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映画『スーパーチューズデー』ネタバレあらすじ感想

映画スーパーチューズデーネタバレあらすじキャスト評価

映画『スーパーチューズデー』作品情報

今回のおすすめ映画は『スーパーチューズデー正義を売った日』です。

映画『スーパーチューズデー正義を売った日』は、ジョージクルーニーが監督を務めたアメリカ大統領選で巻き起こる大統領候補やそのブレーンたちによる駆け引き、裏切りなどを描いた映画です。

正義とは成功とはといったことをハラハラさせてくれながら考えさせてくれる映画となっています。

それでは『スーパーチューズデー正義を売った日』の映画紹介です。

映画『スーパーチューズデー正義を売った日』は2012年に公開されたアメリカ映画。

上映時間は98分。

原作は実際に選挙スタッフとして働いていたボーウィリモンの『Farragut North』です。

監督はジョージクルーニー

キャストは

スティーヴン・マイヤーズ…ライアン・ゴズリング

マイク・モリス知事…ジョージ・クルーニー

ポール・ザラ…フィリップ・シーモア・ホフマン

アイダホ・ロウィッチ…マリサ・トメイ

トム・ダフィー…ポール・ジアマッティ

モリース・ターンズ…エヴァン・レイチェルウッド

トンプソン上院議員…ジェフリー・ライト

シンディ・モリス…ジェニファー・イーリー

ジャック・スターンズ…グレゴリー・イッツェン

ベンハーペン…マックス・ミンゲラ

ほか。

映画『スーパーチューズデー』ネタバレ・あらすじ

若くして広報官として高い評価を得ているスティーヴンマイヤーズ(ライアンゴズリング)は大統領予備選挙演説の準備に追われていました。

オハイオでの選挙はもうそこまで迫っています。

スティーヴンがブレーンを務めているのはペンシルバニア州知事であるマイクモリス(ジョージクルーニー)でした。モリスは民主党の大統領候補者です。

モリスは恵まれた容姿に加えて弁も立つ政治家で、カリスマ性も十分で多くの人々から支持を得ていました。

スティーヴンがモリスに一番惹かれているのは政治家でありながら不正を嫌う潔白なところでした。

オハイオ州での予備選挙に勝利することはその先に大きな影響を及ぼすことになるとモリス陣営は気を引き締めていました。

ライバルは共和党候補者であるアーカンソー州のプルマン上院議員でした。

スティーヴンは上司であるポールザラ(フィリップシーモアホフマン)と共に、来たるスーパーチューズデーに向けて準備を進めていきます。

プルマン上院議員のブレーンはトムダフィー(ポールジアマッティ)という男で、ポールとは知り合いでもあります。

この選挙で確実に勝利を収めるには、民主党の上院議員であるトンプソン(ジェフリーライト)の応援が必要でした。プルマン側もモリス側もトンプソン上院議員と接触を目論見ます。

ニューヨークタイムズの記者であるアイダホロウィッチ(マリサトメイ)はスーパーチューズデーを控えてポールとスティーヴンに質問をします。

スティーヴンはアイダに大統領にふさわしいのはモリスしかいないと話しました。アイダはあまりモリスを信用しすぎない方がいいとスティーヴンに忠告しました。

ポールがトンプソン上院議員に味方になってもらうために、接触を図りにノースカロライナ州へと向かいました。

しかし最善は尽くしたもののポールは手応えを得ることができず徒労に終わります。

スティーヴンはプルマンのスキャンダルを探ります。スタッフに指示を出し何か足を引っ張れる材料はないかと探っていました。

スティーヴンは演説の台本についてモリスに提案をしますが、モリスは思ったほど気に入った様子がなく悩みます。そこへプルマンのブレーンのダフィーから連絡が来ます。

ダフィーは極秘に会いたいとスティーヴンに提案してきましたが、スティーヴンはこの申し出を断り電話を切ります。しかし結局スティーヴンはダフィーとバーで会って話をしてしまいます。

ダフィーはプルマンが当選したらトンプソン上院議員を国務長官の座に置くと約束しているとスティーヴンに話します。

モリスの勝利はないだろうとスティーヴンに話しました。スティーヴンはこの話を信じようとはしませんでした。

ダフィーはさらにスティーヴンのブレーンとしての能力を高く評価していることを話します。

そしてプルマン側に引き抜きたいと話し説得を続けますが、スティーヴンはモリスを裏切る気持ちには到底なれず、この誘いを断りました。

ダフィーと会って話したことを上司のポールに報告するべきか迷うスティーヴンでしたが、すぐには報告しない選択をしました。

スティーヴンは気になっていたインターンで選挙スタッフとして働いているモリースターンズ(エヴァンレイチェルウッド)と食事に行きました。

20歳という若さに驚くスティーヴン。さらにモリーも父親が民主党全国委員長であることを知ります。

話しているとモリーは父親のことを良く思っていないようでした。

スティーヴンとモリーはその夜一線を越えた関係になりました。

トンプソン上院議員との同盟に失敗したポールは苦悩していました。そこへスティーヴンがダフィと極秘に会ったことを報告しました。

ポールはこの事実に驚き不快感を露にし、相手陣営に手の内がバレたと怒ります。

ポールはモリスに不利である現状を伝えます。そして勝利するためにはトンプソン上院議員をこちらにつけるしか手はないと告げます。

しかしモリスはトンプソン上院議員と手を組むことを拒み、他の勝つ方法を探そうと穏やかにポールとスティーヴンに言うのでした。

スティーヴンはモリーと再びベッドを共にします。モリーが寝ている時にモリーの携帯電話が鳴りますが、スティーヴンは自分の携帯電話と間違えて出てしまいます。

電話の相手はなんとモリスでした。モリスはスティーヴンが出たことには気が付いていません。

スティーヴンはモリーになぜモリスから電話が来るのかと訊ねます。モリーはモリスと関係を持ったことを話しました。さらにモリーは妊娠してしまっていることも話します。

中絶を行うための費用900ドルをモリスに支払ってほしくて電話をしていたとのことでした。モリーの父親は厳格なクリスチャンなので、中絶することを相談できないことも話しました。

スティーヴンは万が一洩れれば大変なスキャンダルになると思い、自分が費用を建て替えることを約束しました。

翌日さらに問題が発生します。記者のアイダからの電話に出たスティーヴンでしたが、アイダがダフィーとの密会の件を話してきたのです。

スティーヴンはアイダに直接会いに行きます。アイダは情報源は決して言わず、記事にしてほしくないなら何を話したのか教えるように脅迫してきました。

スティーヴンはこれまで特ダネを提供してきた友達だろと言いますが、アイダは取り合ってくれませんでした。

追い詰められたスティーヴンはダフィーに連絡し、なぜ漏らしたかと怒ります。

しかしダフィーは自分ではないと言い張り、さらに記事になれば自分も困るから絶対に記事にさせるなとスティーヴンに告げました。

スティーヴンは情報をリークしたのが誰なのかわからず途方にくれます。

選挙事務所に戻ったスティーヴンは選挙費用から1800ドルを捻出します。

モリーにメモで待ち合わせ場所を告げ、極秘に会ってお金を渡しました。

900ドルは中絶費用、そして残りのお金で故郷へ帰るように言いました。

病院へはスティーヴンが送っていきました。モリーは選挙スタッフとして残りたいと懇願しましたが、スティーヴンはスキャンダルを恐れて許しませんでした。

スティーヴンはポールの元へ行き、記者のアイダにダフィーとの密会を知られてしまったことを話し謝罪します。

ポールはスティーヴンに忠誠心のなさを指摘し、解雇を言い渡しました。スティーヴンの能力も申し分ないし君のことを嫌いでもないが、信用することができなくなってしまったと話しました。

スティーヴンは決定権はモリスにあると抵抗しますが、ポールはすでにモリスに話していて、モリスも同意見だと話しました。

ポールは自分の過去の経験を話し、忠誠心の大切さをスティーヴンに話しました。

アイダにスティーヴンとダフィーの密会をリークしたのはポールでした。

モリーは中絶手術を終えてホテルに帰ってきました。そこへポールとスティーヴンと共にモリスのブレーンを務めているベンハーペン(マックスミンゲラ)がやってきます。

突然ポールがスティーヴンを解雇したので自分がスティーヴンの後釜になったことを話しました。大出世だと喜んでいました。

モリーはこのベンの話を聞いて戦々恐々となります。モリスの重大なスキャンダルを知っているスティーヴンは必ずプルマン側について自分のことを暴露するだろうと思ったのでした。

モリスに解雇されたスティーヴンはダフィーの元へ行き自分を雇うように頼みます。

しかしダフィーは駆け引きの上でスティーヴンを雇う事は出来ないと話し、スティーヴンは重大なモリスのスキャンダルを握っているから雇えば教えると頼みますが、ダフィーはスティーヴンを拒みました。遅すぎたという事でした。

すべてはダフィーの画策でした。

スティーヴンの能力を認めていたのは本当で、引き抜きに成功すればそれも満足の結果で、失敗しても密会をポールに報告したスティーヴンは解雇になるだろと予想していたのでした。

ポールをよく知っているダフィーは忠誠心にうるさいポールはスティーヴンを解雇するとわかっていました。

ダフィー戦略勝ちでした。ダフィーは泥試合をしないと選挙には勝てないとスティーヴンに告げました。

全てを失ったスティーヴンはモリーのいるホテルへと行きます。ドアを開けるとモリーが薬を大量に飲んで自殺していました。

対応しているホテルマンがもう息がないとスティーヴンに告げます。スティーヴンは呆然としながらモリーの携帯電話を持って部屋を去りました。

スティーヴンは自分の携帯電話に残されていたモリーの留守番電話のメッセージを聞きました。モリーは切羽詰まった様子でメッセージを吹き込んでいました。

メッセージを聞いたスティーヴンはモリーの電話に出なかったことを激しく後悔しました。

スティーヴンはトンプソン上院議員と極秘に密会します。スティーヴンは副大統領の座を用意することを確約します。トンプソン上院議員はこの取引に応じ、モリス陣営につくことになりました。

モリスは自身の選挙スタッフだったモリーの死の件で会見を開いていました。

アルコールと医師から処方されている薬の過剰摂取とだけ発表し、自殺だとは言い切れないと話します。妊娠中絶の件には一切触れず、またモリス自身とほとんど面識がないと発表しました。

スティーヴンは会場に来て多くの記者と共にこの会見を見ていました。

モリスの携帯電話が鳴りだします。電話の相手はモリーの携帯電話でした。スティーヴンがモリーの携帯電話を使って電話していたのでした。

その後、スティーヴンとモリスはホテルと思われるキッチンで密会します。

スティーヴンはモリスに「ポールを解雇して自分をそのポジションに据えること、また当選した際はトンプソン上院議員を副大統領にすること」を条件として、モリーの中絶の件で脅迫します。

モリスは「あの時電話に出たのは君だったのか」と言い、余裕を見せて証拠も何もないだろうと話します。

確かにDNA鑑定などももはやできない状態です。しかしスティーヴンは遺書があると話し、携帯電話に遺書が残されていると話しました。

モリスはこの遺書に関しても存在を認めず、信じませんでした。

しかし後日ポールは解雇され、スティーヴンがモリス陣営に返り咲きます。

モリーの葬儀でポールとスティーヴンは顔を合わせました。ポールはモリスのどんな弱みを握って利用したのかいつか教えて欲しいとスティーヴンに告げて去っていきました。

トンプソン上院議員に応援してもらえることになったモリスは劣勢をひっくり返し見事に勝利をおさめます。

トンプソン上院議員は多くの観衆の前でモリス支持を表明しました。テレビ画面では追い詰められたプルマン陣営のダフィーが苦しそうにこれからの展望を話していました。

スティーヴンは自分の右腕となる広報官にベンを指名しました。新たなスタッフであるモリスというインターンの女性がベンに携帯電話の支給をお願いしに来ます。

名前を聞いて「おや?」となるベンに「身内じゃありません」とそのインターンスタッフは答えました。

アイダがスティーヴンの元にやってきて、こうなった経緯を聞こうとします。スティーヴンは何も答えず警備員にアイダを止めさせます。

アイダは「友達でしょ?」とスティーヴンに尋ねます。

スティーヴンが答えた言葉とは…?

結末は本編をご覧ください。

 

 

映画『スーパーチューズデー』感想・評価

映画『スーパーチューズデー正義を売った日』は人間ドラマを描いたサスペンス映画となっています。

大統領選挙という裏で巻き起こる関係者たちの駆け引きや汚い部分などをリアルに描写した映画です。

スリリングな展開に目が離せないといった感じで十分に楽しませてくれます。

ジョージクルーニーやライアンゴズリングをはじめとしたキャストがみなさん素晴らしく、自然に映画に惹きこまれてしまいます。

フィリップシーモアホフマンがもうこの世にいないのかと思うと寂しい気持ちになり、もっとこの名優の演技を見たかったと思わずにはいられません。

しかし、日本もアメリカも、どこの国もそうなのかもしれませんが、こういった選挙の裏側を見てしまうと結局選挙に勝つというのはこういう事なのかと虚しくもなったり。

映画としてはだからこそ面白いわけですが。

ジョージクルーニーのカッコよさが昔よりもひしひしと伝わるようになったのは僕自身がきっと年齢を重ねてきたからなのだろうなとも思ってしまいました。

この『スーパーチューズデー正義を売った日』のジョージクルーニーも文句なくかっこいいです。

内に秘めた怖さもあってさすがだなとも思わせてくれます。

文句なく面白い映画です。

ぜひ一度ご覧いただきたいです。

おすすめです。ぜひ。

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