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映画『プロミストランド』ネタバレあらすじ感想

映画プロミスト・ランドネタバレあらすじキャスト評価

映画『プロミストランド』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『プロミスト・ランド』です。

映画『プロミストランド』はマットデイモン主演、ガスヴァンサント監督がタッグを組んだ映画です。

マットデイモンとガスヴァンサントと言えば映画『グッドウィルハンティング』のタッグなので、再タッグということになります。

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エネルギー会社に勤める主人公の正義感ゆえの葛藤を描いた映画となっています。

見応え十分の映画です。

それでは『プロミストランド』の映画紹介です。

映画『プロミスト・ランド』は2014年に日本公開されたアメリカ映画。

製作は2012年。

上映時間は106分。

監督はガス・ヴァン・サント監督

マットデイモンとタッグを組んだ『グッドウィルハンティング/旅立ち』の他、『マイプライベートアイダホ』『ミルク』『小説家を見つけたら』などを監督しています。

キャストは

スティーヴ・バトラー…マット・デイモン

ダスティン・ノーブル…ジョン・クラシンスキー

スー・トマソン…フランシス・マクドーマンド

アリス…ローズマリー・デウィッド

ジョセフ・デノン…スクート・マクネイリー

ロブ…タイタス・ウェリヴァー

デヴィッド・チャーチル…テリーキニー

フランク・イェーツ…ハルホルブルック

ほか。

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映画『プロミストランド』ネタバレ・あらすじ

エネルギーを扱う大手会社グローバルに勤めるスティーヴバトラー(マットデイモン)は、これまでの仕事が評価され幹部候補になったことを知らされます。

この後も順調にキャリアを積むことが必要とされます。

さらに仕事に熱意を燃やすスティーヴが向かったのはマッキンリーという田舎町でした。

マッキンリーにはすでに同じグローバル社の同僚であるスートマソン(フランシスマクドーマンド)が到着していて、スーと共に車に乗り込みさっそく町との契約に動きだします。

マッキンリーの土地には天然ガスが埋まっていて、土地を地主と契約し天然ガスを普及させるのがスティーヴの仕事です。

さらに言えば「いかにお金をかけずに地主と安く契約するか」が重要な仕事です。

反対してくる人間には躊躇なく賄賂を渡します。

マッキンリーでも最初に反対を唱えてきた人間がいましたが、スティーヴはこの土地で稼げるお金を安く伝え、安価な賄賂を渡して反対意見を押しつぶしていました。

スティーヴとスーは順調に契約を進めていき、2日から3日の滞在で仕事は完了するペースです。

町のバーに飲みにいったスティーヴは明日が誕生日だという教師の仕事をしているアリス(ローズマリーデウィッド)と出会います。

お互いに好印象を持っている中で軽口を叩いている中でスティーヴは一気飲みゲームに参加することになります。

調子に乗ったスティーヴはルールよりもお酒の量を増やし、ゲームには勝ったものの意識がなくなるまで飲んでしまいます。

翌朝スティーヴはアリスの家で目を覚まします。アリスはスティーヴの携帯電話がずっと鳴っていたことを伝えます。

携帯電話を見たスティーヴは完全に遅刻をしていることを悟り青ざめます。

その日はマッキンリーの人たちが天然ガスの件で集まる集会が開催される日で、スティーヴは慌てて開催場所の体育館へと急ぎました。

集会では町の有力者が住民たちに天然ガスの必要性について説明していました。この有力者にはすでにスティーヴが賄賂を渡してありました。

町の住人たちも多額のお金が受け取れることから、特に反対意見もなく集会は滞りなく終わるかと思われました。

しかし1人の住民が質問をします。学校の教師をしているフランクイェーツ(ハルホルブルック)でした。

フランクとは素人とは思えない知識を持っていて天然ガスの採掘の際の危険性などを説き、それを聞いた住民たちはざわつき始めました。

有力者が答えに詰まりだしたのでスティーブがマイクの前に立ち代わりに答えます。

スティーヴとフランクはやりとりを開始しますが、フランクの知識と教養が上回っていて、スティーヴは窮地に立たされます。

採掘の際の水圧破砕法の危険性を指摘するフランクにスティーヴは明確な答えを出せず、もっとわかるものを出せと言われてしまいます。

さらにフランクがマッキンリーの天然ガスがもたらす金額を伝えると、その金額に賄賂をもらっていた有力者が驚きます。

スティーヴが安く買収するために安く伝えていたのがバレてしまいます。有力者もスティーヴのやり方に憤慨します。

味方を失ったスティーヴは住民による投票を行うという案に抗えず、結局天然ガスの件は後日住民投票で決定することになります。

完全にフランクにペースを握られてしまったスティーヴでした。

これにより2,3日でマッキンリーでの仕事を終えられると思っていたスティーヴとスーはさらなる滞在を余儀なくされました。

マッキンリーの町中で天然ガスに関する議論が繰り広げられます。

天然ガスを取れば酪農を中心に行っているマッキンリーの住人たちは大金を手に入れることができて経済的には豊かになります。

しかしフランクの話で土地自体が死んでしまう可能性があるということが議論のテーマでした。

フランクはホテルの部屋でスーと共にグローバル社の幹部たちとテレビ会議を行います。

すでにフランクの経歴を調べ、一筋縄ではいかないと判断した幹部はスティーヴでは無理だと判断し交替を支持しますが、スティーヴは自分にやらせてくれと頼みます。

失敗した時の損害を自覚して臨めと言われ、スティーヴはマッキンリーでの仕事を続行することになりました。

学校にいるフランクの元を1人の青年が訪ねてきます。環境保護団体のダスティンノーブル(ジョンクランシンスキー)でした。

ダスティンは天然ガスの採掘によって農場の牛が命を落としている写真をフランクに見せて、天然ガス反対運動の力になるとフランクに伝えました。

採掘には化学薬品が使われていてその影響からでした。そういった危険性についてスティーヴは住民たちに説明をしていませんでした。

写真の影響は大きく、またダスティンが精力的に動いている事もあって、マッキンリーの住民たちは天然ガス導入に及び腰になっていきます。

スティーヴは段々と窮地に立たされて行きました。

住民が集まるバーで味方をつけようと画策したスティーヴとスーでしたが、ダスティンが現れスピーチをはじめ歌まで披露して住民たちの関心を奪われてしまいます。

スティーヴは何か手を打たなければと考え、町で祭りを催すことを思いつきます。

1から1人で準備しようとしていましたが、天然ガス賛成派の住人たちが手伝ってくれてスティーヴもスーもわずかな手ごたえを感じました。

バーでダスティンと鉢合わせたスティーヴは、すでに契約を取り決めている土地があるため勝るのは自分たちだとダスティンに告げます。

ダスティンは祭りのアイディアを出すなどのスティーヴの手腕を認め、確かに君たちが勝つかもしれないと言いました。

そこへアリスが現れます。

いつの間にはアリスとダスティンは良い仲になっていて(アリスは学校の先生でダスティンは学校に通う子供たちにも天然ガスの短所を伝えにいっていたため)、アリスに気があったスティーヴはバーを出ていく2人を寂しげに見つめていました。

祭りの当日が大雨に見舞われてしまい、せっかく準備してきたのにも関わらず中止となってしまいます。

スティーヴとスーは車の中から大雨を見て負けることを覚悟し始めていました。

フランクと偶然会い、フランクは食事に招待してくれてフランクの自宅へと行きます。フランクは腹を割ってスティーヴと話しました。

お金のためには天然ガスも町の住民のためには必要かもしれないと、ただ自分たちはもう先が長くないからいいが、残された人間たちはダメになった土地をどう思うかなどスティーヴに自分の思いを話します。

スティーヴの心は揺れ動きます。フランクはそんなスティーヴに自分の生き方に誇りをもてるかどうかが重要だと話しました。

塞ぎこんでいるスティーヴがバーで1人で飲んでいると、町の男たち数人が絡んできます。スティーヴは臆することなく「どうして君たちはわからないんだ。

子供の大学の学費も車のローンも天然ガスで全部払えるんだぞ。貧乏を続けるのか」と言葉をぶつけます。スティーヴは鼻を殴られて鼻血が噴き出します。

紙ナプキンで鼻をおさえているスティーヴを1人残し男たちは店を出ていきました。

ホテルに戻ったスティーヴの元にグローバル社から資料が届いていました。

それはダスティンが天然ガスの危険性を訴えるために使っていた写真が偽物であることを裏付ける証拠の資料でした。

ダスティンは海のない場所で起こったことと説明していたのですが、サイズを変えた写真には灯台が写っていたのでした。灯台があるということは海があるということになります。

スティーヴは写真が捏造であったことを町の有力者たちに伝え、アリスの元へも行きます。

ダスティンの捏造は町中に知れ渡り信頼を失ったダスティンは町を出ようと車に乗り込もうとしていました。

スティーヴがその場に居合わせ、ダスティンと話をして疑問点をぶつけます。ダスティンは車に乗って去るべきだっと言いながら真実をスティーヴに話しました。

ダスティンは環境保護団体ではなくグローバル社から来た人間でした。

住民投票の形となってしまったので、投票を中止させるために、住民たちを操作するために来ていたのでした。すべてはグローバル社の計画通りに進んでいたのでした。

ダスティンは「君1人に任せるわけないだろう」とスティーヴに言い、ただスティーヴの能力は認めこれからも頑張れと言ってマッキンリーから去っていきました。

スティーヴは翌日に行われる集会に向け1人考えていました。フランクの言葉も思い返しています。

集会の時がやってきて、スティーブは会場に入る前に少女が販売しているレモネードを買いました。

お釣りはあげると言いましたが、少女は値段が表示してあるのだからそれ以上は受け取れないと言ってスティーヴにお釣りを返します。少女の正直さにスティーヴは心打たれます。

マイクの前に立ったスティーヴはすべてを話しました。ダスティンの話が嘘だったことも、そしてダスティンがグローバル社の人間だったこともぶちまけました。

スティーヴは祖父の形見のブーツを大切に履き続けていました。

残されたものを大切にすることも話しました。

投票もグローバル社によって操作されていることを話し、以上のことを踏まえて考えて判断してほしいと話しました。結果は見えていました。

スーは暴挙に出たスティーヴを置いてすでに外に出ていました。

スティーヴが来ると本社と電話で話している様子でした。

電話を終えたスーがスティーヴに伝えた言葉とは…?

結末は本編をご覧ください。

映画『プロミストランド』感想・評価

映画『プロミストランド』、とってもいい映画でした。

ガスヴァンサント監督はやっぱり最高だなと思わされ、心温まると同時に勇気ももらえる映画となっています。

ストーリー的には予想外の結末とかでは決してないのですが、こういった映画は僕はとても好きです。

ダスティンが環境保護団体ではなくグローバル社の人間だったということをすら予想していなかった僕としては、予想外の展開はあったのですが、僕は展開を読む能力が低いのを自覚しているので、普通の人なら早い段階で読めるかと思います。

後から思い返すと思わせぶりなことも言っていますし。

キャストの皆さんよかったのですが、マットデイモンはこういう作品に似合う俳優だと再認識しました。

観ていて一番切なかったのはバーで殴られた後に紙ナプキンで鼻血をおさえているシーンが見ていて心がとても痛くなりました。演出も演技も最高のシーンだったと思います。

映画『プロミストランド』は自分の生き方に誇りを持つこと、どんな時でもやり直すことが可能なこと、一歩踏み出す勇気の大切さなど、いろんなことを教えてくれる映画です。

『グッドウィルハンティング』に続いてガスヴァンサント監督とマットデイモンコンビがまた名作を生みだしてくれました。

おすすめ映画です。ぜひ。

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人生はいつでも、やり直せる。

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