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映画『プリデスティネーション』ネタバレあらすじ感想

映画プリデスティネーションネタバレあらすじキャスト評価

映画『プリデスティネーション』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『プリデスティネーション』です。

映画『プリデスティネーション』はイーサンホーク主演、ロバートAハインライン『炉輪廻の蛇』原作の作品です。

タイムスリップがテーマになっているSF映画。

点と点が線になっていくストーリーに息をのむ内容となっています。

僕はSF映画はあまり観ないのですが十分に楽しめる映画でした。

それでは『プリデスティネーション』の映画紹介です。

映画『プリデスティネーション』は2015年に日本公開されたオーストラリア映画。

上映時間は97分。

原作はロバートAハインラインの短編小説『輪廻の蛇』です。

監督はマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ兄弟

キャストは

バーテンダー…イーサン・ホーク

ジョン/ジェーン…サラ・スヌーク

ロバートソン…ノア・テイラー

マイルズ…クリストファー・カービィ

ミラー…クリス・ソマーズ

フジモト医師…クニ・ハシモト

ベス…ケイト・ウルフ

クラーク医師…ベンブレンダガスト

ローゼンブラム先生…フェリシティ・スティール

ステイプルトン…マデリーン・ウエスト

マーシー…アレクシシス・フェルナンデス

ボールドウィン医師…ラージ・サイダ

ハインライン医師…タイラー・コッパン

コナー…レイティ・アナン

アリス…フレイヤス・タッフォード

ジェーン(10歳)…モニーク・ヒース

上級生の女子…ソフィー・カスワース

面接官…クリストファー・ストーレリー

ガーナー先生…ルイーズ・タルマッジ

ほか。

映画『プリデスティネーション』ネタバレ・あらすじ

1970年3月。

人気のないビルの地下室で1人の男が仕掛けられた爆弾の処理にあたっていました。

何者かが邪魔に入り爆弾の処理は失敗し、男はもろに被弾し顔に大けがを負います。

必死にバイオリンケースを探す男に、現れた別の男がバイオリンケースを負傷した男に渡しました。バイオリンケースはタイムスリップを行う装置となっていました。

負傷した男は未来へと飛び、所属する組織に負傷した顔を治療してもらいます。治療後の顔はまったく別人になっていました。

男は新たな任務を言い渡されます。これが最後の任務になる予定です。任務を果たすべく男はバイオリンケースを使って過去へと向かいました。

1970年11月。

アメリカのニューヨークではフィズルボマーと呼ばれる爆弾魔の事件が起こっていて、その被害者はすでに100人を超えていました。

爆弾魔の脅威を恐れて都心部を出て行く人間も出てくるど、多くの人がフィズルボマーに脅威を感じていました。

過去にやってきた男はバーテンダーとしてバー『ポップ』で働きはじめます。バーテンダー(イーサンホーク)は新入りとして客と話しながら仕事をしています。

そこへ1人の青年ジョン(サラスヌーク)が飲みにやってきました。

ジョンは疲れて何かに絶望していような表情を浮かべていました。バーテンダーはジョンと話します。ジョンは「未婚の母」というペンネームを持つライターでした。

雑誌にでっち上げの身の上話を書いて収入を得て暮らしていました。稼ぎは悪い方ではないようでした。

バーテンダーと話しているうちにジョンはこれまでの自分の半生を話すことになりました。

1945年。孤児院の前に1人の赤ん坊が捨てられていました。赤ん坊はジェーンと名付けられて孤児院で育てられました。

ジョンはどう見ても現在は青年ですが元々は女性だったのでした。バーテンダーは素直に驚いた反応をしていました。

ジェーンは勉強のできる子供で読書なども好きでした。成長しても性的なものへの興味が出てくることはなく、代わりにへジェーンは喧嘩ばかりをするようになっていて、男の子にも負ける事のない喧嘩の強さを発揮していました。

大きくなるにしたがってファッションなどに興味を持つ友人たちが多くなる一方で、ジェーンは一向にそいういったものに興味がなく、いつも1人で行動し浮いた存在となっていました。

しかしジェーン以外は特にそれが苦痛というわけではありませんでした。

ジェーンは物理など理数系に特に秀でた才能を発揮していました。

ジェーンは才能に目をつけられ、政府関連の仕事を行うエリートの身が働くことのできる「スペースコープ社」の研修に参加することになりました。

ジェーンは元々宇宙飛行士に憧れている少女でした。

面接を行ったロバートソン(ノアテイラー)はジェーンの才能を認めていました。

研修がはじまります。ジェーン以外にも才能豊かな人材が参加しています。

しかしジェーンはこの中でも体力や勉強面で常に抜群の成績を収めトップでいるのが当たり前の存在になっていました。

ジェーン自身もそんな状況から周りの生徒と自分が違うという意識を持つようになっていました。

当然ジェーンのそんな態度はトラブルを招きやすくなり、研修生のマーシー(アレクシスフェルナンデス)と喧嘩騒ぎを起こしていしまいます。

これが原因でジェーンは除籍処分となってしまいますが、その前に受けた精密検査が影響していることも大いに関係しているようすでした。

ロバートソンは除籍になるのはあくまで喧嘩騒ぎを起こしたせいとしてジェーンと話をしますが、また必ず君を戻すから待っていてくれと言葉をかけました。

ジェーンは自分でできる限りのことをするために、家事手伝いの仕事して生計を立て、夜はマナークラスなどに通って自分を高めました。

また家事手伝いの仕事では薄給で生活が困難なため、タイピングの勉強をしてタイピングを活かせる仕事にも就きました。

恋愛に興味のなかったジェーンでしたが、ある夜に出会った男性と恋に落ちます。恋に落ちたことに驚くジェーンでしたが、どんどん惹かれていきその男性と関係を持つようにもなり、ジェーンは幸せを感じていました。

しかし幸せは長くは続きませんでした。

ジェーンはその男性とベンチに腰掛けて話していましたが、突然その男性が立ち上がり「すぐに戻る」と言ってどこかへ行ってしまいました。

男性は二度とジェーンの元には戻ってきませんでした。

ジェーンは妊娠していました。1人で出産をし、無事に女児が生まれました。ジェーンはこの子供と懸命に生きて行こうと心新たに希望を持っていました。

しかし悲劇は続き、生まれてから2週間後にジェーンの赤ん坊は何者かによって病院から盗み出されてしまいました。

ジェーンは出産を担当した医師のフジモト(クニハシモト)から衝撃の事実を告げられます。ジェーンは両性具有でした。

出産の際に命を救うために子宮の摘出を余儀なくされ、フジモト医師はジェーンの男性機能を使えるように手術をしたとジェーンに告げたのでした。

ホルモンバランスなどはこれからもフジオト医師が診ていくという話をされます。

突然男性になるように言われたジェーンは当然のごとく困惑します。ジェーンはそのまま約1年間入院し幾度かの手術を経て男性として生まれ変わり退院しました。

名前はジェーンからジョンに改めました。

今バーテンダーの前に現れているのは男性となったジョンという事になります。

ジョンはスペースコープ社に入ることを諦めきれず、男性のジョンとして再受験をします。しかし記録はすべて残っていて、最初の段階で選考から落とされてしまいます。

ジョンはタイプライターの仕事の中で、自分にも書けると思いフィクションをノンフィクションのように書き、「未婚の母」のペンネームで雑誌に物語を書き生計を立てるようになり現在に至っていました。

話を聞き終えたバーテンダーはその男を見つけたらどうするかをジョンに尋ねました。

ジョンは命を奪うと答えます。バーテンダーはその男の居場所を教えてやるとジョンに言います。

そしてその見返りを求めました。ジョンは冗談を言っているのだと主増したが、バーテンダーはジョンの情報をすでに把握していて唖然としました。

バーテンダーはジョンをバーの地下室に連れていきます。

隠していたタイムスリップ機能のバイオリンケースを奥から取り出し、見返りとして自分の仕事を継ぐことを提案しました。

ジョンはバーテンダーの仕事か?と訊きますが、バーテンダーが「違う」と言って笑いました。

ジョンはバイオリンケースの12桁のダイヤルをいじり、タイムスリップする準備を始めます。

このバイオリンケースのダイヤルを合わせた日時にタイムスリップをすることができるのでした。ジョンはもちろんまだ半信半疑の状態です。

バーテンダーはジョンを連れてタイムスリップを行いました。行き先はジェーンが恋に落ちる男性と会う時代でした。

タイムスリップで時間の軸を通るのでジョンは最初足元がふらつき歩けなくなります。バーテンダーは最初はそんなもんだとジョンに手を貸しました。

ジェーンが運命の男性と出会った場所へと行きます。ジョンがその男を探していると偶然ジェーンとぶつかります。

そしてジェーンと話し始めたジョンとジェーンはお互いに惹かれていきます。ジェーンが恋に落ちた男性の正体は未来からやってきたジョン自身だったのです。

バーテンダーはその様子を見て一旦の場を去り、爆弾魔を追う任務に向かいましたが、結局これは失敗に終わってしまいました。

1963年、ジョンとジェーンがベンチで話しています。ジョンがバーテンダーの存在に気が付きます。ジョンはジェーンに「すぐ戻る」と告げてバーテンダーの元へやってきます。

状況を理解しているジョンはバーテンダーに「嵌めたのか」と怒りを露にします。

バーテンダーは自分がなんなのかもそろそろわかっただろうと言って、ジョンをスペースコープ社の元へ連れていきます。

ジョンはジェーンを置いていけないと言いますが、運命はそうはいきませんでした。

ジョンはかつての恩師のロバートソンと再会をします。ジョンはスペースコープ社の1員になります。

バーテンダーは今度は1945年にタイムスリップし、生まれて2週間のジェーンの子供を病院から盗み出し、孤児院の前に置いてきました。

バーテンダーももちろんスペースコープ社の人間でした。タイムスリップして事件を解決する極秘任務を行っていたのです。

バーテンダーは爆弾魔のフィズルボマーを追い捕らえる任務を課せられていましたが、取り逃がして逮捕することができないでいました。

一度は至近距離に近づくことに成功し銃撃戦となりますが、結局取り逃がし爆弾の処理も間に合わず顔に大けがを負い、バイオリンケースで未来へと飛んで顔の治療と手術を受けたのでした。

バーテンダーはタイムスリップしてその現場に出くわした時に、顔面を大やけどする自分に遭遇します。

バイオリンケースを探す自分にバイオリンケースを差し出したのは自分自身だったのでした。

ロバートソンは私的な理由でタイムスリップしたバーテンダーを窘めました。バーテンダーは罰は覚悟していたと話しました。

バーテンダーは任務から引退することになり、1975年にタイムスリップして自分の部屋に戻り、これからの平穏な日々を思いグラスにお酒を入れてくつろぎます。

骨董品屋に行きタイプライターをいじっていると店員の女性が話しかけてきて親しくなります。

バイオリンケースのタイムマシンのダイヤルを機能停止の設定しました。しかし気が付くとダイヤルが勝手に動き出して「エラー」という文字が表示されました。

バーテンダーは胸騒ぎを覚えました。テーブルにあった資料にはメモ書きが書かれていました。バーテンダーはメモに従ってコインランドリーへと赴きました。

コインランドリーには爆弾魔のフィズルボマーがいました。バーテンダーは初めて明るい場所でフィズルボマーと対峙して驚愕します。爆弾魔は老いた自分自身だったのでした。

老いた爆弾魔の自分はバーテンダーに、タイムスリップして任務にあたっているよりも自分は多くの命を救っているとバーテンダーに主張しました。

フィズルボマーは汚染により多くの人間の命が奪われる施設などを前もって爆破して未然にそういった事態を回避したと主張します。

他にも多くの場所で自分の正義として爆破を行ってきたフィズルボマーに対し、バーテンダーはその爆破によって奪われた命のことを考えたことがあるかと問います。

フィズルボマーはバーテンダーに自分の後継者になるように言いますが、バーテンダーは狂ったような自分の老いた姿のフィズルボマーを銃で撃ち抜きました。

バーテンダーの身体には乳房を除去した手術跡と帝王切開の跡がありました…

ジェーンの出産の形式は…。

結末は本編をご覧ください。

 

 

映画『プリデスティネーション』感想・評価

映画『プリデスティネーション』ですが、SF映画を僕が観慣れていないせいか、結構難しい映画でした。途中で心折れそうにもなたったり予想と合っていた展開もあったりといった感じでした。

ただ最後まで観ると「ああ!」とキレイに納得できる映画となっています。

先を読むのが得意な人は途中で先が読めるのかもしれませんが、僕はどちらかというと先を読むのが苦手なの方なので「うおお!そういうことか!」と思う事が多かったです。

映画『プリデスティネーション』はタイムスリップものということになりますが、まったくちゃちくないのでそこはまず安心して観て頂ければと思います。

安っぽい感じだとその時点で観る気が失せてしまったりもしますが、この映画はそんなことはありません。

イーサンホークは若い時もかっこいいいですが年齢を経ても本当にかっこいいです。

渋みのある俳優でこんな風に年を重ねたいと思わせてくれる1人です。

なかなかにヘビーな内容の映画だと思います。しかしまさに点と点が線になる感じを味わえるすごく優秀な映画だと思います。

鑑賞する前はてっきりアメリカ映画だと思っていたらオーストラリア映画なんですよね。

オーストラリア映画ってあんまり観たことないような気がしますがとても楽しめました。

英語だしあんまり僕には違いがわかりませんが(笑)

非常にクオリティの高いストーリーできっと楽しんでいただけると思います。

おすすめ映画です。ぜひ。

感想はコメント欄にお気軽に。

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