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映画『ミッドナイトインパリ』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『ミッドナイトインパリ』です。
映画『ミッドナイトインパリ』は、巨匠ウッディアレンが脚本と監督を務めたオーウェンウィルソン主演の映画です。
小説家志望の脚本家が夜中だけ1920年代のパリにタイムスリップし名だたる芸術家たちと触れ合い、影響を受けていく映画となっています。
観ていてワクワクできるとても面白い映画です。
『ミッドナイトインパリ』はアカデミー脚本賞を受賞しています。
それでは『ミッドナイトインパリ』の映画紹介です。
映画『ミッドナイト・イン・パリ』は2012年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は94分。
監督はウッディ・アレン監督。
『アニーホール』『セレブリティ』『ギター弾きの恋』などを監督している、他にも数々の名作を生みだしている名監督です。
キャストは
ギルペンダー…オーウェン・ウィルソン
イネス…レイチェル・マクアダムス
ジョン…カート・フラー
ヘレン…ミミ・ケネディ
ポール・ベイツ…マイケル。シーン
キャロル・ベイツ…ニーナ・アリアンダ
美術館の案内人…カルラ・ブルーニ
ワイン試飲男…モーリス・ソネンバーグ
コールポーター…イヴエック
ゼルダ・フィッツジェラルド…アリソン・ピル
F・スコット・フィッツジェラルド…トム・ヒドルストン
ジョセフィン・ベーカー…ソニア・ロラン
アーネスト・ヘミングウェイ…コリー・ストール
フワンベル・モンテ…ダニエル・ルント
ガートルード・スタイン…キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ…マルシャル・デイフォンソボー
アドリアナ…マリオン・コティヤール
ジューナ・バーンズ…エマニュエル・ユザン
サルバドール・ダリ…エイドリアン・ブロディ
マンレイ…トム・コルディエ
ルイス・ブニュエル…アドリアン・ドゥヴァン
探偵デュリック…セルジュバグダサリアン
探偵タスラン…ガッドエルマレ
T・S・エリオット…デイヴィッド・ロウ
アンリマティス…イヴアントワーヌスポト
レオスタイン…ロラン・クラレ
ガブリエル…レアセドゥ
アンリドトゥールーズロートレック…ヴァンサン・マンジュコルテス
ポールゴーギャン…オリヴィエ・ラブルダン
エドガードガ…フランソワ・ロスタン
ヴェルサイユの王族…マリアンヌ・バズレール
ヴェルサイユの王族…ミシェル・ヴィエルモーズ
ほか。
映画『ミッドナイトインパリ』ネタバレ・あらすじ
ハリウッドで脚本家として活躍している>ギルペンダー(オーウェンウィルソン)は、脚本家ではなく小説家として生きていきたいと考えていました。
パリに憧れを持っているギルは1920年代にパリに集っていた芸術家たちに思いを馳せながら、雨の降っているパリに芸術性を感じていました。
そんなギルには婚約者のイネス(レイチェルマクアダムス)がいました。
ギルは今まさにイネスとイネスの両親と共にパリに旅行に来ていました。
イネスの両親とギルの関係はギルが媚びる正確ではないこともあって、良好というわけではありませんでした。それでもイネスの両親は2人が結婚するものだと思っていました。
パリで食事をしていたギル一行はレストランで偶然イネスの友人のポールベイツ(マイケルシーン)、キャロルベイツ(ニーナアリアンダ)の夫妻と遭遇しました。
ポールにパリでも大学の講義の仕事が入ったので急遽パリに来たとのことでした。ポールは博識で聡明な男性でイネスは大学時代にポールに憧れを持っていたほどでした。
ギルは乗り気ではありませんでしたが、ギルとイネスは次の日にベイツ夫妻とパリを観光します。
美術館でガイド(カルラブルーニ)が説明しているのを遮ってポールはうんちくを話し始めます。
ガイドは自分の方が正しいと言い張りますがポールも譲りません。ギルはポールが気に食わないのでハッタリで美術館ガイドの肩を持ちました。
イネスはギルがお金になっている脚本家の仕事を捨てて小説家になろうとしていることをポールたちに話します。
ポールはギルの行動を否定していました。
イネスがギルの小説の主人公が中古のおもちゃなど骨とう品を扱う店を営んでいる設定であることを話すと、ポールたちは笑い、真剣に小説を書いているギルは気分を害しました。
ギルは夜に1人でワインを飲んでパリの通りで佇んでいました。
すると突然1台のクラシックな車が停まり、中にいた人間たちがギルに乗るように声を掛けてきます。
パリに知り合いなどいないギルは人違いだと言い張りますが、そのまま車に乗せられて車は動きだしました。
連れていかれた店ではコールポーター(イヴエック)にそっくりな人間がピアノを弾いていました。
さらにギルに話しかけてきた人間たちに名前を聞くと、彼らはゼルダフィッツジェラルド(アリソンピル)とFスコットフィッツジェラルド(トムヒドルストン)だと名乗り、ギルはさらに混乱します。
そして催されているパーティーの主宰がジャンコクトーだと知らされてギルの混乱は頂点に達します。
ギルは自分が1920年代にタイムスリップしていることをようやく理解しました。
ギルはフィッツジェラルド夫妻に連れられて他の店にやってきました。
そこにいたのはなんとアーネストヘミングウェイ(コリーストール)でした。ギルは興奮を抑えきれずにヘミングウェイにいろいろ質問をぶつけます。
ギルは自分が書いている小説を読んでもらえないかとヘミングウェイに打診しますが、ヘミングウェイは同業者が読んだところで良くても悪くても嫉妬しか生まれないと言い、代わりにガートルードスタイン(キャシーベイツ)を紹介してくれることになります。
小説を取ってくると店を出て行ったギルでしたが、待ち合わせ場所を聞き忘れたことに気が付き引き返しますが、ヘミングウェイと話した店はすでに現代のコインランドリーに変わっていました。
翌朝、夢心地のギルはイネスに昨夜の出来事を話しますが、当然のごとく相手にされません。それどころか病気なのではないかと心配されてしまいます。
ギルはイネスを昨晩の店の場所に連れていきますが、やはり何も起こらずイネスはホテルへと帰ってしまいました。
街に鐘の音が響きます、するとギルの前に今度はヘミングウェイの乗った車が到着しギルは車に乗り込みました。
ヘミングウェイと共にギルはスタインのサロンにやってきました。
そこでギルはスタインのみならずパブロピカソ(マルシャルデイフォンソボー)と愛人のアドリアナ(マリオンコティヤール)とも遭遇しました。
ギルはマリオンコティヤールの美貌に息を飲みました。スタインが小説を読んでくれるというので、ギルは自分の小説の原稿をスタインに渡し、サロンを後にしました。
次の日、パリの出店街を歩いているとコールポーターの曲が流れてきて、ギルは思わずポーターと知り合いであるとその店の主人のガブリエル(レアセドゥ)に話しました。
さらにポールたちと過ごしている時もポールに対して、実体験から得た知識をひけらかしていました。イネスは話を信用していないので、大人げないとギルを窘めました。
ギルはその夜再びタイムスリップしアドリアナと再会します。アドリアナは会話の中で1890年代のベルエポック時代こそ黄金時代だと話していました。
アドリアナとギルはいい雰囲気になっていましたが、一緒にいる中でギルに婚約者がいることを知り、結婚のことは聞いていなかったとアドリアナは寂しそうにギルに言いました。
アドリアナは去って行ってしまいました。
ギルはさらにサルバドールダリ(エイドリアンブロディ)とも出会いました。
ギルはスタインのサロンを訪れました。ヘミングウェイもアドリアナの美貌に魅力を感じていて、スタインからヘミングウェイとアドリアナが一緒にアフリカ旅行に行っていることを聞かされます。
スタインはギルの小説を読んでくれていて、まるで異次元のもののようだと言った後にアドバイスも与えてくれました。
そのアドバイスはギルの人生に対してのアドバイスにも当てはまっていました。
翌日、イエスは両親と出かけていたためギルは出店街に行きガブリエルと会話をして盛り上がります。
ガブリエルの店にアドリアナの書いた本があり、ギルは翻訳をしてもらいました。
すると本には「ギルにピアスをプレゼントしてもらい愛し合った、ギルに魅力を感じている」といった内容が書かれていました。ギルは自然とテンションが上がります。
ギルは本に書かれていた通りにピアスをアドリアナにプレゼントしようとホテルに戻ってイネスのピアスを勝手に持ち出しプレゼント用の箱に入れて部屋を出ようとします。
しかしそこにイネスと両親が予想外に早く戻ってきてしまいました。イネスの父親の体調が悪くなったためでした。
イネスはピアスがないことをルームキーパーの仕業だと思い警察に通報しようとしてしまいます。
焦ったギルはなんとか洗面所にピアスがあったと誤魔化し、その場を乗り切りました。しかしプレゼント用の箱をイネスに見られていてイネスはギルのことを疑い始めていました。
ギルは結局出店街でアドリアナにプレゼントするピアスを調達しました。
ギルはアドリアナにピアスをプレゼントし2人はくちづけを交わします。すると2人の前に馬車がやってきて、2人は1890年代のベルエポック時代にタイムスリップしたのでした。
ベルエポック時代にはアンリドトゥールーズロートレック(ヴァンサンマンジュコルテス)、ポールゴーギャン(オリヴィエラブルダン)、エドガードガ(フランソワロスタン)らがいました。
彼らは口をそろえて黄金時代はルネサンス時代だと言っていました。ギルは結局過去に魅力をかんじるものなのだと悟ります。
アドリアナはベルエポック時代をひどく気に入り、この時代に残ることに決めます。ギルが説得をしますがアドリアナの決心は揺るがず、ギルは仕方なくアドロアナと別れることになります。
ギルは1920年代に戻りスタインのサロンに赴きます。スタインはギルが書き直した小説にも目を通してくれていて、再びアドバイスをくれます。
スタインのギルへの評価はいつも好意的なものでしたが、主人公が婚約者の浮気を見抜けない点だけは合点がいかないとギルに話しました。
ギルは自分の身に起きていることを小説に活かしていましたが、イネスの浮気に関して気が付かないふりをしていたかったのでした。
核心を突かれ心を見透かされたようでギルはうろたえました。
翌日、ギルはイネスと言い合いになり、その中でイネスに浮気について尋ねます。イネスはポールと浮気をしていたことを認めました。
ギルは浮気をしていたことにはさほど怒らず「パリだから仕方ない」と言いますが、パリに住む決心を固めていたギルはイネスに別れを切り出します。
驚くイネスでしたが、すぐに別れを受け入れてギルに部屋から出ていくように言いました。
イネスが入ってきた両親にギルと別れたことを報告すると、元々ギルを気に入っていなかった両親は特に反対もせずに事実を受け入れ、ギルにパリで探偵をつけていたことをイネスに話しました。
探偵によるとギルは夜中に車に乗ってどこかに行っていたこと、尾行していた探偵は行方不明になっていることを話しました。
その頃、タイムスリップした探偵は王宮へと迷い込み、不審者として捕らえられそうなところを必死に逃げていました。
ギルがパリの通りを歩います…。
ガブリエルと遭遇したギルは…。
結末は本編で…。
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映画『ミッドナイトインパリ』感想・評価
映画『ミッドナイトインパリ』ですが、はっきり言って最高でした。
ウッディアレン監督はやっぱりいいなぁ、オーウェンウィルソンもやっぱりいいなぁ、レイチャルマクアダムスはすごく綺麗だぁとポジティブなことを終始思いながら楽しめる映画でした。
映画『ミッドナイトインパリ』にすごくロマンを感じました。
過去の芸術家と遭遇し話す機会を得る、そしてそこで感情の変化がたくさん訪れる、観ていて最高にワクワクして最高に面白くて、観終わった後には心から「観てよかった」と思いました。
先日『映画はたくさんの教養や知識を与えてくれて人生を豊かにしてくれる』という記事を書かせて頂いたのですが、この『ミッドナイトインパリ』はまさにそれを実感するのにうってつけの作品だと思います。
僕は恥ずかしながらこの『ミッドナイトインパリ』登場する芸術家を全員知っていたわけでもありませんでしたし、名前だけは知っているけどぐらいのレベルの芸術家がたくさんいましたが、この映画をきっかけに知ることもできましたし、登場する芸術家たちに非常に興味を持ったのでいいきっかけを与えてもらいました。
ヘミングウェイは大学時代にハマって呼んでいたのですが、それもきっかけはマンガの『バナナフィッシュ』がきっかけだったので、どこにきっかけが転がっているかなんてやはりわからないものですね。
《リバーフェニックスと BANANA FISH の関係とリバーの後を継ぐ俳優たち》
出演者の方たちの演技もすごく自然でかつユーモアを感じさせるもので、すべてにおいてクオリティの高さを感じる映画となっています。
キャシーベイツもやっぱりすごくいい女優さんだと実感。あの包容力は唯一無二です。
自信を持っておすすめします。
おすすめ映画です。ぜひ。
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