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映画『ロードオブウォー』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『ロード・オブ・ウォー』です。
映画『ロードオブウォー』はこの記事のタイトルに【実話映画】と書かせて頂いていますが、複数の実在の武器商人に取材し、ノンフィクションを基に作られたフィクションとなっています。
主演のニコラスケイジ演じる武器商人の実話の物語というわけではありません。つまり特定の1人のモデルがいるわけではありません。
非常に考えさせられる映画であり、ストーリー展開もハラハラさせてくれる上質な映画になっています。
それでは『ロードオブウォー』の映画紹介です。
映画『ロード・オブ・ウォー』は2005年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は122分。
監督はアンドリュー・ニコル監督。
『ガタカ』『シモーヌ』などを監督しています。
キャストは
ユーリ・オルロフ…ニコラス・ケイジ
ヴィタリー・オルロフ…ジャレッド・レト
ジャック・バレンタイン…イーサン・ホーク
エヴァフォン・テーンオルロフ…ブリジット・モイナハン
アンドレイ・ハプティストSr…イーモン・ウォーカー
アンドレイ・ハプティストJr…サンミロ・ティビ
シメオン・ワイズ…イアン・ホルム
デミトリー・ヴォルコフ…エフゲニー・ラザレフ
ほか。
映画『ロードオブウォー』ネタバレ・あらすじ
家族とともにウクライナからアメリカに移住してきたユーリオルロフ(ニコラスケイジ)は、両親が経営するレストランを弟のヴィタリーオルロフ(ジャレッドレト)とともに手伝って生活していました。
レストラン経営は決してうまくいっているとは言えない状況でした。
向かいに新しくレストランがオープンし、ユーリは父親から視察に行ってくるように言われます。
ユーリがちょうど向かいのレストランに入ると、レストランの中でロシアのマフィアの抗争による銃撃戦が始まってしまいます。
ユーリは命が助かりほっとすると同時に、この銃撃戦を見てビジネスを思いつきます。
ユーリは武器商人として活動することを決め、父親が通っているユダヤ教の集会についていき、そこでコネクションを作り銃を入手し、武器商人として初めて武器を売りさばきました。
ユーリは自分でも驚くほど口がまわり、自分に商才があることを確信し、さらに本格的に武器商人としてビジネスを行っていきます。
パートナーが必要だと考えたユーリは。レストランを手伝っているものの、コックの才能が決してあるとは言えない弟のヴィタリーを誘いビジネスに参加させました。
ユーリとヴィタリーは武器商人ビジネスに参入し、独自のルートを開拓して武器を売っていきますが、賄賂を渡す必要があまりに多く、ユーリは利益の少ない現状にいら立ちを募らせていました。
しかし、レバノンでユーリとヴィタリーは大きなビジネスチャンスを手にします。
内戦が起きている中で、どちらか片方ではなく敵同士の両方に武器を売ることに成功します。
莫大な利益を得たユーリでしたが、同時にインターポールのジャックバレンタイン(イーサンホーク)に目を付けられます。
船で武器を輸送中にタレコミによりジャックの乗った偵察廷に船を調べられそうになりますが、機転を利かして寸前で船の名前を塗り替え、買収している情報局に嘘の情報を流してもらい、なんとかその場を乗り切りました。
ユーリたちは武器商人としてさらに活躍していきます。
しかしある取引で武器を売った際にキャッシュではなくドラッグで代金を支払われたことをきっかけに、ヴィタリーが中毒になってしまい、ユーリは仕方なくヴィタリーを矯正施設へと入れます。
ユーリはパートナーを失い1人で武器商人として活動することを余儀なくされました。
ユーリにはずっと憧れているエヴァ(ブリジットモイナハン)という女性がいました。
エヴァは売れっ子モデルで、ユーリが武器を売りに行く外国には必ずと言っていいほど、何かしらの商品のエヴァの広告がありました。
ユーリは偶然を装ってエヴァに近づき、自分の思いを伝えユーリとエヴァは結婚をします。
ユーリはすでに富豪と言える財産を手にしていましたが、自分が武器商人であることはエヴァに言わないでいました。
結婚式では外出許可の出たヴィタリーも駆けつけ、兄ユーリの結婚を心から喜んでいました。
ユーリとエヴァの間には男の子が生まれました。
ユーリに大きな取引のチャンスが訪れます。
ソビエト瓦解後にウクライナへ行ったユールは叔父のコネクションを使い旧ソビエトの兵器を入手することに成功します。
ユーリはリベリアの内戦を指揮している独裁者のアンドレイハプティストSrと取引を開始します。
しかし飛行機で武器を輸送しているユーリがアフリカに入ったところで、インターポールのジャックが再びユーリの前に現れます。
戦闘機で襲われたユーリは命令通りに緊急着陸を余儀なくされ、そのまま積み荷を失ってしまいます。
逮捕は免れますが、ユーリの目の前で飛行機はアフリカの人たちによって解体され部品が盗まれていきました。
ジャックはユーリの自宅に押し掛け、エヴァに本当のユーリの仕事を話します。
エヴァは到底信じることができず思わず笑ってしまうほどでしたが、ジャックの話に少しずつジャックの言う事を信用せざるを得ない状況になっていきます。
ユーリはエヴァにこのことを話され、武器商人ビジネスから足を洗う事を考えます。
ユーリには監視もつき自由に動くことが難しくなっていました。
そこへ突然武器取引をしていたアンドレイハプティストSrが息子のアンドレイハプティストJrを引き連れてユーリの元へやってきます。
ユーリは監視されているため困ると告げますが、アンドレイハプティストSrはユーリに大きな儲けのある取引を持ち掛けてきました。
ユーリはこの取引を受けることにします。
パートナーが必要なので、コックをしているヴィタリーに再び声をかけます。
ヴィタリーは現在の恋人と結婚を考えていて、違法なことはできないと断りますが、ユーリは一気に結婚資金ができるぞと説得し、ヴィタリーを再びパートナーにしました。
エヴァは自宅を出たユーリを尾行します。ユーリはエヴァの尾行に気づかずに隠し倉庫に行き、荷物を出して去っていきます。
エヴァは隠し倉庫に近づき、鍵を開けようと暗証番号をいくつか試します。
鍵は息子の暗証番号で開錠しました。
倉庫の中には偽造パスポートが数種類や、多くの武器が隠されていました。エヴァは大きなショックを受けました。
さらにエヴァは絵画を描いていて、自分の絵が売れたことを喜んでいましたが、エヴァの絵がその隠し倉庫に飾られていました。
ユーリが嘘をついてエヴァの絵を買っていたのでした。
ユーリとヴィタリーは現地に到着しますが、ヴィタリーは内戦のひどい有様を見て、自分たちが武器を売ればもっとひどい惨状になると、取引を中止して帰ろうとユーリに提案します。
ユーリは取引をやめれば自分たちも命をなくすことを話しヴィタリーを説得し、ヴィタリーは納得した様子を見せました。
しかしこの時ユーリはヴィタリーの心の中を読むことができていませんでした。
取引の最中、ヴィタリーは武器を積んだトラックに近づいていき、手りゅう弾を取り出しました。
ヴィタリーは手りゅう弾を武器を積んだトラック2台のうち1台に投げ入れ、トラックは木っ端微塵に爆発してしまいます。
驚いたユーリがヴィタリーの元へ行こうとしますが、ヴィタリーはさらに手りゅう弾を使って爆破を起こそうとしています。
取引相手の兵士たちがヴィタリーに向けて銃を乱射します。
ヴィタリーは手りゅう弾を持ったまま倒れ絶命します。
ユーリはヴィタリーから手りゅう弾を取り上げ、これ以上の爆破を阻止しました。
ユーリの売る武器は半分となってしまい、報酬のダイヤモンドも半分の量となりました。
ユーリの元からエヴァと息子が去っていってしまいます。
エヴァは隠し倉庫の件を通報していました。
ユーリは両親から子供2人は亡くなったと通告され、そのまま絶縁されます。
ジャックはついにユーリを逮捕することに成功します。
ジャックは一生刑務所だとユーリに告げますが、ユーリに動揺している様子はまったくありませんでした。
果たしてユーリの運命は…?
結末は本編をご覧ください。
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映画『ロードオブウォー』感想・評価
映画『ロードオブウォー』…実話が基になっていると思うと非常に考えさせられる映画です。
考えさせられるという意味でもいい映画でしたが、単純に映画としてもとてもいい作品でした。
ニコラスケイジ演じるユーリが、常に死と隣り合わせなビジネスを行っていることも緊張感がありますし、ヴィタリーの信念は感動も与えてくれます。
なんだか非常に感想の書きにくい映画なのですが、決して悪い意味で書きにくいわけではありません。映画としてとっても優秀な映画だと感じているのですが、なんだか感想が書きにくいのです。
そういった意味で稀有な映画と言えるかもしれません。
すでに『ロードオブウォー』を鑑賞されている人にはこの感覚が伝わってくれるのではと思います。
まだ鑑賞されていない人はぜひ1度鑑賞して頂きたいです。
おすすめ映画です。ぜひ。
感想はコメント欄にお気軽にどうぞ。
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