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映画『グッドウィルハンティング/旅立ち』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『グッドウィルハンティング/旅立ち』です。
映画『グッドウィルハンティング』は当時俳優としてパッとしなったマットデイモンとベンアフレックが共同で脚本を書き、映画化が実現し、俳優としても知名度を上げた作品です。
アカデミー賞にもノミネートされまさにアメリカンドリームを実現した映画です。
映画自体は非常に心温まる映画となっています。
ちなみにグッド・ウィル・ハンティングは実話ではありません。
それでは『グッドウィルハンティング』の映画紹介です。
映画『グッドウィルハンティング/旅立ち』は1998年に公開されたアメリカ映画です。
上映時間は127分。
監督はガスヴァンサント監督。『マイプライベートアイダホ』『小説家を見つけたら』『ミルク』などを監督しています。
キャスト
ウィルハンティング…マット・デイモン
ショーンマグワイア…ロビン・ウィリアムズ
チャッキーサリヴァン…ベン・アフレック
ジェラルドランボー…ステランス・カルスガルド
スカイラー…ミニー・ドライヴァー
モーガンオマリー…ケイシー・アフレック
ビリーマクブライド…コール・ハウザー
トム…ジョン・マイトン
クラーク…スコット・ウィリアム・ウィンタース
ほか。
映画『グッドウィルハンティング/旅立ち』ネタバレ・あらすじ
マサチューセッツ工科大学の教授であるジェラルドランボー(ステランスカルスガルド)は権威ある数学者でした。
ある日ランボーは授業である数式の問題を生徒に出題しました。
生徒たちはその難題を解くことができず、ランボーは廊下の黒板にその数式を書いておいていました。
するとマサチューセッツ工科大学で清掃のアルバイトをしているウィルハンティング(マットデイモン)が清掃の合間にこの数式を見掛けます。
ウィルは黒板に何かを書き込んでいました。
ウィルはマサチューセッツ工科大学の生徒ではなく、悪友と悪さをして警察のお世話になることも珍しくない青年でした。
ランボーは生徒たちに呼ばれ、廊下の黒板の前まで連れられていきました。
ランボーの出した数式は見事に解答されていて、ランボーは驚きます。
集まっている生徒にランボーは誰が問題を解いたのかを質問しますが、生徒は誰も名乗り出ませんでした。
誰も名乗り出ないため、ランボーはさらに難解な数式を黒板に書き込みました。
すると人気のない廊下でその問題にまたしてもウィルが書き込みをしていました。
ランボーは黒板に書き込んでいるウィルに近づき質問します。
しかしウィルはまるで悪さをして咎められたかのように、素っ気なく反抗的な態度でその場を去ってしまいました。
ランボーが黒板に目をやると、さらに難解なレベルで出題した数式は見事に解答が書かれていました。
ウィルはこの一連で清掃のアルバイトをクビになったと思い込んでいて、親友のチャッキーサリヴァン(ベンアフレック)にクビになったことを話しました。
バーに行き飲んでいたウィルとチャッキーと仲間たちでしたが、チャッキーたちがナンパをしているとその近所のハーバード大学に通う生徒が邪魔をしてきました。
学歴のないチャッキーたちをバカにしてきますがウィルがそこに入り頭脳の良さを見せつけハーバード大学の生徒を追い払いました。
その後ナンパしていた一人の女性とウィルは電話番号を交換しました。
数式を解いウィルをランボーは探していました。
清掃員の事務所に行き働いている生徒の名前を聞きますが、マサチューセッツ工科大学の生徒を雇っているわけではないことを知ります。
そしてそこでウィルが保護観察中ということを知り、ランボーは裁判所へと向かいました。
ランボーが裁判所に着くとウィルは驚くことに自分で自分の弁護をしながら裁判官と議論していました。
ウィルが数々の罪を犯していたことにランボーは驚きます。
しかしランボーはすでにウィルの数学の才能に惚れ込んでいて、自らが責任者となり保釈の手続きを行いました。
その代わり、ウィルはどうやって数式を解いたのかを教え、これからランボーと数学の勉強をすること、そしてカウンセリングを受ける事になりました。
しかし数学に関しては何の問題もないものの、カウンセリングは困難を極めます。
まったく素直にならず心を開かないウィルにカウンセラーは音を上げてしまいます。
次々を医師が変わる中で、ランボーはある人物を思い出します。
大学時代の友人であるショーンマグワイア(ロビンウィリアムズ)です。
ショーンは時間をかけてゆっくりと、心を閉ざしたウィルの心を開こうとしました。
無言で一時間を過ごしたこともありました。
数学の授業ではウィルが恐ろしい才能を発揮していて、教授さえも歯が立たないほどの才能を見せつけていました。
あるカウンセリングの日、ウィルは気になっている女の子のことを話し始め、ショーンも女性の話をして、2人は笑いながら盛り上がることができました。
ウィルは電話番号を交換していたハーバード大学の女子大生・スカイラー(ミニードライヴァー)と仲を深めます。
スカイラーはウィルの友人のチャッキーたちに会いたいと言いますが、ウィルはあまり乗り気ではありませんでした。
しかし実際に会ってみるとスカイラーはチャッキーと仲良く盛り上がっておしゃべりをしています。
チャッキーもハーバード大生ということで警戒していましたが、気取らないスカイラーを気に入ったようでした。
一方ランボーとショーンはウィルの今後について話し合っていました。
ランボーはウィルの才能は本当にとんでもない才能でアインシュタインに匹敵すると評価していて、早く才能を活かせる仕事に就かせたいと考えていました。
しかしカウンセリングを担当しているショーンは時期尚早だと話します。
過去にいた天才数学者が爆弾魔になってしまった例を挙げ、ウィルを慎重に扱う重要さを説きました。
スカイラーと過ごす中で、ウィルはスカイラーに一緒にカリフォルニアに行かないかと誘われました。しかしウィルは恐怖を感じてしまいます。
もしも愛されなくなったらそどうなるのか、冷めてしまうんじゃないか、そんなことを考えずにはいられませんでした。
ウィルは町から出たこともありません。両親や兄弟もいなく、愛情を受けたこともありませんでした。
そういった過去がウィルを愛に対して臆病にさせていました。
ウィルの才能は数学の権威でもあるランボーをも超越していました。
ランボーはウィルのあまりの才能を目の当たりにし、不眠になってしまいます。
それほどまでにウィルは才能に溢れていました。
ショーンはウィルを心配し、自分が何をしたいのか考えるように話します。
なぜマサチューセッツ工科大学で清掃のアルバイトを始めたのか、なぜ黒板の数式を解いたのか、ショーンはウィルには主体性がないことを見抜いていて、流されて生きる事に慣れていることに気付いていました。
ウィルはこれまでぶつかったことのない壁の前で葛藤していました。
スカイラーはカリフォルニアへと旅立ちました。ウィルは一緒には行きませんでした。
ウィルはチャッキーと共に解体業の仕事場に来ていました。
チャッキーはウィルにとって心から親友と言える男で、このままチャッキーと仕事をして生きていくのもいいと考えていました。
そんなウィルにチャッキーがスカイラーのことや数学者のことを質問しました。
そしてチャッキーはウィルに時間が経過してもまだここにいたらお前を殺すと言います。
チャッキーのウィルに対する最大限の優しさでした。チャッキーはウィルの才能を喜びまた羨ましく思っていました。
また、いつもチャッキーがウィルの家に迎えに行き出掛けるのですが、ウィルが出てこないんじゃないかと考えるのが今一番のスリルなんだと告げました。
ランボーとショーンがウィルについて激しく口論をしていました。
ウィルは部屋に入ることができずドアの前で2人の口論を聞いていました。
急ぎたいランボーに対してショーンはもっと時間をかけてウィルの心を開かせねばならないと衝突していました。
ウィルが部屋に入るとランボーは気まずそうに部屋を後にします。
ショーンとのカウンセリングが始まりました。ショーンはウィルの過去が書かれた調査書を持っていました。
ウィルは幼い頃から家庭内暴力を受けて育っていました。
その時の様子などが細かく記されていました。
ウィルはショーンにスカイラーと別れたことも話しました。
ショーンはただただ優しく、お前は何も悪くないとウィルに語り掛けました。
ウィルが何かを言う度にショーンはウィルに対して、君は悪くないと言い続けました。
ウィルは感情が高ぶり泣き崩れ、ショーンはウィルを抱きしめました。
ウィルは就職することを決めて、カウンセリングは最終日を迎えました。
ショーンは旅に出ようと決めていました。
ウィルの誕生日、チャッキーたちはスクラップを組み立てて作った車をプレゼントしました。
ウィルはショーンのアパートを訪ね郵便受けに手紙を入れて去って行きました。
チャッキーがいつものようにウィルを迎えに来るとウィルが出てきませんでした。
家の中を覗くとすでにウィルが出て言ったことをチャッキーは悟ります。
チャッキーは嬉しさと寂しさが入り混じった表情を浮かべていました。
ウィルが決断し向かった先は…?
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映画『グッドウィルハンティング/旅立ち』感想・評価
青春映画といった感じの映画で、正直特に真新しさもなければ斬新なストーリーというわけではないように感じます。
しかし、いいんですこの映画。感動してしまうのです。
最後はかなり泣いた後に晴れやかな気持ちにもなれる映画になっています。
ロビンウィリアムズやステランスカルスガルドらベテラン俳優がまず素晴らしくて、この映画のレベルを確実に底上げしてくれています。
このお2人の好演がなかったらここまで感動しないんじゃないかなと思います。
そしてもちろんマットデイモンにベンアフレックも素晴らしいです。
脚本を書いた事にも驚きですが、ほとんど初めてのメインキャストでこれだけの演技が出来てしまうというのも驚きです。
やはりアメリカの俳優界はハイレベルだなぁと痛感してしまいます。
初見の時はベンアフレックの良さがそこまでわからなかったのですが、何度か見ていくうちにすごく魅力を感じるようになってきました(笑)
そしてこのお2人、今もしっかり活躍されているところもまたすごいですよね。
今でもお2人とも大好きな俳優です。
綺麗で純粋な映画です。おすすめ映画です。ぜひ。
映画『グッドウィルハンティング/旅立ち』
あなたに会えて、ほんとうによかった。
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