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映画『潜入者』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『潜入者』です。
映画『潜入者』は実際にあった潜入捜査の様子を映画化した作品です。
コロンビアのエスコバル率いる麻薬組織とアメリカとの闘い、命がけの潜入捜査官の奮闘に手に汗握る内容となっています。
こういった潜入捜査ものって友情や絆が芽生えてしまったりするから、観ていて感情移入してきつくなってしまうのですが、この『潜入者』にもやはりその要素があります。
それでは『潜入者』の映画紹介です。
映画『潜入者』は2017年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は127分。
原作はアメリカ税関の潜入捜査官ロバートメイザーによる『The Infiltrator』です。
監督はブラッド・ファーマン監督。
『リンカーン弁護士』などを監督しています。
キャストは
ロバート・メイザー…ブライアン・クランストン
エミール・アブレヴ…ジョン・レグイザモ
ロベルト・アルカイノ…ベンハミン・ブラット
キャシー・アーツ…ダイアン・クルーガー
ハビエル・オスピーナ…ユル・ヴァスケス
ゴンザロモラJr…ルーベン・オカンディアノ
イヴリン・メイザー…ジュリエット・オーブリー
ボニー・ティシュラー…エイミー・ライアン
ヴィッキーおばさん…オリンピア・デュカキス
ドミニク…ジョー・ギルガン
アムジャドアワン…サイード・タグマウイ
スティーヴ・クック…トム・ヴォーンローラー
グロリア・アルカイノ…エレナ・アナヤ
ルビー・アームブレヒト…カルステン・ヘイズ
情報提供者…ジュアン・セリー
マーク・ジャッコウスキ…ジェイソン・アイザックス
ジョー…アンディ・ベックウィズ
バリー・シール…マイケル・パレ
エリック・ウェルマン…マーク・ホールデン
ほか。
映画『潜入者』ネタバレ・あらすじ
フロリダの関税捜査官のロバートメイザー(ブライアンクランストン)は潜入捜査をこれまで行ってきていました。
現在も麻薬の密輸事件を担当しています。
ロバートの同僚であるエミールアブレヴ(ジョンレグイザモ)が情報屋から仕入れた情報を持ってきました。
エミールの情報から潜入捜査に乗り出して下っ端の売人たちを逮捕することは簡単でしたが、それでは麻薬関連の事件を終わらせることはいつまでもできません。
ロバートはこれまでは大物を逮捕するために麻薬を追いかけていたが、これからは麻薬ではなくお金を追いかけることで大物に辿り着くことができると考えました。
つまり明るみに出すことのできない麻薬がらみのお金の洗浄、マネーロンダリングに一枚噛むことで大物と接触することを考えます。
ロバートはなんとしても組織の幹部連中と関わりを持たねばと考えていました。
ロバートは普段よりもビジネスマンとして成功している風のスーツを身にまとい、ボブムセラという変名を用いて、まずはゴンザロモラJr(ルーベンオカンディアノ)らに接近しました。
彼らの信頼を勝ち取ったロバートは次にマネーロンダリングを実際に担当しているハビエルオスピーナ(ユルヴァスケス)と面識を持つことに成功します。
相手の懐にじわじわと入り込むロバートを中心とした麻薬捜査班はコロンビア麻薬組織メデジンカルテルのトップであるパブロエスコバルと、他の幹部メンバーであるダンチャッピーやルビーアームブレヒト(カルステンヘイズ)、ロベルトアルカイノ(ベンハミンブラット)に狙いを絞り、彼らを逮捕するべく作戦を進行させます。
また今回の麻薬捜査でマネーロンダリングに加担していると思われる大手銀行BCCIも自然と捜査対象へと入っていきました。
ロバートやエミールの潜入捜査はまさに命がけの捜査となります。エスコバルの懐に入るということはエスコバルの敵対する人間からも狙われることとなります。
ロバートは命の危険に脅かされます。
ロバートの命がけの潜入捜査の甲斐もあり、ついに麻薬組織カルテルの幹部であるルービーアームブレックとロベルトアルケイドに接触することに成功しました。
ロバートは婚約者がいる設定を作っていました。ロバートの婚約者として潜入していたのはキャシーアーツ(ダイアンクルーガー)で、キャシーの働きは大きく、ロベルトはキャシーの存在のおかげでロバートを信用し、ロベルトの奥さんと共に中を深めていきました。
エミールに元々情報を売り捜査に協力していた男が、もらっているギャラの値段では割に合わないとわめきだします。
エミールはこの男がエミールが警察であることをバラしたことで危険な状況に陥りますが、エミールは組織の人間たちの信頼を勝ち取っていて、裏切り者は情報屋の方と判断され、この情報屋は頭を銃で撃ち抜かれました。
ロバートには潜入捜査を始めてから一番の困難が訪れていました。
アメリカ政府がパナマのノリエガ将軍の捜査を行っている中で、パナマ銀行の口座を凍結していました。
それによってカルテルの幹部ダンチャッピーの10億円が動かすことができなくなってしまっていたのです。これを何とかしてくれという依頼をロバートは受けたのでした。
ロベルトはエスコバルからの頼みであることをロバートに伝え、また失敗は死を意味することも伝えました。
ロバートの元にはすでにエスコバルから血まみれの棺桶の模型が送られてきていました。
関税の人間たちはロバートの命の危険を感じて、なんとか掛け合いますが上院議員が行っている捜査のため口出しも手出しもできませんでした。
ロバートはBCCIの幹部に会い、10億円が口座に入れられた日付を変えて、今回の凍結の対象にならないようにできないかと持ち掛けます。つまり改ざんです。
驚く素振りを見せたBCCIの幹部でしたが、改ざんすることを了承したのでした。
ロバートは極度のプレッシャーの中でなんとかこの10億円のお金を動かすことに成功し、ルーディーの信頼を得てダンとも顔を合わせることに成功しました。
ロバートはカルテルの幹部連中との知り合いになったことで、捜査はいよいよ佳境を迎えます。
ロバートはキャシーと10月3日に結婚式を挙げることを決定し、結婚式に来てくれるようにカルテル関係者たちに頼みました。
さらにBCCIの幹部たちも結婚式に招待しました。結婚式の最中に一気に検挙するのか麻薬捜査班の作戦でした。
同じ頃、マイアミにカルテルも麻薬23億円分が運び込まれることが判明し、警察のガサ入れが入ることとなっていました。
ロバートはこの情報をロベルトの妻のグロリアアルカイノ(エレナアナヤ)に話しました。グロリアは完全にロバートを信頼します。
グロリアはロベルトが築いたマイアミでの密輸密売ルートを知ることとなりました。ロベルトは姿をくらましていました。
ロバートとキャシーの潜入作戦の一環の結婚式には多くの大物が参加しました。ロベルトは来ないものと思っていましたが、結婚式に出席していました。
驚くロバートにロベルトは危険を冒してでも友人の結婚式にはでないとと話していました。
結婚式がスタートして和やかな雰囲気の中、突然サイレンが鳴り響きパトカーが何台も結婚式場に走りこんできました。
虚を突かれた悪人たちは逃げ出すこともできず…。
果たして5年にも及ぶ潜入捜査は成功するのか…?
結末は本編で…。
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映画『潜入者』感想・評価
映画『潜入者』ですが、この映画がもしも完全なフィクションであったならば僕はここまでこの映画に対して「おもしろい!」という評価になっていなかったかもしれません。
やはり実話というのは面白さを増長させる大きな要素なんですよね。
実際この「潜入者」は実話だと思うと、どれだけ命がけなんだよと突っ込みたくなりますし、エスコバルってこういった話に全然詳しくない僕でも知っている名前ですし、しかも恐ろしい人物とインプットされています。
そんな人間の組織に潜入捜査するってもう並大抵のメンタルでできることではないですよね。
実際に精神的に追い詰められている様子をブライアンクランストンが熱演してくれています。たしかにこうなるだろうなと納得させてくれる演技を披露してくれています。
個人的には「ロミオ+ジュリエット」を観てからジョンレグイザモがとても好きな俳優の一人になっているので、今回この「潜入者」に出演されていてとても嬉しかったです。
相変わらずいい感じの演技を見せてくれていました。この人の動揺してテンパっている演技好きなんですよね。
末端の下っ端ではなく、上層部の幹部を逮捕するための潜入捜査、観ていて見応えないわけがありません。
2時間を超える映画となっていますが、手に汗握る展開で観る者を惹きつけて楽しませてくれます。
やっぱり潜入捜査映画って面白いなぁとこの「潜入者」を観ても改めて思いました。
おすすめ映画です。ぜひ。
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映画『潜入者』
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