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映画『マイプライベートアイダホ』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『マイプライベートアイダホ』です。
映画『マイプライベートアイダホ』は、プライベートでも親交の深かったリバーフェニックスとキアヌリーヴスが共演を果たしている映画です。
若者特有の痛みや葛藤を2人が絶妙に表現しています。
『マイプライベートアイダホ』はストリートで生きる若者を描いた映画ですが、原作はシェイクスピアの戯曲『ヘンリー4世』『ヘンリー5世』が元になっています。
正直言ってリバーフェニックスとキアヌリーヴスを見るというだけでも十分に価値のある映画となっています。
それでは『マイプライベートアイダホ』の映画紹介です。
映画『マイプライベートアイダホ』は1991年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は102分。
監督はガス・ヴァン・サント監督。
『ドラッグストアカウボーイ』『グッドウィルハンティング/旅立ち』『小説家を見つけたら』『ミルク』などを監督しています。
キャストは
マイク・ウォーターズ…リバー・フェニックス
スコット・フェイヴァー…キアヌ・リーヴス
ボブ・ピジョン…ウィリアム・リチャート
リチャード・ウォーターズ…ジェームズ・ルッソ
カルミラ…キアラ・キャセリ
ハンス…ウドキア
バド・・フリー
ゲイリー…ロドニー・ハーヴェイ
デニス…ジェシー・トーマス
ジャック・フェイヴァー…トム・トゥループ
空港事務員…ジム・カヴィーゼル
ほか。
映画『マイプライベートアイダホ』ネタバレ・あらすじ
ポートランドから物語ははじまります。
アイダホで生まれたマイクウォーターズ(リバーフェニックス)は、ストレスを感じるとどこであろうと急にの眠りに入ってしまうナルコレプシーという病気を持っていました。
マイクは子供のころに両親に捨てられていて、現在は男娼をして日銭を稼いでいました。
マイクにはストリートを生業にしている若者の仲間が大勢いました。
その中の1人にスコットフェイヴァー(キアヌリーヴス)でという若者がいました。
スコットは市長をしている父親の息子で裕福な何不自由のない暮らしをすることも可能でしたが、そんな暮らしを捨ててマイクたちと一緒に男娼などをしてストリートで暮らしていました。
そしてこの若者たちから支持を得ていたのがボブピジョン(ウィリアムリチャート)という男でした。
スコットをはじめボブによってこの生き方を選択した者も多くいました。そんなボブはしばらくポートランドを離れていました。
ボブがポートランドに戻ってきました。
ストリートの仲間たちはボブを盛大に迎えますが、スコットはどこか尊敬の念をなくしてボブをからかうような行動をとります。
スコットはそろそろこの生活にピリオドを打とうかと考えていて、以前のようにボブの言うことを聞こうとはしませんでした。
マイクはそんなスコットと行動を共にします。
マイクは自分の母親に会いたいとずっと思っていました。
スコットも付き添い、マイクは手がかりを得るためにアイダホに住んでいる自分の兄を訪ねる旅に出ます。
バイクに2人乗りをしてアイダホを目指します。
野宿をしている焚火の前で、マイクはスコットに対して恋愛感情を持っていることを告白します。
しかしスコットはマイクに対してそんな気持ちは持っていないことを伝えました。
しかしマイクは親友であり大切な存在で、変わらずにマイクに優しくしていました。
マイクの兄の元にやってきたマイクとスコット。
マイクはこれまで言えなかった、自分の父親が兄自身であるという考えを兄に伝えました。揉める兄弟。
兄は母親とマイクは会わない方がいいと考えていました。
しかしマイクの気持ちを知ったマイクの兄はマイクに1枚の絵ハガキを渡しました。
絵葉書を手掛かりに2人はマイクの母親が務めているホテルに向かいました。
マイクの母親が働いていると思われるホテルに到着したマイクとスコットでしたが、マイクの母親はすでにホテルを辞めていました。
2人はホテルを辞めた母親がローマに行ったという情報を得ます。
マイクとスコットはホテルで出会ったハンス(ウドキア)というゲイを相手にしてお金を得て、マイクの母親がいるというローマを目指しました。
教えてもらったローマの住所に行くとそこは田舎の農場でした。
さらにタイミングの悪いことにマイクとスコットが到着した頃には、すでにマイクの母親はアメリカに帰ってしまっていました。
マイクは落胆しますが、さらに追い打ちをかけるように、スコットが農場にいた娘のカルミラ(キアラキャセリ)と恋に落ちてしまい、2人でアメリカに帰ってしまいます。
マイクは1人ローマに残り男娼をして過ごしますが、知らない街で言葉も通じない中で激しいストレスを感じ、ナルコレプシーの症状が出て発作的に眠ってしまいます。
マイクは結局アメリカのポートランドに帰ってきました。
ポートランドではスコットがストリートの男娼暮らしから完璧に足を洗っていて、これまでの関係をすべて断ち切っていました。
マイクはスコットにすがるようなことはまったくありませんでしたが、寂しさはどうしようもなく、やはり心には傷を負っていました。
スコットを世話してやったと自負のあるボブが、高級レストランにいるスコットを訪ねます。
しかしスコットはボブに対して知らない男だと言い放ち、店から出ていってくれるように頼みます。
ボブは深く傷つき、その夜に命を落としてしまいます。
スコットの父親もこの頃に亡くなっていて、スコットは父親の葬儀に参列しています。
そこへストリートの若者たちがボブの葬儀としてスコットの父親の葬式が行われているそばで大騒ぎを始めます。
ボブ!ボブ!と大声を張り上げている若者たち。その中にはマイクもいて、スコットと目が合います。
2人は特に合図を送ったり言葉を交わすことはありませんでした。
マイクはアイダホの田舎の一本道の上に立っています。
ナルコプレシーの発作に襲われたマイクは道路に横たわり眠ってしまいます。
そんなマイクを通りがかった1台の車がピックアップして、そのまま走り去っていきました。
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映画『マイプライベートアイダホ』感想・評価
映画『マイプライベートアイダホ』は不思議な映画です。
初めて鑑賞した時は正直映画の良さはわかりませんでしたし、ただただリバーフェニックスがかっこいいと思う映画というだけでした。
あとは、なんだかとってもおしゃれな映画だなという印象も強かったです。
実際僕はこの『マイプライベートアイダホ』の時のリバーフェニックスのファッションを古着屋で似ている服を書き集めて真似していました。
それぐらいかっこいいと感じるもので、今でも変わらず文句なくかっこいいと思います。
ただ『マイプライベートアイダホ』は観れば観るほど味が出てくる映画なのではないかという印象の映画で、最初に観た時よりもその後に観返した時の方が胸に響くものがあるのです。
個人的にということになるかもしれませんが、切なさなどが観れば観るほど僕は伝わってきました。
何度観ても不思議な映画という感じはします。
この描写の意味はなんなんだろうかということもいまだにありますし。
しかし全部を綺麗に理解する必要もないと思っていますので、それはそれでいいと思っています。
少しポップな感じがするガスヴァンサント監督も楽しむこともできます。
リバーフェニックスの美しさは是非目撃して欲しいです。
おすすめ映画です。ぜひ。
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