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映画『バガーヴァンスの伝説』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『バガーヴァンスの伝説』です。
映画『バガーヴァンスの伝説』は劇場公開当時、日本ではそこまで話題になっていなくて映画館でのお客さんの入りもあまりよくなかった印象の映画なのですが、鑑賞してみると非常に素晴らしい映画です。
観ていて元気をくれるし前向きになれる映画であり、もちろん感動も与えてくれます。
マットデイモンにウィルスミス、シャーリーズセロンも出演していて、監督はロバートレッドフォードという豪華さです。
また名優ジャックレモンの出演も見逃せません。
ジャックレモンはこの映画が遺作となっています。
それでは『バガーヴァンスの伝説』の映画紹介です。
映画『バガーヴァンスの伝説』は2001年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は125分。
原作はスティーブンプレスフィールドの小説『バガーヴァンスの伝説』。
監督はロバート・レッドフォード監督。
俳優としての功績はもちろん『リバーランズスルーイット』などの名作も監督しています。
キャストは
バガー・ヴァンス…ウィル・スミス
ラナルフ・ジュナ…マット・デイモン
アデール・インバゴードン…シャーリーズ・セロン
ウォルター・ヘーゲン…ブルース・マッギル
ボビー・ジョーンズ…ジョエル・グレッチ
グラントランドライス…レイン・スミス
ハーディ・グリーヴス(幼少期)…J・マイケル・モンクリーフ
ハーディ・グリーヴス(老年期)…ジャック・レモン
ほか。
映画『バガーヴァンスの伝説』ネタバレ・あらすじ
老人ハーディグリーヴス(ジャックレモン)がゴルフを楽しんでいる時に心臓発作で倒れます。
ハーディは心臓発作を度々起こしていて今回が初めてではありません。
ゴルフ場で横になりながらハーディは昔のことを考えていました。
ハーディが子供のころ、親が営んでいた金物屋の店先でお客たちが有名ゴルファーのボビージョーンズ(ジョエルグレッチ)とウォルターヘーゲン(ブルースマッギル)について話していて、出た結論はラナルフジュナには勝てないというものだったこと。
ラナルフジュナ(マットデイモン)は地元のゴルフ大会で3年連続で優勝しているゴルファーで、地元サバナでは英雄として崇められていました。
ハーディもこのラナルフに憧れいつか彼のようになりたいと夢見ていました。
しかしそんな天才ゴルファーの人生が一変します。
第一次世界大戦に出征したラナルフはその戦争の非情さを目の当たりにし、傷心して帰還します。
ラナルフにはアデールインバゴードン(シャーリーズセロン)という恋人がいましたが、帰国したラナルフはアデールと別れそのままどこかへ行ってしまいました。
アデールはクリュー島という島にゴルフ場を作るという父の夢を手伝い、その夢に人生を費やします。
それから時が経ちハーディが10歳の時にハーディはひっそりと地元のサバナに帰ってきました。
しかしその後すぐに世間は大恐慌の影響で空前の不況に見舞われます。
そんな中でアデールの父は念願のゴルフ場をオープンさせますが、お客がまったく来ない状態で、アデールの父親は自ら命を絶ってしまいました。
まったく利益の出ない中でアデールは島ごと売却することを迫られます。
そこでアデールはこのゴルフ場でエキシビジョンマッチを開催することを決定します。
アデールは知名度のあるボビージョーンズとウォルターヘーゲンの2人に出場してほしく2人にオファーします。
アデールのトークスキルによってボビーとウォルターの出場が決定しました。
優勝賞金は1万ドルの大会です。
この大会に関して、地元サバナの人間も挑戦者として出場させるべきだという抗議が住民たちの間に起こります。
その場に居たハーディはラナルフジュナの名前を叫びます。
かつての英雄ラナルフの出場を他の住民たちも望みましたが、ラナルフはスウィングを忘れてしまったと言い、出場を拒否しました。
アデールも出場をお願いしましたがラナルフは断固拒否しました。
しかしアデールがいなくなるとラナルフは一人で素振りをはじめました。
するとそこに一人の男が現れました。
男はバガーヴァンス(ウィルスミス)と名乗り、5万ドルでキャディを請け負うとラナルフに言います。
ラナルフはバガーヴァンスにスウィングをさせます。
そのスウィングを見たラナルフがバガーヴァンスにキャディを頼むことにしました。
ラナルフは大会への出場を決意し、判事の元へ行き出場の意向を伝えました。
ボビーやウォルターがサバナにやってきました。
ゴルフ界で有名な記者たちもサバナ入りしてきます。
中には全米一の雑誌の記者であるグラントランドライス(レインスミス)もいました。
ハーディの家はこの時下宿も行っていて、グラントランドはハーディの家に下宿することになっていました。
ボビーとウォルターの実力を知ったラナルフはとても勝てないと大会を辞退しようと考えます。
町から逃げ出そうと車を走らせますが、ラナルフに対する住民たちの期待は大きく、住民たちに囲まれてしまい逃亡を断念しました。
ラナルフが逃げ出そうとしてもキャディとなったバガーヴァンスはまったく意に介している素振りは見せませんでした。
ハーディはバガーヴァンスにお願いしてキャディの助手にしてもらいました。
そしてバガーヴァンスはハーディにゴルフを教えてくれました。
いよいよアデール主催の大会が始まりました。勝負は72ホールを4日間でまわるという内容です。
しかし5ホールを終えた時点でボビーとウォルターがパーという成績に対してラナルフは21オーバーというスコアを叩きだしてしまっていました。
ラナルフのこの状況に対してバガーヴァンスがしたアドバイスはOBを出したら後は気楽にやれというものでした。
結局12オーバーで初日を終えたラナルフにバガーヴァンスは昔のラナルフジュナに戻ることはできないと告げます。
そしてボビーとウォルターのプレー中の振る舞いを例えに出してラナルフにアドバイスします。
ラナルフは自分のプレーを見つめ直し、迎えた2日目は8オーバーまで盛り返しました。
バガーヴァンスは決して感情的になることなく、ここぞという時にラナルフにアドバイスを与えます。
頭で考えるのではなく感じたままにというバガーヴァンスのアドバイスのおかげでラナルフは一気に追い上げていきます。
そんなラナルフを見て観客たちは熱狂し、ラナルフは観客の熱に乗せられてバガーヴァンスの教えを忘れ同時に自分のゴルフも見失いそうになります。
ラナルフはバガーヴァンス、アデール、ハーディと触れ合う中で成長し自分自身を取り戻していきます。
本当に大切なものに気が付いたラナルフが得たものとは…。
結末は本編をごらんください。
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映画『バガーヴァンスの伝説』感想・評価
映画『バガーヴァンスの伝説』は実は結構酷評も目に付く映画なのですが、個人的には全然そんなことはなく普通に楽しめて感動できる映画だと思っています。
あんまり有名じゃないのが残念に感じているほどです。
ロバートレッドフォード監督にウィルスミスにマットデイモンにシャーリーズセロンに、さらにジャックレモンの遺作となればかなり話題になってもおかしくないのになぁとは今でも思います。
マットデイモンが日本で売れ出した頃に出演したのがこの『バガーヴァンスの伝説』という印象で、『グッドウィルハンティング』で知名度も上がっていた頃という記憶です。
心に傷を負った青年を演じるわけですが、マットデイモンはどこか暗い雰囲気をまとっているイメージが昔からあったので僕的には結構ぴったりだったと思います。
またウィルスミスはミスキャストという声も上がっていたのですが、これも個人的にはそんなこと全然思っていなくて、ウィルスミスらしさを出したバガーヴァンスを魅せてくれたという評価です。
邦題に伝説ってついているからもっと幻想的なキャラクターを期待してしまっている人が多かったのかもしれません。
モーガンフリーマンがバガーヴァンスを演じる予定もあったそうですが、なるほど確かにそれも見てみたいとは思ってしまいますが、ウィルスミスでも全然良かったと思っています。
思えばモーガンフリーマンも『ブルースオールマイティ』でお茶目な神様を演じてくれていて幻想的な方に寄せていなかったですね。
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