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映画『亜人』ネタバレあらすじ感想

映画亜人ネタバレあらすじキャスト評価

映画『亜人』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『亜人』です、

映画『亜人』は『good!アフタヌーン』にて連載の桜井画門によるマンガ『亜人』の実写化映画です。

主演を人気俳優の佐藤健が務め、綾野剛や城田優、玉山鉄二、千葉雄大、山田裕貴、川栄李奈など豪華キャストが出演しています。

監督は『踊る大捜査線』などで有名なヒットメイカー本広克行。

飽きることないエンタメ映画となっています。

原作をまったく知らず、前情報なしで鑑賞しましたが、非常に楽しめる映画でした。

それでは『亜人』の映画紹介です。

映画『亜人』は2017年に公開された日本映画。

上映時間は109分。

原作は桜井画門による同名漫画『亜人』。

監督は本広克行監督

『サトラレ』『曲がれ!スプーン』『幕が上がる』『スペーストラベラーズ』などを監督しています。

キャストは

永井圭…佐藤健

戸崎優…玉山鉄二

下村泉…川栄李奈

大臣…中村育二

佐藤…綾野剛

田中功次…城田優

奥山真澄…千葉雄大

高橋…山田裕貴

ゲン…平埜生成

永井慧理子…浜辺美波

真鍋…永岡佑

黒木…矢野正明

鈴村…中村章吾

石丸竹雄…堀内正美

猫沢…品川祐

SAT隊長…高杉亘

山中…吉行和子

藤川翔…大林宜彦

ほか。

映画『亜人』ネタバレ・あらすじ

医者になることを夢見て勉強に励み、国家試験に合格し研修医としての日々を過ごしていた永井圭(佐藤健)は、ある日突然トラックと接触する交通事故によって命を落としてしまいます。

しかし一度間違いなく絶命した永井は、急激に回復し事故など起きていなかったかのように立ち上がります。

永井は『亜人』と呼ばれる不老不死の力を持っていたのでした。

永井自身、この時に初めて自分が亜人であったことを知りました。自分でも驚くと同時に、事故に遭った永井が回復して起き上がる様子を見たやじ馬たちも「亜人だ」「初めて亜人を見た」と動揺していました。

『亜人』は有名でしたが、決して身近にいる存在ではありませんでした。

ちなみに亜人とは外見は人間と同じですが人間ではありません。

傷ついて絶命しても蘇り、蘇った時には怪我をした傷は完全に癒えた状態になります。逆を言えば傷を負って苦しむよりも自ら命を絶ってしまった方が傷が治った状態で蘇ることが出来るので、効率が良く痛みなどによって感じる苦痛も楽になります。

亜人たちは絶命して蘇ることを『リセット』と呼んでいました。

政府には『亜人』と保護する機関がありました。

亜人であることがわかった永井はこの機関に保護されますが、実際は保護などではなく、この政府機関は亜人を使って非人道的な人体実験を行っていたのでした。

永井は実験の対象にされ腕などを切断されます。

亜人なので切断しても再生されますが、亜人も人間と同じように痛みは感じます。永井は苦痛に顔を歪め声を出しています。

政府は亜人の生態を研究するために永井を傷つけ絶命させます。永井はその度に蘇ります。

拘束されて身動きが取れず政府の人間の実験材料にされている永井でしたが、何者かが研究所に侵入してきます。

永井と同じく亜人の佐藤(綾野剛)でした。佐藤もかつては人間たちによって実験材料にされて苦しい思いをしていました。

佐藤はその経験から人間を憎んでいて、人類と真っ向から対立し亜人の権利を勝ち取ろうとしていました。

亜人であることがわかり実験材料にされている永井を佐藤は救出に来たのでした。佐藤自身も永井を仲間にしたいと考えています。

佐藤は監視カメラに向かっこの機関の責任者である戸崎優(玉山鉄二)に挨拶をし、銃を乱射しながら研究所に侵入を開始しました。

亜人は撃たれて絶命しても傷が癒えて蘇るため、人間側は強度な麻酔銃を打ち込もうとします。絶命させずに意識を失わせる作戦です。

しかし佐藤は次々と人間たちを倒していき、麻酔銃に腕を打たれると自ら腕ごと切り落とし、他の箇所も撃たれると自ら絶命して何もなかった状態で蘇り次々と人間を撃っていきました。

佐藤は1人ではありませんでした。同じく亜人の田中功次(城田優)も研究所に現れて人間たちを撃っていきました。

佐藤は永井の拘束を解きました。永井に銃を渡し、自分を実験台にした人間たちを撃つように指示しました、永井は少し考えていきなり佐藤を撃ってしまいます。

永井は人間たちを撃って絶命させることに賛成できなかったのでした。

佐藤に謝る永井でしたがふと「あ、でも亜人だから大丈夫ですよね」と思い出したように付け足しました。

撃たれた佐藤は仕方なく自ら絶命し一旦リセット(絶命して再び蘇ること)を行いました。佐藤は永井に向かって「君はとんだ期待外れだよ!!」と激怒して攻撃を開始しました。

永井は研究員の人間2人を連れて逃げます。しかし佐藤も執拗に追ってきます。研究員はあえなく絶命し佐藤と永井は攻防を繰り広げました。

佐藤はIBMという亜人特有の能力を出します。黒い人型の様々な形に変化できる物体で、このIBMを使って攻撃をすることができます。

このIBMは亜人にしか見えません。(ジョジョの奇妙な冒険をご存じの人はスタンドに似ていると思っていただければ…僕は良くも悪くも「スタンドじゃん!」と思いました)

永井の身体からもIBMが出てきます。佐藤は永井の能力に感心しています。

激闘の末、永井は研究所からの脱出を果たしました。

待っていた田中のところに佐藤が行くと、田中は「あれ?永井は?」と訊きます。佐藤は「彼は素晴らしいよ。是非仲間にしたい」と答えました。

永井はとりあえず研究所から離れて田舎町へとやってきていましたが、永井は脱走した亜人として日本国中のお尋ね者となっていました。

一方研究所の外にはマスコミが集まっていて、そのマスコミの前に車いすに乗った田中と車いすを押す佐藤が現れます。

取り囲むマスコミに自己紹介をした2人は、田中が人体実験を受けていたことを公表しました。

非人道的な政府の行いに亜人だって同じように痛みを感じるのですと怒りを示し、亜人として生きる権利を求めて「亜人特定区域」を設けるように政府に要請しました。

永井は田舎町で山中(吉行和子)という老女に声を掛けられて山中の家にお邪魔して休息を取らせてもらいます。

パジャマを借りご飯を作ってくれて山中は永井に親切にしてくれます。

永井はテレビなどでも捜索されている人物だったので永井は『テレビとか見てないのかな』と親切にしてくれている山中を不思議に思っていました。

永井には妹の永井慧理子(浜辺美波)がいました。現在病院に入院しています。慧理子には機関の人間である下村泉(川栄李奈)や警備員が警護についていました。

田中がIBMを使って病院の庭から慧理子の警備についている泉を襲います。駆け付けた警備員も田中によって命を奪われます。

ところが田中のIBMによってお腹を撃ち抜かれ血を流していた泉が突然蘇り、さらにIBMを繰り出して田中のIBMに応戦します。

泉は自分のIBMのことを「クロちゃん」と呼んでいます。

田中は遠方にいながらも異変に気が付き「人間のフリしてやがったな」と呟き、より力を発揮できるように病室へと向かいました。

田中と泉のIBMが死闘を繰り広げます。田中は病室に到着しますが看護師などが多数駆け付けて騒ぎになってきたため、田中は仕方なく引き返しました。

田中と佐藤の狙いは永井の妹を誘拐して永井をおびき寄せる作戦でしたが、人間に混ざっている亜人、泉によって作戦は阻止されました。

永井がこの騒動をニュースで知ります。永井は妹を保護するために慧理子の元へ行き、お世話になっている山中の家に連れてきます。

山中は相変わらず親切にしてくれていました。しかし町の他の人間たちは永井の素性に気が付き、永井は山中の元を去らねばならなくなってしまいます。

一方佐藤は政府の用意した「亜人特定区域」に納得がいかず、政府と亜人の交渉は決裂してしまいます。佐藤は条件を飲まなければ実力行使にでることを宣言しました。

佐藤は攻撃をする時刻あらかじめ宣言して、その時刻になると旅客機を操縦し政府のビルに突っ込みました。大事故が起こり集まっていたマスコミ、やじ馬はパニックになります。

佐藤は瓦礫の中から姿を現し、「飛行機の操縦って楽しいなぁ!」と言葉を発した後に戦闘態勢に入りました。

SATの部隊が佐藤に攻撃を仕掛けてきます。

絶命させてもリセットして蘇ってしまうため戸崎は撃ち続けるように指示をだしていました。この作戦が功を奏し、佐藤は囲まれて銃弾を浴び続けその状態で運ばれていきます。

しかし突然SATの部隊が崩れ始めます。向かいのビルの屋上から田中がライフルで狙撃を開始したためでした。崩れたSATは佐藤を蘇らせてしまいます。

佐藤と田中はビルを爆破しさらにSATも絶滅させてしまいました。

この様子を山中の家にテレビで見ていた永井は「何考えてんだよ」と怒りを募らせます。

永井は戸崎と連絡を取り、戸崎に断る余地を与えなくして手を組む提案をしました。

佐藤はグラント社の毒ガスを奪いにくるはずでした。佐藤が毒ガスを使用したい理由は、自分が人体実験をされている時にその毒ガスによって苦しめられたため、人間にも同じ苦しみを味わわせたいと考えているからでした。

永井と戸崎は泉などのメンバーと共にその毒ガスを奪いにくる佐藤を迎え撃つことにします。

しかし現場にやって来たのは田中をリーダーとした高橋(山田裕貴)ら亜人たちで、佐藤は現場には来ていません。

田中たちは次々を突破をしてきますが、永井が空調からIBMを大量に流し目くらまして捕獲に成功します。佐藤が来ることを警戒してたった一つの入り口の警備を固めました。

佐藤は入り口を通らずにいきなり上のフロアに現れました。どうやって侵入したか誰にもわかりません。

佐藤は自分で切断した腕をお守りだと言って田中にバッグに入れて持たせていました。

亜人は粉々になった場合は一番大きいパーツのところで再生されるのです。

佐藤はその亜人の特性を生かして、工場の特殊な機械で自分の身体を粉々にして一番大きなパーツである腕のあるグラント社へと現れることが出来たのでした。

佐藤は田中らを救出し作戦を進めます。

出遅れた永井が佐藤の元へ来て2人は戦闘を開始することになります。

田中は戸崎と泉と戦闘を繰り広げ、ピンチになりリセットを試みますが、その前に麻酔によって力尽きてしまいました。

佐藤と永井はお互いのIBMを繰り出しながら死闘を繰り広げています。永井はIBMを大量にいくつも出すことができて、佐藤はその能力に驚いています。

そんな中、天井から対亜人特殊部隊が現れます。対亜人特殊部隊は佐藤を冷却しようと試みます。

佐藤が動き出そうとするのを永井が抑え、2人とも冷却され凍り付きました。

さらに部隊は亜人の2人を爆破し粉々にし破片を拾い集めました。戸崎と永井の作戦でした。永井は自分を犠牲にして亜人を倒し人類を救ったのでした。

戸崎は屋上に行き、永井も佐藤と一緒に破片となってしまったことに呆然としていました。

しかし実は永井は佐藤と同じ作戦を取っていました。

永井は復活できるのか…?

結末は本編をご覧ください。

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映画『亜人』感想・評価

映画『亜人』ですが、ザ・エンタメ映画といった感じでとても楽しませてもらいました。

原作もそういうストーリーかもまったく知らない状態で鑑賞したのですが、そんな状態でもかなり楽しめました。

ちょっとジョジョの奇妙な冒険っぽいななぁと感じたのですが、ネットで調べたらかなりその話題がすでにあがっていました。

それは全然いいのですが、IBMなしでも十分楽しめそうな気もすごくしました。

ただでさえアクション大変そうなのにIBMがなかったら出演俳優の身体への負担がもっと大変になっていたでしょう。

佐藤健さんは本当に身体能力が高いですねぇ。アクションシーンが出てくる出演作を見るたびに思わされます。『亜人』でもその能力の高さを発揮されていました。

ルックスもよくて演技もできて身体能力も高いって…そりゃずっと仕事続きますよね。

アクション系だけとかならわかるけど『何者』とか『億男』もすごくよかったですからね。すごい俳優さんです。

綾野剛さんはこの映画『亜人』で登場した時に声を変に作っている感じで「あれ?大丈夫かしら?」と思ったのですが、気付いたら綾野剛さんのお芝居に楽しませて頂いていました。

なんかちょっと人間味がない感じが節々に見えて、それが亜人っぽく見えてすごく楽しめました。

裸で「やぁ、来ちゃった」と言っているシーンは声を出して笑ってしまいました。あんまり笑うシーンじゃないかもしれないけど(笑)

綾野剛さん、佐藤健さん以外のキャストの皆さんとても魅力的でした。

川栄李奈さんもガンガン動けてさすがでした。

山田裕貴さんはあまり多くない出番の中でしっかり印象残していてやっぱりすごいなぁと感じました。

やっぱり台頭してくる俳優ってしっかり爪痕残していくんですよね。さすがでした。

映像も面白いのでまったく飽きることなくラストまで観られる映画です。

おすすめ映画です。ぜひ。

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