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映画『ケープフィアー』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『ケープ・フィアー』です。
映画『ケープ・フィアー』は1962年に公開された映画『恐怖の岬』のリメイクです。
ロバート・デ・ニーロが強靭な肉体を作り上げ、復讐心に燃える男を演じています。
はっきり言って、この映画のデニーロはかなり怖いです。
若き日のジュリエット・ルイスが見れる映画でもあります。
製作総指揮にはスティーヴン・スピルバーグの名前も。
それでは『ケープフィアー』の映画紹介です。
映画『ケープ・フィアー』は1991年に日本公開されたアメリカ映画。
先ほどもお伝えしたように1962年の映画『恐怖の岬』のリメイクとなっています。
上映時間は127分。
監督はマーティン・スコセッシ監督。
『タクシードライバー』『レイジングブル』『ミーンストリート』『グッドフェローズ』など、ロバートデニーロとタッグを組み数々の名作を世に残している名監督です。
【キャスト】
マックス・ケイディ…ロバート・デ・ニーロ
サム・ボーデン…ニック・ノルティ
リー・ボーデン…ジェシカ・ラング
ダニエル・ボーデン…ジュリエット・ルイス
クロード・カーセク…ジョー・ドン・ベイカー
エルガート…ロバート・ミッチャム
リー・ヘラー…グレゴリー・べック
ローリー・デイヴィス…イリーナ・ダグラス
トム・ブロードベント…フレッド・トンプソン
裁判長…マーティン・バルサム
ほか。
映画『ケープフィアー』ネタバレ・あらすじ
1人の少女ダニエル・ボーデン(ジュリエットルイス)は、ケープフィアーという岬について話をしています。
ケープフィアーとは日本語で恐怖の岬という意味です。
ダニエルはケープフィアーはまさに恐怖の岬だったと言い、その理由を語り始めました。
マックス・ケネディ(ロバートデニーロ)が、刑務所から出所してきます。
マックスは罪を犯したことにより14年間服役していました。
服役している間に体を鍛えたマックスは、屈強な肉体を手に入れていました。
また、これまでの人生で勉強などしてこなかったマックスでしたが、刑務所内で法律に関する勉強をしていました。
理由は、自分を弁護した弁護士に不満を持っていたからでした。
「あの弁護士のせいで自分は14年間も服役することになった」
そう考えているマックスは担当弁護士に復讐心を燃やしていました。
マックスを担当した弁護士は、サム・ボーデン(ニックノルティ)という弁護士でした。
サムはマックスの刑を軽くすることに成功していたのですが、マックスは判決に納得がいかず、サムを強く憎んでいました。
冒頭でケープフィアーについて語り出した少女ダニエルは、サムの娘です。
サムにはリー・ボーデン(ジェシカラング)という妻がいて、2人の娘がダニエルでした。
サムは女性にだらしない性格で、浮気が原因で離婚の危機に陥ったこともある夫でした。
出所したマックスは早速サムに接近してきました。
ボーデン一家が映画館に映画を見に行った際に、マックスは3人の後ろの席に座り、マナーの悪い態度で周囲に迷惑をかけながらボーデン一家を監視していました。
サムの前に姿を現すようになったマックスでしたが、サムはマックスの正体が誰なのかわかっていませんでした。
ある時サムが浮気相手と会った後に、ついにマックスがサムに直接接触してきます。
交わしたのは少しの会話だけでしたが、サムはマックスが自分が過去に弁護した依頼人であることを思い出しました。
マックスはサムに復讐を匂わせる捨て台詞を残してその場を去っていきました。
危険を感じたサムは家族に警戒するようにと伝えました。
サムはマックスの弁護をした時に、マックスに有利となる可能性がある証拠を見つけていたにも関わらず、その証拠を裁判に提出しませんでした。
サムがマックスから弁護を依頼されたわけではなく、公選弁護人として弁護を担当した事も影響していました。
マックスは刑務所で法律の勉強しているうちに、サムが自分の裁判の際に証拠を隠蔽していたことに気づきます。
マックスはサムの元にやってきて、自分が刑務所内で勉強したことや例え大金をもらっても自分が刑務所に服役していた期間を考えると割に合わないとサムに伝えました。
そんな中サムの家で飼っている犬が、何者かによって命を奪われてしまいます。
マックスがやったという証拠はありませんでしたし、例え証拠があっても大した罪にはなりません。
マックスは刑務所内で法律を勉強していたので、サムが自分を逮捕することができない範囲でボーデン一家に恐怖を与えていました。
マックスはサムの浮気相手にも接触しました。
マックスはサムの浮気相手であるローリー・デイヴィス(イリーナダグラス)を巧妙な話術で連れ出し2人きりになります。
しかし2人きりになったマックスは、突然ローリーに危害を加えたのでした。
さらにサムの周辺での異変は続き、サムの自宅のピアノのピアノ線が1本なくなっていました。
ローリーは裁判所の職員でした。
後日何か起きたかを聞いたサムは裁判起こすようにローリーにアドバイスしますが、裁判所で働いているローリーは今回自分がされたことを職場の人間たちに知られることを嫌がり、裁判を起こさない選択をしました。
ローリーが裁判を起こさない選択をすることも、マックスの読み通りでした。
マックスは求刑されていた刑期よりも長く服役していました。
サムはマックスが服役していた刑務所に行き、マックスの刑期がなぜ延びていたのかを尋ねました。
マックスは刑務所の中でも凶暴で、証拠こそなかったものの同じ受刑者の命を奪った疑いで刑期を延ばされていました。
このままでは自分たちの身が非常に危険であることを悟ったサムは、クロード・カーセク(ジョードンベイカー)という私立探偵を雇います。
クロードはマックスの尾行を開始しますが、すぐにバレてしまいました。
クロードはマックスに直接話をしますが、マックスは聞く耳を持たず何の解決にもなりませんでした。
マックスはサムの妻のリーにも接触を図ってきて、この時にリーは初めてサムが言っていた要注意人物がマックスがあることを知りました。
私立探偵のクロードはサムに尾行がバレていることを話し、人数を集めて実力行使に出てはどうかと提案します。
マックスは娘のダニエルにも接触を図ってきました。
巧妙な手口でダニエルを学校に呼び出し、先生のふりをしてダニエルと話をしました。
マックスはダニエルと打ち解けると、自分が先生ではないことを明かします。
思春期のダニエルは不思議な魅力をマックスに感じ始めていました。
マックスがサムの家の前にやってきて、家の中をじっと見ています。
サムは不安を感じ続けているプレッシャーもあり激しい怒りにかられ、マックスに罵声を浴びせます。
その様子を娘のダニエルが見ていましたが、マックスが魅力的に見えてしまっていたダニエルは父親の行動を不愉快に感じました。
ある夜、私立探偵のクロードが手配した男たち3人が武器を手にマックスに襲いかかります。
殴られていたマックスでしたが、反撃に出るとあっという間に3人の男たちを返り討ちにしてしまいました。
サムはこの様子を物陰から見ていましたが、音を立ててしまいマックスに居場所を知られてしまいます。
しかしマックスはサムに危害を加えることはなく、その場を立ち去りました。
サムは凄腕の弁護士リー・ヘラー(グレゴリーベック)に頼ろうと連絡をしますが、なんとヘラーはすでにマックスに雇われていました。
サムはヘラーに呼び出されます。
到着するとそこにはヘラーだけでなく、マックスもいました。
マックスの顔には3人の男に襲われた時の傷が生々しく残っていて、さらにマックスはサムが罵声を浴びせている時の様子を録音していました。
何の言い逃れもできないほど証拠を揃えられたサムは、逆に接近禁止令を出されたのでした。
マックスの思うままに自分の立場がどんどん危うくなっていることに恐怖心を募らせるサムは、クロードに武器を調達するように頼みます。
やけくそになったサムは自分の手で、マックスの命を奪おうと考えたのでした。
クロードは無茶な行動しようとするサムを説得し、マックスを意図的に家に侵入させて正当防衛として命を奪う作戦を立てました。
クロードはサムの家に泊まり込み、警備にあたりました。
しかしマックスはクロードの上をゆく策士で、ボーデン一家のお手伝いに変装し家の中に侵入、そのままクロードの命を奪いました。
クロードは最後の抵抗として銃を発砲します。
サムたち3人がやってきた時には、クロードとお手伝いさんが息絶えていました。
ボーデン一家は自分たちの身を守るため、車で自宅を離れ逃走しました。
サムは自分たちの家で起きた事件が自分の仕業ではないとヘラーに電話を入れました。
サム達がやってきたのはケープフィアーという岬でした。
自分たちの居場所をマックスに知られないように移動してきたサムたちでしたが、なんとマックスはサムの車の下にへばりついていました。
3人はより安全な場所を求め、クルーザーに乗り陸地を離れました。
しかしマックスは船に乗り込んでいて、サムを始め3人に襲いかかります。
あの手この手でサムに屈辱を与え、復讐を果たそうとするマックス。
果たしてサム、リー、ダニエルの3人はMAX の恐怖から逃れることができるのか?
サムは家族を守ることができるのか?
息を呑む展開が続き、物語は衝撃のラストを迎えます。
結末は是非本編でご覧ください。
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映画『ケープフィアー』感想・評価
まずは映画『ケープ・フィアー』の率直な感想から…
怖い。とにかく怖いです。
僕が怖いと思った映画のトップ5に入るぐらい怖いです。
なんだかんだ幽霊よりも人間の方が強いですからね。
そして何がここまで怖くさせるのかと言うと、ロバートデニーロがとにかく怖いんです。
鍛え抜かれた肉体に刺青、根っからの悪と思わせるような雰囲気、そして何より笑顔がとにかく怖いんです。
多分マックスを演じたのがロバートデニーロじゃなかったら、ここまで怖いと思う作品ではなかったと思います。
そしてニックノルティのビビる演技がまた絶妙なんです。
ニックノルティのビビリがリアルだからこそ、ロバートデニーロの怖さがさらに際立っているのでしょう。
まさに相乗効果。
そして、ジュリエットルイスも超可愛いです。
それにしてもマーティンスコセッシ監督、ロバートデニーロの作品には本当にハズレがないです。
スコセッシ監督と組んだ映画の中でも、毎回違う顔見せてくれるロバートデニーロは名優というか名人という言葉の方がしっくりくる気がします。
最初から最後までドキドキできる映画です。
少し古い映画なので鑑賞したことがない人も多いはず。
是非一度ご覧ください。
自信を持ってお勧めします。
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