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舞台女優・俳優になるには?高校生・大学生・社会人ごとになり方を解説
質問コーナーに頂いた質問にお答えしつつ、舞台俳優・女優のなり方を解説していきます。
まことさんからご質問を頂きました。
『はじめまして。舞台に立ちたいと思っている女です。
手に職はもっておきたいので資格をとって大学は卒業して、それから事務所などを受けていきたいと思っています。
甘いかもしれませんが、卒業してから1年間は仕事をして資金を貯めてからチャレンジしようと思っています。
私は舞台に出たいのですが、事務所…といっても星の数だけありますし、大手を受けたことがありますがレッスン費も高額で…。
事務所の名前を出すのは難しいでしょうからこういったところを見て選んだほうがいいよ!とかアドバイスをいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。』
というご質問を頂きました。ありがとうございます。
それでは赤裸々にご質問に答えていきますね。
高校生・大学生は卒業してから舞台俳優を目指す方がいい?
まず、手に職をつけるために資格を取って舞台俳優・女優を目指すということですが、激しく賛成です。
一昔前は「逃げ道を作ってはいかん!背水の陣で臨め!」という風潮がありました。
僕自身もそういった考えを持っていた時期がありました。
しかし今はもうそんな時代ではありません。
手に職をつけておいたり資格を取っておくというのは賢明な判断でしょう。
現在は俳優・女優に限らず一般の仕事をしている人たちの間でも副業が盛んに行われている時代です。
仕事というものを一つに絞る必要はまったくありません。
他で収入を得ながら俳優業・女優業をやるという形でも全然いいと思うんです。
趣味レベルで終わるか、プロの女優レベルになれるかは本人の意識の問題が大きくなります。
いま学生の人は学校を辞めて舞台俳優・女優を目指すのではなく、通いながらスタートするのがおすすめです。卒業してからでもいいと思いますし。
俳優・女優だけにこだわらない方がオーディションに受かりやすくなる
俳優業・女優業だけでやっていくんだ!と変に意地を張ってしまうと、見るからに余裕のない人間になってしまいオーディションにも受かりづらくなります。
オーディションには「私このオーディションに落ちても全然構わないです。他に仕事ありますから。でも私を使わないと損しますよ?」ぐらいの気持ちで臨んだ方が受かりやすくなります。
舞台俳優・女優は早くスタートした方が有利?
「大学を卒業してから1年間は仕事をして資金を貯めてからチャレンジしようと思っています」とのことですが、これに関しては反対と言うわけではないのですが、賛成もできないというか…。
と言うのも、1年間も女優業を始めることを我慢できるということが、あまりいい状態ではないのかなと。
早く始めたくて居ても立っても居られない!という想いをもっている人間ばかりがひしめき合っているのが芸能界です。
それなりの情熱を持っていないと続けることは難しいと思います。
もちろん今回ご質問頂いたまことさんはこうやってご質問をしてきてくれるぐらいなので、しっかり情熱とやる気を持っている人だと思います。
どうゆうジャンルの舞台女優になりたいかにもよりますが、、もしもミュージカル女優になりたいとかなら、1年間お仕事をしながらダンスや歌を学んでおくのはどうでしょうか。
夜間や休日に通えるクラスを設けているミュージカルの学校や教室も多々あります。
なにを始めるにも遅すぎることはありませんが、今の芸能界はどんどん低年齢化が進んでいますので、大学卒業すると22歳だと思いますので、年齢を考えると早く始めるに越したことはないでしょう。
少しシビアな事を言いますと男優よりも女優のほうが年齢的な壁にぶつかることが多いので、早くスタートするに越したことはありません。
なので「女優になりたい!やりたい!」という情熱は大切にしてほしいなと思います。
俳優のスキルを身につけるレッスンは必要
ミュージカル系ではなくストレート芝居の舞台女優になりたいのであれば、演技レッスンだけでいいですし、アクションをやりたいのであればアクションを習ったほうがいいです。
あくまで自分の気持ちがやりたいかどうかが大切。なんとなくやってもたいして伸びないですからね。
1番習っておいた方がいいスキルはダンスです。
僕は演技や殺陣など自分でワークショップなどに何年も通って学んでいましたが、ダンスは若い時から苦手意識があって敬遠してしまっていました。
結果的にダンスをやっておけばよかった!と思う場面が後々たくさん出てきました。
ダンスはカウント数える癖もつくし(カーテンコールではカウントを数えることになります)、殺陣もダンスやってる人は未経験でも上手かったり、かなり応用効くんですよね。
ジャニーズの人達が器用な人が多いのはダンスも大きく影響していると思います。
ダンスはホントにやっておいた方がいいです。
こちらを参考も参考にしてください。
【ミュージカル俳優になりたい】ダンスも学べる俳優養成所おすすめ3選
社会人は会社に行きながら舞台俳優を目指せる?
すでに社会人になっているけど舞台俳優・舞台女優になりたいという人もたくさんいると思います。
役所広司さんが役所に勤めていたのを辞めて無名塾に入って役者を志したのは有名な話です。
結果的に役所広司さんは一流の俳優になったわけですが、いきなり会社をやめて俳優・女優を志すのはオススメしません。
成功した人間はピックアップされて注目されるので、「役所広司さんのようになる!」と思ってしまうのもわかるのですが、会社を辞めたけど成功しなかった俳優志望の人は数え切れないぐらい存在します。
今は会社に勤めながら社会人が通えるスクールや養成所、ワークショップなどがたくさんあります。
特にまだ演技の経験がないという人は、まずは演技する環境で演じてみることが重要。
いきなり会社を辞めて俳優をスタートするのではなく、会社に勤めながら俳優・女優をスタートするのがオススメです。
舞台やミュージカルの仕事が入ってきて、会社を辞めざるをえない状況になったら辞めればいいのです。
こちらで会社員が通える夜間・休日コースがある俳優養成所を紹介しているので参考にしてください。
舞台俳優を目指す人の芸能事務所の選び方
舞台俳優・舞台女優になりたい人は、舞台俳優が所属している芸能事務所に所属することを目指すようにしましょう。
映像やモデルの仕事ばかりをしている俳優や女優が所属している事務所では、舞台やミュージカルのオーディションがあまりない可能性が高いです。
一般的な舞台やミュージカル、2.5次元作品などに共通していることですが、所属している俳優が出演している制作会社からオーディションが来やすくなります。
キャリアを積んで認知度が上がるまでは、俳優はオーディションで仕事を取らなければなりません。
オーディションを受けなければ何も始まらないので、すでに所属している俳優が精力的に舞台に出演している事務所への所属を狙いましょう。
舞台俳優が所属している事務所ならバーターで舞台に出演できる?
かなり一般の人にも認知されてきていますが、芸能界では「バーター」という言葉がよく使われます。
簡単に言うと抱き合わせで、売れている俳優と一緒に仕事のない俳優を一緒に出演させてもらうことです。
例えばAという売れている舞台俳優と、まだ仕事がないBという俳優がいたとします。
売れているAに「Aさんをこの舞台の主演にぜひ起用したい」というオファーが来た時に、事務所側が「Aを出演させるのでうちの若手のBを小さい役でいいから出演させてほしい」というのがバーターです。
舞台だけでなくテレビや映画でも頻繁に使われています。
大手事務所の若手はバーターで売り出されることが多いです。(最近は減ってきている気がしますが)
舞台はテレビや映画よりも、事務所の先輩の出演作品にバーターで出れるチャンスが多いです。
舞台ではアンサンブル(ドラマや映画のエキストラのような感じ)というポジションがあるので、経験がなくても規模が大きくない舞台であればバーターでいきなりアンサンブルで舞台に出演できる機会は大いにあります。
若い時であれば、アンサンブルで出演した時にとにかく一生懸命やれば評価される若さ特典があるので、気に入られればお仕事も続くでしょう。
ただ最初は雀の涙のギャラでの出演になる可能性が高いので、ある程度貯金はあったほうが安心かもしれません。
アドバイスとしましては、いろんな舞台をたくさん観に行って、いいなと思った俳優・女優がいたらググるっていう癖をつけて、その女優さんが所属している事務所を調べてみるのがおすすめ。
自然と芸能事務所に関しても詳しくなっていくはずです。
いきなりシス・カンパニーみたいな事務所に入ることは不可能なので。
※堤真一さん、段田安則さん、勝村政信さん、浅野和之さん、八嶋智人さん、高橋克実さんなど名だたる舞台俳優が所属している事務所
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