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映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『虹をつかむ男 南国奮斗篇』です。
映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』は、山田洋次監督・西田敏行主演による『虹をつかむ男』の続編となります。
映画『虹をつかむ男』ネタバレあらすじ感想
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前作『虹をつかむ男』からの役柄がそのままの続投キャストは西田敏行さんと吉岡秀隆さんのみとなっていますが、田中邦衛さんをはじめ前作のキャストが他のキャストとして出演しています。
まだ無名の頃の小藪千豊さんが出演していることでも話題の映画です。小藪さんは「すべらない話」でもこの時の撮影の話をされていました。
それでは『虹をつかむ男 南国奮斗篇』の映画紹介です。
映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』は1997年に公開された日本映画。
上映時間は112分。
前作『虹をつかむ男』の続編となります。
監督は山田洋次監督。『男はつらいよ』『学校』『息子』『武士の一分』などなど日本映画界の巨匠です。
キャストは
白銀活男…西田敏行
平山亮…吉岡秀隆
松江…松坂慶子
祝節子…小泉今日子
祝清治…哀川翔
祝幸吉…田中邦衛
祝文子…八木昌子
平山肇…笹野高史
平山綾…角替和江
平山咲枝…星野真理
絹代…倍賞千恵子
サブ…小藪千豊
村井主任…田山涼成
漁師…神戸浩
ほか。
映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』ネタバレ・あらすじ
前作『虹をつかむ男』から1年後から物語がスタートします。
東京で家電量販店に就職した平山亮(吉岡秀隆)でしたが、仕事はきつくやりがいも感じられないため悶々とした日々を送っていました。
そんな仕事中の亮の元に1本の電話が入ります。
電話は警察からで、1年前に亮が映画館オデオン座でアルバイトをした時にお世話になった白銀活男(西田敏行)通称かっちゃんが警察に捕まってしまったので、身元引受人として引き取りに来てほしいというものでした。
かっちゃんはたちの悪いバーに入ってしまい暴れてしまったため警察に捕まっていました。
かっちゃんのためならと亮はすぐに警察に迎えに行き、住んでいる実家に連れて帰り、同居している家族に紹介し、家に泊めます。
亮は今の仕事に楽しさもやりがいも感じていないことを話し、かっちゃんは映画館の経営が赤字でたこ焼き屋も始めたことなどを話しました。
次の日、かっちゃんは早朝に自分の映画館のある街へと帰って行きました。
亮は転勤を言い渡され、仕事を辞める決心をしました。家族に内緒で仕事を辞めて新たな仕事を探していましたが、仕事を辞めていたことがバレてしまい、父親の肇(笹野高史)と口喧嘩に発展し、「旅に出る」といって家を出て行ってしまいました。
妹の咲枝(星野真理)は追いかけますが、亮はそのまま家出してしまいました。
亮はかっちゃんの元へ行こうと思い九州に行きオデオン座を訪ねますが、オデオン座は閉館していました。
亮が近所に聞き込みをすると、かっちゃんはどうやら奄美大島にいるらしいということがわかります。
亮はかっちゃんを探しに奄美大島に行きますが、どこにいるか検討がつかず途方にくれます。
そこへ子供を連れた祝節子(小泉今日子)が現れて、亮は会話をします。
亮は美しい節子に心惹かれていっていました。
節子と子供と砂浜にいると、離れた場所で野外映画館の設営が行われています。
亮がよく見ると設営しているのはかっちゃんでした。サブ(小藪千豊)という若い従業員に指示を出して設営を行っています。
亮はかっちゃんと再会し、かっちゃんも再会を大いに喜びます。亮は節子をかっちゃんに紹介し、かっちゃんは亮の恋人だと勘違いしてしまいます。亮は恐れ多いと言わんばかりに否定しました。
節子は夜に海岸で行ったかっちゃんの移動式映画館に映画を観に来てくれました。
かっちゃんは現在は映写機を積んだワゴン車に乗ってサブを引き連れて移動式映画館を行ってたくさんの人に映画を観てもらっていました。
節子は子供を1人で育てている様子でした。
しかし仕事をしながらの子育てに限界を感じ故郷に帰ってきて実家に子供を預けようと帰省しているところでした。
節子はかっちゃんとサブとも仲良くなり実家まで車で送ってもらい別れを告げました。
亮は完全に節子に惚れてしまっていました。
亮は次に行われる移動式映画館のチケットを節子に渡しにやってきます。
しかしその様子を強面で気象の荒い節子の兄の清治(哀川翔)に見られてしまい、妹のことが大切で心配で仕方ない清治は亮を追いかけて「二度と節子に会うな」と殴りつけます。
亮は何発でも殴れと清治に言い、節子への気持ちが本気であることを証明しました。
この話を聞いたかっちゃんが激怒し、清治の仕事場に乗り込みます。
一触即発となり、サブも加勢に入ろうと車を降りますが、サブは天然なので車のサイドブレーキを引き忘れてしまい、映写機を積んだワゴン車は坂道をバックで走りそのまま横転してしまいました。
清治が亮に暴力をふるったことを知った節子は清治に激怒しました。
移動式映画館を続けている中で、かっちゃんはかつてオデオン座でアルバイトしていて現在は結婚して子供もいる松江(松坂慶子)とばったり再会します。
かっちゃんは松江のことが過去に好きで、その気持ちが再燃してしまい、松江の家を花を持って訪ねますが、松江から「困る」と言われてしまい、あっさりと撃沈してしまいました。
かっちゃんたちは移動式映画館で次の場所へ移動することになり、亮は節子の家を訪ねて節子に「愛してます」と告げます。
節子は笑いながら「私子供いるんだよ?失業保険で仕事がなくてどうやってやっていくの?」とはぐらかしましたが、こらえきれずに泣き出してしまいます。
亮はかっちゃんとサブのいる車に戻ります。亮の中で何かが芽生え、旅を終えて家に帰ることにしました。
実家に戻った亮は両親と和解します。兄が帰ってきて妹の咲枝も喜んでいます。
亮は就職して仕事をはじめました。
亮のもとに突然かっちゃんから電話が入ります。
かっちゃんは海辺から電話していて、興奮気味に亮にあることを伝えました。
かっちゃんが亮に伝えた言葉とは…?
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映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』感想・評価
映画『虹をつかむ男』は映画好きにはたまらない映画です。
今回の『虹をつかむ男 南国奮斗篇』では前作ほどのクラシック映画の紹介などは劇中にありませんが、それでもかっちゃんの映画への情熱というのは映画好きには観ていてとても心地よいものです。
山田洋次監督の特徴でもある古き良き日本の姿、ベースは喜劇という形はこの『虹をつかむ男 南国奮斗篇』でも変わらず発揮されていますので、多くの人が楽しめる映画となっています。
西田敏行さんに吉岡秀隆さん、松坂慶子さんに田中邦衛さん、哀川翔さんに角替和江さん、笹野高史さんなどみなさん本当に素晴らしいです。
なかでも僕は驚いたのはキョンキョンこと小泉今日子さんも綺麗さです。
僕はそこまで世代ではないのでアイドル時代を知らないのですが、めちゃくちゃ綺麗ですね、小泉今日子さん。
そして大人の色気もあって人気があるのも超納得してしてしまいました。
小藪千豊さんはこの時まちがいなく大抜擢だったはずですが、いいキャラクターで見事に作品に溶け込んでいます。
この頃はすっごく細いです(笑)しゃべり方といい芸人としての小藪さんもしっかり出ていて、すごく愛着のわくキャラクターとなっていました。
気持ちが晴れて元気になる映画です。
おすすめ映画です。ぜひ。
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映画『虹をつかむ男 南国奮斗篇』
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