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映画『天気の子』作品情報
今回のおすすめ映画は『天気の子』です。
大ヒット映画『君の名は。』の新海誠監督のアニメ映画で、公開前から注目を集めていた作品です。
切ない中に思わず笑みがこぼれてしまうような、儚い映画になっています。
後ほど詳しく紹介しますが、『君の名は。』の三葉や瀧、四葉やテッシーや早耶香も出てくるので、『君の名は。』ファンはいやが応にもテンションが上がってしまう作品です。
それでは『天気の子』の映画紹介です。
映画『天気の子』は2019年に公開された日本映画。
上映時間は約114分。
監督は新海誠監督。
『君の名は。』『言の葉の庭』『星を追う子ども』などを監督しています。
主題歌はRADWIMPS。
『愛にできることはまだあるかい』『グランドエスケープ』『風たちの声』『祝祭』『大丈夫』
【キャスト】
森嶋帆高…醍醐虎汰朗
天野陽菜…森七菜
天野凪…吉柳咲良
須賀圭介…小栗旬
須賀夏美…本田翼
須賀萌花…香月萌衣
間宮夫人…島本須美
立花冨美…倍賞千恵子
安井刑事…平泉成
高井刑事…梶裕貴
佐々木巡査…市ノ瀬加那
スカウトマン木村…木村良平
占いおババ…野沢雅子
立花瀧…神木隆之介
宮水三葉…上白石萌音
勅使河原克彦…成田凌
名取早耶香…悠木碧
宮水四葉…谷花音
ほか。
映画『天気の子』ネタバレ・あらすじ
雨が降り続く日が続いていました。
そんな中、一人の少女が空から差し込む光を見て走り出し、ビルの屋上にある鳥居にやってきました。
鳥居をくぐり願った少女は、突然空高く舞い上がり上空から街を見下ろします。
空に舞い上がり雲と同じ高さに昇った少女は、魚のような形をした雨粒を目にしました。
16歳の森嶋帆高(醍醐虎汰朗)は、自分の住んでいた島を出てフェリーに乗って東京へと向かっていました。
雨が降り出して来た時にフェリーの甲板に出ていた帆高は、足を滑らせてしまいます。
たまたま居合わせたフリーライターの須賀圭介(小栗旬)が、帆高の手を引っ張り助けました。
帆高は助けてくれたお礼に圭介にフェリーの中で食事をご馳走しました。帆高は所持金が多くありませんでしたが圭介に頼まれ飲み物まで奢ってしまいます。
フェリーが到着した後、圭介は穂高に自分の名刺を渡し「何かあったら連絡してきな」と去っていきました。
帆高はネットカフェに住みながらアルバイトを探していました。
しかし、16歳で身分証などもないことから門前払いをされ働くことができないでいました。
ネットカフェに泊。ことも出来なくなり雑居ビルの入り口でうずくまっていたところ、スカウトマン木村(木村良平)に追い出されてしまいます。
転倒した際にゴミ箱を倒してしまった帆高は、ゴミ箱の中から拳銃を発見します。
拳銃をバックに入れたまま帆高はマクドナルドで雨をしのいでいました。
3日連続でマクドナルドにいた帆高に、女性店員の天野陽菜(森七菜)がハンバーガーをプレゼントしてくれました。
帆高はフェリーで出会った圭介を頼ろうと思い、名刺に書かれている住所へ向かいました。
圭介は帆高を温かく迎え入れ、帆高は住み込みで圭介のアシスタントとして働くことになりました。
圭介の会社には須賀夏美(本田翼)という従業員もいて、帆高にとって新鮮で賑やかな日々が始まりました。
圭介はオカルト系の雑誌に記事を書いているライターで、帆高は取材や雑用などをすることになりました。
帆高は圭介から都市伝説的なことなら何でも大歓迎だと説明を受け、「100%晴れ女」が存在するという都市伝説も聞かされました。
帆高が街を歩いているとスカウトマン木村ともう一人の男が、マクドナルドでハンバーガーをくれた陽菜を連れて歩いている光景に出くわします。
帆高は陽菜を助けなくてはと思い、陽菜の手を引っ張ってスカウトマン木村から逃げようとしますが、追いつかれてしまい馬乗りになって殴られてしまいます。
帆高はポケットから拾った拳銃を取り出し、上空に向かって発砲しました。
スカウトマン木村ともう一人の男は唖然とし、その隙に帆高は陽菜を連れて逃げ出しました。
陽菜と帆高はビルの屋上へと向かいました。
陽菜は帆高に向かって「今から晴れる」と言います。すると本当に雨が降り続いていた空から晴れ間が広がっていきました。
陽菜は雨を止ませて晴天を呼ぶことができる力を持っていました。
帆高が圭介から聞いていた100%晴れ女は、陽菜だったのでした。
陽菜と仲良くなった帆高は、陽菜の家に行き「雨を止ませてほしい人の依頼を有料で受ける仕事」の計画を立てます。
サイトに登録すると、すぐに依頼が舞い込んできました。
帆高が陽菜の家にいる間に、小学生の陽菜の弟・凪(吉柳咲良)が帰宅してきました。
帆高は以前バスの中で凪のことを目撃していて、小学生ながら女の子にモテまくっていたので記憶に残っていました。
陽菜は小学生の弟の面倒を見ながら生活していました。
陽菜の雨を止ませる力は瞬く間に人気となり、仕事の依頼が殺到するようになります。
しかしテレビに陽菜が『雨を止ませる事が出来る女性』として報道されてしまったことで、依頼があまりに殺到するようになり、これ以上続けることが難しいと判断した陽菜と帆高と凪の3人は、既に入っている予約を終えたら一旦仕事を休業することに決めました。
帆高は初盆の時に雨を止ませて欲しいと言う冨美(倍賞千恵子)の依頼の時に、たまたま居合わせた孫の立花瀧(神木隆之介)と話した際に、陽菜の誕生日が近いならプレゼントを買わないとねとアドバイスを受けました。
女性にプレゼントをしたことがない帆高は得意のYahoo知恵袋で何を買ったらいいか質問しますが、役立つ答えを得ることができず、夏美さんなど色々な人に相談しました。
帆高は指輪を買うことに決めアクセサリーショップへと向かいます。
3時間悩んで指輪を選んだ帆高は定員の宮水三葉(上白石萌音)に「喜んでもらえますかね?」と質問します。三葉は「3時間も悩んで選んでくれたものなら絶対嬉しいはずです」と答えました。三葉の髪には赤い組紐がついていました。
帆高は陽菜との仕事が忙しくなり、圭介のアルバイトをおろそかにするようになっていました。
就職活動をしていた夏美は思うように結果が出ず、圭介と一緒にある取材に向かいました。
移動中の車の中で圭介が帆高に月給3000円しか渡していないことを知り、夏美は驚愕していました。
圭介と夏美は取材をしている老人から、天気を操ることができる巫女の話を聞きました。
陽菜と帆高と凪の3人は既に入っていた予約の最後の依頼に向かいました。
なんと最後の依頼者は圭介でした。
圭介は奥さんを亡くしていて娘の萌花と離れて暮らしていました。萌花は祖母と一緒に暮らしていて、喘息持ちであることや圭介が過去にだらしがない生活を送っていたことが原因で、会う機会を限られてしまっていました。
喘息があるため雨の日は特に会わせてもらえないので、陽菜に仕事を依頼したのでした。
晴れ渡った空の下の公園でみんなで遊んでいると、夏美もやってきました。
この時にはじめて帆高は夏美は圭介の姪であることを知りました。
帰り道、帆高は陽菜に誕生日プレゼント渡そうとしますが、陽菜の体が突然透けているように見えます。
陽菜が上空に舞い上がるのを見た帆高は、何が何だかわからない状態になっていました。
陽菜は病気の母が生きていた頃に、雨が止んで晴れた空の下を母親と歩きたいと願ったところ、突然上空に浮かぶ気がついたらビルの屋上の鳥居の下に横になっていたことを話し、それから自分が晴れ女の力を手にしたことを告げました。
帆高は知らない間に警察に追われていました。
スカウトマン木村に襲われた時に発砲した様子が街の監視カメラに映っていて、さらに家出をしてきている帆高には行方不明届けも出されていました。
帆高の周りに警察が来るようになり、圭介は帆高に住んでいる事務所から出て行くように言いました。帆高は16歳なので、このままだと圭介が誘拐犯になってしまう恐れがありました。
帆高はフードを深くかぶった状態で陽菜と凪と一緒に、警察から逃げながら街を徘徊します。
土砂降りの中で宿泊できるホテルを探しますが、子供だけの3人組を泊めてくれるホテルはなかなか見つかりませんでした。
警察に捕まりそうになる帆高でしが、陽菜が力を使って落雷を呼び寄せなんとか逃げ延びます。
宿泊できるホテルを探し出し、3人は疲れを癒しました。
帆高は渡せていなかった誕生日プレゼントの指輪を陽菜に渡しました。
陽菜は帆高に「雨を止ませるためには自分が人柱になる必要がある」ことを話しました。
帆高は陽菜の話を実感できないでいまま眠りにつきましたが、目が覚めるとホテルの部屋には陽菜の姿がありませんでした。
ホテルには警察がやってきて帆高は連行されてしまいます。小学生の凪は施設で保護されることになりました。
雨が降り続いていた東京の空には、雨が止み晴れ間が広がっていました。
警察に捕まっていた帆高は隙を見て逃げ出し、夏美に助けてもらいながらあるビルを目指しました。
ビルに到着した帆高でしたが、圭介がやってきて帆高の説得を始めます。
陽菜のためにビルの屋上に行こうとする帆高を止める圭介。
帆高は思わず持っていた拳銃を発砲してしまいます。
警察も現場に駆けつけてきました。
帆高はなんとか屋上にたどり着き、鳥居に向かって願いました。
すると帆高の体が上空に舞い上がり、雲の中にいる陽菜を見つけることに成功しました。
帆高は天気のために自分を犠牲にしている陽菜を説得し、陽菜を連れ戻すことに成功します。
上空から地上に陽菜が降り立つと、東京にはまた強い雨が降りしきるようになりました。
帆高は警察に捕まり保護観察処分となり、故郷である島に戻って高校生活を送りました。
高校を卒業した帆高は再びフェリーに乗り東京へと行ってきました。
果たして帆高は陽菜と再会することができるのか…。
結末は本編をご覧ください。
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映画『天気の子』感想・評価
映画『天気の子』の感想ですが、良い作品だとは思うのですが期待していたほどではなかったというのが正直な感想です。
『君の名は。』が良すぎたことも大いに影響していると思いますが、もしも『君の名は。』を観ていない状態で観たとしても、衝撃を受けるほどの作品ではなかったかなと思います。
誤解してほしくないのですが、つまらなかったというわけでは決してありません。
どうしても期待値が高くなってしまっていたというだけです。
個人的にはストーリーにもっと深みが欲しかったなと感じました。
帆高が島を出てきて東京でお金がなくなりながらも暮らそうとする背景がよくわからなかったので、どうしてそこまで東京で生きようとしたのかが気になってしまいました。
風景にすごい力を入れているなと、すごい感じた作品でもありました。
建物や看板などものすごくリアルに描写されていて、東京に住んでいる人は見たことある風景が映画に出てくるのでテンションが上がった人も少なくないはずです。
『天気の子』は何が言いたい映画だったのだろうかと考えみたのですが、正直よく分かりませんでした。
普段から映画というものは『楽しめればいいし楽しむもの』という考えなので、意味を求めるのはあまり得意ではありません。
ただ、少し前から異常気象などと言われているし、そういった異常気象などに対する警鐘の意味もあるのかなと柄にもなく勘ぐってみました。
声優を務めたキャストの皆さんはすごく魅力的で、醍醐虎汰朗さんや森七菜さんが特に素晴らしいと感じました。
森七菜さんは女優としての評価も高いし、本当に芸達者だなと感じます。
森七菜の演技力は?上手い?下手?森七菜の演技は嫌いな人が多い?
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映画の感想としてはあまりポジティブなことをかけませんでしたが、それもこれも鑑賞前に僕が期待しすぎてしまったことが原因だと思います。
決してつまらない映画ではないと思うので、一度も観たことがないという人はまずはぜひ一度鑑賞してみてください。
映画『天気の子』
これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語
『君の名は。』の登場人物はどこに出てた?
映画『天気の子』には『君の名は。』の登場人物が出演していることも大きな話題になりました。
僕自身も三葉が出てきた時は、一時停止して名札を確認して、三葉だと確信した瞬間テンションが上がってしまいました。
それでは『君の名は。』の登場人物が『天気の子』のどこに出演しているのかを解説していきましょう。
立花瀧は、陽菜と帆高と凪が依頼されていった『初盆を晴天で迎えたい』という願いを持った冨美の孫として登場しています。
帆高に陽菜に誕生日プレゼントを買うアドバイスをしたのが、瀧くんです。
宮水三葉は、帆高が誕生日プレゼントの指輪を買ったアクセサリーショップの店員として出演しています。
髪にはしっかりと明るく組紐がつけられていて、名札にはローマ字でmiyamizuと書かれています。
誕生日プレゼントを買うアドバイスをしたのが瀧で、誕生日プレゼントを買った店の店員さんが三葉だったということになります。
これだけでめちゃくちゃ胸アツです。
テッシーと早耶香も『天気の子』に出演しています。
帆高と陽菜と凪が最初の仕事として赴いたフリーマーケットの会場の雨を止ませた時に、観覧車に乗っていたのがテッシーと早耶香でした。
声で反応できないと気づかないレベルのカメオ出演でした。
三葉の妹の四葉も『天気の子』に出演しています。
陽菜が人柱になると言って上空に行き、東京の空に晴れ間が出てきた時に、晴れた空に感動している高校生の一人が四葉です。
一番手前の子です。
映画『天気の子』には、こういった遊び心もちりばめられています。
最初に観た時に気がつかなかった人たちは、確認するためにもぜひもう一度『天気の子』を鑑賞してみてくださいね。
映画『君の名は。』ネタバレあらすじ感想
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