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映画『俺たちは天使じゃない』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『俺たちは天使じゃない』です。
映画『俺たちは天使じゃない』はロバートデニーロとショーンペンが共演しているだけでも豪華なのにさらにデミムーア、そして現在も様々な映画で脇役として活躍している俳優たちが出演している映画です。。
1955年に制作された映画のリメイクで、製作総指揮はロバートデニーロが務めています。
元々は舞台で上演されていた戯曲。
それでは『俺たちは天使じゃない』の映画紹介です。
映画『俺たちは天使じゃない』は1990年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は107分。
監督はニール・ジョーダン監督。
『インタビューウィズヴァンパイア』『マイケルコリンズ』などを監督しています。
キャストは
ネッド…ロバート・デ・ニーロ
ジム…ショーン・ペン
モリー…デミ・ムーア
ボビー…ジェームズ・ルッソ
レヴェスク神父…ホイト・アクストン
保安官助手…ブルーノ・カービー
若い修道僧…ジョン・C・ライリー
刑務所長…レイ・マカナリー
通訳…ウォーレス・ショーン
保安官…ジェイ・ブラゾー
ブレア夫人…エリザベス・ローレンス
店主…フランク・C・タナー
ほか。
映画『俺たちは天使じゃない』ネタバレ・あらすじ
1935年、カナダ国境近くの刑務所に窃盗の罪でネッド(ロバートデニーロ)とジム(ショーンペン)は収容され服役していました。
殺人を犯したボビーが死刑になることになり、連れていかれる時にジムが軽口を叩いた現場を刑務所長(レイマカナリー)に見られてしまい、2人はボビーの死刑の場に呼び出されます。
ボビーが死刑になる準備をしている間に刑務所長は私語をして規律を破った罰としてジムを鞭で傷めつけます。
ところがボビーが刑務官たちの隙をついて銃を奪い発砲して逃走を始めます。
ボビーの脱走の手伝いを余儀なくされ刑務所から脱走するネッドとジム。
刑務所の外に出た3人は吹雪の中を必死に走って逃げます。
やがて夜が明けてきます。ボビーとはいつの間にかはぐれてしまっていましたが、ネッドとジムは見事に脱獄を成功させました。
ジムはちょうど「旅人には親切にしなくてはいけない。気付かずに天使を助けた者もいる」という聖書の言葉の張り紙を見かけます。
車が走ってくるのが見えます。
すると車の前に鹿が突然飛び出してきて、車は鹿を轢いてしまいました。車から降りてきたのは老女でした。
ジムが老女に何者かと問われた時にとっさにさっき見た聖書の言葉を口にしたので、老女はネッドとジムを神父だと思い込みました。
老女の住んでいる小さな町に行く2人。その町は橋を渡ればカナダの国境という場所でした。
なにがなんでも国境を越えたい脱獄犯のネッドとジムは、国境近くの雑貨店に入り税関の様子を見ます。
町にはすでに刑務所から3人が脱走したという知らせが入ってきていて、雑貨屋の店主(フランクCタナー)はネッドとジムに疑いの目を向けます。
ネッドは疑われていることに気が付き雑貨店を出ようとしますが、ちょうど保安官が脱獄した3人の似顔絵を店先に貼っていて慌てて店の中に引き返しました。
ますます怪しむ店主はどこから来たかなどを尋ねますが、そこに老女が入ってきて2人神父だと説明します。
神父だと分かったとたんに雑貨屋の店主は態度を豹変させ、疑ったことを深く謝罪しました。
ネッドとジムはさらに神父のフリをするしかなくなります。
ジムは猟銃の広告を見つけクマに遭遇した時にと書かれいる分を読んでいました。
老女がカナダに買い物に行くと聞いた2人はこれはチャンスと老女に荷物を持つと言って一緒に同行しようとします。
しかしカナダ国境に向かっている時に捜査に乗り出している保安官たちに呼び止められます。
怪しまれる2人ですがそこへ修道院の院長であるレヴェスク神父(ホイトアクストン)が現れて、ネッドとジムを有名な名高い神父と勘違いして歓迎します。
レヴェスク神父はちょうど2人の神父の到着を待っていて、ネッドとジムは勘違いをされたのでした。
これにより保安官たちからの疑いは晴れますが、ネッドとジムはすぐに修道院に来るように言われ、老女とカナダに行くことが出来ずに引き戻されてしまいました。
礼拝堂に連れていかれた2人は涙を流す奇跡を起こすことで知られる聖母の像を見せてもらいます。
神父たちが集まっている中でジムが説教をするように頼まれます。ジムはまったく聖書の言葉を知らないため動揺しながらアドリブで話します。
起こる神父もいましたが、「深い」という感想を持ち無理やり意味を見出そうとする神父もいました。
ネッドは浮気をしてしまったという男の懺悔を聞くハメになり、「奥さんにバレていないならいいじゃないか」と適当な返答をしますが、結局その浮気をした男の浮気相手のところに連れていかれます。
浮気をした男は保安官の助手(ブルーノカービー)でした。
浮気相手のモリー(デミムーア)の家に行ったネッドと保安官助手は懺悔を求めますが、モリーに反省の色はまったくなく、余計なお世話だと2人は追い返されてしまいます。
モリーには口のきけない娘がいて、夫はいなく、生活のために身体を売っていたのでした。
町には保安官たちが常にいて、脱獄犯のボビー、ネッド、ジムを探していました。
ネッドが礼拝堂の聖母像の前で、捕まりませんようにとお祈りをしていると、なんと聖母像が涙を流し始めました。
ネッドが驚き感動しているところにレヴェスト神父が現れます。
レヴェスク神父は聖母像の涙の正体は雨漏りであることをネッドに話します。
ネッドが天井を見ると確かに聖母像の上部の天井が雨漏りしていました。
しかしレヴェスク神父はネッドに対して祈りは通じると話しました。
レヴェスク神父は翌日に行われる予定の祝祭に参加しないかとネッドに言いました。
その祝祭はカナダにある姉妹教会まで行列を作って聖母像を運ぶというものでした。
この話を聞いてネッドは目を輝かせます。ぜひ参加したいと申し出ますが、実は参加には患者が必要ということを申し込んだ時に初めて知ります。
ネッドは口のきけない娘を同行させてもらえないかとモリーに頼みますが、モリーは信仰心を持っていないのでこの申し出を断りました。
祝祭の当日となり町はにぎわっています。そんな中で事件が起こります。
ネッドの耳に脱獄犯が撃たれたという知らせが飛び込んできたのです。ネッドはジムが撃たれたのだと思い慌てて現場に駆け付けます。
神父は中に入るように言われ事件のあった建物の中に入るネッド。血を流して横たわっている男の背中が見えます。
ネッドはジムだと思い込みあと少しだったのにと嘆きます。しかし顔を見ると撃たれた男はジムではなくボビーでした。
ボビーは神父に扮しているネッドに気が付き、捕まっている部屋でネッドに俺を助けなければ全部バラシて道連れにするぞと脅しをかけました。
ネッドは何とかしてボビーを逃がさなければなくなってしまいました。
祝祭が開かれていて広場には多くの人が集まっていました。
ネッドはジムと合流しますが、挨拶をする神父を選ぶくじ引きが行われ、ジムが選ばれてしまいます。
ジムはどうしようもなくなり、持っていた猟銃の広告の文面を読み始めます。『もしみ危険にさらされたら、人は誰でも危険にさらされます。
そんな時ポケットに手を入れてみると(広告には32口径の銃がと書かれていましたがジムは読まずにアドリブを始めます『ポケットの中には希望しかありません。危険に立ち向かう力を持っていない、人間は弱いのです。何かを信じることで希望が持てるなら信じればいい。信じることで救われるなら信じればいい。』とアドリブの説教を述べました。
広場にいた観衆は拍手喝さいを送ります。モリーは涙を流して聞いていました。
ジムの説教に保安官たちも聞き惚れていました。
ネッドはこの隙にボビーを連れ出し運ばれる聖母像の幕の中にボビーを隠しました。
ジムの説教を聞いたモリーが娘をネッドに預けます。
ネッドはモリーの娘を連れて祝祭の行列に入りカナダに向かって歩き始めました。
しかしボビーの身体からケガによる血が流れていて滴り落ちてしまいます。
ボビーは聖母像と一緒の場所に隠れていたので、聖母像から血が出てきているよな形となり神父たちは大騒ぎを始めます。
ボビーはもうこれ以上は無理だと判断し、モリーに娘を人質に取ってしまいます。
ネッドが勇猛果敢に立ち向かいボビーと揉み合いになり、モリーの娘は引き離しますが、吹っ飛ばされてしまいます。
ネッドに向かって奪った銃を発砲しようとするボビーでしたが、保安官たちが一斉に発砲しボビーは絶命しました。
しかしこの騒動でモリーの娘が川に落ちてしまいます。聖母像も川に落下してしまいました。ネッドは川に飛び込んでモリーの娘を抱きかかえますがそのまま川の流れに飲まれてしまいます。
しかしネッドは娘を抱いたまま聖母像と共に浮上し、モリーの娘もネッドも一命をとりとめました。
モリーはネッドにお礼を言います。すると突然モリーの娘が話せるようになっています。
神の奇跡だと騒ぐ神父たち、モリーも驚いています。
しかしモリーの娘はネッドのことを指さし「あの人は脱獄犯」と喋りました。動揺する神父たち。
ネッドはどうにか内緒にしてくれないかと神父たちに頼みます。
ネッドとジムの運命はいかに…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『俺たちは天使じゃない』感想・評価
映画『俺たちは天使じゃない』はかなり有名な映画で、名作と言われる地位に置かれていると思いますが、実際にとても面白く笑いはもちろんほのぼのもさせてくれる映画です。
次から次へと巻き起こる騒動がどこかで辻褄が合ってしまったりと脚本も素晴らしい作品です。
ロバートデニーロとショーンペンの共演というだけでもテンションが上がってしまうわけですが、若かりし日のジョンCライリーやブルーノカービーの姿も見られて個人的にはそこも嬉しくなってしまうポイントです。
特にショーンペンはどこか可愛いジムというキャラクターを作り上げていて、観ていてなんだか思わず微笑んでしまいます。
迫力のある怖い役を演じることが多いだけに新鮮でもあると思います。
ロバートデニーロはしっかりと犯罪を犯して服役していた男という背景を絶妙に織り交ぜながら演じていて、やはり偉大な俳優だなぁと痛感させてくれます。
『俺たちは天使じゃない』は最後まで目が離せない展開にまったく飽きることなく楽しむことができる映画です。
タイトルは知っていたけど観たことなかったという人は絶対一度は鑑賞して欲しい作品です。
ロバートデニーロとショーンペンのオドオドしている姿はそう見れるものじゃありません。
おすすめ映画です。ぜひ。
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