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藤原竜也は演技が下手?うまい?いつも同じ演技?藤原竜也の演技力を解説
今回は俳優・藤原竜也さんの演技がうまいかどうかについて解説します。
舞台俳優としての地位を確立し、出演する映画がヒット作品ばかりとなっている俳優の藤原竜也さんですが、演技に関しては
「演技がへたなのでは?」
「大げさな演技で見てられない」
など様々な意見があります。
藤原竜也さんは本当に演技が下手なのか?業界の評価はどうなのか?つまり演技力について解説していきます。
ちなみに藤原竜也さんはデビュー当時からテレビドラマなどに出演すると、一般人から「演技が下手」と言われることが多かった俳優です。
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藤原竜也は天才的に演技がうまい俳優
結論から言うと、藤原竜也さんは演技が下手ではありません。
藤原竜也さんが演じたカイジの言葉を借りるなら、「悪魔的に演技が上手い俳優」といった感じです。
名演出家と言われる蜷川幸雄にその才能を見出され舞台・身毒丸に出演し、舞台の世界では天才俳優と呼ばれていました。
僕は藤原竜也さんのデビュー作となった舞台『身毒丸』も観に行っていますし、他の舞台作品もたくさん観劇しています。
デビュー作の舞台・身毒丸を観た時に俳優・藤原竜也の大ファンになり、それからは彼の出演作品を観るようになりました。
つまり、初めて藤原竜也さんの演技を見た時に大きな衝撃を受けたのです。
体から放出されるエネルギーが凄まじく、つい目で追ってしまうほどの華があり、心の底から絞り出される声に耳が刺激され、身体全体を使った表現にとにかく目を奪われました。
少年の演技にこれほど心動かせるとは思っていなかったので、藤原竜也という俳優のすごさを身に染みて感じました。
僕は藤原竜也さんは本当に天才だと思っています。
演技が上手いのはもちろん、表現の天才という印象を持っています。
藤原竜也が演技が下手だと言われる理由
若い頃の藤原竜也さんはテレビドラマなどに出演すると、どうしても舞台の演技をしてしまっていました。
舞台は映像と違って大きく演技することが求められますし、普段と同じようにセリフをしゃべる映像と違い、舞台だとセリフに抑揚をつけることも求められます。
舞台から俳優をスタートした藤原竜也さんは、テレビドラマなどに出演した際に舞台の癖が抜けず、明らかに周りのキャストと違った演技をして観ている人に浮いている印象を与えてしまっていたことは否定できません。
10代の少年が出演する媒体によって器用に演技方法を変えるなんてことは、出来なくて当たり前だと思います。
テレビドラマで初めて藤原竜也さんを見た人は、「この子演技下手だな」と思った人も少なくないと思います。
しかも厳しくて有名な蜷川幸雄さんの芝居の稽古を受けていたので、一つ一つのセリフを全力でしゃべるという演技が染み付いていた印象です。
そんな藤原竜也さんの演技が、テレビドラマという媒体では「大げさ」と思われてしまうのも仕方なかったのかもしれません。
「じゃあ演技がヘタなんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、そういうことではないのです。
藤原竜也さんは演技の中で、当時からしっかりセリフで相手と会話できています。
演技がヘタな俳優はセリフで会話をすることができません。
わかりやすく言うと、演技がヘタな俳優は「自分の番が来たからセリフをしゃべる」という演技をします。
演技が上手い俳優は「相手のセリフに対して自分のセリフを喋る」という演技ができます。
言うまでもなく藤原竜也さんはしっかり相手のセリフに反応する演技を若い時からしていましたし、むしろ演技の時の瞬発力に非常に長けている俳優です。
ネガティブな言葉を使うと「藤原竜也の演技は大げさ」ということになるかもしれませんが、藤原竜也の演技は誰も真似できない大きな個性でもあるのです。
藤原竜也さんの演技は年齢とともに「抑えるところは抑える」という演技になっていて、感情を爆発させるシーンがより際立つようになっています。
大げさな演技と言われ「藤原竜也は演技がへた」と思われるような個性があったからこそ、藤原竜也さんは俳優として唯一無二の存在になれたと言えるでしょう。
ちなみに本当に演技が下手で、ただ単に大げさにしか演じられない俳優だったなら、とっくに仕事がなくなって消えてしまう俳優の1人になっていたと思います。
藤原竜也はいつも同じ演技?
藤原竜也さんは「いつも同じ演技」と言われることも多いです。
「藤原竜也はいつも同じ演技だ」という人に限って、あまり出演作を見ていない人が多い気がします。
例えば映画『バトルロワイヤル』の七原秋也や映画『DEATH NOTE』の夜神月、映画『カイジ』の伊藤開司を演じている時の藤原竜也さんは全然違うはずです。
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『22年目の告白』『藁の楯』も全然違うはずです。
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個性がある俳優ほど「演技がいつも同じ」って言われがちなんですよね。
たしかに感情を爆発させるシーンは同じに感じるかもしれません。
ただ僕は声を大にして言いたいのですが、藤原竜也さんの出演作を観る時に藤原竜也節を期待していませんか?
藤原竜也さんがもしも映画でボソボソ喋るだけの演技をしていたら、観終わった後に不完全燃焼になりませんか?
僕は不完全燃焼になります。がっかりします。
藤原竜也さんは演技でいろんな顔を見せる演技力を持っていながら、求められている期待に応えて演技をしている面もあると思います。
監督も演出の際に藤原竜也さんのそういった演技を求めるでしょうし。
つまり、藤原竜也さんは作品にしっかり演じ分けてもいますし、演技が同じと思われる点に関しては期待に応えている点が多いと言えます。(監督の演出も含めて)
業界人の藤原竜也の演技に関する評価
僕は映画のプロデューサーやキャスティングディレクターなどに藤原竜也さんの評価を聞いたことがあるのですが、
『表現するために生まれてきたぐらいの才能』
『同年代の中で頭ひとつ抜けている』
など、とにかく高い評価でした。
演技に関しては世間よりも業界の中での方が評価が高い俳優と言えます。
ヒット作を多く生み出していることもありますが、これだけ立て続けに映画に出演しているのも『藤原竜也さんは演技がうまい』という業界の評価があるからこそでしょう。
結論『藤原竜也は演技が下手でなく演技が上手い俳優』
間違いなく藤原竜也さんは演技が上手い俳優です。
俳優で残り続けるには個性が必要です。
個性がなく無難に演じているだけの俳優は消えていきます。
藤原竜也さんが売れ続けているのは演技がうまいだけでなく、個性がしっかりある俳優だからです。
同年代だけでなく、俳優全体で見ても唯一無二の存在と言えるでしょう。
これからも藤原竜也さんの大活躍に期待しています。
これでもまだ「藤原竜也は演技が下手だ!」という人は、藤原竜也さんの舞台を1度でいいから観に行ってください。
考え方がガラっと変わることをお約束します。
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