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映画『マラヴィータ』作品情報
今回のおすすめ映画シリーズは『マラヴィータ』です。
映画『マラヴィータ』はリュックベッソン監督かメガホンを取り、ロバートデニーロやミシェルファイファーなど豪華キャストが出演しいてる映画です。
製作総指揮はマーティンスコセッシです。
元マフィアが一般人になんとかなりすまそうとする破天荒で爽快なストーリーで、いい意味で軽い気持ちで楽しめる作品になっています。
ちなみにマラヴィータは愛犬の名前です。
それでは『マラヴィータ』の映画紹介です。
映画『マラヴィータ』は2013年に日本公開されたアメリカ・フランス合作映画です。
上映時間は112分。
監督はリュック・ベッソン監督。
『グランブルー』『ニキータ』『レオン』『ジャンヌダルク』などを監督している名監督です。
製作総指揮はマーティン・スコセッシ。
キャストは
フレッド・ブレイク/ジョヴァンニ・マンゾーニ…ロバート・デ・ニーロ
マギー・ブレイク…ミシェル・ファイファー
ベル・ブレイク…ディアナ・アグロン
ウォレン・ブレイク…ジョン・デレオ
ロバート・スタンスフィールドFBI捜査官…トミー・リー・ジョーンズ
ディチッコ…ジミー・パルンボ
カプート(ミモ)…ドメニク・ランバルドッツィ
ドンルケーゼ…スタン・カープ
ロッコ…ジョン・フレダ
ほか。
映画『マラヴィータ』ネタバレ・あらすじ
ジョヴァンニマンゾーニ(ロバートデニーロ)は元マフィアのボスですが、現在はFBIによる証人保護プログラムによりフランスの田舎町ノルマンディーに家族と引っ越してきて、ひっそりと暮らしをスタートしていました。
もちろん元マフィアのボスであることは隠していて名前をフレッドブレイクに変えて生活していました。
近所の人たちには職業を歴史作家であると偽り、実際は自身のこれまでの人生を回顧録として執筆していました。
なんとかトラブルを起こさずに生活を続けてほしいFBIでしたが、ブレイク一家はジョヴァンニ以外もしっかりとマフィアの血が流れているようで次々と問題を起こしてしまいます。
ブレイク一家の監視にはロバートスタンスフィールドFBI捜査官(トミーリージョーンズ)があたっていました。
フレッドの家族と犬のマラヴィータはこの生活を6年続けていて、慣れた様子で新しい町に馴染もうとします。馴染むというよりかは値踏みすると行った方が正しいかもしれません。
フレッド以外の家族の面々も立派なトラブルメーカーで、フレッドの妻であるマギーブレイク(ミシェルファイファー)はスーパーマーケットで陰口を言われただけでスーパーマーケットごと爆破してしまったり、娘のベルブレイク(ディアナアグロン)と息子のウォレンブレイク(ジョンデレオ)も非常に逞しい子供たちで、学校で降りかかる火の粉はもちろん気に入らない人間をすぐにぶっ飛ばしてしまい、瞬く間に学校を牛耳る存在になっていました。
スタンスフィールドFBI捜査官はそんなブレイク一家に頭を悩まされていました。
フレッド(ジョバンニ)自身も短気な男で、引っ越してきたノルマンディーの家の水道から茶色い水しか出ないことに腹を立て、そんな状況にも関わらず水道料金をの支払いをさせようとする水道会社の人間を殴り鼻の骨を折ってしまいます。
一方、ジョヴァンニに売られ刑務所に収監されているドンルケーゼ(スタンカープ)はジョヴァンニの死の情報に疑いを持っていて、ジョヴァンニの首に懸賞金を懸けていました。しかしFBIの証人保護プログラムによって守られているジョヴァンニの居場所はつかめずドンは苛立ちを募らせていました。
そんな中、娘のベルは学校に臨時教師としてやってきた大学生に思いを寄せ、なんとか近づこうと個人授業を願い出ます。
また息子のウォレンは英語の宿題を提出するように教師から迫られていて、その内容が言葉遊びであったことからかつてドンルケーゼから聞いたジョークを提出します。
このウォレンが提出したドンのジョークが学校新聞に載ってしまいます。
そしてその学校新聞は偶然にも刑務所にいるドンの目に入ってしまいます。
これによりジョヴァンニ一家の居場所がドンにバレることになってしまいます。
そんなことが起きていることを知らないジョヴァンニは相変わらず水道水が茶色いことに腹を立てていて、地元の化学薬品メーカーの影響であることを知るとその会社の社長を痛めつけて解決策を聞き出そうとます。
臨時講師の大学生に思いを寄せていた娘のベンは思が通じ結ばれていました。
ある時、町で映画の上映会が行われることになり、ジョヴァンニのことを作家だと思い込んでいる町の住人からジョヴァンニは話をしてくれないかと頼まれます。
スタンスフィールドFBI捜査官は目立つ行動をしてほしくないため反対しますが、ジョヴァンニは行くといって聞きません。
仕方なくスタンスフィールド捜査官が同行することになりました。
ジョヴァンニは化学薬品会社の保有する巨大なタンクに時限爆弾を仕掛けていました。
午前0時に爆発するようにセットしてジョヴァンニは上映会に行くために家を出ました。
スタンスフィールドFBI捜査官も一緒です。
その頃息子のウォレンは学校で行ってきた悪事が次々と明るみに出てしまい、家出を試みます。
また娘のベルは大学生との恋が終わってしまい傷心から家出していました。ベルはショックから自殺することすら考えていました。
ジョヴァンニは赴いた映画に上映会で公開されていたのはまさかのスコセッシ監督映画である『グッドフェローズ』でした。(マフィア映画の金字塔でありロバートデニーロもメインキャストです(笑))
『グッドフェローズ』を見て血が騒いでしまったジョヴァンニはマフィア事情をリアルに語りだします。
あまりのリアルさにジョヴァンニの本性がバレるのではないかとスタンスフィールドは気が気ではありません。
心配したスタンスフィールドはジョヴァンニ一家をこの町から去らせることに決め、部下にそのことを告げます。
家出したウォレンは駅でマフィアたちがこの町に押し寄せてきたのを目撃します。
また屋上に上っていたベルも屋上からこの光景を目の当たりにし、2人はついに制裁を下される時が来たことを悟ります。
午前0時になりジョヴァンニのセットした時限爆弾が爆発します。
スタンスフィールドFBI捜査官はジョヴァンニを自宅に送り届けて署に戻りますが、署内の警官たちはマフィアたちに皆殺しにされた後でした。
事態を悟ったスタンスフィールドは部下に電話をし、慌ててジョヴァンニの自宅へと急ぎます。
妻のマギーは自宅前にあるFBIの隠れ家に潜んでいました。
なんとか緊急事態であることを知らせようと自宅に電話しますがジョヴァンニは電話に出ません。
そこにマフィアがバズーカー砲をぶっ放しジョヴァンニの家は吹っ飛びます。
崩れ去った自宅を見て、戻ってきたベルとウォレスはマフィアの武器を奪い戦闘を開始します。
愛犬のマラヴィータも加わり勇敢にマフィアと戦います。
隠れ家にいたFBIのスタンスフィールドの部下はマフィアに撃ち殺され、マギーはピンチを迎えますが、そこへジョヴァンニが現れピンチを救います。
ジョヴァンニのマギーは力を合わせピンチを脱します。ベルとウォレスも目を見張る戦いぶりでマフィアを壊滅状態にします。
しかし一人のヒットマンが一家を執拗に追いかけてきます。
そのヒットマンを駆け付けたスタンスフィールド捜査官が…
結末は本編をごらんください。
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映画『マラヴィータ』感想・評価
映画『マラヴィータ』は緊張感あり、笑う要素あり、遊び心あり、爽快感ありのとても楽しめる映画です。
設定がそもそも面白すぎです。
FBI証人保護プログラムってこれまでいろんな映画で何度も観ていきましたが、なかなか適用された人物のその後を描いた映画ってなかったのです。
『マラヴィータ』の劇中に上映されている映画『グッドフェローズ』も証人保護プログラムを適用された主人公が新聞を取りに行くシーンで終わりですし。
そして設定がすでに面白いのにこの一家がトラブルメーカーばかりだというのもまた最高に面白いのです。
そして演じている俳優たちの演技がさらに面白さを増してくれています。
ロバートデニーロは言わずもがなで凄みを出すところは出して、しかしどこかチャーミングな部分も見せてくれる名演技を披露してくれていて、ミシェルファイファーはこういう夫の奥さんってこういう感じだよなぁきっとと思わせてくれるような妻を好演してくれています。
子供たちも素晴らしくて、特に個人的には娘のベルを演じたディアナアグロンは映画館で初めて『マラヴィータ』を観た時に「え?めちゃくちゃ可愛いな」と思ってしまいました。
バイオレンスな面とピュアな面をもった女性を見事に演じていて演技も素晴らしかったです。
トミーリージョーンズが出演していたのも大きくて、一家に頭を悩ませているFBI捜査官という役どころをベテランらしく魅力的に演じていました。
本当に遊び心満載の映画で劇中に『グッドフェローズ』が登場した時は一人で笑ってかなりテンション上がってしまいました。
大好きな映画なので(笑)さすが製作総指揮マーティンスコセッシです(笑)
しかしリュックベッソン、スコセッシ、デニーロってすごいですよね(笑)
『マラヴィータ』は純粋に楽しめる映画で、リフレッシュできる映画になっていると思います。
おすすめ映画です。ぜひ。
映画『マラヴィータ』
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