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映画『マネーモンスター』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『マネーモンスター』です。
映画『マネーモンスター』は監督をジョディフォスターが務め、ジョージクルーニーとジュリアロバーツが豪華共演を果たしている映画です。
財テクテレビ番組を拳銃と爆弾を持った男にジャックされたことから、様々なドラマが繰り広げられます。
それでは『マネーモンスター』の映画紹介です。
映画『マネーモンスター』は2016年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は98分。
監督はジョディ・フォスター。アカデミー賞を受賞している言わずと知れた大女優です。
キャストは
リー・ゲイツ…ジョージ・クルーニー
パティ・フェン…ジュリア・ロバーツ
カイル・バドウェル…ジャック・オコンネル
ウォルト・キャンビー…ドミニク・ウェスト
ダイアン・レスター…カトリーナ・バルフ
マーカス・パウエル…ジャンカルロ・エスポジート
ロンス・プレッチャー…クリストファー・デナム
レニー・リバティーノ…レニー・ヴェニート
ネルソン…クリス・バウアー
エイブリー・グッドロー…デニス・ボウトシカリス
モリー…エミリー・ミード
ブリー…コンドーラ・ラシャド
ウォンジュン…アーロン・ヨー
ほか。
映画『マネーモンスター』ネタバレ・あらすじ
アメリカ・ニューヨーク。
リーゲイツ(ジョージクルーニー)は、財テクがテーマのテレビ番組のメインパーソナリティを務めています。
『マネーモンスター』という番組で株価の予想などを中心に決してうまくもないダンスなども披露しながら軽快なトークで番組を進行していきます。
3月6日の放送で、リーはアイビス社の株に投資するのは預金するよりも安全だと『マネーモンスター』内で話します。
しかし、その数日後、アイビス社の株価は信じられないほどの幅で下落してしまいます。
実に8億ドルもの損害を出す下落で、テレビでもアイビス社の株価下落がニュースになります。
アイビス社のCEOのウォルトキャンビー(ドミニクウェスト)は株価下落の原因を『アルゴリズムが暴走したため』と釈明していました。
『マネーモンスター』でも番組内でアイビス社の特集を組むことになり、CEOのウォルトとリーが対談を行う予定になります。
しかし『マネーモンスター』が始まり対談も予定しているというのに、ウォルトは飛行機に間に合わないことを理由に土壇場でキャンセルをします。
ウォルトの代わりに代理としてCCO(広報担当)のダイアンレスター(カトリーナバルフ)がカメラの前に立つことになっていました
CEOのウォルトと対談する予定がCCOのダイアンとの対談にはり、リーは拍子抜けしています。しかし『マネーモンスター』は生放送なので、与えられた条件で番組を進行しなくてはなりません。
リーはダイアンとのインタビューをするつもりでいて、ダイアンもインタビューを受ける準備をします。
『マネーモンスター』の進行を行っているディレクターはパティフェン(ジュリアロバーツ)という女性でした。
パティは経験も豊富で決断力もあり有能なディレクターです。そしてリーの元妻という経歴もありました。離婚はしていますが2人の仲は良好でした。
ダイアンへのインタビューを行う流れを確認し、この日の『マネーモンスター』がスタートしました。
番組が始まるとリーがいつも通りの軽快なトークで喋り、さらにダンスを踊って盛り上げます。
いつも通りに進行していく『マネーモンスター』ですが、パティはリーの進行に何か言いたげな様子でした。
パティはスタジオのセットの隅に、宅配の箱を持った若い男性が1人いることに気がつきました。
何者かと訝しんでいると、若者はリーに近づいてきて拳銃を見せて脅します。男は天井に向かって発砲し偽物ではないことを証明するとそのままリーを人質に取りました。
パティは急いで番組の放送を中断しますが、リーを人質に取った若者は番組を続行することを要求します。
リーの命が危険なため、パティは『マネーモンスター』の放送をすぐに再開しました。若者はカイルバドウェル(ジャックオコンネル)という男性でした。
カイルはダンボールの箱を2箱持ってきていて、警備員はその風貌と様子から業者だと思い普通に入り口を通してしまっていたのでした。
その箱の中身は爆弾で、男はリーにその爆弾を装着させ、自分は起爆装置を持ちました。
カイルの指示に従い、パティは自分が責任を取る覚悟で番組を続行しています。
テレビで『マネーモンスター』がジャックされている様子が生放送されているので、すぐに警察が動きます。
連絡を受けた警備室の警備員は最初この話を信じませんでしたが、テレビをつけろと言われテレビをつけて仰天します。
警部のマーカスパウエル(ジャンカルロエスポジート)は交渉人を用意し現場に向かわせました。
カイルの身元はすぐに調べ上げられました。リーがテレビに出るということはそういうことだ、少年野球の三振の記録まで調べられると忠告しました。
カイルはセット内で施錠を行い、リーに対して『マネーモンスター』をジャックした理由を話します。
カイルは自分ではなく、本当の悪人はリーゲイツであると話します。こいつらは人を騙して自分たちが儲ける仕組みを作っているんだとまくし立てます。
リーがなんのことだかわかっていない様子を見て、カイルはリーがアイビス社に投資することは貯金するよりも安全と言ったと話しますが、リーはそんなことは言っていないと否定します。
カイルはその発言をした放送日を言い、確認するように言います。パティはカイルが言っている放送回のテープをスタッフに探させます。
そのテープを流し番組内で確認すると、リーはカイルの言った通りアイビス社への投資を安全だと言い切っていました。
カイルはリーのこの言葉を信じて、全財産の6万ドルでアイビス社の株を買ったのでした。アイビス社の株がその後暴落したためカイルは大金を失ったのでした。
リーは6万ドルという金額を聞いて『たったそれだけでこんなことを?』と言ってしまいます。リーはその6万ドルを支払うと提案しますが、カイルはアイビス社の出した損害は8億ドルだと告げます。
カイルは素顔のまま今回の暴挙に出ています。すでに元の生活に戻れない覚悟で臨んでいると考えられます。
カイルはお金をなくしたことはもちろんですが、なぜこんなことが起きているのかを何より知りたがっている様子でした。
交渉人が到着し、マーカス警部はパティに連絡を取り、交渉人のネルソン(クリスバウアー)がカイルと話すので、スタジオに音声を繋げるように指示します。
パティは指示に従いカイルとネルソンに話をさせますが、カイルは警察との会話を最初から激しく拒絶します。パティはすぐに繋げた音声を切りました。
対談を予定していたダイアンはすでに独断でその場を去り帰社していました。
ウォルトは飛行機に乗っていてつかまらないため、パティはダイアンに当初の予定通り『マネーモンスター』に出演するように要請します。
この『マネーモンスター』がジャックされている様子は世界中で放送され話題となっていました。
韓国ではアイビス社のクウォンツのウォンジュン(アーロンヨー)がこのニュースをみて驚いています。クウォンツとは市場の予想などを行う人間です。
他の地域でで放送されていましたがハッカーたちはテレビゲームに夢中でそのニュースには気が付きませんでした。
パティは警察から時間を稼ぐように言われていました。警察はスナイパーなどを極秘にスタジオに配備します。ここでカイルの爆弾について分析が行われます。
カイルが用意してきた爆弾はデッドマン装置仕様となっていて、カイルを射殺すると爆弾も爆発してしまうものでした。
リーは爆弾をジャケットのような服に取り付けられたものを着用させられていましたが、リーの方は脇についている無線機を撃ち抜けば起爆を避けられる可能性がありました。
ダイアンと連絡が取れ、中継という形でダイアンが『マネーモンスター』に出演しました。
ダイアンは質問に答えますが、その内容は形式的な言い訳といった感じで、カイルのみならずパティやリーも聞いていてムカムカしてくるコメント内容でした。
さらにカイルはファーストネームしか言っていなかったのに、バドウェルというファミリーネームを言ってしまい、カイルは事前に自分の対応について準備していると怒ります。
パティはダイアンにあれでは誰も納得しないと告げます。
リーはパティにメールでアイビス社のクウォンツを探すように指示しました。
ダイアン自身、何かを隠しているわけではなく、本当にわからないことが多い状態なので、ダイアンもクウォンツを探す動きに出ました。
リーはテレビの視聴者に向かって、アイビス社の株価を上げる提案をします。みんなでアイビス社の株を買えば株価が上がると言いました。
現在の株価は8ドル47セントです。するとわずかに1セントだけ株価は上昇しました。
しかしこの直後にリーが『これは俺も命の値段だ!』と言うと、アイビス社の株価はみるみる下がっていきました。カイルはこれを見て思わず苦笑いしてしまいました。
リーは今度はカイルと自分たちのこれまでの人生を点数制にして競おう提案し、自分が結婚に失敗していることなどを話していき、カイルに恋人がいてしかも彼女が妊娠していることを知ります。
リーは自分よりよっぽど幸せだとカイルに得点をつけていきました。
警察はカイルの恋人のモリー(エミリーミード)を見つけてカイルの説得のためにテレビ局まで連れてきました。
モニターにモリーが映しだされ説得が行われるかと思いきやモリーは貯金の全財産を株に突っ込んだことをこの騒動で知り、しかもテレビ番組をジャックするような行動に出て言えるカイルに激怒します。
くたばれと罵られるカイル。落ち込んだカイルをリーが慰めていました。
アイビス社のクウォンツであるウォンと連絡が取れ、ダイアンは電話でウォンと話します。ウォンは今回の事態はあり得ない事態だとダイアンに告げます。
アルゴリズムのせいだとごまかしているものの、コンピューターが8億ドルもの損失を出すことは現実的に不可能だとウォンはダイアンに話しました。
ボスが消えて8億ドルが消えた。そしてボスはどこから帰ってくるんだ?とウォンはダイアンに告げ電話を切りました。ウォルトが8億ドルを横領している疑念をダイアンは持ち始めます。
ウォルトがようやく姿を現します。ダイアンとウォルトは挨拶代わりにキスをしました。ダイアンとウォルトはそういう関係でした。
ウォルトのパスポートをダイアンはバレないようにチェックしました。するとウォルトスイスに行ってきたと言っていたのに、パスポートでは南アフリカに行っていたことが分かりました。
カイルの大損した6万ドルは母親の遺産でした。さらにカイルは人生を点数制で比べている時にリーに向かって『本気で時給14ドルの俺と比べているのか!!』と激怒していました。
リーは自分の言葉のせいで損をしてしまったカイルに申し訳ない気持ちを持ち始めていました。
カイルは拳銃をテーブルの上に置いて苦悩していて、リーは拳銃を取ることができたのに奪いませんでした。
リーはカイルに『君を死なせたくない。解決策はきっとある』と言葉を掛けました。
ダイアンからパティに連絡が入ります。ウォルトの独占取材を行うので早急に準備をするようにとの連絡でした。
さらにダイアンはウォルトにバレないように、メールでパティにウォルトが極秘に南アフリカに行っていたことを教えました。
パティは敏腕ハッカーたちとようやく連絡を取ることに成功し、アイビス社のことを徹底的に調べてもらいます。
パティは警察のスナイパーが上から狙いを定めていることをリーに伝えます。リーはカイルにそのことをこっそり伝え、また警察が狙っているのが自分についている無線機だという事も伝えました。
リー自身もアイビス社の株の暴落の原因を突き止めたいと思っていました。スタジオからはカイルの知らず知らずのうちに撮影スタッフが避難していました。
リーはカイルと共にカメラマンのレニーリバティーノ(レニーヴェニート)を連れて、ウォルトが会見を行う場所へと向かうためにテレビ局を出ました。パティたちも後からついていきました。
リーとカイル徒歩でウォール街を移動しているため、多くの人たちが集まってきます。警官隊はこのやじ馬たちをどけながら、一定の距離を保って同行していました。
カイルはリーに爆弾の中身が粘土であることを話しました。これを聞いたリーは、もう共犯だとカイルに告げました。2人の間には確実に絆が芽生えていました。
この間にもパティとダイアンはウォルトのことを調べていました。ダイアンがウォルトの携帯電話から『マンボ』という言葉を発見します。
そして『マンボ南アフリカ』で調べてみるとそれが鉱山のストライキに関するものだということが分かりました。マンボは人名でした。
謎が解けてきたパティはリーにイヤホンを渡すようにスタッフに指示しますが、カイルが思わず発砲してプロデューサーのロンを撃ってしまいます。
イヤホンはリーの元に渡りましたが、撃ってしまったカイルはショックを受けていました。
ウォルトはその場から去ろうと考えていましたが、ウォルトの行く手をリーとカイル、そしてカメラマンのレニーが塞ぎます。『マネーモンスター』が調べ上げた事実をウォルトにぶつけます。
ウォルトは8億ドルを私的に使っていました。
そのお金で南アフリカで起きている鉱山ストのリーダーのモシェマンボを買収してストを終わらせ、さらに南アフリカの安くなっている株を買ってスト後に上がったところで売り払って儲けようと考えていました。
しかしマンボはお金で買収されませんでした。この時点でウォルトの計画は暗礁に乗り上げてしまい、アイビス社の大暴落を招いたのでした。
緊迫の展開が続きます。
結末は本編をご覧ください。
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映画『マネーモンスター』感想・評価
映画『マネーモンスター』ですが、若い世代にはあまり響かないかもしれませんが、監督がジョディフォスターで、その映画にジョージクルーニーとジュリアロバーツが出演しているって、すごくないですか?(笑)
僕としてはこの時点で『マネーモンスター』すごい映画だ!という感覚になってしまいます。
そしてジョージクルーニーが素晴らしく良いです。この人はいつも良いのですが、『マネーモンスター』でも最高に魅力的な演技を見せてくれています。
ダンスと歌を披露しているシーンから、カイルとの絆を育んでいく様子まで、また真剣になる表情といいすべてを合わせて非常にふり幅のあるリアルな人間味を出してくれています。
ジュリアロバーツとの関係も阿吽の呼吸といった感じで観ていて心地よいです。
そして個人的にはカメラマンのレニーを演じたレニーヴェニートもかなり印象に残りました。
カメラマンの誇りみたいなものも感じましたし、最後のインタビューを受けているシーンは思わず微笑んでしまいます。
僕は株価とかよくわかっていない人間ですが、それでも十分楽しめました。
おすすめ映画です。ぜひ。
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