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映画『インビクタス 負けざる者たち』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『インビクタス 負けざる者たち』です。
人種間対立が残る南アフリカにおいて、ネルソン・マンデラ大統領がラグビーの代表チームを通して大きな問題を乗り越えていく様子を描いた、実話を元にした映画になっています。
クリント・イーストウッドが監督を務め、モーガン・フリーマンやマット・デイモンなど豪華な顔ぶれが揃った作品です。
それでは『インビクタス 負けざる者たち』の映画紹介です。
映画『インビクタス 負けざる者たち』は、2009年にアメリカで公開・2010年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は132分。
実話を元にした映画となっています。
監督はクリント・イーストウッド監督。
『ミリオンダラーベイビー』『ミスティックリバー』『グラントリノ』『運び屋』など、数々の名作を獲得しています。
《キャスト》
ネルソン・マンデラ…モーガン・フリーマン
フランソワ・ピナール…マット・デイモン
ジェイソン・シャバララ…トニー・キゴロギ
リンガ・ムーンサミ…パトリック・モフォケン
ヘンドリック・ボーイェンズ…マッド・スターン
メアリー…レレティ・クマロ
ネリーン…マルグリット・ウィートリー
ブレンダ・マシブコ…アッジョア・アンドー
ほか。
映画『インビクタス 負けざる者たち』ネタバレ・あらすじ
ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が釈放される日がやってきました。
釈放されたマンデラは大統領官邸へと入り、職務を開始する準備を始めました。
大統領関連の仕事をしている白人の中には、自分達はお払い箱になると思い込み退職の準備で荷物をまとめている者たちもいました。
マンデラは官邸で働いている人間たちに、「辞めるのは自由だが、できれば国のために力を貸して欲しい」と言葉をかけました。
マンデラに白人の仕事を奪う発想は全くありませんでした。
マンデラの警護に当たる者たちも、白人と黒人が混ざっていました。
白人・黒人関係なくみんなが普通に暮らせる世界を夢見るマンデラは、多忙な職務の合間を縫って南アフリカの代表チームのラグビー観戦をしました。
試合前にスタジアムで挨拶をするマンデラ。
ラグビー選手たちとも握手を交わしていきます。
南アフリカのラグビー代表チームは、白人が応援する対象の象徴となっていました。
試合が始まり南アフリカはイングランドに負けてしまいます。
大敗といえる内容でした。
南アフリカラグビーチームのキャプテンであるフランソワ・ピナール(マット・デイモン)は、この敗戦に大きな責任を感じていました。
マンデラが大統領になったことで、白人の象徴となっているラグビーチームのユニフォームやエンブレムなどを一新する案が可決されます。
しかし、マンデラはこの案を認めず、権力に頼ることなく融合を目指す考えを話しました。
マンデラは南アフリカラグビー代表チームのキャプテンであるフランソワを呼び話をします。
マンデラとフランソワは、チームを率いるリーダーにとって大切なものについて話をしました。
南アフリカで白人の象徴となっているラグビーチームを黒人が応援するようになることが、国がひとつになる大きな一歩となるとマンデラは考えていました。
マンデラは代表チームに対し、貧しい地域に住む黒人達にラグビーを教えてくれないかと提案します。
チームのメンバーは拒みますが、フランソワが中心となりチームは黒人の子供達とラグビーを通してコミュニケーションをとりました。
選手達も黒人の子供達も笑顔で、暖かい空気が流れていました。
この様子はテレビでも放送され、少しずつですが国は変わりつつありました。
いよいよラグビーワールドカップが始まります。
スタジアムはほとんどが白人の観客でしたが、今までは見なかった黒人の姿もありました。
南アフリカラグビーチームは1回戦を突破しました。
フランソワはさらにチームメイトを鼓舞するために、マンデルが収監されていた刑務所にチームメイト連れて行きました。
マンデラの強い意志を改めて実感した南アフリカラグビーチームは、新たな決意を元に2回戦、更に準決勝も勝ち進んでいきました。
その頃マンデラは体調を崩して倒れてしまい、医師から絶対安静を命じられていました。
マンデラは南アフリカラグビーチームの快進撃の報告を聞き、大いに喜びました。
しかし、決勝の相手はオールブラックスと呼ばれるラグビーの超強豪ニュージーランドです。
勝つことは非常に困難の相手だと周囲から聞かされるマンデラが窓の外に目をやると、白人と黒人の子供が入り混じってラグビーをしていました。
マンデラは南アフリカラグビーチームの勝利を願わずにはいられませんでした。
遂に決勝の日がやってきました。
スタジアムの客席は大歓声で埋め尽くされています。白人も黒人も関係なくスタジアムから声援を送ります。
ラグビーを通して、南アフリカ共和国は明らかに大きく変貌を遂げていました。
突然スタジアムの上空を飛んでいた旅客機が、急激に高度を下げみるみる迫ってきました。
マンデラの警護に当たる人間たちは、緊張の色を濃くします。
旅客機の期待には、ラグビーチームへの応援メッセージが書かれていました。
試合前マンデラがグランド上に姿を現しました。
マンデルはラグビーチームの格好しています。
ネルソンコールをする者もいて、国全体がラグビー代表チームを応援していました。
いよいよニュージーランドと南アフリカの試合がスタートします。
会場に来られない人たちの様子も描かれていて、テレビ観戦やラジオなどさまざまな形で国民はラグビーチームを応援しています。
フランソワはチームメイトを「国中のみんなが応援してくれているぞ!」と鼓舞しました。
南アフリカは奮闘し、ギリギリですがリードしながら試合を進めます。
果たして南アフリカはリードしたまま試合を終えることができるのか…?
マンデラが願う世界は実現するのか…?
必死に戦士たちを鼓舞するフランソワ…。
感動の結末は本編をご覧ください。
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映画『インビクタス 負けざる者たち』感想・評価
実際に映画を鑑賞した時も泣いてしまったのですが、思い出しながらあらすじを書いているだけでも涙が出てきてしまいました。
実話だと思うとなおさら感動してしまいます。
モーガン・フリーマンの演技がすごくいいんですよね。一見淡々と演技しているように見えるのですが、やりすぎにならない絶妙のラインで感情表現をしていてとにかくリアルなんです。
マット・デイモンも好きな俳優なので、この名作に出演してくれて嬉しかったです。
実際のラグビー選手はさらに体がごついのはわかっていますが、マット・デイモンもガタイがいいので、ラグビーのシーンも全く不自然さがありません。
『グッドウィルハンティング』の時のマットデイモンは線が結構細い感じだったので、頑張って鍛えてゴツくしているのではないかと思います。
ディカプリオもそうですけど、ハリウッドの俳優って若い時は細いのに年齢と共にゴツくなっていくんですよね。
ラグビーの試合のシーンもキャストの皆さんがたくましいので、興ざめする事なく映画の中の試合に没頭することができます。
日本の映画はスポーツの試合のシーンがあると、あまり筋肉がない俳優が出演してることが多いので冷めてしまうことが多いんですよね。
海外の映画はこの辺りも徹底してるなっていつも感じます。
僕は恥ずかしながら映画『インビクタス 負けざる者たち』で描かれている南アフリカ共和国の歴史を知らなかったので、感動しながら歴史を学ぶことができました。
おすすめというか、絶対に観て欲しい映画です。
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