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映画『スノーピアサー』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『スノーピアサー』です。
映画『スノーピアサー』は映画館で予告編を観た時の記憶がかなり残っていまして、予告がめっちゃ面白そうで興奮した映画なのです。
しかしながら映画館では観なかったんです。理由はわかりません(笑)
予告を観てから公開まで結構日数が空いてたりして、すっかり忘れてしまっていたのかもしれません。
TSUTAYAで見つけた時に「あー!」って思い出して観たぐらいだったので。
それでは『スノーピアサー』の映画紹介です。
映画『スノーピアサー』は2014年に日本公開された韓国映画です。
上映時間は125分。
知らずに観るとハリウッド映画と思ってしまいそうな作品です。韓国俳優あんまり出てないし。
監督はポン・ジュノ監督。
『殺人の追憶』や『グエムル漢江の怪物』などを撮ってる監督です。
キャストは
カーティス…クリス・エヴァンス
ナムグン…ソン・ガンホ
ヨナ…コ・アソン
エドガー…ジェイミー・ベル
ギリアム…ジョン・ハート
ウィルフォード…エド・ハリス
アンドリュー…ユエン・ブレムナ―
エッグ・ヘッド…トーマス・レマルキ
他。
映画 『スノーピアサー』ネタバレ・あらすじ
地球温暖化が進んだ2014年、世界は温暖化を食い止めるべく冷却物質の散布を行ないますが、失敗に終わります。
これにより地球は氷河期に突入し、人類は生きることが出来ない状態となります。
世界的大企業のウィルフォード産業はスノーピアサーと呼ばれる列車を作ります。
この列車に乗っていれば、生存ができるという革命的なモノでした。
2031年、スノーピアサーは真っ白になった地球上のレールの上を走り続けていました。
しかし、この列車の中は階級制になっていて、先頭の車両には貴族のような暮らしをする人々が、そして最後尾の車両には奴隷同然に扱われる人間たちが乗車していました。
最後尾の車両の人間たちは完全に管理され、汚く狭い劣悪な条件の中で暮らしていました。
食べ物もプロテインと呼ばれる何からできているかわからない黒い固形の食べ物を与えられるだけでした。(映画中盤でこのプロテインと呼ばれる食べ物の原材料が明らかになります。少々グロいです。)
そして前方の車両に乗る人々は綺麗な環境で食べ物もプロテインなどは食べずに優雅な暮らしをしていました。
ある時、最後尾に乗っている小さい子供が、スノーピアサーを取り仕切っている者たちに連れて行かれます。
これに当たり前に反抗した子供の父親は、罰として片腕を列車の窓から7分間出され、冷気にさらされた腕は完全に凍り付いてしまいます。
そして完全に凍った腕を、ハンマーで砕く上層部の人間たち。列車では下級列車の人間が上級列車の人間に歯向かう事は完全なタブーとされていました。
しかし、下級列車の者たちはもちろんこの状況に苦しんでいました。
カーティス(クリス・エヴァンス)が中心となり、下級列車の人間たちは水面下で反乱を企てます。
4年前にも反乱は起こっていたのですが、その反乱は失敗に終わっていました。上層部の人間たちは武装していて、なかなか反乱のチャンスを掴めずにいました。
ある時、カーティスは上層部の持つ銃には弾が入っていないことに気付きます。4年前の反乱で弾を使い果たしたのではないかというのがカーティスの考えでした。
その考えは的中し、銃に弾が入っていないことを確信した下級列車の人々は反乱を起こし、先頭車両を目指し突進します。
しかし行く手には厳重に施錠されている扉がいくつも存在しており、もちろん簡単には突破できません。
カーティスはこの扉のシステムを作ったナムグン(ソン・ガンホ)を見つけ出し、仲間に引き入れ先頭車両を目指します。またナムグンにはヨナ(コ・アソン)という娘がいて、娘も行動を共にします。
目指すははるか先の先頭車両にいる、このスノーピアサーを作り統括しているウィルフォード(エド・ハリス)です。
しかし上層部も指をくわえて突破されるわけにいきません。
最終列車の奴隷階級の人間たちと、前方列車の貴族階級たちの戦いが始まります。
多くの犠牲を生みながら突き進むカーティスたち。
果たしてカーティスはウィルフォードのいる先頭車両にたどり着くことが出来るのか…?
そして反乱の最中に明るみに出てくるスノーピアサーの隠された秘密とは…?
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映画『スノーピアサー』感想・評価
以前にも書かせて頂きましたが、シリーズとして『絶対観るべき映画』のタイトルでやらせて頂いていますので、そこまでではなくてもこのタイトルで映画レビューをさせて頂いております。
そしてわざわざこの断りを書くという事はこの『スノーピアサー』も個人的には、
面白いけど絶対観るべきまではいかないかな~
という思いも正直あります。
ただ設定がとても面白いと思いますので、そこでちょっと評価上乗せって感じです。
外に出られない状況で走り続ける列車。その中で起こる階級制度がもたらす反乱。
こんなの思いつくのすごいな~って普通に感心してしまいます。だからこそ予告を観た時にかなり期待したんだと思います。
しかしですね、
正直言って予告で期待値が上がり過ぎていたのかもしれません!
決してつまらない映画じゃないと思うので、予告観て期待が膨らんでない人にとってはかなり面白い映画かもしれません。
率直に言って予告勝ちしてしまう結果となってしまいましたが。
充分ハラハラドキドキさせてくれるのですが、
もっといけたんじゃないか?と思ってしまいました。
列車という限られたスペースをもっと効果的に使えたんじゃないかな~と思うのです。だからと言って何かアイディアを出せるわけではないので、無責任な発言なのですが、発想が面白いだけにもっと最高の映画にできたのではないかと。
キャストもちょっと弱かったかもしれないです。知名度というわけではなく、役者としてもっと圧倒的なものが欲しかったです。
ソン・ガンホは好きな俳優なのですが、あんまり良さが出てなかったかなと感じました。
エド・ハリスも重要人物の役だけど出番自体少なかったですし。
展開が少々強引なところがあったので、もうちょっと丁寧に描いてくれていたら違った感じ方ができたと思います。
登場人物それぞれのバックボーンがあまり見えないのが映画としては致命傷だったと思います。
ただ、本当に決してつまらなくはないですからね!普通に楽しめる映画だと思いますし、映像もチャチィ感じはまったくないですし。
惜しい!!と思わずにいられない部分はありますが、一見する価値はもちろんある映画なので、観たことない人は是非観てみてはいかがでしょうか?ぜひ。
映画『スノーピアサー』
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