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映画『ジェネラルルージュの凱旋』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『ジェネラルルージュの凱旋』です。
映画『ジェネラルルージュの凱旋』は竹内結子さんと阿部寛さんのコンビがまた観れるだけでもテンションが自然と上がってしまう映画なのですが、『チームバチスタの栄光』に続いてこちらの作品も非常に面白い映画となっています。
それでは『ジェネラルルージュの凱旋』の映画紹介です。
映画『ジェネラルルージュの凱旋』は2009年に公開された日本映画です。
上映時間は123分。
原作は海堂尊による同名小説『ジェネラルルージュの凱旋』です。
監督は中村義洋監督。『アヒルと鴨のコインロッカー』『チームバチスタの栄光』『ゴールデンスランバー』『ちょんまげぷりん』『殿、利息でござる!』『忍びの国』などを監督している監督です。
キャストは
田口公子…竹内結子
白鳥圭輔…阿部寛
速水晃一…堺雅人
花房美和…羽田美智子
佐藤拓馬…山本太郎
沼田利博…高嶋政伸
三船啓二…尾美としのり
如月翔子…貫地谷しほり
垣谷雄次…佐野史郎
酒井利樹 …玉山鉄二
藤原真琴…野際陽子
黒崎誠一郎…平泉成
高階権太…國村準
ほか。
映画『ジェネラルルージュの凱旋』ネタバレ・あらすじ
チームバチスタの一件を厚生労働省の白鳥圭輔(阿部寛)と共に解決した田口公子(竹内結子)は、その腕を買われて倫理委員会の委員長に任命されます。
しかし当の田口にとっては前に出る性格ではないため全然嬉しいことではありませんでした。
委員長となった田口の元に、一通の告発文が届きます。
告発文の内容は『救急救命医の速水晃一(堺雅人)と看護師長の花房美和(羽田美智子)は医療メーカーと癒着している』という内容でした。
田口は研修医の時にこの速水と一緒でした。
田口は速水はメディカルアーツの磯部から紙袋を受け取っているところを目撃します。
不審に思った田口が一人で佇んでいるとその磯部がやってきて田口に紙袋を渡して去っていきました。
中には写真のデータが入ったディスクが入っていました。磯部はみんなに写真データを配っていたのでした。
しかもその直後に、速水と関りを持っていた医療メーカーメディアルアーツの磯部が自殺を図り帰らぬ人となってしまいました。
田口は院長の高階権太(國村準)からこの件について調べるように指示されています。
そこにまさかのタイミングで厚生労働省の白鳥が骨折をして病院に運び込まれてきます。
田口は骨折している白鳥をからかっていましたが、白鳥に田口の元に届いた告発文と似たものが届いていたことを聞かされます。
田口と白鳥は再び2人で、真相の解明へと動き出すことになりました。
2人の事に届いた告発文は微妙に内容が違っていて、白鳥に出された告発文がパソコンで打たれていたのに対して、田口が受け取っていた告発文は手書きで、さらに花房看護師のことが加えられていました。
救急救命の佐藤拓馬(山本太郎)に話しを聞くと、佐藤は速水を恨んでいることを話しました。
救命救急の速水のやり方に対しての不満を口にしていました。
貫地谷しほり)にも話を聞いてみたところ、如月は速水を恨んでいるどころか好意を持っていました、
しかし如月は花房に対して不満を持っている様子でした。
告発文によって告発されている速水はジェネラルルージュの異名を取っている意思で、冷徹な考え方の持ち主で院内で恐れられていました。
また人と馴れ合わない速水は病院内で浮いた存在でもありました。
しかし医師としての腕は確かなものを持っていました。
また速水は救命救急にいくら患者が来てもすべて受け入れるという姿勢だったため、他の救命救急の医師たちはたまったものではありませんでした。
10年前にデパートで大きな災害が起きました。
かなりの人数の患者が病院に運ばれてきました。その病院内で当時の速水も勤務していました。
院長も不在、他の多くの医師も不在にしている時間帯で病院内は混乱を招いていました。
そこで速水は病院内への一斉放送で非常事態を宣言し、速水は受け入れを断らずとにかく受け入れて治療に当たったが、患者は廊下にも溢れる状態となってしまい、ついに受け入れ拒否をせざるを得ない状況となってしまいました。
田口に告発文を送ったのは花房でした。
しかし花房は救命救急のゴミ箱にあった告発文のプリントを見つけ、田口に出紙を出したのとことでした。つまり他に救命救急の誰かが白鳥に出した告発文を出していることになります。
速水は倫理員会に呼び出され、告発にあった内容、医療メーカーとの癒着の事を聞かれるとあっさりと事実を認めました。
しかし、速水は医療メーカー磯部からもらっていたお金を私的に使う事は一切せずに、救命救急で使う医療器具などを買う為に使っていました。
救命救急では予算がまったく足りていない現実がありました。
救急で来た患者からはお金がとれないので、かかった包帯や薬などはすべて持ち出しとなってしまっているのが現実でした。
当然救命救急は病院内で赤字の部門となっていて、それが問題視されていましたが実情をしれば仕方のないことでした。
また救命救急に勤務する医師たちはその人手不足から何か月も家に帰れていない状況でした。
もちろん速水も同じことでした。速水は病院の体制に対しての問題点を指摘しました。
花房は速水が癒着で得た金を医療器具や道具に使っていた証拠として、領収書をすべて取っておいていました。
速水は退職届を出して辞めようとしますが、沼田利博(高嶋政伸)は病院側に速水と花房の懲戒解雇を求めていました。
しかし白鳥があることに気付いていました。
白鳥に告発文を送ってきたのは沼田ではないかと。昔から速水を目の敵にしている沼田は問題をより大きくしようと厚生労働省の白鳥にその告発文を転送していたのでした。
速水自身も告発文の送り主が自分だと認めました。
速水の目的は問題を明るみに出し、体制が変わることを望んだからでした。
田口は磯部からもらった写真データの中に、音声が入っていることに気付き、それを流しました。
音声には沼田と磯部、事務長の三船啓二(尾美としのり)、そして沼田の部下である小峰の会話が録音されていました。
沼田と三船事務官は病院の利益を上げるために、儲からない部門を縮小し儲かりそうなメンタルケアセンターの設立を目論んでいました。
そして利益のない救命救急を潰すために速水の弱みを探していました。
磯部はこの会話を電卓式の録音機で録音していたのですが、それがバレてしまい沼田の部下の小峰に殺されてしまったのでした、
大型スーパーで火災が発生したと連絡が入ります。
院長の高階は現場の指揮を速水に一任しました。
速水は10年前の大規模な患者搬入があった際に、顔が真っ青になってしまっていて、それを見た花房は口紅を渡していました。
指揮官が青い顔をしていてはダメだという意味でした速水のジェネラルルージュの異名はそこから来ていました。今回も花房は速水に口紅を与えました。
速水を恨んでいた佐藤も大活躍します。
ストレッチャーが足りなくなってしまいますが、速水は癒着で得たお金で大量のストレッチャーを買っていて大活躍しました。
白鳥の活躍でドクターヘリも出動し、救える患者たちを次々と救っていきました。
院長の高階は速水の退職を認めませんでした。
高階と田口が速水に指摘した内容は…?
そして速水に課せられた使命は…?
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映画『ジェネラルルージュの凱旋』感想・評価
堺雅人さんの演技の上手さに圧倒される映画となっています。
倫理委員会で病院に対して文句を言いまくるシーンはまるで舞台を見ているようで、なかなかあれだけのものを見せられる俳優はいないと思います。超カッコいいです。
竹内結子さんと阿部寛さんのコンビも相変わらず絶妙で、もはや安心感さえ覚えてしまうほどです(笑)
高嶋政伸さんも怪演も素晴らしいですし、皆さん上手い俳優ばっかりで中村義洋監督の映画っていつも上手い俳優ばっかりだなって感じます。
尾美としのりさんも本当に上手いよな~。
個人的には國村準さん演じる院長の高階がとっても大好きです。
ストーリーも言うまでもなく最高に面白いです。
原作も超有名ですしドラマも人気だったこの作品、中村義洋監督が撮ってつまらないはずがありません。
最後はしっかり感動も与えてくれます。
おすすめです。ぜひ。
映画『ジェネラルルージュの凱旋』
シロか、クロか。
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