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映画『リンカーン弁護士』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『リンカーン弁護士』です。
映画『リンカーン弁護士』はマシューマコノヒー、ライアンフィリップ出演のクライムサスペンス映画です。
リンカーンに乗って活動する敏腕弁護士を描いた作品で、弁護をする被告とバトルを繰り広げる手に汗握る展開にハラハラドキドキできる映画となっています。
有名な映画ではないと思いますがかなり面白い映画となっています。
それでは『リンカーン弁護士』の映画紹介です。
映画『リンカーン弁護士』は2012年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は119分。
原作はマイクルコナリーの小説『リンカーン弁護士』です。
監督はブラッド・ファーマン監督。
『ランナーランナー』『潜入者』などを監督しています。
キャストは
ミック・ハラー…マシュー・マコノヒー
マギー・マクファーソン…マリサ・トメイ
ルイス・ルーレ…ライアン・フィリップ
フランク・レヴィン…ウィリアムHメイシー
テッドミントン…ジョシュ・ルーカス
ヴァルヴァレンツェラ…ジョン・レグイザモ
ヘススマルティネス…マイケル・ペーニャ
セシル・ドブス…ボブ・ガントン
メアリー・ウィンザー…フランシス・フィッシャー
ランクフォード刑事…ブライアン・クランストン
グロリア…キャサリン・メーニッヒ
カーレン刑事…マイケル・パレ
ソーベル刑事…ミカエラ・コンリン
ほか。
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映画『リンカーン弁護士』ネタバレ・あらすじ
刑事事件を担当している弁護士のミックハラー(マシューマコノヒー)は運転手付きのリンカーンに乗り、後部座席で事務仕事をする多忙ぶりで様々な法廷に赴ていました。
ミックは弁護士の腕前も見事で、正義感を持っているものの依頼されれば刑を軽減することにベストを尽くす弁護士です。
ある時、保険金立替業を生業にしている友人のヴァルヴァレンツェラ(ジョンレグイザモ)から、ある人間の弁護を依頼されます。
金になるからと勧められミックは本当だろうなと念を押してこの依頼を引受けることにします。
依頼人はルイスルーレ(ライアンフィリップ)という青年で、まずは保釈をさせてほしいと頼まれます。
ルーレは裕福なお金持ちの息子でした。罪状は女性への暴行で被害女性はレジーナという女性で自宅に押し入ってきたルーレに暴行されたということでした。
この事件の弁護を担当することにしたミックでしたが、担当の検事は偶然にも元妻であるマギーマクファーソン(マリサトメイ)でした。
しかしさすがにミックが担当することになったので早々と検事のテッドミントン(ジョシュルーカス)はマギーを担当検事から外しました。
ミックは拘留されているルーレと面会し保釈は難しいかもしれないと告げますが、結果的に100万ドルの保釈金と追跡装置を装着することを条件に保釈することに成功しました。
ルーレの母親のメアリーウィンザー(フランシスフィッシャー)は不動産会社を経営していました。
顧問弁護士がいるのですが、ルーレがミックに弁護して欲しいと希望していたためミックがそのままルーレの担当弁護士となりました。
ミックは友人であり私立探偵をしているフランクレヴィン(ウィリアムHメイシー)と共に事件の真実を探そうと動き出します。
ルーレの言い分では、バーに行った時にレジーナなから住所を書かれた紙を渡されて、その後その住所の家に行き、レジーナに家に迎え入れられ中に入ると突然後ろから殴りつけられたとのことでした。
気が付いた時には男2人に取り押さえられていて、レジーナを暴行した後が自分の手に残っていたとのことでした。
ルーレは起訴内容はまったくの嘘で、自分は嵌められたと主張していました。
フランクが調べを進めていくとレジーナの職業がプロであることがわかります。またルーレが嵌められたのだとしたらプロの仕業だと睨みました。
現場にあった証拠のナイフの写真があり、ルーレは自分のではないとミックに言い張ります。
この言葉を信じていたミックでしたが、フランクを懇意にしている事務員が別のナイフの写真を渡していたことが発覚します。
ルーレはナイフを所持していましたが、ミックに見せられた証拠写真のナイフは違うナイフが写っていたので、ルーレは否定していたのでした。嘘はついていないことになります。
ミントン検事は証拠が不足していると思わせるために工作していたのでした。実際は血の付着したナイフが証拠として挙がっていました。
現場に残されていたナイフは特注品でルーレの名前まで記されていました。
ミックは見せた写真のナイフとは違っていたとしてもなぜ他の自分のナイフを所持していたとすぐに言ってくれなかったのかと怒ります。
またなぜナイフを持ち歩いていたかも尋ねました。
ルーレは護身用に持ち歩いていたとのことでした。
不動産業を営んでいるため母親がお客に物件を案内することもあり、富裕層の地域だったので安心していたらお客から母親のウィンザーが暴行を受けてしまった話をミックにしました。
それ以来母親は家の案内をしなくなりましたが、ルーレは護身用に持つようになったとのことでした。
ミックは事件を調べている中で、昔自分が担当したある事件を思い出しました。
ヘススマルティネス(マイケルペーニャ)という男性を弁護した事件で、娼婦の命を奪った罪で裁かれた男で現在は刑務所に服役していました。
マルティネスは容疑を否認していて、ミックが認めてしまった方が刑を軽減できるとアドバイスしていましたが、どうして無実なのに刑務所に入るのかと頑なにその提案を受け入れませんでした。
結局ミックの死刑を免れるために案に乗り、15年で釈放になるかもしれないという希望と共に刑務所に入っていました。
調べていくと事件当夜、マルティネスとルースが同じバーに居たことが判明します。ミックは刑務所にいるマルティネスを訪ね、面会をして見覚えのあると事はいないかと何枚かの写真を見せました。
マルティネスは明らかにルーレの写真の時に異常な反応を示しました。
しかしマルティネスは無罪なのにたいした弁護もしてくれずに罪を認めて刑を軽減しようと提案してきたミックを憎んでいて、それ以上の協力を拒みました。
反抗に使われていたナイフがルーレのものだということもわかりました。マルティネスを刑務所に入れた弁護士だからこそ、ルーレはミックを弁護人に選んだのでした。
ミックは無実のマルティネスを刑務所に入れたことに罪悪感を覚え苦悩します。
ルーレにこのことを問いただすとルーレは秘匿特権を盾に自分が命を奪ったことを認めます。マルティネスは完全に無実で刑務所に入っていることがこれで確定しました。
ルーレは悪びれた様子をまったく見せずに、当たり前にミックの自宅に侵入してミックを待ち受けていてこの話をしました。ミックはとんでもないモンスターの本性を見たのでした。
マルティネスの無実を晴らすためにフランクが調査に乗り出し決定的な証拠を手に入れますが、フランクは自宅で何者かによって命を奪われてしまいました。
またミックの自宅にあった銃が犯行に使われた銃であることが判明し、ミックは最初銃の盗難を届け出ずに隠していましたが、登録番号によってミックの持ち物であることが反映し警察から家宅捜索まで受ける羽目になります。
ルーレの犯行である証拠を掴みたいミックでしたが、ルーレの追跡装置はフランクの家には言っていない記録しかありませんでした。
ミックは仕事を依頼してきたヴァルを疑い協力しているのではないかと問い詰めますが、ヴァルは潔白を言い張り逆に怒ってしまいます。
ルーレの犯行だと証明する証拠が挙げられないままに裁判は続いていきました。
フランクからの留守番電話であることに気が付いたミック。
フランクはマルティネスが犯人に仕立て上げられた夜に被害女性の家の前でルーレが駐車違反の切符を切られていることを調べて知っていたのでした。
マルティネスを救う事ができる確固たる証拠でした。
ミックは裁判が続く中で今回の事件に関しては当り障りなく進めていました。検事側が張り切ってルーレを追い詰めていました。
検察側は証人としてDJという証人を法廷に出して、留置所でルーレが過去に命を奪った女の話をしていた、また今回も無罪になると自慢気に話していたと証言します。
ルーレは話したこともない男だと反論しますが相手にされません。
DJは司法取引をして自分の刑を軽くするために証言をでっちあげていました。
ミックはDJのことをアシスタントに調べさせ過去にもうその証言をしていた証拠を見つけ法廷で指摘しました。
検察側が不正に証人を用意したことが露呈しそうになり、焦った検察側は閉廷を伝えます。裁判は終了となり、ルーレは無罪をなり自由の身となりました。
しかしマルティネスが冤罪となっている事件の件で、すでにミックは動いていました。
ルーレは法廷を出て母親といるところをやってきた刑事たちによって逮捕されました。殺人罪です。
しかしここでも母親のウィンザーが多額の保釈金を積みルーレは一旦保釈されます。
ルーレはミックを脅すためにルーレの家族であるマギーと娘の家に向かいます。
しかし追跡装置のおかげで動きを読んだミックは先回りしてお抱え運転手に調達してもらった銃を出しルーレを追い返しました。
またミックは自分が弁護を担当している悪人に部下たちを使ってルーレを痛い目に会わせました。
自宅に戻ったミックでしたが、鍵がすでに開いていて異常なことに気がつきます。中にはルーレの母親のウィンザーが待ち受けていました。
ウィンザーはフランクの命を奪ったのは自分だとミックに告げました。
これによりルーレの追跡装置がフランクの家に行っていなかった謎が解けます。
ウィンザーはミックに向けて銃を発砲…。
ミックの運命は…?
結末は本編をご覧ください。
映画『リンカーン弁護士』感想・評価
映画『リンカーン弁護士』は面白そうだなぁと思って鑑賞した映画だったのですが、実際に観てみると思ったいたよりも抜群に面白かったです。
原作を僕は読んでいないのですが、原作も人気のある小説のようで、映画を観ると原作が人気あるのも納得してしまいました。
ライアンフィリップ演じる弁護される人間とマシューマコノヒー演じる弁護する人間の対決となるわけですが、こういった設定自体があまり見たことがなくとても新鮮でした。
秘匿特権ってなんなんだろうと調べてしまいました。
これを利用するなんてすごい発想だなと素直に思いました。
登場人物がそれぞれやりすぎずだけれどもしっかりキャラが立っていて、印象に残るので非常に見やすかったです。
マシューマコノヒー演じるミックのお抱え運転手がすごくいい味出していて個人的にすごく好きです。
僕は話の裏を読むのが苦手というか全然謎解きとかできないタイプなので、普通に最初ライアンフィリップ演じるルーレが冤罪だと思っていたので、そこからの展開は二転三転となるわけで、もう十分に楽しませてもらいました。
マシューマコノヒーは『10日間で男を上手にフル方法』が特に好きなのですが、この人って大人のカッコよさがあって昔から純粋にかっこいいなと思っていつも見ています。
『タイタニック』の最終候補にレオと一緒に残っていたのも有名な話です。
そんなレオと共演した『ウルフオブウォールストリート』でも少ない出番で印象をバッチリ残してくれていました。
ライアンフィリップは僕は久しぶりに見た感じだったのですが、憎たらしい青年を見事に憎々しく演じてくれていて、おかげでだいぶ感情移入して鑑賞することが出来ました。
『リンカーン弁護士』というタイトルが一瞬観る気を失せさせるのですが、実際に映画を鑑賞すると『リンカーン弁護士』というタイトルが許せるというかしっくりきてしまいます。
最初タイトルを見た時はリンカーン大統領の弁護士の話なのかなと真面目に思ってしまいましたので。
かなり自信を持っておすすめできる映画です。ぜひご覧いただきたいです。
おすすめ映画です。ぜひ。
映画『リンカーン弁護士』
なぜ、はめられたのか。それは過去の事件からはじまった。
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