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映画『クールランニング』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『クール・ランニング』です。
映画『クールランニング』は、1988年にカナダで行われた冬季オリンピックに初出場したジャマイカのボブスレーチームを描いた実話を元にした作品です。
登場する人物などは架空の人物となっていて、フィクションの部分も存在しています。
笑って感動できる映画となっています。
それでは『クール・ランニング』の映画紹介です。
映画『クール・ランニング』は1993年にアメリカで公開され、翌年1994年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は98分。
監督はジョン・タートルトーブ監督。
『ナショナル・トレジャー』などを監督しています。
【キャスト】
デリース・バノック…レオン
サンカ・コフィ…ダグ.E.ダグ
ジュニア・バヴェル…ロール.D.ルイス
ユル・ブレナー…マリク・ヨパ
アービング・ブリッツァー…ジョン・キャンディ
ほか。
映画『クールランニング』ネタバレ・あらすじ
過去にオリンピック100M走で金メダルを獲得した父親を持つデリース・バノック(レオン)は、活躍を期待されている陸上選手です。
デリースの足の速さは有名で子供たちからも人気がありジャマイカの星と呼ばれ、町の人々からも温かい応援を受けていました。
1988年に行われるソウルオリンピックの、陸上男子100Mを決める選考会が始まろうとしています。
上位4名がオリンピック出場の切符を手に入れることになります。
デリースはダントツの優勝候補でした。
デリースは幸先のいいスタートを切り、前評判の通りオリンピックの出場権を獲得すると誰もが思います。
しかし、デリースの隣のレーンを走っていたジュニア・バヴェル(ロール.D.ルイス)がいきなり転倒し、デリースも巻き込まれて転倒してしまいます。
この転倒により、デリースは4位以内に入ることができませんでした。
さらにデリースだけでなく、一緒にレースを走っていたユル・ブレナー(マリクヨパ)もジュニアの転倒に巻き込まれてレースを棒に振ってしまいました。
デリースの陸上100メートル走オリンピック出場権は泡と消えてしまいました。
納得がいかないデリースはレースのやり直しを訴えますが、願いを聞き入れてもらうことはできませんでした。
ジャマイカのオリンピック委員会はデリースに他の競技での出場を勧めていました。
デリースはジャマイカのオリンピック委員会の部屋に飾られている一枚の写真に目を止めました。
その写真にはオリンピックで金メダルを獲得した父親と一緒に、金メダルを持った白人の男性が写っていました。
その白人はアービング・ブリッツァー(ジョンキャンディ)というボブスレーの選手で、アメリカ代表としてボブスレーで金メダルを獲得していました。
アービングは過去に「陸上選手はボブスレーに向いている」とデリースの父親に話をしていました。
アービングがジャマイカにいることを知ったデリースは、オリンピックで金メダルを取るために陸上ではなくボブスレーでオリンピックに出場するアイディアを思いつきます。
デリースはアービングをコーチにして、ボブスレーでオリンピックに出場することを決めます。
アービングはデリースのコーチの打診を最初は断り続けていましたが、デリースの父親譲りの脚力や情熱に負けてコーチを引き受けたのでした。
アービングは昔の面影がないほど太っていました。
ボブスレーでオリンピックに出場するにはメンバーが必要なので、友達のサンカ・コフィ(ダグ.E.ダグ)を迎え入れます。
サンカは地元で行われる手押し車レースで、6年連続優勝している逸材でした。(7年連続優勝を賭けたレースは他のチームの妨害に遭い、7連覇を果+ことができませんでした)
他のメンバーを募集しますが、ボブスレーを紹介するビデオにはいかに危険なスポーツであるかが説明されていて、集まった若者たちはみんな帰ってしまいます。
結果的にデリースが陸上選手としてオリンピック出場逃す転倒の原因となったジュニア、デリースと同じく転倒に巻き込まれたユルが参加することになりました。
3人ともジュニアの転倒のせいでオリンピックス出場を逃している複雑な関係ということもあり、激しく衝突し、何とも言えない雰囲気が漂っていました。
ジャマイカボブスレーチームの練習がスタートしました。
雪がないので草むらの坂道をソリで降りたり、寒さに慣れるために冷凍庫に入ったりなど常識はずれの練習をこなしました。
ボブスレーの練習をしているメンバーを馬鹿にする人も現れましたが、4人は着実にタイムを上げ実力をつけていきました。
ボブスレーのドライバー役はデリースが担当することになりました。
しかし、オリンピックが開催されるカナダに行かなければいけないのに、遠征費をなかなか集めることができません。
ジャマイカのオリンピック委員会は、ボブスレーチームに資金を出してはくれませんでした。
それぞれの特技を生かしてお金を稼ぎますが、遠征費には到底足りません。
苦肉の策でジュニアが父親に内緒で車を勝手に売り払い、遠征費を工面しました。
ジュニアは自分のせいでデリースとユルがオリンピックに出場できなかったことに責任を感じていました。
さらにジュニアは父親に就職を斡旋されていて、ボブスレーチームに入っていることは内緒で、すでに会社で働いていることになっていました。
いよいよジャマイカボブスレーチームはオリンピック会場であるカナダに到着します。
実はこの時まだ、試合で乗るソリを用意できていませんでした。
アメリカのボブスレーチームからアービングが中古のソリを安値で買い、ジャマイカチームは練習を開始します。
しかし氷の上を歩く経験すらなかったため、まともに歩くことすらできず転倒し、練習どころではありませんでした。
周囲の人々から嘲笑されるジャマイカのボブスレーチーム。
コーチのアービングがボブスレーの関係者から冷たくされています。
実はアービングは金メダルを獲得した後に不正行為により、メダルを剥奪されていた過去がありました。
周囲から馬鹿にされた悔しさをバネにし、ジャマイカボブスレーチームは予選通過の基準タイムを見事にクリアしました。
しかし、競技委員会が通常経験がないことを理由にジャマイカチームを失格にしようとします。
これに対しアービングは必死に抗議し、ジャマイカチームは本戦への出場権を手に入れました。
ボブスレー本戦1日目。
ジャマイカチームは強豪チームの真似をしてしまい自分達の良さを全く出せず、散々な結果に終わってしまいます。
続く2日目は「自分たちらしさ」を大切にし、自己ベストタイムを出して見事8位に入賞します。
この日のジャマイカチームは、4人で大声でレゲエのラップ歌いながら入場していました。
ジャマイカで応援している国民たちも大喜びしています。
そして迎えた最終日。
好調なスタートを切ったジャマイカボブスレーチームでしたが、途中でソリが壊れるアクシデントに見舞われます。
ソリで滑り降りることができなくなったジャマイカチームが起こした行動に、会場は割れんばかりの拍手を送りました。
果たしてジャマイカチームが起こした行動とは…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『クールランニング』感想・評価
映画『クール・ランニング』はコメディ要素満載で、笑って泣けるお腹いっぱいな映画となっています。
実話を元にした映画ではありますが、もちろんかなりフィクション要素がプラスされて構成されています。
途中からジャマイカボブスレーチームを心から応援している自分に驚いてしまったぐらい、映画の世界に没頭できる作品です。
最後のジャマイカチームへの大歓声は鳥肌が立たずにいられません。
映画を観終わった後に「観てよかった〜」と心から思える映画です。
重たい映画や難しい映画もいいですが、『クール・ランニング』のような単純だけど笑って感動できる映画も最高なんですよね。
こういう映画って近年減ってきていると思うので、もっともっと作ってほしいなと個人的にも思います。
「時間あるし映画でも観ようかな」という時に、軽く観ることができるのが『クールランニング』ののひとつの良さです。上映時間も短いですしね。
自信を持って心からお勧めできる映画です。
映画『クール・ランニング』
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