広告 実話映画ネタバレあらすじ感想

映画『僕はラジオ』ネタバレあらすじ感想

映画僕はラジオネタバレあらすじキャスト評価

映画『僕はラジオ』作品情報

今回の絶対おすすめ映画シリーズは『僕はラジオ』です。

久しぶりに観返しました映画『僕はラジオ』。そして見事に号泣してしまいました。

知的障害の青年とアメリカンフットボールのコーチをしている教師との友情を描いた完全な実話映画化作品です。ラストシーンにご本人が登場されますが、映画のラストにこの演出はもう涙をこらえるのはほとんどの人が無理だと思います。それでは『僕はラジオ』の映画紹介です。

映画『僕はラジオ』は2004年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は109分。

監督はマイク・トーリン監督。


キャストは

ジェームス・ロバート・ケネディ/ラジオ…キューバ・グッティング・ジュニア

ハロルド・ジョーンズ…エド・ハリス

リンダ・ジョーンズ…デブラ・ウィンガー

メアリー・ジョーンズ…サラ・ドリュー

マギー・ケネディ…S・エパサ・マーカーソン

ダニエルス校長…アルフレウッダード

他。

映画『僕はラジオ』ネタバレ・あらすじ

舞台は1976年のアメリカ・サウスキャロライナの町アンダーソン。町の人々の関心は地元の高校であるハナ高校のアメリカンフットボール部の活躍でした。

ハロルド・ジョーンズ(エド・ハリス)は名門ハナ高校のアメリカンフットボール部を率いる名コーチでその手腕は町の人々にも認められていました。

町の人たちとハロルドとの距離は近く、地元の理髪店で集まってはアメフト談議に華を咲かせていました。

選手である生徒たちも真剣にアメリカンフットボールに励んでおり、コーチであるハロルドに全幅の信頼を寄せていました。

はろうある日練習中にキックしたボールがフェンスを越えてグラウンドの外へ出てしまいます。

そこへ車輪の付いたカゴにラジオを積んだ一人の青年が通りかかりボールを拾います。ボールをこっちへ投げてくれと頼む選手でしたが、青年はボールをカゴに入れてそのまま歩き去ってしまいました。

青年の名はジェームス・ロバート・ケネディ(キューバ・グッティング・ジュニア)で後にラジオというニックネームで呼ばれます。

ある日ハロルドは部員たちがグランドにある小屋にボールをぶつけて遊んでいるのを見掛けます。ハロルドは不審に思い小屋の扉を開けると、手と足を縛られたラジオが泣きじゃくっていました。

ハロルドはすぐにテープをほどきラジオを開放しました。ハロルドは選手に罰を与え、練習後に延々と走らせます。

ラジオはグラウンドにやってきてはフェンスの外から選手たちの練習を観ています。ハロルドが話しかけてもラジオは何も答えませんでした。

ハロルドはラジオが知的障害を持っていることに気付きます。ハロルドが相棒のコーチに水筒を持って行かせると、ラジオは何も話はしなかったですが、渡された水筒の水を飲みます。

練習後にハロルドが話しかけに行くとラジオはしっかり水筒を返しました。ハロルドはラジオを監督室に呼び、相棒のコーチと共に一緒にハンバーガーを食べます。

ラジオは初めて言葉を発し、心を開き始めます。ラジオが大好きな事からラジオとニックネームをつけたのでした。

部員がひどいことをしたことのお詫びも含め、ハロルドはラジオをチームに招き入れます。プレーヤーではなく用具などを管理するマネージャー的な役割で、ラジオはチームの一員となります。

ラジオはチームのメンバーにも溶け込み、試合の際にはチアリーダーと共に懸命に応援し、また町の観客たちからも愛されるようになり、試合会場でラジオがスタンドの前を走り抜けると大歓声が起こるほどになっていきます。

ハロルドはラジオを家に送った時にラジオの母親と会いましたが、最初は母親の態度は固くハロルドにいい顔を見せませんでしたが、次第にハロルドを信用していきます。

ラジオの父親は亡くなっていて、母親は仕事で激務をこなし家計を支えていました。

ハロルドがラジオの面倒を見ていることに寛容であったダニエルス校長(アルフレ・ウッダード)でしたが、深入りしていく様子をみて少しづつ心配をしだします。

遠征にも同行する予定だったラジオでしたが校長の反対にあってしまい遠征同行は出来なくなってしまいます。ラジオは一人でグラウンドでラジオの試合中継を聴いていました。

戻ってきたチームに再びラジオは合流します。しかし試合中にハロルドが選手に与えた作戦を大声で叫んでしまいチームは窮地に立たされます。

さらにハナ高校はミスジャッジとも言える反則を取られ、ハロルドさえも熱くなってしまいます。いら立つチーム全員でしたが、ラジオの無邪気な明るさがチームを救います。

ハーフタイムを終え、いい雰囲気を取り戻したハナ高校は劇的な逆転勝利を収め、チーム全員が認める形で、ハロルドはチームMVPとしてウィニングボールをラジオにプレゼントしました。

ラジオは新聞にも取り上げられラジオも母親も喜びます。

しかしハロルドが町の人々が集う理髪店で行われるアメフト会合に行くと、ラジオの事が議題に上がってしまいます。

ハロルドがラジオに気を取られ過ぎではないか?ラジオがいなければチームの成績はもっと良かったのではないか?という意見をハロルドはぶつけられます。

ラジオはハロルドの計らいでハナ高校の授業にも参加し始めます。

ラジオはあんなに無口だったのにすっかりおしゃべりになっていて、生徒たちにも溶け込んでいました。

しかし理事会はこれを問題視し、ハロルドは呼び出されます。校長はハロルドを評価はしているものの不安感はぬぐえずにいました。

ハロルドはこれまでラジオが一人でカゴを押しながら町をうろついていたこと、そして今のラジオの変化を話し、ラジオから学校生活を取り上げることはラジオから人生を奪う事だと話します。

クリスマスがやってきて、ハロルドは町中の人からラジオへのプレゼントを受け取ります。

ハロルドは車の荷台がいっぱいになるほどのプレゼントをラジオに届けに行きました。ラジオは大喜びです。そしてハロルドは奥さんと共に新品のラジオをプレゼントします。

ラジオは歓喜で踊り出し、母親とハロルドにも一緒に踊ろうと言って聞かず、ハロルドも踊り出します。ラジオの母親はこんなクリスマスは初めてと言って感激し、ハロルドが息子になぜここまでしてくれるのか疑問を投げかけましたが、ハロルドは「正しいことだから」と答えるだけでした。

あくる日、心優しいラジオはもらった大量のプレゼントを近所の人達に配り歩きました。

しかし家々を周って玄関先にプレゼントを置いて歩いている最中に、ラジオは町の新人警官に不審に思われ警察署に連行されてしまいます。

拘留されるラジオでしたが、様子を見に行った先輩警官二人はラジオの顔を見て、驚きすぐ出してやるからなと言い、ハロルドが迎えに来るまでの間一緒にバスケをテレビで観て盛り上がります。

ラジオは町では有名人で愛されていました。連行した警官は新人でラジオを知らなかったのです。

ハロルドがやってきてラジオを連れて帰ります。新人警官は非常に気まずそうな顔を浮かべていました。

学校生活も周りの人気者として順調だったラジオでしたが、アメフト部の数人のいたずらによって女子更衣室に入ってしまい問題となってしまいます。

いじめを行った選手はラジオを最初に小屋に閉じ込めた時も先導していて、ハロルドはこの選手に試合に出さない罰を与えます。

しかしちょうどこの選手の父親がラジオの存在を問題提議している人物で、息子が罰を受けたことにさらにラジオの存在を非難します。

さらに、ラジオの母親が心臓発作を起こしてしまいます。パニックになった自宅で暴れまわり警察沙汰となってしまいます。

ラジオからの電話を受けたのはハロルドの娘で、父と共にラジオの元へ向かいラジオを励ましました。

ハロルドは帰りの車の中で娘になぜラジオを気に掛けるのかを話します。ハロルドは12歳の時に新聞配達の仕事をしていて、ある家に新聞を届けた時に金網に入れられた同い年ぐらいの少年を見掛けました。

少年は知的障害を持っているらしかった。少年は金網からハロルドに向かって手を出そうとしていたが、ハロルドはそのまま立ち去り、それからただ新聞を届け続けた過去があることを。娘は父の現在の行動を理解したのでした。

警察沙汰になってしまったこともあり、ラジオを問題視する声は大きくなっていきました。抵抗するハロルドはラジオに文字を教えます。

やがてチームにラジオをいじめた選手が復帰します。ラジオはこの選手を心配していて、覚えた文字で書いた手紙を渡します。

文字は読めない出来でしたがもらった生徒は微笑みラジオとわかり合います。

ハロルドのいないところでラジオが学校にいることはふさわしくないという話し合いは続けられ、ハロルドは落ち込みます。

ハロルドの妻はそんなハロルドに対し「人のためにやっていることなんだから、あなたのやっていることはいいことに決まっている」と告げます。

ハロルドは妻と娘を連れ、親子三人でアメフト部の町の応援団が集っている理髪店へと向かいます。ラジオの存在を良く思っていない人間たちもいました。

ハロルドはそこでアメフト部を辞任することを告げました。これからは家族との時間を大切にし、教師としてラジオと時間を過ごしていくと告げました。

町の応援団はハロルドのこの申し出に落胆します。

ハナ高校は卒業式を迎えました。卒業証書授与の舞台上には、二年生のクラスに入っていたラジオが校長の横で授与を手伝っていました。

卒業証書をもらった生徒は愛おし気にラジオをハグして舞台を下りていきました。

そして最後の生徒が受け取り終わった後、ラジオにとって思いがけない出来事が起こるのでした…。

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映画『僕はラジオ』評価・感想

この映画は本当に観て欲しい映画です。

愛に溢れていて、心があったかくなるのはもちろんもう泣きすぎてある意味疲れてしまいます。

実話を基にした映画ですが、メイキングも観ましたがある意味再現映画と言ってもいい作品だと思います。

エンディングでラジオ本人の映像が流れるのですが、もう充分泣いてるのにこの映像でさらに泣かされてしまいます。

ハロルドという人間と出会っていなかったらまったく違った人生を歩んでいたんだろうなぁと思うと尚更涙腺が緩んでしまいます。

この映画を撮った監督にも感謝したくなるような映画で、撮り方も演出も素晴らしいこそ感動だと思います。

エド・ハリス演じるハロルドの人間力と言ったら…もう本当に素晴らしくて。余計なことは言わずにただ自分の信念を貫くハロルド。

そして迷いが生じた時にはしっかり支えてくれる家族がいるハロルド。エド・ハリスがリアリティを持って演じてくれています。

個人的には『スノーピアサー』でエド・ハリスにちょっとがっかりしていたので、この作品を観返してエド・ハリスの評価が上がったというか戻ったので安心しました。年季の違いをしかと見せつけられました。

ラジオを演じたキューバ・グッティング・ジュニアは僕はもう大好きな俳優でして。

天才的に演技が上手いと思っているのですが、この『僕はラジオ』でもその演技力をこれでもかと発揮しています。

一番最初にラジオの登場シーンを観た時は「ちょっとやりすぎな表現なのでは」と懸念したのですが、 そんな心配は吹っ飛んだと同時に少しでもそう思ったことを謝りたくなりました。

感情移入しないでこの映画を観ることは不可能に近いと思います。それもこれもキューバ・グッティング・ジュニアの演技が上手いせいです。素晴らしいストーリー、脚本をさらに素晴らしいものにしてくれています。

感情表現が豊かな役なのでかなり撮影でも苦労されたのではと思います。誰もが愛してしまうラジオという人物をしっかりそうなるように演じるのは間違いなく難しいことだと思います。

見事に演じきっていて、やっぱりキューバグッティングジュニアはすごいなと改めて再確認させてもらいました。

本当に観て欲しい映画です。泣きたい夜に観るなんていうの良いかもしれません。この映画を観た後に、優しくなれる自分がいる気がします。

映画『僕はラジオ』

それはアメリカ南部であった本当の物語。

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