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映画『殺したいほどアイラブユー』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『殺したいほどアイラブユー』です。
映画『殺したいほどアイラブユー』は、タイトルとは裏腹にかなりのブラックコメディです。
リバーフェニックスとキアヌリーヴスが共演している感慨深い映画でもあり、何より衝撃なのはこの映画が実話だということなのです。
何が衝撃なのかはあらすじをご覧ください。
それでは『殺したいほどアイラブユー』の映画紹介です。
映画『殺したいほどアイラブユー』は1990年に日本公開されたアメリカ映画です。
1984年にペンシルバニア州アレンタウンで実際に起こった、浮気性の夫を妻が殺害しようとした殺人未遂事件が基になっています。
監督はローレンス・カスダン監督。『ドリームキャッチャー』を監督しています。
キャストは
ジョーイ・ボカ…ケヴィン・クライン
ロザリー・ボカ…トレイシー・ウルマン
ディーヴォ…リバー・フェニックス
ナージャ…ジョーン・プロウライト
ハーラン・ジェームズ…ウィリアム・ハート
マーロン・ジェームズ…キアヌ・リーヴス
ラリー刑事…ジェームズ・ギャモン
カルロス刑事…ジャック・ケイラー
ジョーイの浮気相手…フィービー・ケイツ
ジョーイの母親…ウィリアム・マーゴリーズ
カーラボカ…アリサン・ポーター
ブリジット…ヘザー・グラハム
ミリー…シリアップルビー
留置所の男…ジョン・ビリングズリー
ディーヴォの弁護士…ローレンス・カスダン
ほか。
映画『殺したいほどアイラブユー』ネタバレ・あらすじ
ジョーイボカ(ケヴィンクライン)、ロザリーボカ(トレイシーウルマン)夫妻はワシントン州のタコマでピザ屋を経営しています。
所有しているアパートもありお金に困ることのない裕福な暮らしを営んでいました。
夫のジョーイはピザ屋でピザを自ら焼き上げ、またアパートの管理も自分で行っているため足繁くアパートに通います。
傍から見ればジョーイは素晴らしい夫で円満な夫婦に見えていました。
しかしジョーイがアパートの管理を自ら行ってアパートに通うのには理由がありました。
ジョーイはアパートに愛人を囲っていて浮気をしていたのです。
ジョーイは基本的に浮気そうで女癖が悪く、しかも妻のロザリーにバレることなく浮気をし続けてきていたのです。
ところがある日、ロザリーがジョーイの浮気を知ってしまい、ロザリーは大きなショックを受けます。
ロザリーはキリスト教信者なので怒りと悲しみに任せて離婚することもできませんでした。
ロザリーは精神的にかなり滅入ってしまい、自殺まで頭をよぎるようになってしまいます。
どうしたらいいかわからないロザリーは母親のナージャ(ジョーンプロウライト)に悩みを相談しました。
ロザリーの母親のナージャは元々ジョーイのことを嫌っていました。
今回のことをきっかけにここぞとばかりにナージャはロザリーに過激な提案をします。
なんとジョーイを殺害する提案をロザリーにしたのです。
あの手この手を使ってジョーイを殺害しようとします。
殺し屋を雇い殺しを依頼したり、車に細工をして事故に見せかけて殺害しようとしますが、どれもうまくいかずあえなく失敗に終わります。
次に睡眠薬での殺害を思いつき、スパゲッティに大量の睡眠薬を入れます。
ジョーイはそのスパゲッティを大量に食べましたが、大いに睡眠をとっただけで死には至らずぴピンピンしていました。
どの作戦もミスを犯しているわけではありませんでした。
ただ単にジョーイが常人では考えられない屈強な肉体を持っているとしか考えられませんでした。
ボカ夫妻のピザ屋にはアルバイトとしてディーヴォ(リバーフェニックス)という青年が働いていました。
ディーヴォはロザリーに思いを寄せていて、事情を聞いてジョーイ殺害に手を貸してくれることになります。
ディーヴォはジョーイが寝ている時にジョーイの頭部に銃を発砲し弾丸を撃ち込みました。
しかしジョーイは死ぬどころかそのままいびきをかいて寝ていました。
驚異的な運の良さで銃弾が死に至らない箇所を通過していました。
ディーヴォは自分の従兄弟であるハーランジェームズ(ウィリアムハート)、マーロンジェームズ(キアヌリーヴス)兄弟を呼び、ジョーイにとどめを刺してくれるように依頼しました。
この兄弟、見るからにヤバい兄弟です。
マーロンはビビッて銃を撃つことができませんでしたが、ハーランがジョーイに銃を撃ち込みます。
しかしそれでもジョーイは死なないのでした。
そんなこんなの出来事の中、警察がボカ家で起きている殺人未遂事件に感づきやってきます。
怪我をしているジョーイは保護されてそのまま病院に搬送されます。
ジョーイは何が何だかわからない痛みは感じています。
そしてそのまま妻のロザリー、その母のナージャ、アルバイトのディーヴォ、その従兄弟のハーラン兄弟は殺人未遂容疑で逮捕されます。
しかし一命を取り留め回復したジョーイは自らのこれまでの半生を振り返り反省し…。
ジョーイがした行動とは…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『殺したいほどアイラブユー』感想・評価
映画『殺したいほどアイラブユー』は多少の脚色はあるとはいえ、実話と聞くと本当に驚いてしまう内容です。
ただこの驚きの内容を見事にコメディタッチに描いていて、なかなか残酷なストーリーではあるものの、不思議と笑って楽しく観れてしまうのです。
大怪我を負っているのに平気でいるとぼけたケヴィンクラインの演技も絶妙に面白く、その様子を見て驚愕のリアクションをする他の出演者の演技も笑いを誘います。
リバーフェニックスはこの『殺したいほどアイラブユー』でこれまであまり見せたことのない顔を見せてくれていて、不器用な若者といった感じで愛すべきキャラクターを作り上げて魅了してくれます。
そしてキアヌリーヴスがかなりいっちゃってて凄まじいです(笑)
役者魂を見せてくれているといった感じで圧倒的に印象を残してくれています。
皆さんの見たことのないキアヌリーヴスがこの『殺したいほどアイラブユー』で観られると思います。
最終的にはハッピーエンドなところもいいですね。
ここまで残酷な行動をしているのに笑える映画というのはなかなかお目にかかれないと思います。
それでも最後は微笑ましいラストで締めくくってくれます。
リバーフェニックスという俳優を観るためにも、リバーフェニックスとキアヌリーヴスの共演を見られるだけでも価値がある映画ですが、作品自体もとても面白い映画です。
おすすめ映画です。ぜひ。
映画『殺したいほどアイラブユー』
寄ってたかって必死になって、殺そうとはしてみたが…信じようと信じまいとこれはアメリカで実際にあったお話。
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