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映画『サイコ』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『サイコ』です。
映画『サイコ』は1960年に製作されたヒッチコックのサスペンスホラー映画で、その後の映画史に大きな影響を与えた作品です。
先日ご紹介した映画『ヒッチコック』はこの『サイコ』の制作の過程を描いた映画となっています。
映画『ヒッチコック』ネタバレあらすじ感想
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1960年制作と考えると、脚本・演出・音楽すべてにおいてハイレベルで偉大な作品だと思わずにいられません。
それでは『サイコ』の映画紹介です。
映画『サイコ』は1960年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は109分。
原作は実際に起きたエド・ゲインの犯罪を基に、ロバートブロックが書いた小説『サイコ』
監督はアルフレッド・ヒッチコック監督。
『ロープ』『裏窓』『ダイヤルMを廻せ!』など数多くの名作を世に残している名監督です。
キャストは
ノーマン・ベイツ・・・アンソニー・パーキンス
マリオン・クレイン・・・ジャネット・リー
ライラ・クレイン・・・ヴェラ・マイルズ
サム・ルーミス・・・ジョン・ギャヴィン
ミルトン・アーボガスト・・・マーティン・バルサム
アルチェン・バース・・・ジョン・マッキンタイア
フレッド・リッチモンド・・・サイモン・オークランド
トム・キャシディ・・・フランク・アルバートソン
チェンバース夫人・・・ルーリン・タトル
キャロライン・・・パトリシア・ヒッチコック
ジョージ・ロウリー・・・ボーン・テイラー
チャーリー・・・ジョン・アンダーソン
パトロール警官・・・モート・ミルズ
ほか。
映画『サイコ』ネタバレ・あらすじ
マリオンクレイン(ジャネットリー)は不動産屋さんで働いていました。
マリオンは人に言えない恋愛をしていて、人目を忍んで恋人のサムルーミス(ジョンギャヴィン)と逢瀬を重ねていましたが、結婚が見えず先行き不安な関係に疲れてきていました。
マリオンが会社から戻ると社長とともに一軒家を下見に行った老人が戻ってきて、4万ドルという大金を現金で支払って家を購入します。
社長はそんな大金を会社に置いておけないと言い、マリオンに銀行に行って小切手に変えてくるように指示します。
マリオンは4万ドルを持って銀行に行く支度をし、体調がすぐれないのでそのまま早退したいと社長に申し出ました。社長は勤続年数の長いマリオンを完全に信用していて、了承します。
しかしマリオンは4万ドルを持って行方をくらませてしまうのでした。
恋人のサムの元へ車を走らせるマリオンでしたが、途中で睡魔に襲われて車を停車して眠ってしまいます。
パトロール中の警官に起こされたマリオンは先を急ぐと説明し車を発車しますが、怪しいと感じた警官は後からマリオンを尾行します。
マリオンは車を変えることを決めて自動車会社に行き、現金で車を購入し車を変えて再び車を走らせました。
マリオンは途中にあったベイツモーテルというモーテルに寄り、一夜を明かそうとします。
フロントに行くとモーテルの主のノーマンベイツ(アンソニーパーキンス)が、部屋の鍵を渡してくれました。ほかに宿泊客は誰もいませんでした。
お腹がすいていたマリオンは食事をお願いし、ノーマンが食事を出してくれます。
ノーマンとマリオンは会話をし、マリオンはノーマンが年老いた母親と2人でベイツモーテルの隣にある一軒家で暮らしていることを知ります。
マリオンは元々食事に自宅へ招かれていましたが、母親の罵声がモーテルまで聞こえてきて、モーテルでノーマンと食事をとっていました。
ノーマンと話をしてマリオンは自分の行った行為を後悔し、翌朝、お金を持って引き返すことを決めます。
ノーマンはもっと話したがっていましたが、マリオンは翌朝早く出ると言って部屋に戻りました。
しかしマリオンは部屋でシャワーを浴びている最中に、侵入した何者かによって刺殺されてしまいます。
ノーマンが自宅に戻ると血の付いた母親の服を発見し、ノーマンは驚き急いでモーテルへと引き返しマリオンの部屋に行きますが、そこにはマリオンの遺体が横たわっていました。
ノーマンは母親のした行為を隠ぺいするために、マリオンの遺体をマリオンの車に乗せて、車ごとベイツモーテルの隣の沼に沈めてしまいました。
マリオンが宿泊した部屋に散っている血も綺麗に掃除をしました。
マリオンの妹のライラクレイン(ヴェラマイルズ)は、姉が消息不明になっているのを心配し、マリオンの恋人のサムの元を訪れます。
しかしサムはマリオンから何も聞いていないので、手掛かりは何もありませんでした。
そこへ私立探偵のミルトンアーボガスト(マーティンバルサム)もやってきます。
ミルトンはマリオンが4万ドルの大金を持って消えているので、マリオンの行方を追っていたのでした。
ミルトンは捜査を進め、マリオンがサムの元へ行く途中でベイツモーテルに立ち寄ったことを確信します。
ミルトンはノーマンと話してマリオンのことを訊きますが、ノーマンの受け答えに矛盾を感じノーマンを怪しみます。
ミルトンはライラに連絡し、マリオンがベイツモーテルにいたことは間違いなく、さらに調べて報告すると告げて調査を続けます。
ミルトンはノーマンとノーマンの母親が住んでいるベイツモーテルの隣の一軒家に忍び込みます。
しかしミルトンが2階に上がる階段をのぼったところで、ノーマンと母親と思われる女性の格好をした人影に突然襲われて、そのまま階段を落下してミルトンは絶命してしまいました。
ライラはいくら待ってもミルトンから連絡がないことで、何かあったのではないかと思い、サムとともに保安官のところへ行って協力を仰ぎます。
そこでライラとサムは保安官からノーマンの母親は10年前にとっくに亡くなっていることを聞かされました。
サムとライラは宿泊客のフリをしてベイツモーテルに行き、ベイツモーテルを調べます。
サムがノーマンと話している隙にライラは隣の一軒家に忍び込み、亡くなったはずの母親の存在を確認しようとします。
ノーマンが気が付いて大急ぎでベイツモーテルから一軒家に戻ってきます。
家の窓からノーマンが走ってくるのを見たライラは隠れようと地下室へと入り込みます。
すると女性が後ろを向いて椅子に座っていました。ライラが近づき話しかけますが、相手は白骨化したノーマンの母親と思われる亡骸でした。
驚きと恐怖のあまり叫び声をあげるライラ。
すると女装したノーマンが部屋に飛び込んできてライラに襲い掛かってきました。
しかしサムが駆けつけて間一髪ノーマンを取り押さえ、ライラに危害は加えられませんでした。
ノーマンは精神に異常をきたしていました。
母親との2人暮らしで疲れていたノーマンは、母親に愛人ができると自分が捨てられる恐怖にかられ、母親と愛人を殺害、それからノーマンの中にはノーマン自身と母親の人格が存在するようになり、ノーマンの母親の人格はノーマンに近寄る女性に危害を加えていたのでした。
事件後、ノーマンの人格は消えてしまい、ノーマンの中には母親の人格だけが残ったのでした。
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映画『サイコ』感想・評価
映画『サイコ』、やっぱり面白いです!
1960年に製作されたなんて信じられないクオリティの映画です。
めちゃくちゃハラハラドキドキするし、有名なシャワーシーンの演出も本当に秀逸です。
あの決定的な描写がない感じが逆に怖いんですよね…。
映画『サイコ』は現在も語り継がれている名作ですが、鑑賞すればその理由がきっとわかります。
ほとんどの人がすでに鑑賞していると思いますが、まだ観たことがない人はぜひ一度鑑賞してほしいです。
そして観たことがある人も久しぶりに鑑賞してはいかがでしょうか。
ジャネットリーがとてもきれいでした。
ジャネットリー役を映画『ヒッチコック』ではスカーレットヨハンソンが演じていますが、スカーレットヨハンソンもキレイなので、完璧なキャスティングだなと改めて思いました。
おすすめ映画です。ぜひ。
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