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映画『君の膵臓をたべたい』ネタバレあらすじ感想

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映画『君の膵臓をたべたい』作品情報

今回の映画紹介は『君の膵臓をたべたい』です。

『君の膵臓をたべたい』は小説が原作で実写映画化され、その後アニメ化もされている人気作品です。

『キミスイ』の略称で多くの人に知られています。

人気の若手女優と俳優である浜辺美波さんと北村匠海さんが主演を務め、北川景子さんと小栗旬さんも出演し作品に安定感を与えています。

この作品で浜辺美波さんと北村匠海さんは、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

それではさっそく『君の膵臓をたべたい』の映画紹介をしていきたいと思います。

映画『君の膵臓をたべたい』は2017年に公開された日本映画。

上映時間は115分。

監督は月川翔監督。

『黒崎くんの言いなりになんてならない』『センセイ君主』『君は月夜に光り輝く』などが代表作です。

原作は住野よるによる同名小説。

【キャスト】

山内咲良…浜辺美波

志賀春樹(学生時代)…北村匠海

瀧本恭子(学生時代)…大友花恋

宮田一晴(学生時代)…矢本悠馬

隆弘…桜田通

栗山…森下大地

中田…中田圭祐

咲良の母…長野里美

宮田一晴(12年後)…上地雄輔

瀧本恭子(12年後)…北川景子

志賀春樹(12年後)…小栗旬

ほか。

 

映画『君の膵臓をたべたい』ネタバレ・あらすじ

志賀春樹(小栗旬)は高校の先生でしたが、先生の仕事を続けるかどうかを悩んでいました。

志賀の机の中には既に用意してある退職届が入っていました。

ある日、志賀は職員室で老朽化が原因で図書館が取り壊されることが決定したことを聞きます。

その知らせを聞いた志賀は寂しげな表情を浮かべていました。

学生時代に図書委員として本の整理を行っていた関係で、志賀は老朽化に伴い取り壊される図書館の本の整理を頼まれます。

仕事の依頼を渋る志賀でしたが、内気な性格のため頼んできた他の教員にそのまま押し通されてしまいました。

志賀は現在図書委員をしている学生の栗山(森下大地)と一緒に、本の整理を開始します。

図書館にいた志賀は、ある女子高生の声を聞きます。

そのことをきっかけに志賀は自分の高校時代のことを思い出し始めました。

〜12年前〜

高校生の志賀(北村匠海)は盲腸を患い病院に来ています。

病院で志賀は『共病文庫』という一冊の本を拾いました。

その方が偶然にもクラスでも人気者の山内咲良(浜辺美波)のもので、志賀はその時にはじめてクラスメイトの咲良が膵臓の病気を患っていて、余命が長くないことを知りました。

咲良は非常に明るい性格で友達も多く、対する志賀は内気な性格で友達がいない高校生活を送っていました。

咲良は自分の膵臓の病気のことを誰にも話していませんでした。

偶然病気のことを知ってしまった志賀に対し、咲良は「責任をとってね」と言います。

このことをきっかけに咲良と志賀の距離は一気に縮まりました。

志賀は図書委員になりますが、咲良も図書委員に立候補します。

志賀は「監視しなくても病気のことは誰も言わないから大丈夫だよ」と咲良に言いますが、咲良はそんな理由で図書委員に立候補したわけではなさそうでした。

咲良は志賀と仲良くなっていきますが、クラス内で地味なキャラクターだった志賀と咲良が仲良くなったことにより、志賀は悪い意味でクラスメイトから注目を浴びるようになります。

咲良の親友の瀧本恭子(大友花恋)は特に志賀にライバル意識を燃やしていました。

咲良は志賀のことを「仲良しくん」と説明します。

図書委員として一緒に仕事をする咲良と志賀でしたが、きっちり仕事をしたい志賀は咲良の本の整理の仕方を注意しますが、咲良は「ちょっとぐらい間違ったっていいじゃない。頑張って探した方が見つかった時に宝探しみたいで嬉しいでしょ」と意に介しませんでした。

志賀は咲良に「残りの人生の時間をこんなことに使ってていいの?」と聞きますが、咲良は「君に残りの人生を使う手助けをさせてあげる」と答え志賀を困惑させます。

咲良はマイペースに志賀のことを振り回すようになり、九州の博多に旅行に行くなどして恭子を驚かせていました。

学校内では咲良と志賀が付き合っているのではないかという噂が立ち、志賀はクラスメイトからさらに嫉妬されるようになります。

元々クラスで孤立していた志賀に、1人の男子学生が体育の授業中に話しかけてきました。

いつもガムを噛んでいるクラスメイトの宮田一晴(矢本悠馬)は、「咲良と付き合ってるの?」とストレートに質問し、志賀は「付き合っていない」と答えました。

実際に志賀と咲良は恋人の関係というわけではありませんでした。

宮田は「いろいろ言われて大変だな」と言い、「ガム食べる?」とすすめてきましたが志賀は断りました。

咲良は親友の恭子にも膵臓の病気のことを話していませんでした。

恭子の性格を知っている咲良は、あえて病気のことを打ち明けていなかったのです。

九州に旅行に行った際に二人は同じホテルの部屋に泊まり、トランプでゲームをします。

トランプで大きい数字を出した方が「必ず真実を答えなければならない」か「必ず実行しなければならない」という2択を出せるという内容のゲームでした。

志賀は戸惑いながらも咲良のペースに飲まれゲームを続けますが、結果的にお互いの距離はさらに縮まっていきました。

咲良は病気の事を他の人たちには隠しているので、共病文庫の存在ももちろん志賀以外は知りません。

咲良は自分の命が終わった時に「君だけを読む権利を与える」と志賀に告げました。

さらに咲良は志賀に対して、自分の命が終わったら自分の膵臓を志賀が食べてもいいと話し、驚く志賀に対し「人に食べてもらうと、その中で魂が生き続けるんだって」と話しました。

ある日、志賀に咲良からメールが届きます。

「恭子が監視してるから今日は図書委員の仕事は休むね。その代わりうちに来て」と書かれていて、志賀は戸惑いました。

咲良は両親のいない家に志賀を招き入れ、命が終わるまでにやりたいことのひとつに「いけないことをする」があると話し、志賀を抱きしめました。

志賀は咲良を押し倒しますが、結局そのまま何もなく咲良の家を出ました。

土砂降りの中を志賀が傘もささずに歩いていると、クラス委員長である隆弘(桜田通)が志賀に声をかけてきました。

隆弘は志賀にどうして咲良の家から出てきたのかと問い詰めます。

志賀は咲良には元カレがいることを咲良から聞いていて、その相手が隆弘だったのだと悟りました。

嫉妬心から志賀に罵声を浴びせる隆弘に対して「彼女、しつこい男が嫌いだって言ってた」と言い、カッとなった隆弘は志賀を殴り倒してしまいます。

ちょうどそこに咲良が現れ志賀のもとに駆け寄りました。

隆弘は咲良がどうしてクラスでも孤立している地味な志賀に惹かれているのか、納得がいかない様子でした。

咲良が検査のために入院することになり、志賀はお見舞いに行きます。

咲良は志賀が来たことに驚きながらも、嬉しそうな様子も見せていました。

咲良は自分の親友の恭子と志賀が友達になることを望んでいて、志賀に友達になるように頼み、「友達になってください」と恭子に頼む練習をさせました。

この様子を、たまたまお見舞いに来た恭子が病室の外で聞いていました。

学校の屋上で志賀が一人で本を読んでいると、恭子がやってきました。

恭子は志賀に「咲良は友達なんていなかった私に声をかけてくれた大切な存在」なのだと話しました。

咲良は検査だけの入院ですぐに退院する予定でしたが、入院期間が延びてしまいます。

病室の咲良から連絡をもらった志賀は、咲良の様子がいつもと違うことに気づき急いで咲良の病室へと向かいました。

病室で志賀は咲良に生きていてほしいと想いを告げ、咲良も志賀が自分にとってどれだけ大切な存在なのかを話しました。

退院したら咲良を見に行く約束をする二人でした。

咲良は退院することができました。

さっそく志賀と咲良はカフェで会うことになります。

咲良はおめかしをして向かうからねと志賀にメールをし、やり取りの中で志賀は以前咲良から言われた言葉に返事をするように「君の膵臓をたべたい」とメールを送りました。

しかし、いくら時間が経ってもカフェで待つ志賀のもとに咲良が現れることはありませんでした。

志賀は仕方なくカフェを出て帰宅しようと街を歩いていました。

それと街頭ビジョンからニュースが流れてきて、咲良が通り魔に襲われて命を奪われたことを知りました…。

志賀は咲良がこの世からいなくなってしまったことを受け入れられずにいて、葬儀に出席することもできませんでした。

母親から「ちゃんとお別れしてきなさい」と促され、志賀は咲良の家へと行き咲良の母親の前で咲良の家に手を合わせました。

志賀は咲良の母親に膵臓の病気のことを知っていたことを話し、共病文庫を読ませて欲しいと告げました。

咲良の母親は「あなただったのね」と言い、咲良からある人が取りに来るから渡してほしいと生前に頼まれていたことを話しました。

共病文庫には咲良の志賀に対する思いが書かれていました。

咲良の母親は志賀にお礼を言います。

志賀は咲良の母親に「もう、泣いていいですか?」と聞き、大粒の涙を流しながら泣き出しました。

〜12年後〜

志賀は栗山と一緒に図書館の本の整理を行っていました。

栗山は「途中まで完璧だったのに後半の本の整理がいい加減になっている」と志賀に言います。

志賀は咲良の件があって途中で投げ出してしまった過去を謝りました。

栗山が見つけた落書きをヒントに、志賀は咲良の残したメッセージがあることに気がつきます。

図書館の本棚に並んでいる『星の王子さま』を手に取った志賀は、咲良が書いた手紙を発見しました。

手紙は志賀あてと恭子あての2通がありました。

恭子あての咲良が書いた手紙を見つけた志賀は、恭子にこの手紙を渡さなければならないと思います。

その日は恭子の結婚式でした。

懸命に走りタクシーを拾って結婚式の会場へと急ぐ志賀。

恭子から来ていた結婚式の招待状に返事を出せないまま、当日を迎えていました。

結婚式場に到着した志賀に新郎らしき男性が声をかけてきました。

新郎は高校の時に志賀と仲良くしてくれた宮田(上地雄輔)でした。

宮田は相変わらず志賀に対して「ガムいる?」と聞き、花嫁衣装に着替え終わった恭子のもとに案内してくれました。

突然志賀が現れたので恭子(北川景子)はびっくりします。

志賀は招待状の返事を出していないことを謝り、それでもどうしてもを渡さなければならないものがあってきてしまったことを話しました。

恭子は咲良の形見のイヤリングを耳につけています。

志賀は咲良が遺した恭子あての手紙を渡しました。

咲良が京子宛に書いた手紙に書かれていた内容とは…。

咲良が志賀宛に書いた手紙の内容とは…。

結末は本編をご覧ください。

 

 

映画『君の膵臓をたべたい』感想・評価

映画『君の膵臓をたべたい』は話題になっていたのはもちろん知っていたのですが、話題になりすぎていたので敬遠してしまっていました。

映画好きを公言しているのに話題作を見ていないのもどうかと思い直し、思い切って鑑賞してみたのですが…正直僕は微妙でした。

これだけ人気になってる映画なので個人的に苦手なジャンルというだけだと思うのですが、特に感動できなかったというのが正直な感想です。

小説が人気になりアニメ化や漫画化、そして今回の実写映画化とすごいことになっているのを知っていたので、期待値が高くなりすぎていたのかもしれません。

作品の感想としてはポジティブな意見をあまり書けないので、演技が素敵だと感じた俳優を紹介していきたいと思います。

志賀春樹の高校時代を演じた北村匠海さんの演技が素晴らしいと思いました。

あんなイケメンがクラスで地味なキャラとして浮くことなんてあるんだろうかと思ってしまいましたが、そんな現実的な話は置いておいて、人と接することが得意ではない役柄をものすごくリアルに演じていらっしゃいました。

特に学生時代のクライマックスの咲良の母親の前で「もう泣いていいですか」と言って号泣するシーンは心を打たれました。

泣くのを我慢していてこらえきれずに泣いてしまったという演技が、ものすごくリアルでした。

北村匠海さんの演技に関してはもともと高い評価を持っていたのですが、「やっぱりこの人演技上手いな」と『君の膵臓をたべたい』でさらに思わせてくれました。

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そしてもう一人、演技が素敵だなと思った俳優は宮田一晴を演じた矢本悠馬さんです。

恥ずかしながら矢本悠馬さんをこの映画で知ったのですが、この俳優さんめちゃくちゃいいですね!

一気に好きな俳優の仲間入りをしてしまいました。

ものすごく演技がナチュラルで、淡々としていながらも優しさがにじみ出ている感じで宮田一晴をすごく魅力的なキャラクターに作り上げていました。

矢本悠馬さんの他の出演作も是非観たいと思いました。

正直そこまで面白いと思わなかった映画でしたが、それはただ個人的にこういったジャンルの映画があまり好きではないとゆうせいだと思います。

多くの人に観られて人気になっている映画なので、刺さる人にはきっと刺さるはずなのでまだ観たことがないという人はぜひ一度観てみてください。

映画『君の膵臓をたべたい』

ラスト、きっとこのタイトルに涙する

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