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『タイタニック』という映画のすごさを解説してみた|レオ様フィーバー

『タイタニック』という映画のすごさを解説してみた|レオ様フィーバー

F1997年の12月19日にアメリカ公開、同年の12月20日に日本公開ということで、アメリカと日本の公開時期がズレてない稀な映画。

この辺りからも期待の高まりが伝わってきますね。

監督はジェームズ・キャメロン監督。『ターミネーター』『エイリアン2』『ターミネーター2』『アバター』を代表作に持つ大ヒットメーカーの監督。

『タイタニック』では脚本・製作も担当。たぶんというか…間違いなくとてつもなく儲かっていますね(笑)アメリカンドリーム!興行収入262億円。

もはやすごさがいまいちわからなくなってしまう額ですね。すごいの一言です。

出演はレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、デビッド・ワーナー、フランシス・フィッチャー、ダニー・ヌッチ、ジェイソン・ベリー、バーナード・ヒル、マーク・リンゼイ・チャップマンなどなど。

僕は高校時代に地元の映画館に観に行きました。まだお付き合いもしていない同じクラスの女の子と観に行きましたねぇ。懐かしい。

当時はまだネットでチケットを買うなんてありませんから、映画館のチケット売り場は長蛇の列。

たぶん指定席でもなかったから前売り券を持っていた人は並ばずに入れていたのかもしれません。

今では考えられないことですが当時は当たり前に『立ち見』もありましたよね。通路の階段に座って観ている人もいましたし。

消防法も何もあったもんじゃない時代ですね(笑)安全面とか考えたら今の方がいい形になっていると思うのですが、昔を知っている者としてはあの頃の映画館って熱気もあって好きだったなぁって思います。

僕は映画大好き人間だったから混んでない映画は入れ替え制じゃないのをいいことに一日中同じ映画ずっと観てましたし。

一応言っておきますがこれは不正ではなく全然やっていいことだったのです。

ラストを知っていても感動させる『タイタニック』のすごさ

『タイタニック』は本当に連日長蛇の列を作る大ヒット映画となったわけですが、それも頷ける内容だったと思います。

まず今観ても何一つチャチく感じないCG。言われなきゃCGを使ってるなんて思わないですもん。

特に何の情報もなく観ている当時は。

実際に超豪華なセットも作っていたり超大量の水を実際に使っていたり、全てにおいて規格外。

もしも、もしも万が一『タイタニック』が大ゴケしていたら…公開して二週間で打ち切られるような事態になっていたら…確実に映画会社は潰れていたんじゃないでしょうか。

むしろそれぐらいじゃすまなかった事態になっていたのではないでしょうか。

結果的にとんでもない大ヒットとなるモンスター映画になっているわけですから、胸を撫でおろしたことでしょう。いや失敗するかもなんて気持ちで作ってないですよね(笑)

僕が後々役者になって映画に出演した際に、映画監督と『タイタニック』の話をしたことがあるのですが、やはりすごい映画という評価でしたね。

「あの映画は観に行く人たちがみんなタイタニック号が沈むことをわかってて観に行ってる。映画を観てみて予想外にタイタニック号が沈んでいるわけじゃない。沈むと分かって観てるのに感動して涙を流す人がたくさんいるというのはすごいことだよ」

確かに…と思いましたね。

当時高校生のサッカー少年だった僕でもタイタニックが沈むことはわかって観に行っていたし、普通に泣いてしまっていました。

それはやはり派手な部分が目を引いてしまっている部分が多々あると思うのですが、ドラマがしっかりしているからだと思います。

思い返せばジェームズ・キャメロン監督の作品は共通してしっかりドラマがあるなと思います。

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恋愛・葛藤・欲望・生への執着・ロマン・人生すべてが詰まったヒューマンドラマ『タイタニック』

恋愛の部分がフィーチャーされがちな『タイタニック』ですが、恋愛だけでなく人間のすべてが詰まっている映画だと僕は思います。

人間の良心も悪しき心もしっかり描かれているのがこの映画がここまでヒットした一つの要因じゃないでしょうか。

恋愛だけを描いたわけではないからこそ、重みや厚みが生まれているのだと思います。

また、自分が助かりたい、他人よりも自分が大切という部分もリアルに描かれていてゾッとしつつもどこかで自分も土壇場になったら、その状況になったらそうなるのかもしれないと思わされます。

そしてこの作品は実は男性の方が受けがいい映画なのではないかと思います。

なぜならレオナルド・ディカプリオが演じるジャックの生きざまは、男なら一度は憧れる生き方だと思うからです。

ディカプリオによってより魅力的になっているジャックという青年

実はジャック役はマシュー・マコノヒーも最有力候補だったというのは有名な話ですが、僕はマコノヒーも好きな俳優ですが、ジャック役はディカプリオで正解だったと思っています。

ジャックというキャラクターにレオナルド・ディカプリオの特性でもあるイノセントの部分がとてもマッチしていたので、僕はディカプリオが演じたからこそジャックというキャラクターはここまで魅力的になったのだと思います。

ただカッコいいというだけではジャックはここまでみんなが共感し応援したくなるキャラクターにはなっていないでしょう。

ジェームズ・キャメロン監督がレオナルド・ディカプリオがいいと推したそうですが、真実であればさすがだなと思わされますし、脚本を書いているのがジェームズ・キャメロン監督自身なので当然っちゃ当然な気もします。

ディカプリオはもちろんその美貌と演技力で若くして多くの人に認められ、世界中の女性を虜にするわけですが、彼が同年代の他の俳優の中で突出していたのが無邪気さなんだと思います。

『ボーイズライフ』から『仮面の男』までは特に彼のイノセントさを充分に楽しめる作品です。

これは正直生まれ持ったもので出そうと思って出せるものではないと思います。

そしてこの『タイタニック』でもレオナルド・ディカプリオのその魅力を充分に楽しめます。

大人の演技をするようになった今ももちろん素晴らしい俳優であるディカプリオですが、昔は昔ならではの素晴らしさを堪能できます。

『タイタニック』を観るたびに、ジャックがレオナルド・ディカプリオで良かったと強く思うのです。

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