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映画『君の名は。』ネタバレあらすじ感想

映画君の名は。ネタバレあらすじキャスト評価感想

映画『君の名は。』作品情報

今回の絶対おすすめはアニメ映画『君の名は。』です。

大ヒットとなった『君の名は。』ですが、実は公開当時に観ていなかったんです。

理由は『流行りすぎていたから』です。

昔から天の邪鬼的なところがありまして…なんとなく敬遠してしまっていたのです。

知人のおすすめで今回はじめて『君の名は。』を鑑賞したのですが…きっと僕はこれまで天の邪鬼的な性格のせいでたくさんの名作を見逃してきたんだろうなと強く反省しました。

今回の『君の名は。』をきかっかけに、これからは大ヒットしていてもすぐに鑑賞しようと決めました。

それぐらいステキな映画でした。

それでは『君の名は。』の映画紹介です。

監督は新海誠監督。

音楽はRADWIMPS。

主題歌『前前前世』『スパークル』『夢灯籠』『なんでもないや』

【キャスト(声の出演)】

立花瀧…神木隆之介

宮水三葉…上白石萌音

宮水四葉…谷花音

宮水一葉…市原悦子

宮水俊樹…てらそままさき

宮水二葉…大原さやか

勅使河原克彦…成田凌

名取早耶香…悠木碧

ユキちゃん先生…花澤香菜

奥寺ミキ…長澤まさみ

藤井司…島崎信長

高木真太…石川界人

瀧の父…井上和彦

ほか。

 

映画『君の名は。』ネタバレ・あらすじ

岐阜県の山奥に住む宮水三葉は、宮水神社の娘として学生生活を送っていました。

ある朝、三葉が妹の四葉に起こされて目を覚ますと、四葉と祖母の一葉から「昨日は様子がおかしかったけど今日はまともだ」と話しをされます。

三葉は何のことだか分からず、そのまま学校に行きました。

学校に向かっている最中に同級生で仲のいい勅使河原(テッシー)と早耶香と会った際に、やはり三葉は「昨日はおかしかった」と話をされました。

学校に到着して教室に入った三葉は、クラスメイトからもなんとなく注目を集めていました。

考えてみると三葉は昨日は記憶が曖昧でした。

そして三葉のノートには、自分が書いた記憶が全くない「お前は誰だ?」という文字が書かれていました。

三葉と四葉は神社の娘なので、巫女として境内で儀式を行うことがありました。

その儀式の中には口噛み酒というものがあり、噛んだお米を出して発酵させてお酒を作る口噛み酒を三葉と四葉は儀式の最中に作りました。

テッシーと早耶香がこの儀式を見学に来ていて、さらに他の同級生も見に来ていました。

テッシーと早耶香以外の同級生は、口噛み酒の儀式を見て軽口を叩いていました。

三葉は同級生に巫女の姿を見られたことに恥ずかしさを感じていました。

妹の四葉から気にするほどの事じゃないと言葉をかけられますが、思春期の三葉は「東京のイケメンとして生まれたかった」と声に出して嘆いていました。

ある朝、三葉がスマートフォンのアラームで目を覚ますと、自分が見知らぬ部屋にいることに気がつきます。

三葉は自分の体を見て驚きます。

三葉自身が完全に男子になっていたからです。

三葉は見知らぬ父親らしき人物から寝坊したことを咎められ、「遅刻してもいいから学校にはちゃんと行くように」と言われました。

スマホには司という知らない人物からメッセージが来ていて、早く学校に来るようにと書かれていました。

部屋にかけてあった制服を着て、状況を理解できないまま三葉は家を出ました。

三葉が学校に到着したのはお昼過ぎでした。学校の場所がわからずに迷ってしまった急いで大幅に遅刻したのでした。

すぐに友人の司に話しかけられますが、「あなたが司くん?」と聞いてしまい変な顔をされてしまいます。

お昼休みに友人達と話していた三葉は、友人達から様子がおかしいと指摘されていました。

三葉はどうやら瀧という男子になっているようでした。

三葉はいま起きていることは夢の中の出来事なのだと信じていました。

友人たちと学校帰りにカフェに行くことになり、東京のカフェに憧れ続けていた三葉は目を輝かせました。

生まれて初めてカフェに行き、スイーツやコーヒーを堪能する三葉。(三葉は夢だと思い込んでいるのでめいっぱい楽しんでいる)

再びスマートフォンがなり、アルバイトに遅刻していることを知ります。

三葉は何のアルバイトをしているのかすら知らないので、司に自分が何のアルバイトをしているのか、どこに向かえばいいのかを質問しました。

三葉がすり替わっている瀧は、イタリアンレストランでアルバイトをしているようでした。

三葉はわけがわからないままレストランで一生懸命にアルバイトをし、美人の先輩である奥寺ミキのスカートが破けていることを知ると、すぐに可愛い刺繍をして直してあげました。

アルバイトの仲間たちや奥寺先輩は、いつもと違う瀧の様子に驚いていました。

奥寺先輩は三葉がすり替わっている瀧に好印象を持ったようでした。

三葉が瀧という男子学生として生きている間、瀧は三葉として生きていました。

見たこともない田舎で、見たこともない妹らしき四葉に起こされる三葉とすり替わっている瀧。

瀧は同級生に嫌味を言われているらしき三葉をかばって、教室の机を蹴るなどして同級生を黙らせました。

三葉と瀧はお互いにすり替わっていることを自覚します。

どうやらすり替わる頻度は週に2、3回で、起床した時にすり替わっていることから、きっかけは眠ることだと気づきました。

三葉と瀧はお互いが自分の身体に戻った時に困らないように、スマホやノートに日記や伝言を書くことにしました。

三葉は東京での瀧としての暮らしを満喫していて、瀧が憧れているアルバイト先の奥寺先輩とも仲良くなります。

瀧も三葉として生活している中で、三葉は以前よりもモテるようになっていました。

瀧と三葉はスマホに書き残した日記でやり取りをするうちに、出会うことはないものの仲を深めていました。

瀧は三葉とすり替わっている時に、祖母の一葉と妹の四葉とともに自分たちの口噛み酒を山奥まで奉納に行きました。

祖母の一葉をおんぶして山道を登る三葉。

その時に一葉から口噛み酒の話をされた三葉とすり替わっている瀧でしたが、あまりよく理解できませんでした。

瀧が目を覚ますと通常通りの瀧の身体になっていました。

スマホを見ると、奥寺先輩から「もうすぐ着くよ、今日はよろしくね」とメッセージが来ていました。

何が起きてるのか分からない瀧でしたが、三葉がスマホに残した日記形式のメッセージで、奥寺先輩とデートをすることになっていることを知ります。

瀧は慌てて身支度をして家を出て、待ち合わせ場所になっている駅へと向かいました。

憧れの奥寺先輩と合流した瀧でしたが、思うように会話が弾みません。

三葉は女性慣れしていない瀧のために、モテない男性に対するアドバイスが書かれているリンクをスマホに入れていましたが、瀧はバカにされてると思い三葉に怒っていました。

デートは盛り上がらないまま終了となってしまいます。

奥寺先輩は瀧に「昔は私のこと好きだったのかもしれないけど、今はそんなことないんじゃない」と尋ねました。

否定する瀧でしたが、瀧は三葉のことが気になるようになっていました。

一方、三葉も瀧のことが気になっていました。奥寺先輩とのデートも気になっている三葉は東京に行ってみることを決意します。

夜には戻るからと四葉に告げて電車に飛び乗る三葉。四葉は三葉に東京に知り合いがいることを知って驚いていました。

東京に到着した三葉は「会えるはずがない」と思いながらも、瀧を探して東京を散策しました。

諦めかけて電車を待っていた三葉は、駅に到着した電車の中に瀧が乗っていることに気がつきました。

慌てて三葉は瀧が乗っている車両まで走り、電車に飛び乗りました。

混雑した車内で瀧と向かい合って立っている三葉。瀧は単語帳で何かを暗記していました。

勇気を出して三葉は「瀧くん!」と呼びかけました。

しかし、瀧は三葉が誰だか分からず「君誰?」と聞き返しました。

三葉はショックを受けますが、二人は向かい合ったまま電車に乗っていました。

駅に到着し人の流れに押され三葉が離れて行く時に、瀧は三葉に名前を聞きました。

三葉は別れ際に、自分の髪の毛を結んでいた組紐を解いて瀧に手渡しました。

※瀧と三葉のすり替わりは、時代を超えて行われていました。3年間の誤差があったので三葉が会った瀧は、まだ三葉と出会っていない瀧だったのです。

しかし、ある時を境に三葉と瀧のすり替わりはまったく行われなくなりました。

瀧は急に三葉とすり変わらなくなったことに疑問を感じていました。

瀧は三葉の電話番号に電話をかけてみますが、つながることはありませんでした。

三葉が住んでいる町で祭りが行われようとしていました。

テッシーから連絡をもらった三葉はテッシーと早耶香の前に現れます。

三葉は髪をバッサリと切っていて、テッシーと早耶香は驚きました。

テッシーと早耶香は三葉が髪の毛を切った理由を推理しますが、結局わからないままでした。

宮水神社のお祭りは盛り上がりを見せていました。

世間ではティアマト彗星が話題になっていて、糸守町の人々もティアマト彗星を一目見ようと賑わっていました。

三葉の見ている景色には、ティアマト彗星が光り輝いていました。

瀧は自分が三葉とすり替わっていた時に見ていた風景を、部屋でデッサンしていました。

記憶にある風景を描き続け、瀧の部屋には自分が書いた風景画がたくさん飾られるようになっていました。

ある時、瀧は部屋に貼ってあった自分で書いた風景画を剥がしてリュックに詰め込みました。

旅に必要なものをリュックに詰め込んでいます。

瀧は少ない手がかりをもとに、三葉のもとに行こうと決心したのでした。

瀧は司にアルバイトの穴を埋めるように頼んでいました。

しかし瀧が駅に到着すると、旅支度をした奥寺先輩と司が待っていました。

瀧は明らかに様子がおかしく、心配した司と奥寺先輩は無理やり瀧に同行することを決めたのでした。

電車を乗り継ぎ岐阜県の飛騨へ向かう瀧と奥寺先輩と司。

奥寺先輩と司は、手がかりが瀧自身が書いた絵しかないことに驚きました。

道行く人に絵を見せながら知っているかどうかを尋ねる瀧でしたが、なかなか手がかりを掴めずにいました。

あるラーメン屋で高山ラーメンを食べる事にした3人は、店員さんにも絵を見せて情報を集めようとします。

それとラーメン屋の店主が絵に書かれている風景の町の出身であることがわかりました。

町の名前は糸守町。

糸守町の名前を聞いた瞬間に、奥寺先輩と司は顔色を変えました。

糸守町は3年前に割れたティアマト彗星が落下して、甚大な被害を被った町として有名になっていました。

彗星の落下事件は多数の犠牲者を出し、糸守町は現在は消滅している町でした。

糸守町出身のラーメン屋の店主は、瀧の書いた絵を見て「よく描けている」と褒めていました。

ラーメン屋の店主の新設で3人は糸守町があった場所へと向かいました。

人気のない場所に降り立った瀧は、自分が三葉として生きていた場所に間違いがないことを苦心しました。

瀧が三葉として通った学校の跡もありました。

瀧は糸守町のティアマト彗星の落下事故に関する資料を読み漁りました。

多数の被害者が出ていることを知り、さらにこの事故で命を落とした町民たちの名簿にも目を通しました。

瀧はテッシーこと勅使河原と早耶香の名前を被害者の名簿で見つけ愕然とします。

さらに瀧は被害者名簿の中に三葉の名前も発見してしまいました。

三葉の名前の隣には祖母の一葉と妹の四葉の名前も書かれていました。

この時に瀧は初めて、三葉が3年も前に亡くなっていたことを知ったのでした。

しかし、瀧はどうしても諦めがつきませんでした。

3年前に亡くなっていたのに、どうしてつい最近まで自分とすり替わったりメッセージを残して連絡のやり取りができていたのか…。

瀧は宿泊先に奥寺先輩と司を残して、1人で糸守町の山奥へと向かいました。

奥寺先輩と司には「先に東京に戻っていてください」と置き手紙を残しました。

瀧は三葉とすり替わっている時に一葉と四葉と一緒に口噛み酒を奉納した場所へと向かいました。

口噛み酒を飲めば昔の時間に戻れると瀧は思い、三葉の口噛み酒が奉納してある場所に行き、開封して口の中に運びました。

瀧は時空を旅しているような感覚に襲われ、様々な出来事が頭の中を過ぎ去っていきました。

瀧が目を覚ますと、そこは三葉の部屋でした。

四葉が三葉の事を起こしにきます。四葉が生きていることに感動した三葉にすり替わった瀧は涙が出るほど喜び、四葉に気持ち悪がられてしまいました。

三葉が亡くなっていない時間に戻ってきた瀧は、三葉や町の人間を救うために動き出します。

一葉には今の三葉が三葉ではないことが分かっていました。

瀧が目を覚ました日は、糸守町で祭りが催されティアマト彗星が落下する事故が起きる日でした。

三葉にすり替わっている瀧はさっそく学校に行き、町から逃げるように言いますが、いきなり突拍子もない話をされて信じる者はいませんでした。

瀧はテッシーと早耶香に協力を頼み、町のみんなが避難するための作戦を練ります。

町にある発電所を爆破し停電を起こし、早耶香が学校の放送室から町全体に避難のアナウンスを流す作戦を立てます。

三葉は現在は一緒に暮らしていない町長の父親に、これから起こることを説明しに行きました。

しかし三葉の父親は聞く耳を持たず、それどころか三葉に病院に行くように言います。

怒った瀧は三葉のままで悪態をついたので、三葉の父親は漠然としていました。

瀧は町を歩いている小学生にも避難するように促しますが、やはり信じて避難しようとする者はいませんでした。

瀧は三葉の体のままある場所へと向かいました。

瀧とすり替わっている三葉は、瀧の身体で目を覚まします。

三葉は外に出てある場所に行き町を見渡し、町が跡形もなくなくなっていることに気づきました。

瀧と三葉は同じ場所にやってきていました。

三葉には自分を呼ぶ瀧の声が聞こえました。

瀧にも三葉の声が聞こえています。

しかし、お互い姿を見ることはできませんでした。

何かを感じている2人は、近くにいることだけは実感していました。

やがて黄昏時がやってきました。

かたわれ時と言われるこの時間だけは時空が重なり、三葉と瀧はお互いの姿を見ることができました。

瀧の姿を見た三葉は感激のあまり涙を流しています。

短いながらも2人は言葉を交わし、瀧は現在の状況を説明しました。

瀧は電車の中で三葉からもらっていた組紐を三葉に渡しました。

三葉は髪を切っているためカチューシャのように組紐をつけ、照れながら瀧に「似合ってる?」と聞きました。

瀧はお互いの名前を忘れないように、手に名前を書き合おうとマジックを出して提案します。

三葉の手を取って何かを書き込む瀧。

三葉が瀧からマジックを受け取り、瀧の手に書こうとした矢先、横に一文字を書いたところで三葉は瀧の目の前から突然消えてしまいました。

黄昏時が終わったため、2人はお互いが見えなくなってしまったのでした。

瀧から事情を聞いた三葉は街のみんなを避難させるために、山から町へと駆け下ります。

三葉は瀧の名前を忘れないように、瀧の名前を頭の中で呼んでいました。

三葉は上空を見ながら走っていたため、躓いて激しく転倒してしまいます。

だんだんと瀧の名前が薄れていき、思い出せなくなってしまう三葉。

手に名前を書いてもらったことを思い出し、転倒して朦朧とする意識の中で手のひらの中を覗き込む三葉。

手のひらに書かれていたのは名前ではなく、「好きだ」という3文字でした。

三葉は立ち上がり、懸命に走り出しました。

テッシーとともに発電所を爆破し停電を起こし、必死に町の人間達に避難するように呼びかけます。

早耶香は三葉から言われた通りに学校から避難勧告をアナウンスし続けました。

しかし、町の人達の避難の足取りは重く、三葉は町長を務める父親の元へ再び向かいました。

三葉が父親の元に到着すると、そこには祖母の一葉と妹の四葉がいました。

三葉はこれまで距離のある父親に遠慮しながら接してきました。しかし今父親に会いに来た三葉の表情はこれまでの三葉とは違っていました。

その後すぐに、割れたティアマト彗星の破片が糸守町に落下しました。

5年の歳月が経ちました。

瀧は建築系の会社に就職しようと就職活動に精を出していましたが、なかなか思うような結果が得られないでいました。

司や友人達が就職活動で結果を出している中で、瀧は結果が出ない焦りを感じていました。

三葉のことが記憶から消えている瀧には不思議な感覚だけが残っていました。

糸守町の風景にやたらと心を奪われるのです。瀧はこの感覚の理由を知ろうとしましたが、答えはわからないままでした。

瀧は糸守町について調べ続けていました。

彗星の破片が落下した糸守町の人々は、奇跡的に全員が助かっていました。

彗星が落下した時刻、糸守町は町をあげて避難訓練を行っていました。

避難訓練を行ったことで結果的に町民の命を救った町長は、高い評価を得ていました。

カフェで司たちと就職活動について話をしている瀧の元に、一通のメッセージが届きます。

イタリアンレストランのアルバイトで一緒だった奥寺先輩からでした。

奥寺先輩は現在は東京を離れていて、東京に来たついでに連絡をしたということで瀧と会って話をしました。

どこか上の空の瀧に向かって奥寺先輩は「あなたもちゃんと幸せになるんだよ」と言い残して去っていきました。

瀧はある夜に1人でぼんやりとカフェでコーヒーを飲んでいました。

すると結婚を控えてるらしきカップルの会話が聞こえてきます。

テッシーと早耶香でした。

瀧には記憶がないのでテッシーと早耶香を認識することはありませんでしたが、何か感じるものがあり気になっていました。

カフェを出た瀧は雪の降る中を傘もささずに歩いていました。

前から来た傘をさしている一人の女性とすれ違います。すれ違った女性の髪には赤い組紐がつけられていました。

すれ違った後に瀧は何かを感じ振り返りますが、傘をさした女性はそのまま歩き去っていきました。

瀧が前を向いて歩き出すと、傘をさしていた女性も何かを感じたのか、振り返って瀧に目線を送りました。

ある日、瀧が電車に乗っていると、すれ違う電車の中にいた女性と目が合いました。

その瞬間、なぜだかわからないものの瀧に衝撃が走りました。

目が合った相手の女性も、何かを感じている様子です。

すれ違った電車に乗っていた女性は、東京で暮らしている三葉でした。

瀧は次の停車駅で電車を飛び降りて、走り出しました。

三葉も駅で電車を降りて、瀧と同じように走り出します。

お互いを探して走り回る二人は、ある石階段の場所でお互いの存在を確認してすれ違いました。

勇気を出せずに声をかけられなかった瀧は、すれ違った後に「俺、どこかで君と!」と勇気を出して話しかけました。

三葉も瀧の方を見て「私も!」と答えます。目には涙が浮かんでいました。

そして二人は同じタイミングで、ある言葉を言ったのでした。

果たしてある言葉とは…?

答えは本編でご確認ください。

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映画『君の名は。』感想・評価

実は僕は普段アニメをほとんど観ません。

アニメの映画となると、なおさら観る機会がありませんでした。

もちろん『君の名は。』の存在は知っていましたし、公開当時から大ヒットして世間を賑わせていたのも知っていました。

しかし、冒頭にも書いたように僕にはあまりに流行ってしまうと見る気が失せてしまう悪い癖があります。

その悪い癖が発動してしまったせいで『君の名は。』を観ずに、ここまで生きてきてしまいました。

いや、生きてきてしまったと言うか、生き恥をさらしてきましたと言った方が正しいでしょう。

今の僕は『君の名は。』を観賞していなかったことを、強く恥じているからです。

たまたま友人から勧められたのですが、その友人には本当に感謝しています。

それぐらい、映画『君の名は。』は素晴らしい映画でした。

脚本も秀逸ですし、キャラクターもみんな魅力的で、声優陣(俳優や女優が多いけど)も皆さん素敵でした。

見事に映画の世界に引き込まれて、最初から最後まであっという間でした。

そして…なんなんでしょうこの感覚は…。

悲しい感情もありホッとする感情もあり、思わずクスッと笑ってしまう場面もあり、心から良かったと思う感情にもなり、結果的に涙が出てきてしまっていたのですが、一言でどんな感情で涙が出たかを説明することができません。

青春時代を思い出すような、瀧と三葉を気づいたら応援しているような、胸がシクシクと痛むような、何とも言えない感情をたくさん湧き起こさせてくれる映画でした。

子供や思春期の少年少女がこの映画を鑑賞したら、めちゃくちゃ影響を受けるんだろうなと思わずにいられませんでした。

大人の僕ですら胸がかなり痛くなりましたし、様々な感情が渦巻く感覚を久々に味わいました。

新海誠監督は、本当に天才なんだと思います。

くだらない事と思われるかもしれませんが、物語の構成を考えてる時点で頭がぐちゃぐちゃになって来ないかと思ってしまいました。

僕だったら物語を考えてる時点で、間違いなくわけがわからなくなってるでしょう。

色々なものが絡み合ったストーリーが飽きることなくハラハラドキドキさせてくれ、人間味のあるキャラクター達が深みを増してくれています。

とにかくすごい心に残っている映画です。

今もレビューを書きながら涙ぐんだりしているぐらい、心に響いた作品です。

まだ一回しか鑑賞していないので、理解できていない部分がある可能性もあります。

ただ理解したいから何度も観たいというわけではなく、自然と何度も観たくなる映画です。

映画『君の名は。』を観ないで人生を送ることにならなくて、本当に良かったと思っています。

アニメ映画を見る習慣がなかったのですが、これからはどんどんアニメ映画を鑑賞していきたいと思わせてくれました。

次は『天気の子』を観てみようと思っています。

俳優や女優として活躍してる人たちが声優として出演しているのですが、皆さんめちゃくちゃ上手くて驚きました。

特に神木隆之介さんと上白石萌音さんが素晴らしすぎて、彼らのレベルが高いおかげで冷めることなくずっと物語に没頭することができました。

俳優や女優が声優業をやる時って、結構ダメ出しが出たりするんですかねぇ。いきなりあんなにうまく声優できちゃうものなのか…。そんなところも気になってしまうほど、声優陣も素敵な映画でした。

最後に映画『君の名は。』を観て、僕が強く思ったことを白状して『君の名は。』のレビューを終えたいと思います。

『君の名は。』を鑑賞し終わった後に僕は「なんで俺もうおっさんなんだろう」と悲しくもなりました…。

青春時代にこんな映画に出会いたかったです。めちゃくちゃ恋愛したくなっただろうな。

きっとほとんどの人がすでも観ている映画だと思いますが、万が一まだ観たことがないという人がいたら、観ないと本当に損ですよ。

自信を持ってオススメします。

映画『君の名は。』

まだ会ったことのない君を、探してる。

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