松は赤松運送においての整備士の大切さを説き安心させました。
しかしそんな最中に事件は起こります。
宮代が息を切らせて赤松の元に走ってきて一枚のメモを渡しました。
そのメモには警察署の名前が書かれていました。赤松運送の従業員が仕事中に事故を起こしてしまったという知らせでした。
警察署に到着した赤松は事故に巻き込まれた女性が命を落としたことを知らされ愕然とします。
赤松は事故を起こした従業員から事故が起きた時の状況を聴きます。
事故は緩やかなカーブを曲がっている時に起こり、突然タイヤが外れてそのタイヤが勢いのまま宙を舞って、歩道の息子を連れて歩いていた母親を直撃してしまったというものでした。
赤松は会社に戻り事故を起こしたトラックの整備状況を確認しました。
整備にあたっていたのは若い整備士で赤松は整備がいい加減だったんじゃないかと整備士を詰問しますが、整備士は納得のいかない顔を浮かべています。
赤松はこの態度に激怒し、出て行けと一喝しクビを言い渡します。
赤松運送には監査が入り書類などを全て調べられることになりました。
その際クビになった整備士の書類を発見した赤松は驚きます。
若い整備士は課せられた仕事内容よりも更に細かく整備を行いしっかりと記録も残していたのです。
整備はどう考えても万全の状態でした。赤松はすぐに整備士の家に行き謝罪をしてクビを取り消し戻ってくれと頭を下げました。
そして赤松はそこで初めてその整備士が結婚を控えている事を知りました。
監査の結果赤松運送に特に問題は見当たらないとなりましたが、警察は赤松運送を疑っていました。タイヤが突然外れたトラックを販売元のホープ自動車が調べているのでその結果を待つということになっていました。
赤松はホープ自動車に何度も連絡を入れ調査の状況を確認しようとしますが、大会社の体質と赤松運送が零細企業に見られていることもあり、一向に調査の現況を教えてもらえませんでした。
そしてやっと出たホープ自動車かの調査の結果報告は『赤松運送の整備不良によるもの』というものでした。
これにより赤松運送は警察から捜索を受けることになりました。
たいした説明のないまま納得のできない赤松はホープ自動車の担当者の名前を聞き出し何度も連絡を入れます。
しかし赤松が再調査のために何度連絡しても沢田悠太(ディーンフジオカ)は取り合おうとしません。
沢田はしっかりと調査が行われたのに今さら何を話すのかという態度で赤松の連絡を無視していました。
そんな中。宮代が赤松に同じような事例が載っている過去の新聞記事を見せます。
今回の事件と同様に緩やかなカーブの最中にタイヤが突然外れたという事故の記事でした。そしてそのトラックはホープ自動車のものでした。
赤松は自らの足で調査を続けた結果、整備不良ではない可能性が極めて高いことを確信します。
リコール隠し…赤松の頭にそんな言葉がよぎりました。
大企業を相手に赤松は闘いを挑みます。
人の命が失われた事故で、損得ではなく真実を追求しようと奔走する赤松と周囲の人間たち。
果たして赤松は真実を突き止めることができるのか…。
感動のラストが観る者の心を打ちます。
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映画『空飛ぶタイヤ』感想・評価
映画『空飛ぶタイヤ』、文句なく面白かったです。
白熱と緊迫したストーリー展開はまったく飽きませんし、人間模様もしっかり描かれていて様々な人間のそれぞれの立場での気持ちや言い分もなんだかとても考えさせられます。
それぞれにそれぞれの正義があるんだなぁと…。
池井戸潤さんらしい勧善懲悪で最後はスッキリするものの感動も同時に胸に残してくれる映画です。
主演の長瀬智也さんはもう本当にはまり役だったと思います。
とても魅力的な赤松で長瀬智也さんのキャラクターともリンクしている部分が多々あって、とっても人間臭くて最高でした。長瀬智也さんが演じてくれて本当に良かったと思います。
ディーンフジオカさんって僕実はしっかり観たの初めてでした。
人気なだけあってさすが魅力的な俳優さんですね。気になる俳優さんの一人になりました。
僕は個人的には浅利陽介さんがとっても素晴らしかったです。
もちろんみなさんいいんですが、浅利陽介さんのシーン、浅利陽介さんの演技にすごく感動しました。受けている長瀬智也さんの演技も素晴らしかったからだと思いますが、感動させられてしまいました。
しかし本当にすごい俳優がたくさん出過ぎていて、どうやったらこんなに豪華俳優陣が出演するんだ!?というぐらいでした。
深田恭子さんも良かったです。岸部一徳さんはこういう役やるともう本当に憎たらしくて(笑)
上手すぎってことですよね。お芝居の面でも贅沢に楽しませてもらえる映画です。
お薦めです、是非!
映画『空飛ぶタイヤ』
事故か、事件か。
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