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映画『10日間で男を上手にフル方法』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『10日間で男を上手にフル方法』です。
映画『10日間で男を上手にフル方法』はとっても大好きな映画なんです。
こういったロマンティックコメディ映画を繰り返し観ることは滅多にないのですが、この映画はかなり繰り返し観ています。面白いんです。
しかもいい意味で軽く観れる映画なのです。DVDを持っていた時はかなり観ていました、懐かしくもあります。
それでは『10日間で男を上手にフル方法』の映画紹介です。
映画『10日間で男を上手にフル方法』は2003年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は116分。
監督はドナルド・ペトリ監督。
キャストは
アンディアンダーソン…ケイト・ハドソン
ベンジャミンバリー…マシュー・マコノヒー
ミシェル…キャスリン・ハーン
ジャニーン…アニー・パリッセ
トニー…アダム・ゴールドバーグ
セア…トーマス・レノン
ジュディスピアーズ…マイケル・ミシェル
ジュディグリーン…シャローム・ハーロウ
ラナジャン…ビビニューワース
グレンダ…セリア・ウェストン
マーヴィン・ハムレッシュ(本人役)カメオ出演
ほか。
映画『10日間で男を上手にフル方法』ネタバレ・あらすじ
舞台はアメリカのニューヨーク。
大人気の女性ファッション雑誌の記者アンディアンダーソン(ケイトハドソン)は悩んでいました。
アンディが本当にやりたい仕事はファッションの仕事ではなく、もっと社会派な記事を書きたいと考えていました。大学でもジャーナリズムを専攻していたこともあり、いつかは自分も…と思いながら働いていました。
しかし会議で政治問題などの特集を組もうと提案しても編集長のラナジャン(ビビニューワース)に却下されてしまっていました。
ある会議の席で同僚のミシェル(キャスリンハーン)が彼氏にフラれてしまったことが話題になります。
編集長のラナはミシェルの失恋談を記事にしてはどうかと提案します。
しかし実はミシェルは失恋したわけではなく、ただ会っていない時間が出来てしまっているだけでした。
アンディは男の嫌がることをしてフラれるという記事はどうかと斬新なアイディアを出します編集長のラナはこの提案を気に入り、タイトルを『10日間で男を上手にフル方法』に決めます。
そしてアンディにその記事を書くように指示しました。
記事を入れなければいけな期限が迫っているため、10日間という日数に設定したのでした。
そしてこの企画を成功させたらアンディに好きな記事を書いていいと約束しました。
アンディがまずやらなければいけない事、それは男をフルためにまずは恋人を見つけることでした。
もちろん本当に恋をする必要はありません。10日間でフルことが決まっているわけですから…。
その頃、広告代理店に勤めるバリバリの広告マン、ベンジャミンバリー(マシューマコノヒー)、ダイヤモンドの広告を当てようと考えていました。
普段はスポーツやお酒関連の宣伝を担当していました。
ベンは動き出していて宝石会社とも話を進め始めていました。しかし同僚のジュディスピアーズ(マイケルミシェル)とジュディグリーン(シャロームハーロウ)は違う広告を取り扱いたいと思っていて、社長に話を勧めようとするベンの邪魔をします。
ジュディスピアーズとジュディグリーンはベンの邪魔をするために、女心のわからないベンにダイヤモンドの広告など取り扱えるわけがないと社長に話します。
これ奮起したベンはジュディスピアーズとジュディグリーンが提案した賭けに乗ります。
賭けの内容は次に催される宝石パーティーまでにベンが恋人を作って連れてくること。
そしてその女性は2人が指名した女性という内容です。
2人が指名した女性、それはフルための男を探しているアンディでした。
しかしこれは偶然ではなく、アンディが男をフル企画をしていることを知っていてアンディを指名したのでした。
アンディはアンディでフルための恋人探しに焦っていました。
そこにベンが声を掛けてきたわけですから、アンディが乗らないはずがありません。
盛り上がった2人はパーティー会場を後にしました。お互いの事情はもちろん知りません。
2人の思惑はまったくの逆で、ベンは10日後のパーティーに恋人を続けなければならない、アンディは10日間で上手に男をフラなければならないのです。
食事に行ったアンディとベンでしたが、アンディは意図的に行儀悪く食事をしました。
その後ベンの部屋へと行くアンディでしたが、アンディが軽い女をわざと演じて誘うのに対して、ベンは関係を続けたいために体の関係を急がないように振る舞い、その日は何事もなく別れます。
お互いに心の中では相手はもう自分に惚れていると妙な自信を持っていました。
ここから2人の本格的な駆け引きがスタートし、お互いの事情を知らない同士のせめぎ合いが始まります。
アンディはポーチをベンの家に意図的に忘れてきていました。
再び連絡を取る口実を作るためでした。ベンは友人たちと話しアンディがわざとポーチを忘れたことに気付いていました。
ポーチの中身を見ていいものか悩みますがポーチが落ちてしまい中身が出てきてしまいます。
ポーチの中にはバスケットボールの試合のチケットが2枚入っていました。
これを見たベンはアンディがこのバスケットボールの試合に自分と行きたがっていると思い込みます。
ベンはアンディの仕事場に白いバラを贈り、その日の夜も会う約束を取り付けました。
バスケットボールの試合に赴いたベンとアンディでしたが、アンディはお世辞にも行儀がいいとは言い難い様子でチームを応援しています。
ベンも試合を楽しんでいたのですが、アンディが喉が渇いたから飲み物を買ってきてほしいとベンに頼みます。
ベンは試合を見たかったのですが渋々飲み物を買いに行きました。
アンディに飲み物を買ってきたベンでしたが、アンディは「欲しいのはこれじゃない」とわざとわがままを言いベンは再度飲み物を買いに行きます。
ベンが買いに行っている間に試合は終わってしまいベンは悔しがります。
しかしアンディのわがままを叶えるためには仕方ないことと自分を落ち着けます。
アンディはベンが買ってきたジュースを飲み干すと空いたカップをベンに渡し帰っていきました。
ベンはアンディに対して変な感覚を覚えていました。
まるで二重人格のような二面性を感じていたのです。
アンディはフラれようと粗暴な女性をベンの前で演じていましたが時々素の自分が出てしまっていたのでした。
そして時折見せるアンディの素の部分にベンは惹かれていました。
ベンにとっても賭けの対象なのですが、少しづつアンディのそんな部分に惹かれていってしまっていました。
そんなベンの元にアンディから電話が入り、ベンは会議中にも関わらず電話に出て映画に行く約束をします。
映画鑑賞中にアンディはおしゃべりをしまくり周囲のお客さんたちは迷惑します。
さらにアンディがベンにイチャつきだしさすがに怒った後ろの座席の男性にベンは殴られてしまいました。
あくる日、ベンはアンディを自宅に招待しラム料理を振舞おうと手によりをかけます。
ベンの家にやってきたアンディは荷物をたくさん持ってきていて勝手に持ってきた荷物を取り出して部屋を飾り付け始めます。
スタイリッシュなベンの部屋はアンディの勝手な飾りつけによって女の子チックな部屋になってしまいます。
ベンがラム料理を作り上げアンディの前に出すとアンディが突然泣き始めます。
アンディは自分はお肉が一切食べられないとベンに告げます。
それを聞いたベンはアンディを外食へと連れ出しベジタリアンのお店へと向かいました。
女性客で混雑している店内でアンディは突然大声で「彼に太っていると言われたから何も食べられない!」と大声で騒ぎます。
もちろんベンはそんなこと一言も言っていません。
ベンはお店に来ている女性客から憎しみの眼差しを向けられてしまいます。
ベンが気まずい思いをしている最中にアンディは席を立ってキッチンにあるテレビでバスケットボールの試合を見て楽しんでいました。
ベンの部屋に帰った2人でしたが、結局その日は大人の関係になることはありませんでした。早くフラれたいアンディは自分をなかなかフラないベンを手ごわく感じていました。
次の日、アンディは犬を連れて突然会社にいるベンを訪ねてきます。
犬を強引にベンに押し付けるアンディ。そしてベンにシャツのプレゼントを渡します。
そのシャツはなんとアンディが連れてきた犬とお揃いの柄でした。
ベンの同僚たちはこれに爆笑します。その犬の首輪にはダイヤが散りばめられていて、ベンがそのことをアンディに話すとアンディは「星のしずく」という表現をしました。
ベンはこの表現を気に入り社長にキャッチコピーとして提案しました。社長もこのキャッチコピーを気に入ります。
ベンが帰宅すると家の留守番電話にアンディからの伝言が大量に入っていました。
メッセージの内容はどうでもいい内容ばかりでした。アンディが家にやってきました。
アンディは写真を組み合わせて2人の子供を合成したりしていました。
実際のベンの子供時代の写真を使っていることに気付いたベンは驚きますが、母親から電話がかかってきてアンディが母親と連絡を取り合っていたことを知ります。
アンディはすっかりベンの母親と意気投合したようでした。
アンディはベンの部屋をさらに女の子っぽい部屋に変えていきました。
ベンはさすがに恐怖を感じ始めていましたが、次の日のバスケットボールの試合に誘われてこの誘いを承諾しました。
バスケットボールの試合と聞いていましたが行ってみるとセリーヌディオンのコンサートでした。
アンディのわがままにベンはこれでもかと振り回されていました。
アンディは自分でもわがままの限りを尽くしているつもりなのに全然自分をフッてくれないことに悩みます。
アンディが友人たちに相談すると友人たちはベンは今日何をしているのかとアンディに尋ねます。
ベンは男だけのポーカーを友人たちと自宅で開催している日でした。アンディの友人たちはそこにいきなり行っちゃえば?とアンディに提案します。
5人でベンの家でポーカーをやっている時にアンディが突然やってきました。
鍵が閉まっていたのですがアンディが入ってきたためにベンがどうやって入ったかを聞くとアンディは管理人に頼んで合い鍵を作っていたと話します。
この話を聞いたベンの友人たちは驚愕します。
アンディはポーカーに集中している中に割って入ってサンドウィッチを無理やり差し入れしたり、葉巻を吸っていたベンに葉巻をやめてと言ったりして邪魔をします。
また自分で持ち込んだ植物が枯れていると泣き喚きました。
ベンは堪忍袋の緒が切れてアンディに怒ります。ベンの友人はアンディの振る舞いを見て正気とは到底思えないと漏らしました。
あまりに様子のおかしいアンディを見てベンの仲間たちは意図的にああいった振る舞いをしているのではないかと話していました。
仲間たちは辟易しているベンを励まし、セラピーをベンに勧めあと少し頑張れと背中を押しました。
勇気づけられたベンはアンディを追い掛けて次に会う約束をしました。
これで愛想を尽かされたと思っていたアンディは追い掛けてきたベンに大いに驚きました。
セラピーに行くとベンから聞いたアンディはそれならいいところがあるとベンを連れて行きます。
アンディが連れて行ったのは賭けを知っている友人のミシェルの家でした。
ミシェルはセラピストのフリをしてセラピー代として300ドルを騙し取りベンと話し、ベンをゲイだと決めつけます。
ベンはこれを否定しますが、そんなベンをみてアンディはセラピストを口説いているのかとベンを責めます。
ミシェルはアンディにベンの実家に行ってみたらと提案し、アンディはベンの実家に赴くことになりました。
ベンの実家に行ったアンディは自分を手厚くもてなしてくれるベンの家族を前にわがまま三昧をすることができず、素の自分で過ごしてしまいます。
素のアンディはまともな女性どころか立派な礼節も機微もある女性です。
そんなアンディを見てベンも違和感を覚えます。
さらにベンの母親のグランダからベンが彼女を実家に連れてきたのは初めてのことと聞かされたアンディはよりわがままな振る舞いができなくなります。
素のアンディはベンの家族から非常に印象のいい女性でした。
アンディは自分に対して良くしてくれるあたたかいベンの家族に感激していて、ベンを騙していることに罪悪感を感じてきていました。
楽しくバイクの乗り方を教わり、その後アンディはベンと関係を結びました。
2人はそんな変化した関係のままマンハッタンへと帰ります。
マンハッタンに戻ったベンは次の日のダイヤのイベントにアンディを恋人として一緒に来てほしいと誘います。
アンディはベンに恋人として?と確認しました。
いよいよ翌日は10日目でした。アンディは結論はパーティーの後でと濁し、バスケットボールの試合のチケットも用意してあるからとベンに言いました。
会社に戻ったアンディは編集長のラナに自分には書けないと弱音を吐きました。
アンディはベンのことを好きになってしまいフラれたくなくなってしまったのでした。
しかしラナ編集長はプロなら書きなさいとアンディを叱責しました。
パーティー当日、アンディは参加者はダイヤを身につけさせてもらえるということで受付でダイヤを身につけさせてもらいます。
アンディを伴って現れたベンを見て社長はベンに仕事を任せることを決めます。ベンは賭けに見事に勝ったのでした。
しかしこれを面白くないと感じたベンの女性の同僚たちはアンディにベンが賭けでアンディと付き合っていたことをバラしてしまいます。
同じタイミングでベンは偶然ラナ編集長と話をしていて、アンディの相手がベンだと知らないラナ編集長はアンディが今「10日間で男を上手にフル方法」という記事を書くためにフラれようと必死になっていると話してしまいます。
話している最中に顔色の変わるベンを見てラナ編集長は事態に気が付きますが、あとの祭りでした。
ショックを受けたアンディはお酒をたくさん飲み、ステージへと乱入し「ベンが歌を披露する」と勝手に告知します。
ベンはベンでショックを受けてやけくそになっていて「アンディとデュエットする」と言い出します。
ラブソングをバックにお互い替え歌をして悪口を言い合います。
アンディは怒ってステージを降りて去ってしまいます。
ダイヤを身に着けたままだったので係の人間が慌ててアンディを追い掛けダイヤを外させました。
アンディを追い掛けたベンはアンディに別れようと言います。
これでアンディの目的は達成されたわけですが、アンディはベンのことを好きになってしまっているので達成感など感じるはずもありません。
アンディは記事を書き上げラナ編集長に見せます。
ラナ編集長は期待していた以上の記事にアンディを称賛します。
次は好きな記事を書いていいという言葉をもらいますが、政治のことではなく美容系などの縛りはあり、アンディはここまで頑張ったのにと激しく落胆します。
ミシェルと会っていたアンディでしたが、ミシェルの元に彼氏が現れ、やはり別れたわけではなかったと誤解が解けてミシェルと彼氏はいい空気になります。
アンディはそんな2人を見ていて辛くなってしまいます。
ベンの落ち込んでいました。バスケットボールの試合のチケットを持っていても観に行く気にもなれず悶々としていました。
無事にダイヤの仕事を担当できたベンはCMの撮影現場に来ていました。
そこへ同僚がアンディが書いた記事「10日間で男を上手にフル方法」が載っている女性誌をベンに持ってきました。
記事を読んだベンはアンディが書いた文章の中に「結局私は大きな過ちをおかしてしまった」という文を読んで、アンディの元へと向かいました。
アンディの会社に行くとアンディは会社を辞めて再就職をするためにワシントンに向かったとのことでした。
セラピストとして会っていたミシェルを見つけたベンはミシェルにセラピー代として払った300ドル返せと言いました。
ベンはタクシーに乗って移動しているアンディをバイクで追いかけました。
果たしてベンはアンディに追いつくのか…?
2人の運命は…?
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映画『10日間で男を上手にフル方法』感想・評価
映画『10日間で男を上手にフル方法』は楽しく観れるんだけれども、胸が痛くなったり感動したりといろんな感情になれる映画です。
ストーリーの発想が天才的だなと思います。
そしていざ自分がこういった形で恋愛をしたとしたら間違いなく相手を好きになってしまいそうな気がします(笑)いいところもたくさん見つけてしまいそうですし。
そんな事を考えながら観ても楽しいかもしれません。
もちろん単純に映画自体おもしろいですが。
そしてこういう『10日間で男を上手にフル方法』のような映画ってアメリカ映画だから成り立つような気がします。
日本映画だとなんだかもっと重たい映画になってしまいそうな気がします。
アメリカ映画ならではの軽やかさがある映画です。
でもシリアスなところはシリアスになるのでより心にグッと来るんですよね。
日本映画には日本映画の良さがあると思いますが、こういうところは真似できないなぁと感じます。
国民性なのかしら。主演の2人もとっても魅力的ですし、周りのキャストもキャラが立っていて非常に魅力的です。
楽しく観れて感動もできる映画です。おすすめです。是非。
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