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映画『8マイル』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『8マイル』です。
ヒップホップ界のスターエミネム主演の『8マイル』ですが、ヒップホップが好きな人はもちろんヒップホップに興味がない人でも十分楽しめて感動してしまう映画です。
エンドロールまで素晴らしい作りになっていて、エンドロールだけでも繰り返し観たくなってしまう稀有映画、それが『8マイル』です。
『8マイル』は実話とまではいきませんが、エミネムの半自伝的映画となっています。
それでは『8マイル』の映画紹介です。
映画『8マイル』は2003年に日本公開されたアメリカ・ドイツ合作映画です。
上映時間は110分。
監督はカーティス・ハンソン監督。
『LAコンフィデンシャル』『インハーシューズ』『アダプテーション』『ワンダーボーイズ』などを監督しています。
キャストは
ジミー・スミス・Jr(ラビット)…エミネム
アレックス…ブリタニー・マーフィ
ステファニー・スミス…キム・ベイシンガー
リリー・スミス…クロエ・グリーンフィールド
デヴィッド・フィーチャー・ポーター…メキ・ファイファー
チェダー・ボブ…エヴァン・ジョーンズ
ソル・ジョージ…オマーベンソンミラー
ウィンク…ユージン・バード
パパドク…アンソニー・マッキー
ジャニーン…タリン・マリング
グレッグ…マイケル・シャノン
ほか。
映画『8マイル』ネタバレ・あらすじ
ジミースミスJr(エミネム)、通称ラビットはヒップホップに魅せられラッパーを夢見ている青年です。
ラビットは恋人と同棲しギリギリの暮らしをしていて、母親のステファニースミス(キムベイシンガー)と妹のリリースミス(クロエグリーンフィールド)はトレーラーハウスに住んでいて、デトロイトで貧しい暮らしを送っていました。
デトロイトには貧困層と富裕層を分けるラインが存在していて、8マイルと呼ばれる境界線がありました。ラビットは黒人が多く住む貧困層の地域で暮らしています。
ある時友人でありラップバトルのMCを務めているデヴィッドフィーチャーポーター(メキファイファー)に誘われシェルターというクラブで行われるラップバトルに参加することになります。
ラビットにとってはまたとないチャンスであり、ラビットの実力を認めている仲間たちも盛り上がりラビットはラップバトルに参戦します。
しかしいざバトルがスタートするとラビットは息が詰まったように声が出なくなり、結局一言も発することができないまま敗退してしまいます。
ラビットはその時恋人を暮らしていましたが破局を迎え、母親のステファニーと妹のリリーの暮らすトレーラーハウスに身を寄せます。
しかしラビットがトレーラーハウスに行くと母親のステファニーは恋人のグレッグ(マイケルシャノン)とベッドを共にしてしました。
ステファニーはグレッグと一緒に暮らしていたのです。
ラビットはグレッグを嫌っていましたが、他に行く当てのないラビットは2週間という期限を決めてトレーラーハウスで生活することにしました。
恋人と破局し家と同時に車も失ったラビットにステファニーが車をプレゼントします。
ラビットは喜び早速出掛けますがその車は故障している車でした。ラビットは車の故障が原因でアルバイトに遅刻してしまいます。
ラビットのあるバイト先は工場でした。遅刻を上司から怒られるラビットでしたが、その時に工場にやってきたアレックス(ブリタニーマーフィ)という女性と出会います。
アレックスは工場で働いている兄を訪ねて工場に来ているところでした。
ラビットは仕事帰りに友人のウィンク(ユージンバード)に会います。
ウィンクはレコード会社にコネクションを持っていて、ラビットにレコードを出す話を提案します。
ウィンクはラビットのラップの才能を認めていました。ラビットはその話を受けて、ラップバトルのMCを務めている友人フィーチャーに相談します。
しかしフィーチャーはその話にいい顔はせず、ウィンクは口だけの男だと言い、ラップバトルで優勝して自分の力でレコードを出す方がいいと提案します。
ラビットはいつものように気心の知れた仲間たちと夜に出掛けました。
するとストリートでラップバトルをしている現場に遭遇し、ラビットたちも参加しました。バトルは盛り上がりますが、そこに一台の車が訪れます。
降りてきたのはシェルターのラップバトル優勝者のパパドク(アンソニーマッキー)でした。
パパドクは我が物顔で盛り上がっている輪の中に入ってきて、ラビットがラップバトルの際に一言も発せなかったことをからかいます。
ラビットの仲間がこれに怒り自体は緊迫しますが、フィーチャーが騒動を起こさないように仲裁に入りその場は収まります。
バーに向かったラビットたちでしたが、ラビットはそのバーで工場で出会った女性アレックスと再会します。
ラビットとアレックスは話し込み、お互いの夢が8マイルを超えることだということで盛り上がります。
ラビットはラッパーを、アレックスはモデルを目指していました。アレックスはラビットに成功の予感を感じていました。
その後ラビットとアレックスはフィーチャーたちと合流し、仲間の家に行きます。
そこで街で起きている悲しい事件の話題になり、そこにいた一人がデトロイトには廃墟が多く存在しているからこういった悲しい事件が起きるのだと話します。
ラビットたちは早速廃墟を燃やしに出かけたのでした。
ラビットがトレーラーハウスに帰宅すると母親のステファニーが困り果てた様子でいました。
事情を聞くと家賃を3か月も滞納していてトレーラーハウスから出ていくように退去命令が出ているとのことでした。
ステファニーはギャンブルが好きでお金を使ってしまい家賃を滞納してしまっていたのでした。
ステファニーはラビットに家にお金を入れるように言いますが、ラビットもお金はありません。2人は口論となりラビットはその場を去ります。
仕事に行ったラビットでしたが昔の恋人が訪ねてきて口論となりそれを上司に見られ咎められます。ラビットは工場での立場も危うくなりさらに苛立ちます。
その後フィーチャーをはじめとした仲間と出掛けたラビットは再びパパドクともめ事を起こし、ラビットの仲間が銃を取り出してパパドクたちを脅します。
ラビットは銃をしまうように仲間を説得しますが、その友人は銃をしまおうとして誤って発砲してしまい自分の股間を撃ってしまいます。ラビットは急いで友人を病院へと連れて行きました。
友人の命が無事であることがわかり胸を撫で下ろしたラビットは仕事へと向かいます。
お昼休憩にラップバトルをしている集団がいて、そのラップの内容がただの悪口だったことがラビットの癇に障りラビットはバトルに参加して打ち負かします。
ラビットの巧みなラップに集団は盛り上がります。その工場を訪ねてきていたアレックスが見ていました。アレックスとジミーは恋人の関係になります。
業界にコネを持つウィンクはアレックスのモデルになりたいという夢を手伝おうとカメラマンを紹介する約束をします。ラビットとウィンクとアレックスは談笑し楽しいひと時を過ごします。
ウィンクはさらにラビットにレコード契約のチャンスが来ていることを話します。
ラビットは収録を行う事になります。ラビットは夢が現実味を帯びてきたことに気持ちを昂らせます。
後日ラビットの知らぬ間にフィーチャーが勝手にラビットをラップバトルにエントリーしていたことを知り、ラビットはフィーチャーに怒ります。
怒ったラビットはフィーチャーに心無い言葉を浴びせてしまいフィーチャーは落胆します。
ラビットはウィンクに呼ばれたスタジオへと向かいますが、スタジオに行ったラビットはアレックスとウィンクが交わっている現場を目撃してしまいます。
ラビットはこの光景を見てカッとなり乱入しウィンクをボコボコに殴ってしまいます。そのままラビットはスタジオを後にしました。
しかしその後ウィンクはパパドクたちを連れてラビットの家を訪れ、ラビットに復讐します。ラビットはボコボコに殴られてしまいます。命の危険を感じたところでウィンクがもう十分だと止めに入り、パパドクたちは帰って行きました。
ボロボロになったラビットは、帰宅すると母親のステファニーの様子がおかしいことに気付きます。
ステファニーはビンゴで大金を当てたといい歓喜していました。ラビットも家賃などお金の問題がとりあえずは落ち着いた事で喜びました。
ウィンクのレコード契約の話ももちろんなくなったラビットは工場での仕事に精を出します。
上司からの評価はこれまで散々でしたが、ラビットは仕事ぶりが認められ残業を頼まれます。その日はラップバトルがある日でしたが、ラビットは残業を引き受けることにします。
ラビットの休憩中にアレックスが訪ねてきます。
モデルの仕事のために街を出ていくことをラビットに告げます。そしてアレックスはラビットにラップバトルに出場してほしいと頼みます。
夢を諦めて欲しくないという一心からでした。ラビットはアレックスの想いに心動かされ、ラップバトルへの出場を決意します。バトルに参加している時間は同僚が代わりに働いてくれることになります。
ラップバトル出場のためにシェルターに着いたラビットはフィーチャーに心無い言葉を浴びせたことを謝ります。
フィーチャーはラビットを許し2人は仲直りをします。そしていよいよラップバトルがスタートしました。
ラビットは最初こそ声が出ないかと思わせましたがその後は卓越したラップでパパドクのグループのメンバーを打ち負かしていきます。
観客はラビットのラップに大盛り上がりとなります。そしてついにパパドクとの決勝戦を迎えます。
ラビットは観客が思いもよらないラップを披露し…。
最高潮のクライマックスは本編をご覧ください。
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映画『8マイル』感想・評価
英語がわからないからなのかエミネムの演技がすごくいいんです。
言葉がわからないから上手いかわからない部分はありますが、見ていて素晴らしく伝わってきて、とてもアーティストとは思えない演技で魅了してくれます。
僕はこの『8マイル』でエミネムが好きになりました。
この映画はとにかく勇気と元気をもらえる映画です。観終わった後に非常に奮い立つんです。
やりたい事や夢に向かっている人とかが観たらかなりいい影響を受けられるのではないかと思います。
決してサクセスストーリーという映画ではなく、そんなところも好きなのです。
そしてこの『8マイル』を観た直後にエンドロールで流れるエミネムの『ルーズユアセルフ』がとんでもなく胸に響きます。
この感覚を是非体感して頂きたいです。
おすすめ映画です。ぜひ。
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