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映画『ザ・ファブル2殺さない殺し屋』作品情報
今回の絶対おすすめ映画紹介は『ザ・ファブル殺さない殺し屋』です。
前作の『ザ・ファブル』に続く第二弾で、岡田准一さんらメインキャストはそのままで安藤政信さんや堤真一さん、平手友梨奈さんなど豪華キャストがさらに出演しています。
アクションが前作よりもさらに豪快になっていて、ストーリー性もあって見応えのある楽しめる作品になっています。
最後に前作の『ザ・ファブル』の映画紹介のリンクも貼ってあるので、良かったらご覧ください。
それでは『ザ・ファブル殺さない殺し屋』の映画紹介です。
映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年に公開された日本映画。
上映時間は131分。
原作は南勝久による同名マンガ。
監督は江口カン監督。
前作の映画『ザ・ファブル』に引き続いてメガホンをとっています。
【キャスト】
佐藤アキラ(ファブル)…岡田准一
佐藤ヨウコ…木村文乃
佐羽ヒナコ…平手友梨奈
鈴木…安藤政信
井崎…黒瀬純(パンクブーブー)
貝沼…好井まさお(井下好井)
アイ…橋本マナミ
ジャッカル富岡…宮川大輔
清水ミサキ…山本美月
田高田…佐藤二郎
海老原…安田顕
ボス(回想)…佐藤浩市
宇津帆…堤真一
ほか。
映画『ザ・ファブル2殺さない殺し屋』ネタバレ・あらすじ
伝説の殺し屋であるファブル《現在の名前は佐藤アキラ》(岡田准一)は、過去にある売春組織のメンバーを消す命令を受けて1人1人消していきました。
金髪で大柄なメンバーの1人が立体駐車場で運転しているところにファブルが突然現れ、あっという間に喉元を掻っ切りました。
ターゲットの男が座っている運転席の後ろには、佐羽ヒナコ(平手友梨奈)という少女が泣いていました。
ファブルに首を掻っ切られた男は意識がないままアクセルを踏んでいて、車は暴走を開始します。
関係ないヒナコの命を奪うわけにはいかないファブルは、なんとか車を停めようとしますが車は立体駐車場から落下してしまいます。
車の中に潜り込んでヒナコと共に脱出するファブル。
ヒナコを救い出したファブルはその場を立ち去っていきました。
~4年後~
宇津帆(堤真一)と名乗る男が団地の住人たちの前で演説を行っています。
宇津帆はNPO法人の『子供たちを守る会』の代表を務めていて、見るからにいい人そうな人間を装っていましたが、実際は金儲けのためなら人間の命をなんとも思わない男でした。
現在は殺し屋の鈴木(安藤政信)と井崎(黒瀬純)と共に、さらに悪事に手を染めようとしています。
宇津帆が演説している会場にはヒナコがいました。
ヒナコは宇津帆と行動を共にしていて、幼い時に足が動かなくなってしまった女の子として演説に利用されていました。
ヒナコの足は実際はファブルの仕事に巻き込まれた時の事故で動かなくなってしまっていました。もともとヒナコは宇津帆が仕切る売春組織で働かされていたのです。
そんな中、ファブルは現在佐藤アキラとして妹役の佐藤ヨウコ(木村文乃)と共にボスの命令通りにおとなしく暮らしています。
ファブルはチラシなどを制作するデザイン会社「オクトパス」でアルバイトをしていて、従業員の清水ミサキ(山本美月)から密かに思いを寄せられていました。
ヒナコはなんとか歩けるようになろうと独自でリハビリを行っていて、車いすから立って公園の鉄棒に懸命につかまろうとしていました。
ある日ファブルが公園を通りかかり、ヒナコが自分が巻き添えにしてしまった子だと気が付きます。
ファブルはヒナコに話しかけ、「きっと歩けるようになる」と伝えました。
ヒナコは「見ていたなら転ぶ前に支えるでしょ」と怒りましたが、ファブルは「頑張ってるのに手伝うのは微妙かなと思った」と言い去っていきました。
ファブルはヨウコの元へ行き、ヒナコが絡んでいる4年前の事件について尋ねます。
ヨウコは異常な記憶力を持っているからです。
ヨウコから話を聞いたファブルは自分のせいでヒナコの足が動かなくなってしまったことを確信したのでした。
ファブルは再び公園に行ってヒナコのリハビリを見守りますが、素直になれないヒナコはファブルに対して悪態をつき、自宅に戻ると鈴木に「公園で変なストーカーに付きまとわれてる」と話しました。
鈴木は「兄のふりをして俺が忠告しといてやる」と約束しました。
そんな中ファブルはアルバイトしているオクトパスでクリスマスのイラストを描いてみないかと言われ、上手くいったら時給100円アップすると言われやる気を見せていました。
再び公園に行ったファブルでしたが、ヒナコの姿がありません。
ベンチでたたずんでいると、鈴木がやってきて車いすの女の子を探しているのかと尋ねます。
ファブルはバカ正直にそうだと答えてしまい、鈴木からヒナコに近づかないように警告され蹴りを見舞われてしまいました。
ファブルは親切でやっていることをどうして怒られるのか理解できない様子でベンチにたたずんでいました。
宇津帆は金持ちの子どもを型にハメて親から大金を奪ったり、女性宅に盗撮カメラを仕込んだりして金儲けする悪事を働いていました。
宇津帆と井崎はオクトパスの従業員であるミサキに盗聴などを調査する会社と偽って接触し、部屋にカメラを仕込みました。
ファブルがオクトパスにチラシの注文をしていた会社にチラシの配達にやってきました。
なんと配達先は宇津帆の会社で、玄関先で宇津帆とファブルは顔を合わせました。
家の奥からヒナコが顔を出し、ファブルを見て「あっ」と声を出したことによって、宇津帆はファブルとヒナコに面識があることを知り、家にあげてお茶をご馳走しました。
(宇津帆はこの時、ファブルが自分が探している伝説の殺し屋だということを知りません)
ド天然なファブルを宇津帆はかなり気に入りました。
ファブルはヨウコに昔のターゲットと会ったことを話します。
4年前の事件でファブルは5人のターゲットの命を奪っていましたが、実はもともとターゲットは6人いて、そのうちの1人が宇津帆でした。
なぜか途中で作戦中止になり、ファブルは宇津帆を仕留めなかったのでした。
ファブルはヨウコに「過去のターゲットだし息の根を止めた方がいいか?」と確認しますが、中止になった作戦であることやボスからおとなしくしてろと言われていることから、ヨウコは「絶対に余計なことをしちゃダメだ」と必死に止めました。
一方、ミサキの家にカメラを仕込んだ宇津帆と井崎はファブルと同じ会社で働く従業員・貝沼(好井まさお)がミサキの家にカメラを仕込んでいたことに気づき、次の金儲けのターゲットにします。
貝沼は実際にミサキのことが好きすぎてストーカーと化していました。
宇津帆と井崎は貝沼の家に行き母親に貝沼が盗撮という犯罪を犯していることを告げ、穏便に済ませるために金銭を要求しました。
追いつめられた貝沼は精神を崩壊してしまい、貝沼に盗聴器を仕掛けて様子をうかがっていた鈴木は宇津帆に「貝沼ぶっ壊れちまったよ」と報告しました。
おかしくなった貝沼は職場でミサキと2人きりになった際に、背後から包丁で襲いかかります。
寸前でファブルが止めに入って張り倒しましたが、その様子をオクトパスの社長に見られてしまいただ者ではないことがバレてしまいます。
しかし、社長は「過去に格闘技をやっていた」と勘違いしただけでした。
貝沼は狂ったように玄関から出ていき、ファブルが後を追います。
貝沼は鈴木によって拉致されますが、その様子をファブルが目撃してしまい鈴木は思わずファブルに発砲しました。
すぐに身を隠したファブルを見て、鈴木はファブルが普通の人間ではないと感じ始めました。
鈴木は貝沼を井崎に預け、目撃されたからファブルを消すと宇津帆に連絡しました。
しかしファブルの方から宇津帆の事務所にやってきていて、路上でファブルと鈴木はばったり顔を合わせます。
銃を抜こうとする鈴木でしたが、人混みで思いとどまります。
ファブルは落ち着いた様子で「そっちにも事情があると思うから事情は聞かない、貝沼君を生きて返してほしい」と告げました。
あまりに落ち着いている様子に鈴木は「お前は何者なんだ」と問い詰めました。ファブルは何も答えずに立ち去りました。
鈴木は佐藤アキラがファブルであることに気が付き始め、井崎に貝沼からファブル(佐藤アキラ)の住所を聞き出すように言い、貝沼が妹のヨウコの住所を知っていたことから、鈴木はその住所を訪ねます。
鈴木はヨウコの家に上がり込み、兄がファブルであることの真意を確かめますがヨウコはしらばっくれています。
結局ヨウコは鈴木と対決するハメになり、あっという間に鈴木を絞めあげて気絶させてしまいました。
しかしヨウコは5秒で仕留めるつもりだったのに8秒かかってしまったことにショックを受けていました。
ファブルがヨウコの家にやってきて、縛り上げられている鈴木と対面し貝沼を解放するように言います。
しかしその頃貝沼は井崎の車から逃亡を図り、誤って井崎に轢かれてしまい帰らぬ人となっていました。
鈴木からその報告を聞いたファブルは落胆しますが、鈴木を解放しました。
妹にコテンパンにやられ、最後にはファブルから「飯食っていくか」と言葉をかけられた鈴木はプライドをズタズタにされていました。
宇津帆と落ち合った鈴木は佐藤アキラがファブルであったことを話し、伝説通りとてつもなく強かったことを説明しました。
しかしプライドを傷つけられた鈴木は命をかけてファブルと対決することを告げます。
すると宇津帆はファブルに過去に弟の命を奪われていることを話し(後部座席にヒナコを乗せた車で首を搔っ切られた金髪の男が宇津帆の弟)、ファブルへの復讐のために生きていることを鈴木に話しました。
宇津帆と鈴木は入念に準備をはじめました。
ヒナコは相変わらず公園でリハビリを行っていて、ファブルも変わらず応援に来ていました。
ヒナコは佐藤アキラ(ファブル)の命を奪わないように宇津帆に頼みますが、宇津帆はヒナコの両親の首を切ったのはファブルだと話し、足が動かなくなってしまったのもファブルのせいだとヒナコに話しました。(ヒナコの両親は何者かに命を奪われています)
いよいよ宇津帆が動き出し、ファブルに電話をかけてきて、事務所に来るように告げました。
ヨウコは明らかすぎる罠に行かないように助言しましたが、ファブルは問題ないと1人で行こうとします。
ヨウコも援護するために車で別行動でついていくことにしました。
ファブルが宇津帆の事務所の玄関のドアを開けると、ラジコンが作動して大きな爆発が起こります。
しかしファブルは動じることななくこの爆発を回避し、次から次へと鈴木が仕向ける刺客たちも片づけていきました。
ヨウコも無線でファブルから指示を受けて加勢します。
鈴木が車で逃げていくのを目撃したファブルは、ヨウコに追跡するように指示しました。
ファブルは世話になっている海老原(安田顕)に電話をかけ、運転手(クロちゃん)付きの車を調達し後を追いかけました。
鈴木の後を追っていたヨウコは手りゅう弾と石を見まちがえてしまい、鈴木に捕まってしまいます。
山奥でヒナコと宇津帆、そして鈴木とヨウコは顔を合わせています。
ヨウコは鈴木によって縛り上げられています。
宇津帆はあらかじめヒナコに弾丸が入っていない拳銃を渡していました。
宇津帆はヒナコに弾丸を渡し、ヨウコを撃つように言いました。
ためらうヒナコに宇津帆は「お前の両親の命を奪ったファブルの妹だぞ」と声をかけます。
銃口をヨウコに向けるヒナコでしたが、ヨウコはヒナコに撃つ気がないことを悟ってかまったく動じません。
するとヒナコは突然銃口を宇津帆に向け、「私の両親の命を奪ったのはお前だ、警察は首を斬られたことを発表していない、犯人にしかわからないことをどうして知っている」と問い詰めました。
宇津帆は笑い出しヒナコの両親の命を奪ったのは自分だと認めました。理由は自分の売春組織を警察に通報されないためでした。
ヒナコは引き金を引き、宇津帆の身体を撃ちました。
しかし宇津帆は防弾チョッキを着ていて命を奪うことができません。
宇津帆はヒナコに体ではなく頭を撃ちぬけとからかい、ヒナコは少しで距離を縮めようと激高した状態で車いすから立ち上がり1歩2歩と歩き出しました。
ヒナコが歩いたので鈴木も宇津帆もびっくりしています。鈴木はファブルをハメるために地雷を埋めている場所の近くだったため動かないようにヒナコに言いますが、ヒナコは地雷を踏んでしまいます。
足を上げれば地雷が爆発してしまうため、ヒナコは動けなくなってしまいます。
しかしヒナコはその状態で宇津帆に向かって引き金を引き、反動で後ろに倒れていきます。
そこへファブルが現れてヒナコを背後から支え、「今度は転ぶかえに支えたぞ」と言葉をかけました。
ファブルは鈴木に視線を送り、ヒナコを救出するぞと声をかけました。鈴木は「なんで俺が?」と言いますがファブルに「お前はもうわかってるはずだ」と言われ、ファブルとヨウコと共にヒナコを救出することにします。
その様子を宇津帆は黙って座ったまま見ていました。
ショベルカーを使って爆風からヒナコの足を守りながら、ファブルがヒナコを体ごと引き抜くという作戦でした。
ショベルカーを運転しているのは鈴木です。
果たしてヒナコは足を失うことなく無事に地雷から脱出できるのか…。
悪人の宇津帆が迎える結末とは…。
ヒナコは再び歩けるようになるのか?
衝撃の結末は本編をご覧ください。
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映画『ザ・ファブル2殺さない殺し屋』評価・感想
まず映画『ザ・ファブル2殺さない殺し屋』の感想ですが、とっても楽しめました。
前作もじゅうぶん面白かったですが、第二弾も面白かったです。
マンガの実写化は失敗することが多いですが、個人的には映画『ザ・ファブル』シリーズはだいぶ成功していると思っています。(映画のファブルはひどいという意見もあるようですが)
僕は基本的にマンガを全然読まないので、マンガの実写化映画もなんでも楽しめる方なのですが、『ザ・ファブル』に関しては原作も読んでいたので、原作を読んでいても楽しめる作品になっていると思います。
前作に続いて岡田准一さんや木村文乃さんなどのメインキャストもよかったのですが、新たなキャストもかなり魅力的で素敵でした。
宇津帆を演じた堤真一さんはベテランの上手さがすごく出ていて、恐怖を与える役なのにすごんだりする演技は一切せずにしっかり怖さを出していて「さすがだなぁ」としみじみ思ってしまいました。むしろどちらかと言うとコミカルに演じているのに怖いですからね、本当にすごい演技力だと思います。
鈴木を演じた安藤政信さんも素敵でした。鈴木は本当は40代の男が整形して若くなっている設定のキャラクターなのですが、演じている安藤政信さんがとっくに40代っていう(笑)どれだけ見た目が若いんだよって感じですよね。すごくクールなキャラクターの中に人間味を入れて演じていて、最後の方はファブルやヨウコと心を通じ合わせてる感じで微笑ましいです。安藤政信さんもアクションがかなり得意な俳優に入ると思うのですが、そんな安藤政信さんから見ても岡田准一さんのアクションはレベルが違ったそうです。しかし安藤政信さん、ロン毛も似合うとは…本当に美しいです。
ヒナコを演じた平手友梨奈さんですが、かなり素晴らしかったです。目力がとにかく強いのですが、その目力をうまく使って演技をしているので個性がしっかり活きている感じです。今回は役柄の影響もあると思いますが、芯がすごくある芝居をしていて心に傷を負った少女を引き込んでくれる演技で表現してくれました。これから素敵な女優になる気がすごくします。
ほかのキャストの皆さんも素敵で、映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』はアクションだけじゃなく俳優陣の演技も見応えを与えてくれる作品です。
個人的にはアクションシーンはもう少し短くてもいいかなと思ってしまいましたが、これは個人の好みの問題でしょう。
最初から最後まで楽しめる作品になっているので、まだ観ていない人はぜひ観てみてください。
映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』
最強の殺し屋、最大のミッション。誰も殺さず、希望を守れ
前作の映画紹介はこちら。
映画『ザ・ファブル』ネタバレあらすじ感想
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