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映画『サマータイムマシーンブルース』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『サマータイムマシーンブルース』です。
映画『サマータイムマシーンブルース』は劇団ヨーロッパ企画の上田誠による戯曲で、ヨーロッパ企画によって上演された作品を本広克行監督によって映画化された作品です。
タイムマシーンの抱える問題をテーマにした作品で目の付け所が非常に秀逸で、楽しく鑑賞できるSF青春コメディ映画となっています。
それでは『サマータイムマシーンブルース』の映画紹介です。
映画『サマータイムマシーンブルース』は2005年に公開された日本映画です。
上映時間は107分。
原作はヨーロッパ企画の上田誠による戯曲『サマータイムマシーンブルース』。
上田誠作品は『曲がれ!スプーン』も長澤まさみ主演で映画化されています。
監督は本広克行監督。
『踊る大走査線』シリーズ『少林少女』『亜人』『幕が上がる』などを監督しています。
キャストは
甲本拓馬…瑛太
柴田春華…上野樹里
新美優…与座嘉秋
小泉俊介…川岡大次郎
石松大悟…ムロツヨシ
曽我淳…永野宗典
田村明…本多力
伊藤唯…真木よう子
穂積光太郎…佐々木蔵之介
用務員…川下大洋
映画館の受付…三上市朗
先頭の番台…楠見薫
エキストラ…升穀
ほか。
映画『サマータイムマシーンブルース』ネタバレ・あらすじ
2005年8月19日。
大学のSF研究会の男子学生5人は炎天下の中で野球のユニフォームを着て野球をしています。
3対3に分かれるために片方のチームには犬のケチャがチームの一員として参加していました。
その様子を写真部の部員である伊藤唯(真木よう子)がカメラで撮影をしていました。
写真部の部員は2人でもう1人は柴田春華(上野樹里)でしたが、この時の野球の撮影には参加していませんでした。
SF研究会の部員である甲本拓馬(瑛太)は密かに春華に恋心を抱いていました。
SF研究会といっても特に何かを研究しているわけではなく、仲良し男子生徒5人が毎日を過ごしているだけといった活動内容でした。
SH研究会と写真部の部室は共同となっていて、部室の奥の小部屋に写真部の暗室があり、写真部の唯と春華が利用していました。
唯の撮る写真は異常にアップだったりやけに引いて撮っていたりと個性的な写真でした。拓馬は唯のそんな写真に「ちょうどいい感じの距離感はないのか」と指摘していました。
野球をしている最中に打った球がグラウンドの隅に置かれている河童の銅像にあたってしまい、用務員(川下大洋)に怒られます。用務員さんはこの謎の河童像を大切にしている様子でした。
野球で遊んだ5人は部室に戻りみんなで汗を流すために銭湯へと向かいます。
一度出かけた5人でしたが、つけた覚えのないクーラーは動いていることに気が付いたSF研究会の小泉俊介(川岡大次郎)が1人で引き返してきてクーラーのスイッチを切りました。
暗室で現像作業を行っている写真部の2人でしたが、部室に何やら人影があることに気が付き奇妙に思います。
5人仲良く銭湯に行きますが、いつも5人揃ってきているらしく番台のおばちゃん(楠見薫)は「あんたら他に行くところないのかい?」とからかいます。
5人は正直に「ないんです」と答え銭湯へと入っていきました。
みんなで身体や頭を洗っていると新美優(与座嘉秋)が「俺のヴィダルサスーンがない!」と騒ぎ出します。
部員を疑う新美でしたが、みんな身に覚えがなく、新美は他の先頭の客を疑います。ちょっとした騒ぎになってしまったために番台のおばちゃんから叱られてしまいました。
5人が脱衣所に出てくると番台のおばちゃんは不思議そうに「ツーペア…」とつぶやいていました。
拓馬はちょっと用がると言って他の部員達と別行動をとります。
拓馬の行った先は映画館でした。
映画間の受付の男性(三上市朗)から本当に退屈な映画だという説明を受けたものの、拓馬は「ところで、君はUFOを見たか」のチケットを2枚購入しました。
拓馬と同様に用があると言って別行動をした部員の石松大悟(ムロツヨシ)は、薬局の前に置いてある巨大な置物ギンギンを盗み自転車に括り付けて部室まで持ち帰ってきました。
拓馬が部室に帰ると部室にはSF研究会の4人と写真部の2人がいて、拓馬を見て異様に盛り上がり何かを期待している雰囲気を出してきます。
拓馬は意味がわかりません。
石松は拓馬の銭湯に持っていっていた洗面器を見て「お前は盛り上げるなぁ!」と意味不明な発言をします。
パピコを食べていた部員の曽我淳(永野宗典)が洗面器を使って股間を隠すギャグをやればいいとゼスチャーをした時に、持っていたパピコを握ってしまい、パピコの中身が石松の顔にかかります。
びっくりした石松がのけぞり、唯と春華にぶつかり、さらに新美もぶつかってしまい、新美の持っていたコーラがこぼれ、クーラーのリモコンがコーラでずぶ濡れになってしまいます。
これによりリモコンが壊れてしまいました。
次の日になり8月20日。
クーラーにスイッチを入れることができず、あまりの暑さにバテバテになります。
クーラーの本体にスイッチがなくどうしてもクーラーをつけることができません。
曽我は顧問の穂積光太郎(佐々木蔵之介)の元に行き、リモコンを修理してくれないかと頼みます。
穂積は「俺も暇じゃない」と言いながらも引き受けてくれました。
しかし穂積はリモコンの蓋を開けることにすら苦戦し、イライラした挙句にリモコンをボコボコにして破壊してしまいました。
暑さに待っている時に写真部の春華が「扇風機ぐらいなら落ちてないかなぁ。ゴミ捨て場とかに」と呟きます。みんなはこのアイディアにテンションが上がり一斉にゴミ捨て場へと駆け出します。
しかし拓馬だけはそのまま部室に残りました。春華と2人きりになれた拓馬は映画のチケットがあるから一緒に行かないかと誘います。
しかし春華は「彼女に申し訳ないからやめておく」と断りました。
彼女なんていない拓馬は何を言ってるのか皆目わかりません。しかし春華は「昨日あれだけ言ってたじゃない」と続け、拓馬はさらに意味がわからなくなってしまいます。
他の部員たちはゴミ捨て場で扇風機を発見するもどれも壊れていて使う事ができず、あきらめて帰ってきます。
部室にいると突然マッシュルームカットの同年代の男性・田村明(本多力)が現れて5人は驚きます。
田村は挨拶をして部室を出ていきますが、部室には仰々しいマシンがいつの間にか置かれています。5人が珍しそうにこのマシンを観察します。
年代や日付を設定する箇所があり、さらに未来か過去かを選ぶボタンもあり、まるでタイムマシンです。
そして座席がありその後ろにはでっかい丸いミラーのようなものが取り付けられていました。
まさかタイムマシンなんてあるはずがないと思った5人でしたが、試しに曽我が日付を昨日にセットして座席に座りレバーを引いてみました。
すると4人の目の前から突然マシンと曽我が消えてしまい4人は驚愕します。
しばらくして曽我が戻ってきます。
曽我は昨日に行ってきたと話し、石松は曽我に向かって嘘だったら殺すぞと凄みますが、どうやら曽我は本当に昨日に行ってきたようで、タイムスリップしている間は周囲がグニャっとして気持ち悪く、また自分の身体が裏表逆になるような感覚だったと克明に語りました。
なぜ曽我が昨日に行ってきたか確信を持っているかと言うと、SF研究員たちが野球をしている様子を部室から見ていたのです。
そして自分自身が野球をしている姿も見てきたと言います。
この話で春華が思い出します。
昨日撮った写真の、部室に映っていた奇妙な人影を見てみると、曽我でした。曽我がタイムマシンで昨日に行っていた何よりの証拠でした。
本物のタイムマシンという事がわかり、はしゃぎだすメンバーたち。
どの時代に行こうかと盛り上がりますが、99年ごとにしか設定が出きないので一気に大昔に行くことはできません。
新美は15歳に戻ってやり直したいと言い出しますが、みんなからやり直すとかそういう事ではないと咎められます。
さらにこのタイムマシンは時刻の設定はできないようで、設定した日付の現在とお暗示時間にタイムスリップする仕組みのようでした。
未来に行くことは自分が死んでいたら嫌だし、知るのは怖いといってあまり魅力的ではないようでした。
白亜紀とかに行ってみるかなどと話していると春華が「化石でみつかったりとかあるかも」と言い、一同は背中に冷たいものを感じました。
石松が「昨日に戻ってリモコンを取ってくればいい」とアイディアを出し、みんなこのアイディアに賛成します。
新美、小泉、石松の3人がタイムマシンに乗って昨日に行くことになり、タイムマシンに乗り込みます。
無事に昨日に辿り着いた3人は部室でリモコンを発見しクーラーがつくか動作確認をしました。
小泉がつけた覚えのないクーラーを消してから銭湯に行ったのは、この時に動作確認のためにつけたためだったのです。
さらに3人は悪ノリし、部室の黒板に「未来人参上」と落書きしました。
そのころ拓馬達のいる時間には、マッシュルームカットの田村が部室に戻ってきて、自分は同じ大学でSF研究会に所属していて、25年後の未来からやってきたと自己紹介しました。
田村の自己紹介を受けて、寂れているSF研究会が25年後も存続していることに驚く面々。
田村たちのいる25年後の時間も、部室に突然タイムマシンが現れたので、同じようにノリで田村が乗り込み25年前に来たとのことでした。
田村は用務員さんにグランウンドの隅にある河童像について尋ね用務員さんは昨日も言ったよと田村に言います。
拓馬、曽我、唯、春華の4人は田村に25年前の街を案内します。映画館の前に来ると、田村は「ここは今はコンビニになっています」と話します。
田村のお母さんは田村と同じ大学に通っていて、ここにもよく通ったと言っていたそうでした。
タイムマシンで過去を変えると現在はどうなってしまうのかなどを話していると映画館の受付の男が出てきて、タイムマシンを熱く語り始めます。
そこへタイムマシンに情熱を傾けているSF研究会の穂積も加わり、タイムマシンに関する穂積の講義が始まりました。
穂積の出した結論は「タイムマシンはない」という結論でした。
穂積は40年間タイムマシンを研究し続けていて、気が付けば時が経っていたのである意味タイムマシンだなと自分に皮肉を言い、もしもタイムマシンがあって過去を変えてしまったら、すべてが消えてしまうことになるだろうと話しました。
これを聞いて拓馬たちは慌てます。リモコンを昨日から持ってきてしまうと過去を変えることになり、自分たちが消えてしまう事になるからです。
拓馬たちが急いで部室に戻ると、無人のタイムマシンが置かれていました。
そして張り紙があり、「お前らも来るがいい!ズッコケ三人組」と書かれていました。
3人は過去に行き完全に悪ノリしている様子で、拓馬たちを呼ぼうと無人のタイムマシンを送ってきたのでした。
リモコンを持ってくることは避けなければならないので、コーラをリモコンにこぼす前になんとかできればという話になります。
そして何より事態を知らずに過去の時間を満喫している3人を連れ戻さなければならず、拓馬と曽我と田村はタイムマシンに乗り込み出発しました。
拓馬達が消えていくのを部室にやってきた穂積が目撃し驚愕します。穂積はタイムマシンが実際にあることを知り興奮を隠せずにいます。
昨日にやってきた拓馬たち。時間はちょうど野球を終えて銭湯に行っている時間帯です。拓馬と曽我はいきなり昨日の時間の春華に出くわしてしまいます。
2人が部室にいるのを見て不思議に思う春華でしたが、なんとかごまかしました。
その後、昨日にやってきている小泉が現れて、2人を歓迎しました。曽我は乗り物酔いだと言って弱っていました。
拓馬は小泉に過去を変えることは危険なことだと話し、残りの2人を探しに行きました。曽我はコーラをこぼされても大丈夫なようにリモコンをラップでグルグルと巻いていました。
石松は薬局から盗んできたギンギンの置物をもう一体増やそうと違う時間軸でも盗もうとしていました。拓馬がなんとか阻止してギンギンを薬局の前に返します。
残るは新美でしたが、新美は盗まれたヴィダルサスーンのことを考えていて、犯人を捕まえてやろうと銭湯に来て脱衣所から様子をうかがっていました。
そこへ拓馬がやってきます。番台のおばさんは風呂にいるはずの2人が脱衣所にもいることに動揺します。
番台のおばさんが「ツーペア…」とつぶやいていたのはこのためでした。
風呂から出てきた昨日の新美と拓馬に「あんたら双生児だったのか?」と訊くおばちゃん。
新美は勘違いし照れながら「フランクフルトですよ!」と返答しました。
そして新美は盗まれる前にヴィダルサスーンを持ってくるのですが、結果的にヴィダルサスーンを盗んだのは新美自身だったということになります。
拓馬は曽我に電話をし、留守番電話にうまくいった、すぐに行くからと伝言を残しました。
拓馬的には明日の曽我に電話したのですが、留守番電話は昨日の曽我の携帯電話に入っています。
部室に戻り集まった明日のメンバーは、過去を変えるのはまずいということを認識ました。新美はあまり理解できていません。
用務員さんがタイムマシンを見てしまい、興味を示したので、慌てて田村が気をそらすために河童像のところに行き河童像について質問します。
これにより次の日にも河童像について質問した田村は用務員から昨日も言ったよと言われてしまったのでした。
タイムマシンを隠したいメンバーは曽我を乗せて年代を適当に99年前にセットして送ってしまいます。
用務員さんは河童像について、昔はこの辺が沼地で、沼で突然おぼれている者が現れ、すぐに消えたという伝説を話しました。
その昔話から河童像が作られ祀られるようになったとのことでした。
用務員さんがいなくなり、タイムマシンに乗った曽我の帰りを待ちます。
しかしここでリモコンがないことに気が付きます。曽我はリモコンを持ったまま99年前にタイムスリップしてしまっていたのです。
藻が体に絡みついてドロドロの曽我がタイムマシンに乗って戻ってきました。曽我はリモコンを沼に落としてきてしまったと話します。このままでは過去を変えてしまったことになり、悩む5人。
すると田村が何かを思いついたかのようにタイムマシンに乗り込み未来へと出発します。
田村が言ったのは2030年の12月19日でした。田村にとっても4か月先の未来の世界です。
そこですでに話をつけておき、田村は未来の自分かリモコンを受け取ります。他のSF研究部員は田村が2人存在しているのを見て「気持ち悪いー!」と盛り上がっています。
田村は長居することなく未来から帰ってきました。未来をからリモコンを取ってくることは問題がないのです。
2030年はまだボロボロのクーラーが使われていたのでした。2031年にクーラーは買い換えられることになっていました。
2005年の段階でボロボロなのに2030年も継続してクーラーが使われていることに5人は感動していました。
さあ明日の世界に戻ろうとタイムマシンに乗り込みますが、タイムマシンはパンパンでタイムスリップの際に拓馬がはじき出されて取り残されてしまいます。
取り残された拓馬はいきなり野球を終えたSF研究会のメンバーと遭遇、私服姿を見て他のメンバーは女に会いに行くんだろうとからかいます。
そして曽我は拓馬の残した「うまくいった、すぐに行くから」という留守番電話を公表し、女と俺を間違えて電話したのだと盛大な勘違いなのに拓馬はバカだと勝ち誇りました。
罰として裸踊りだと妙な盛り上がりをみせるメンバーたち。
否定して時間がかかると昨日の自分が帰ってきてしまい鉢合わせになると恐れた拓馬は、窓の外に彼女がいる演技をして、手を振ってみんなの注意をひきます。
昨日の拓馬が来てしまったので明日の拓馬は慌ててロッカーに隠れました。これにより、春華は拓馬には彼女がいると思いこんで映画を断っていたのです。
昨日の拓馬は何も知らずに銭湯帰りのまま洗面器を持って部室に入ってきます。
窓から外を見て誰もいないと騒ぐメンバーが振り返るとちょうど昨日の拓馬が洗面器を持ってるので裸踊りをするつもりなのだと思い込みます。
新美の「盛り上げてくれるねぇ!」はこのためで、他のメンバーの妙な期待感もこういったいきさつからでした。しかし昨日の拓馬にはまったく意味がわかりません。そしてこの様子を明日の拓馬はロッカーから見ていたのでした。
さらに昨日の拓馬は部員たちが一向に帰らないため、そのままロッカーで一夜を明かすことになってしまいました。
みんながタイムマシンで明日の世界に戻ってきた時には拓馬はすでに春華と唯とともに待ち構えていたのでした。
しかし現在の時間には結局リモコンがないままです。
クーラーのない中で苦しむことに変わりはありません。
すると犬のケチャがリモコンを加えて現れます。ケチャは前日からやたらと土を掘り返していたのでした。
ケチャが加えてきたリモコンはラップがまかれていて曽我が巻いたラップであることがわかります。
穂積は過去の改変は防げたのだろうかと考えます。
昨日から99年前に曽我によって持っていかれたリモコンは沼の中で99年間眠り続け、25年間使われて、2030年から持ってこられコーラをこぼし穂積が修理できずに壊すということで、大丈夫だろうとなります。
田村は未来に帰ることになり、屋上でみんなでみんなで見送ります。穂積はタイムマシンを観察ししきりにメモを取っています。
タイムマシンが発明されることがわかったななら、俺が発明者になればいいと言っています。
25年後に穂積がタイムマシンを発明したということになり、それに乗り田村がやってきたということになります。
田村が帰っていき、タイムマシンで巻き起こっていた騒動は終わります。
唯は元々決められている筋書きの中で踊らされているだけなのかもしれないと言います。
そこへ再びタイムマシンに乗った田村が現れます。忘れ物のカメラを取りに来たのでした。カメラは母親から贈られたもので大切なもののようでした。
そしてそのカメラは春華が使っているカメラと同じでした。自分の母親もこの大学に通っていたと言っていた田村。
春華は田村が帰る時に直感で「また会える気がする」と言っていました。唯と拓馬は田村が春華の子供であることに気が付きます。
唯は春華の旦那の名字を知っちゃったとほくそ笑みます。
部員たちが部室に入ってきました。
拓馬は部員たちに言った言葉とは…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『サマータイムマシーンブルース』感想・評価
映画『サマータイムマシーンブルース』は、肩の力を抜いて楽に観れて、もちろん楽しめる映画ではあるのですが、伏線を見落としてしまうととってももったいないので、それなりに集中して観ることをおすすめします。
とっても凝った脚本だと思います。本広監督が映画かしたいと思った戯曲なわけで、つまらないといったことは間違いなくないわけですが、それにしてもよくできてるなぁと思ってしまいました。
佐々木蔵之介さん演じる穂積がタイムマシーンを発明していたなんて、鳥肌立ってしまいました。
この『サマータイムマシーンブルース』を観ると、タイムマシーンの矛盾点などに気付かされたり、タイムマシン系の映画を見た時に思う疑問点などを指摘していて、そういった意味でも楽しめる映画になっています。
そして瑛太さん、上野樹里さん、真木よう子さん、ムロツヨシさんの若かりし姿も楽しませてくれるポイントの一つかと思います。
ムロツヨシさんなんて最初わからないぐらいです(笑)
真木よう子さんの演技はこの頃の方が個人的には好きだなぁと感じました。
瑛太さんはとっても上手い俳優という印象をずっと持っているのですが、この『サマータイムマシーンブルース』の時もすごく自然でさすがの一言です。
文句なく楽しめる映画です。おすすめ映画です。ぜひ。
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