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映画『アジョシ』作品情報
今回のおすすめ映画シリーズは『アジョシ』です。
映画『アジョシ』はウォンビンが韓国の様々な主演男優賞を受賞し、映画自体も興行成績1位になった作品です。
韓国版『レオン』とも評される映画で感動の名作となっています。
『アジョシ』とは韓国語で『おじさん』という意味です。
ウォンビンの鍛え抜かれた肉体によるアクションシーンや、滲みでている悲しみの演技が必見の映画です。
それでは『アジョシ』の映画紹介です。
映画『アジョシ』は2011年に日本公開された韓国映画です。
上映時間は119分。
監督はイ・ジョンボム監督。
キャストは
チャテシク…ウォンビン
チョンソミ…キム・セロン
マンソク…キム・ヒウォン
ジョンソク…キム・ソンオ
キムチゴン…キム・テフン
オ社長…ソン・ヨンチャン
ラムロワン…タナーヨング・ウォンタクーン
ほか。
映画『アジョシ』ネタバレ・あらすじ
街の古いビルの1部屋で質屋を営むチャテシク(ウォンビン)はどこか謎めいた青年です。
テシクは人と触れ合うことがない青年でしたが、唯一隣の部屋に住んでいるチョンソミ(キムセロン)という少女だけはテシクになついていました。ソミはテシクのことを『アジョシ(おじさん)』と呼んでいました。
ソミの家庭環境は劣悪で、母親のパクはナイトクラブのダンサーでクスリにも手を出していました。金銭的にも貧しくソミは時々万引きなどを行っていました。
ソミはある日他人のカバンを盗もうとして捕まり警察に引き渡されそうになっていました。その現場にたまたまテシクが居合わせます。
ソミは助けてを求める意味で突然テシクのことを父親呼ばわりします。しかしテシクはソミを無視してその場を立ち去ります。
ソミはテシクにそのような反応をされてもアジョシ(テシク)のことを嫌いならないとテシクに告げます。テシクはソミのその言葉に驚きました。
ある時テシクがビルに戻ると一見普通ではない男たちがビルを取り囲んでいました。
原因はソミの母親のパクで、運び屋をスタンガンで襲い組織から盗んだクスリを隠したカバンを質に入れていたのでした。
テシクは質に入れられていたカバンを言われるがままに組織に渡しました。組織の人間たちはテシクからカバンを受け取り、パクとソミを連れて去っていきました。
テシクはソミを救おうと走り去る車を追い掛けますが追いつけません。
組織のボスであるマンソク(キムヒウォン)とジョンソク(キムソンオ)のソク兄弟はテシクに携帯電話を残していて連絡を取ります。
ソミを人質に取られているテシクはソク兄弟の指示で麻薬の運び屋をさせられます。
テシクが取引現場に行くと取引相手のオ社長(ソヨンチャン)がいました。
クスリはオ社長のものだったのでオ社長は怒り心頭です。テシクはオ社長にパクとソミの解放をお願いしますが、オ社長はこのことを知らないので要領を得ませんでした。
テシクの使用した車にはすでに命を落としたパクの遺体がありました。
パクは内臓を抜き取られていました。ソク兄弟は臓器売買も行う稀代の悪でした。テシクは警察に逮捕されてしまいます。
警察は逮捕したテシクの個人情報を調べますが衝撃の事実が判明します。
何ひとつ前科がないばかりか、8年間に渡るテシクの情報はロックされていて開示されていない状態だったのです。
テシクがタダモノではないことを警察は察します。
テシクは国の特殊部隊の隊員だったのです。
しかもテシクが配属していたのは暗殺を行う特殊部隊でした。
この特殊部隊で活動していたテシクでしたがある作戦の実行中に最愛の妻と妻が妊娠していた子供の命を奪われてしまいます。
テシク自身もその時に重傷を負っていました。
テシクはその後任務につくことはなく、愛する者を失ったショックから一人で孤独に生きていく道を選びました。その結果が質屋を細々と営む現在の生活でした。
しかしテシクは隣に住みなついてくるソミに対しては愛情を持ち始めていました。
テシクは警察から脱走します。その際に取り囲んでいた警察7人をいとも簡単に倒しています。そしてソミを探すためにソク兄弟の居所を探しはじめました。
ソミは誘拐された後に部屋に監禁されていました。
その部屋には他にも子供たちがいました。その中の一人のミジンという子供が部屋から出られることになります。
ソミはミジンとの別れの際にミジンにネイルアートをしてあげました。
ミジンを迎えに来たラムロワン(タナーヨングウォンタクーン)の額には傷がありました。
ソミはラムの傷に絆創膏を貼ってあげました。
ラムはソミの行動に驚きました。
ソク兄弟のアジトに辿り着いたテシクはそこでオ社長の遺体と、内臓を抜き取られた子供の遺体を発見しました。その遺体にはネイルーアートがされていました。
ソク兄弟の弟のジョンを拘束し痛めつけるテシク。テシクはジョンの兄のマンに電話し、ソミを連れてくるように言います。テシクはジョンがいる部屋ごと爆破しました。
ミジンを連れ去ったラムは医師でした。
マンはラムに命令しラムはソミの眼球を摘出してしまいます。マンは摘出した眼球をソミのものだとテシクに見せました。
怒りにかられたテシクは防弾使用の車にのるマンを射撃します。
防弾のため安心しているマンでしたがテシクは恐ろしい射撃の腕前で同じ個所を何度も撃ち続け穴を開け、マンの命を奪いました。
ソミを救えなかったことから悲しみ暮れたテシクは自ら命を絶とうとします。
しかしテシクに奇跡が起こります…。
感動の結末は本編をご覧ください。
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映画『アジョシ』感想・評価
映画『アジョシ』はかなり激しいアクション映画で、ウォンビンのアクションシーンも見ものなのですが、それ以上に非常に感動する映画となっています。
自分の命を賭してでも少女を守ろうとする男の物語ですが、重要なのはこのウォンビン演じるアジョシ(テシク)が大きな悲しみを知っているということなのです。
だからこそこの映画は大きな感動を与えてくれるのだと思います。
ウォンビン自身が寡黙な男性というのは有名な話ですが、そんなウォンビンが演じるアジョシ(テシク)は怖いくらいにウォンビンに似合っていて、ナイスキャスティングにも唸ってしまいます。
ソミを演じたキムセロンの演技も素晴らしく、キムセロンは天才子役として高い評価を得ています。
そして演技ももちろん素晴らしいのですが、ウォンビンの美しさはやはり類を見ない美しさでそのビジュアルは同性であっても思わず見とれてしまうほどです。
瞳に悲しみがあるんですよね、それがまたセクシーさを増すのです。
鍛え抜かれた肉体よりも僕はウォンビンの目の深さに魅力を感じてしまいます。
もしもまだ鑑賞したことのない人はぜひ一度はこの『アジョシ』を観て頂きたいです。
ウォンビンを知らないという人、ウォンビンは知っているけど作品は観たことないという人にも観て頂きたい映画です。
それぐらいおすすめの映画です。
おすすめ映画です。ぜひ。
映画『アジョシ』
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