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映画『太陽は動かない』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『太陽は動かない』です。
藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、佐藤浩市など豪華キャストが顔を揃えている作品で、ブルガリアで約1カ月の撮影を行うなど、かなり規模の大きい日本映画となっています。
もともと2020年05月15日に公開予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大の影響で2021年3月に公開されました。
僕自身も映画館で『太陽は動かない』のポスターを見て「面白そうだな」と思っていましたが、上映が延期されすっかり忘れてしまっていて、いつのまにか公開されていた映画です。
それでは映画『太陽は動かない』の映画紹介です。
映画『太陽は動かない』は、2021年3月に公開された日本映画。
上映時間は110分。
原作は吉田修一による小説『太陽は動かない』『森は知っている』です。
監督は羽住英一郎監督。『海猿』『暗殺教室』などを監督しています。
【キャスト】
鷹野一彦…藤原竜也
田岡亮一…竹内涼真
AYAKO…ハン・ヒョジュ
デイビッド・キム…ピョン・ヨハン
山下竜二…市原隼人
菊池詩織…南沙良
柳勇次…加藤清史郎
ジミー・オハラ…横田栄司
川上満太郎…鶴見辰吾
風間武…佐藤浩市
ほか。
映画『太陽は動かない』ネタバレ・あらすじ
1980年代、世界各地のニュースを世界に向けて発信するグローバルメディアネットワークを設立する案が浮上していました。
しかし、膨大な予算をかけていたにも関わらず計画は頓挫してしまいます。
グローバルメディアネットワークにかけられていた国家予算は、AN通信という企業に極秘の形で入金されていました。
AN通信はニュースの配信会社です。
AN通信は一見普通の企業に見えますが、実はスパイ組織です。
世界を股にかけているスパイ組織で、入手した機密情報を高値で売る行為を繰り返していました。
所属するエージェントは、ある条件を課せられた中でスパイ活動を行っていました。
24時間ごとに本部への連絡を必ず行うという条件です。
エージェント全員の胸にはチップが埋め込まれていて、連絡を行えずに24時間以上経過してしまった時は、胸のジップが爆発し絶命させられるという過酷な条件下でした。
どんな理由があっても24時間ごとに連絡をできなかった場合は、裏切り行為とみなされるのでした。
ただし、24時間経過後5分以内に解除コードを入手し解除を行えば、チップは爆発せずに済みます。
AN通信のエージェントである山下竜二(市原隼人)は、ブルガリアで任務にあたっていましたが組織に拘束されてしまいます。
山下は探っていた組織のメンバー・ジミーオハラ(横田栄司)に拷問を受けていて身動きが取れず、連絡できないまま24時間のタイムリミットが迫っていました。
そこへ山下の仲間であるAN通信のエージェント鷹野一彦(藤原竜也)と、田岡亮一(竹内涼真)が、救出にやってきました。
鷹野は山下を助け出し、車で逃走を図ります。
山下は自分の胸に埋め込まれたチップが爆発する24時間のタイムリミットが迫っているため、スマホを使って解除コードを懸命に打ち込もうとしていました。
しかし、車の揺れや焦りなどがありなかなかうまくいきません。
探っていた組織とAN通信のエージェントの激しいカーチェイスが繰り広げられます。
しかし、山下はスマホを落としてしまい爆発のタイムリミットが刻一刻と近づいていました。
カーチェイスの最中、突然何者かがAN通信を追っていた車を爆破します。
鷹野たちと同じく、スパイであるデイビッド・キム(ピョン・ヨハン)でした。
キムはAN通信のエージェントではありません。
スマホ落としてしまった山下は、必死に公衆電話にたどり着きます。
公衆電話を使って解除コードを入手しようとしますが、無情にもタイムリミットが来てしまい、山下は鷹野や田岡の見ている前でチップが爆発し、絶命してしまいました。
山下の動向には不可解な点がありました。
予定では山下は香港にいるはずだったのです。
「なぜ山下はブルガリアにいたのか」
謎を解明するため、鷹野と田岡は山下が潜伏していたと思われるアジトへ向かいました。
山下が追っていた対象を知る手がかりを求めて、鷹野と田岡は山下が使っていた部屋にやってきましたが、すでに何者かが来ていた形跡があり山下のパソコンからは情報が抜き取られていました。
鷹野は手がかりになりそうな物をAN通信の上司である風間武(佐藤浩市)に送ります。
1枚の写真から山下が追っていた対象が、中国の巨大エネルギー企業であることがわかりました。
鷹野と田岡はオーストリアに向かいます。
オーストリアでは山下が追っていた中国の巨大エネルギー企業の会長であるアンディが、チャリティーパーティーに出席していて、鷹野と田岡はこのチャリティパーティーに潜入するように風間から指示を受けたのでした。
チャリティパーティーには鷹野と腐れ縁であるスパイのキムも潜入していて、さらに明らかに只者ではないと思われるAYAKO(ハン・ヒョジュ)という女性もいました。
AYAKOは鷹野のことを知っていて、鷹野に接触を図ってきました。
田岡がチャリティーパーティーで得た情報を頼りに本部が調査を行い、AYAKOもスパイであることが判明します。
AYAKOはアンディのアシスタント的な立ち位置にいました。
鷹野は山下が追っていたこの案件を引き継ぐことになります。
鷹野は依頼主の河上満太郎(鶴見辰吾)のもとを訪れ、山下から自分が任務を引き継いたことを告げました。
河上の奥さんは鷹野にオムライスを出してきました。
河上夫妻は過去に子供を亡くしていて、鷹野に自分たちの子供を重ね、子供の好きだったオムライスを出してきたのでした。
鷹野と田岡は風間の命令により、香港に移動します。
裏情報を入手し、その情報を高値で売りつける計画でした。
鷹野と田岡は潜入に成功し、必要な情報を抜き出しその場を離れようとします。
しかし、鷹野の前に同じくスパイ活動しているキムが再び現れます。
鷹野とキムは激しいバトルを繰り広げ、鷹野は劣勢となりますがなんとか入手したデータを守りぬきます。
鷹野はキムの依頼主をしようとしますが、キムは自分の依頼主を明かしません。
ただ、どうやらキムの依頼主は鷹野の知っている人物だということだけはわかりました。
鷹野と田岡は入手したデータを手がかりに、今度は砂漠へと向かいます。
現地に到着した鷹野と田岡は、企業は何を目論んでいるのかを目の当たりにします。
ヘリコプターに乗って様子を伺っていた鷹野と田岡は、いきなり襲撃を受けます。
墜落するヘリコプターからパラシュートを使って脱出する鷹野と田岡でしたが、鷹野は山下を拘束していた人物であるジミー・オハラに捕まってしまいました。
鷹野には24時間のリミットが迫っていました。爆死してしまった山下と同じ状況です。
危機一髪、田岡が救出に入り鷹野は脱出に成功。解除コードを入力し、どうにか胸のチップの爆発は逃れました。
陰謀の内容を知った鷹野は再び河上の元へ行き、現在行われている取引を白紙に戻すように説得します。
河上は鷹野の言うことを信用し、説得に応じることにしました。
鷹野は河上の妻が作ったオムライスを食べていました。
鷹野を田岡は1人の日本人の教授の救出を命じられました。
任務を遂行するために、鷹野と田岡はAYAKOとキムの元へ向かいます。
救出のために乗り込んだ列車には、AYAKOとキムも乗っていました。
アンディの部下たちも列車に大勢乗っていて、バトルが繰り広げられます。
教授が連れ去られてしまいますが、鷹野は教授にGPSを仕掛けていて車で後を追いかけました。
田岡はこの時、アンディの部下たちに捕らえられてしまっていました。
鷹野がおっている教授、田岡はある場所に閉じ込められていました。
鷹野が救出にやってきて2人を間一髪救い出すものの、田岡の胸のチップはタイムリミットを迎えようとしていました。
そこに再びキムが現れ…
果たして田岡は爆死を逃れることができるのか?
キムの雇い主は一体誰なのか?
結末は本編をご覧ください。
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映画『太陽は動かない』感想・評価
映画『太陽は動かない』は、正直鑑賞前にかなりハードルが上がっていました。
映画館に飾られているポスターがかなり面白そうに見えましたし、藤原竜也の映画は僕の中でハズレがほとんどないという印象だったので今回もきっと面白いだろうと勝手に思い込んでいました。
つまり、映画『太陽は動かない』は、思っていたほど面白い作品ではなかったという感想です。
誤解してほしくないのですが、つまらなかったというわけでは決してありません。
最後まで飽きることなく楽しめたので、この映画が気になっている方には是非オススメしたいです。
ただ、期待していたほどではなかったというだけです。
藤原竜也の演技の良さもあまり出ていなかったかなぁと感じました。
日本映画にしては結構お金をかけているなあという感じなのですが、どこか安っぽく見えてしまうのは、日本人が行うカーチェイスなどを見慣れていないせいなのだろうか。
市原隼人の鬼気迫った演技は、個人的にはかなり良かったです。
市原隼人ほど知名度がある俳優が序盤に亡くなってしまったことは、結構びっくりしましたが…。
「もっと面白く感じてもいいんだけどな」という感想なんですよね。
若干ストーリーが分かりづらいという部分もあったかもしれません。
もしかして僕がそこまで理解できていないせいで、十分楽しめていないだけなんだろうか…。
だとしても、楽しめたことに間違いはないので、少しでも気になっている方は是非鑑賞してみてください。
映画『太陽は動かない』
心臓に爆弾。リミットは24時間。ミッション失敗は爆死。
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