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映画『ハングマン』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『ハングマン』です。
映画『ハングマン』はアルパチーノ主演、カールアーバン出演のクライムサスペンス映画です。
手に汗握る展開で最初から最後まで楽しめる映画となっています。
上映時間が短いこともありかなり詰め込まれている感は否めませんが、アルパチーノがもたらす重厚感が心地よく漂っていて自然と見入ることができる映画です。
それでは『ハングマン』の映画紹介です。
映画『ハングマン』は2018年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は98分。
監督はジョニー・マーティン監督。
キャストは
レイ・アーチャー…アル・パチーノ
ウィル・ルイニー…カール・アーバン
クリスティ・デイヴィス…ブリタニー・スノウ
ハングマン…ジョー・アンダーソン
ワトソン…サラ・シャヒ
アビー…ソローン・ウォーレン
ジョーイ・トゥルーマン…シェル・ラモス
ほか。
映画『ハングマン』ネタバレ・あらすじ
アメリカのジョージア州のアトランタで刑事のレイアーチャー(アルパチーノ)が乗っている車が突然青いバンに当て逃げされます。
レイは激怒し応援を呼びながら当て逃げした青いバンを追いかけます。
青いバンを追い詰めて運転手を逮捕するレイ。青いバンのミラーにはドクロのキーホルダーがぶら下がっていました。
それから1年後。
記者のクリスティデイヴィス(ブリタニースノウ)が取材のために警察署を訪れています。
出来る限り公平な立場で取材した内容を市民に届けるという約束をしたクリスティは刑事のウィルルイニー(カールアーバン)に密着取材をすることになります。
ウィルはクリスティの密着取材を心の中では煙たく思っていました。ろくな記事をかかないだろうと思い込んでいたためでした。
ウィルは女性の遺体が発見されたとの通報を受けて現場へと駆け付けます。クリスティも助手席に乗せてもらっています。
現場であるウェイワード小学校に着くと絶命した女性が吊るされる形で見世物のように置かれていました。
周辺を捜査したウィルは首吊りを描写した絵があり、その絵の下に10個のアンダーバーがひかれています。25という数字も記されていました。
これを見たウィルは『ハングマンゲーム』であると疑いを持ちました。
ハングマンゲームとは首つりを連想させる絵の下に一文字ずつアルファベットを描いていき単語を推理していくゲームです。
被害女性の身体には『O』という文字が刻まれていました。
そして25という数字、警官バッジの番号25はレイのものでした。ウィルはレイの元を訪ね、今回の事件の捜査協力を依頼しました。レイは36年間警官として働き、隠居したばかりの身でした。
レイは捜査協力を了承しました。
女性の遺体が検視され、被害者がケリークーパーという24歳の女性であること、また刻まれた『O』という文字はまだ息がある時に刻まれたと検視官のアビー(ソローンウォーレン)は報告しました。
しかも奇妙なことにケリーは殺害された後に洋服を着替えさせられているという事でした。これに何か理由があると見たウィルとレイはケリーの家へと向かいました。クリスティも同行しています。
ケリーの家には血痕が残っていて、家の中を調べると夜の行為に使用する特殊なグッズも見つかります。
ケリーには同性の恋人ジョーイトゥルーマン(シェルラモス)がいることがわかり、ジョーイの元を訪ねることにします。
ウィルたちがやってきてジョーイは一度逃亡を図りますがあえなく捕まり取調室に連行されました。
しかしジョーイはケリーが亡くなったことを知りませんでした。ケリーの死を知ったジョーイは目を離したすきに自ら命を絶とうとします。それぐらいジョーイはショックを受けていました。
ケリーの部屋に残された血痕は動物のものでしたが、その中にわずかではあるものの人間の血も混ざっていました。
かつての重犯罪者であるデヴィッドグリーンのものであることが判明します。
ウィルとレイとクリスティはデヴィッドグリーンを尋ねることにしました。デヴィッドは現在教会にいるとのことで教会へと向かいました。
ところが3人が教会に到着すると1人の男性の遺体が吊るされています。清掃員のジーンウィルソンの遺体でした。ジーンは仮出所をしたばかりの人間でした。
デヴィッドに話を聞くと、デヴィッドは現在改心して牧師になっていて、落ち着いた男になっていて、ケリーのことは知らないと答えます。
ジーンのこともあるのでデヴィッドのここ3日間の行動をレイが訪ねると、デヴィッドは講演のために町から出ていてアリバイはしっかりしていました。
さらにデヴィッドは「3カ月前にある男に襲われて薬をかがされて意識を失い、目が覚めると血を抜き取られていた」と話しました。
「そんな話を信じろと?」とレイもウィルも思わずリアクションしますが、信じてもらえないことはデヴィッドもわかっているようでした。
しかしデヴィッドはこの時に病院で検査を受けていてクロロフォルムを嗅がされたという検査結果も出ていました。
ジーンの身体には『N』の文字が刻まれていました。
またジーンの死亡推定時刻が夜の11時であることがわかります。前日に被害者となったケリーも死亡推定時刻は夜の11時でした。
犯人は夜11時に犯行を行うのではないかと推理できました。この犯行はまだ続くだろうと確信をもっている3人でしたが、次の犯行に辿り着く手がかりはまだ一向につかめていませんでした。
デヴィッドの話からデヴィッドを襲った人間が豚の頭部を装着していたことがわかり、レイたちは手がかりを求めて養豚場へと向かいました。
辿り着いた養豚場で再び遺体を発見します。エリックアンダーソンという人物の遺体でした。遺体はこれまでのように吊るされていませんでした。クリスティは犯人は一瞬ですが目撃します。
レイたちが早く到着したために吊るしている時間がなかったのだろうと推理しました。
クリスティは危険すぎるためにレイとウィルから同行を中止したほうがいいと言われます。
しかしクリスティは過去に密着取材をした時に、危険な状況になってしまい、刑事が命をかけて自分を守ってくれたこと、そしてその刑事が命を落としてしまったことを話しました。
クリスティは市民が思っているよりも警察官は命をかけてくれていることを報道したいのだと話し、これを聞いたレイとウィルは引き続き動向を許可しました。
ウィルは最愛の妻ジェシカを1年前に亡くしていました。殺害されて命を落としていて犯人はいまだに見つかっていませんでしたが、ウィルは現実を受け入れられず捜査資料にまったく目を通していませんでした。
ウィルの妻の遺体には『V』の文字が刻まれていました。ウィルの奥さんもこの『ハングマンゲーム』事件に関連している可能性が非常に高かったのです。
養豚場で亡くなっていたエリックの家の地下室には町のジオラマがありました。精巧な鉄道の模型があり、鉄道が次の犯行現場になると考えた3人は急行します。
線路に到着すると線路が足元にある形で男が吊るされていました。
近寄るとまだ息があったためにレイとウィルはなんとか男を救出しようとします。
しかし吊るされているロープが頑丈で断ち切ることが出来ず、列車が突っ込んできたために男はそのまま帰らぬ人となってしまいました。
被害者の腕時計に疑問を持った3人は時計についていた指紋を割り出して次の犯行現場と考えられる場所に向かいました。
女性は自宅で天井から吊るされていましたが、まだ息がありレイとウィルによってなんとか生きたまま助け出されました。犯人はまだ家の中にいると読み捜査を続行します。続々と警察の応援がやってきました。
しかし犯人は警官に扮装して自宅から逃亡します。それに気が付いたレイとウィルとクリスティはバイクで逃走する犯人を車で追いかけますが、あと1歩のところで逃してしまいます。
あやうく自分たちの命を落とす事故を起こしてしまうウィルたちでした。
ウィルの妻ジェシカの事件があったのは1年前でした。ジェシカの事件がハングマンゲームと同じ犯人だとすると1年間の空白が生まれていることになります。
犯行になぜ1年間の空白が空いたのかをレイとウィルとクリスティは考えます。考えられるのは
・犯人は死んでいる場合
・犯人が逮捕された場合
・犯人が関係のない事件で逮捕されていた場合
でした。そしてハングマンゲームは現在も続いているので『犯人が関係のない事件、つまり別件で逮捕された』可能性だけが残りました。
また犯人がレイの警官バッジの25という番号を知っていたことや、ウィルの妻ジェシカが被害に遭っていたことから、レイとウィルに関連している人物、レイとウィルになんらかの恨みを持っている人物ではないかと考えられました。
そして1年の空白を考えると、レイかウィルが逮捕した人物ではないかという結論が出ました。
ウィルとレイは自分たちが逮捕して現在は釈放されている人物を調べます。
容疑者として浮上してきたのはアダムケラーマンという男でした。
レイとウィルは部隊を率いてアダムケラーマンの家に押し入ります。しかしアダムケラーマンは猟銃を使って自害していました。
レイはこれまでのハングマンゲームの犯人がアダムケラーマンで、犯人の死を持って事件は解決したと言います。
しかしウィルは腑に落ちない様子を見せていました。
ハングマンゲームの10文字に満たない状況で犯人がなぜ自ら命を絶つのかが解せませんでした。
ウィルの予感は的中します。
クリスティが自宅にいる時にいきなり襲われます。ちょうどウィルたちが何か手掛かりにならないかと取材ノートを見せてもらいに来たためにその場に居合わせました。
レイとウィルはハングマン(ジョーアンダーソン)と対峙しました。
ハングマンはレイに車を当て逃げした青いバンの男でした。ミラーにドクロのキーホルダーを吊るしていた男です。
レイはハングマンについてある情報を知り、実は過去に関わっていたことを思い出します。
20年前、ハングマンの父親は養豚場を経営していましたが経営が立ち行かなくなり、自ら首を吊って命を絶ってしまいました。そこに駆け付けたのが警官のレイでした。
ハングマンは大きなショックを受けていました。レイは少年のハングマンに十分なケアをしたとは言えない対応を当時していました。
ハングマンのこの時の体験とその後の人生が彼を殺人魔に変えてしまいました。
ウィルの妻のジェシカを殺害したのはハングマンの最初の犯行でした。
しかしその直後ハングマンは車をレイに当て逃げして逮捕されたために、その後の犯行が不可能になっていたのでした。
ハングマンはクリスティを連れて逃亡します。そしてクリスティの命を奪う様子を生中継で配信しはじめました。
クリスティは命の危険にありながら記者としてハングマンに質問をぶつけていきます。動機や犯行の意図を質問していきます。
ウィルとレイが現場に駆け付けます。
銃撃戦の末、ハングマンは逃走を図りますが、レイたちも追いかけます。レイが腹を刺されてしまいます。
ハングマンがハングマンゲームで残そうとしていた文字はEVICTIONEM(立ち退き勧告)という内容でした。
父親が経営悪化から立ち退きを迫られていたことがトラウマとなっていると考えられます。
腹を刺されたことが原因でレイは命を落としてしまいます。
ハングマンは逃亡の最中に階段から転げ落ち瀕死の状態になっていました。ウィルはハングマンに銃口を向けとどめをさしました。
レイの葬儀に参列したウィルは妻ジェシカのお墓参りにも行きます。
突然ウィルに少年が小さな紙を渡してきました。
ウィルが紙を開くとそこには…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『ハングマン』感想・評価
映画『ハングマン』ですが、『ハングマン』ってドラマとか他の映画があったんですね。
観たことはないのですが「聞いたことあるタイトルだなぁ」と思っていたのはそのせいかもしれません。
アルパチーノの『ハングマン』ですが、僕はとっても楽しめました!
スリリングな展開に繋がっていく伏線なども見ていて楽しかったです。かなりハラハラしました。
全然違いますがちょっとブラッドピットとモーガンフリーマンの『セブン』を思い出させるストーリーではあります。
映画『ハングマン』ネタバレあらすじ感想
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ただ『ハングマン』は結局なんでだったの?と疑問のままの事柄もあるのでそれが気になったままです。
僕が気付けていないだけかもしれませんが。
アルパチーノが出ているだけでテンションが上がってしまう世代なので、そういった要因もあって「ハングマン」をすごく面白く感じた可能性もあります。
でもスターってきっとそういうことですよね。アルパチーノはやはり偉大な俳優なのです。
スリルがあってハラハラドキドキできる映画です。
おすすめ映画です。ぜひ。
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